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子連れ再婚は難しい?成功するためのポイントとは

子連れ再婚は難しい?成功するためのポイントとは

子どもを連れての再婚は難しいと考える人も多いでしょう。自分とパートナーだけではなく、子どもを含めた関係を築くのは簡単ではありません。しかしそれぞれの気持ちを考えた生活を心がければ、子連れ再婚は決して不可能ではありません。今回は子連れ再婚を成功させるためのポイントについてご紹介します。

目次

子連れ再婚でうまくいかないケース

子連れ再婚は夫婦だけでなく、子どもを交えた家族を構築する必要があります。大人ふたりなら難なく解決できる問題でも、子どもが入ることで非常に難しくなることも。子連れ再婚の失敗は、まさに子連れ再婚ならではの原因が引き金となっています。

子どもとパートナーがよい関係を築けない

再婚相手と子どもの関係構築は、子連れ再婚において非常に大きな課題です。夫婦間の関係は円満であっても、子どもがまったくパートナーになつかない場合や、パートナーが子どもに興味を示さない場合などは、居心地のよい家庭を築いていくのは難しいでしょう。

金銭面の負担が明確になっていない

子どもは養育費や教育費など、非常にお金がかかる存在です。子連れ再婚においてもお金の問題は大きく、子どもにかかる費用負担の取り決めが、大きなトラブルの引き金となります。

お金が必要な時期と金額は、早いうちから話し合っておくべきです。突然お金が必要と言われたパートナーが驚き、離婚にまで発展するトラブルになりかねません。

上下関係ができて子どもにも影響している

夫婦関係の形は、子どもにも大きな影響を与えます。上下関係のある夫婦関係を見た子どもはそれが当たり前となり、人をさげすむような人格になってしまうかもしれません。

また子連れ同士の再婚の場合、夫婦の上下関係がそのまま子ども同士の上下関係に反映されてしまう場合もあります。そうなると平穏で円満な家族からはほど遠く、円満な家族を続けていくのは難しくなるでしょう。

子連れ再婚を成功させる秘訣

子連れ再婚の成功には、子どもの存在が大きな鍵となるのは間違いありません。子どもを中心とした家族関係を構築するよう意識できれば、円満な家庭を築けるでしょう。

子どもとパートナーが一緒に過ごす時間を多くとる

子連れ再婚の成功は、子どもとパートナーの関係に左右されるといっても過言ではないでしょう。

大人同士で会う機会ばかりでは、親を取られてしまうと子どもが不安に思ってしまいます。子どもを交えて会う機会を増やし、子どもとパートナーが一緒に過ごす時間を積み重ねましょう。

子どもが慣れてきたと感じたら、パートナーと子どものふたりだけで過ごす時間も作るのがオススメです。子どもとパートナーだけになってはじめて築ける関係もあります。

パートナーの立場になって話を進める

子どもの存在は子連れ再婚の成功を左右しますが、かといって子どもだけに手をかけてはいけません。結婚は男女が新たな夫婦関係を築くもの。子どもばかりに集中してパートナーをないがしろにしないよう、パートナーとの関係もしっかり育みましょう。

子どもを連れてきた側は子どもとパートナーの関係を心配しますが、パートナーはまず結婚する相手との関係を心配します。まずはパートナーと自分の間の関係を築くことが大切。そうしてパートナーとの関係が良好になれば、ある程度自然と子どもとパートナーの関係も良好になっていきます。

子どもは自分の親を大切にしている相手には敏感ですので、親を大切にする相手には徐々に心を開いてくれるでしょう。

子どもの不安な気持ちを理解する

子どもにとって親の再婚は、人生を大きく左右する一大イベントです。親が連れてくるパートナー次第で生活が一変するため、不安な気持ちを多く抱えるでしょう。

パートナーと子どもの関係を築くと同時に、子どもと親もじっくりと話し合う時間を持つ必要があります。表面上はパートナーと仲よくしているように見えても、実は相性の悪さを感じていたり、不安に思う要素があったりするかもしれません。

子どもの不安な気持ちを理解し、時には結婚の時期を延ばすといった対応も検討しましょう。

子連れ再婚後の課題

無事に再婚が成立しても、そこで問題は終わりではありません。むしろ長い家族の時間が始まったばかり。子どもを含めた家族の幸せのために、結婚後に生まれる多くの課題をクリアしていきましょう。

養子縁組の有無

子連れ再婚において、パートナーと子どもの養子縁組は非常に大きな課題です。養子縁組をすると法的な親子関係を結ぶことになり、相続権や扶養義務といった関係が生まれます。

実の親子のような関係を結べるため、子どもにとってはメリットの大きさが目立ちます。一方でパートナーには扶養義務が発生するため、精神的にも金銭的にも大きな負担がかかるのは間違いありません。もし親として養子縁組を結んで欲しいと思っていても、しっかりパートナーとの話し合いを重ねてから決めるようにしましょう。決して親子の形だけを求めて、慌てて養子縁組を結ぶことのないようにしてください。

お金の管理

子連れ再婚では特に、お金の管理の話から逃げてはいけません。子どもの養育には多額のお金が必要なため、独身時代と同じような金銭感覚では、早々に破綻してしまうでしょう。

シングルマザー・シングルファザーの多くは、再婚によって経済的に楽になったと感じているでしょう。一方でパートナー側はこれまで自由に使っていたお金が使えなくなることで、経済面で不満を抱えやすくなります。子連れ相手との結婚には覚悟を持って臨んでいるでしょうが、ちゃんとパートナーのことも考えているという意思を示すためにも、金銭面の話からは逃げずに、しっかりと方針を決めましょう。

養育負担と生活スタイル

子どもが小さいうちは特に、夫婦間における養育の負担を決める必要があります。夫婦で共働きをするなら、食事の手配や保育園・幼稚園のお迎えなど、子どもの養育にかかる項目の負担割合を話し合っておきましょう。

養育負担は夫婦の生活スタイルによっても、割合が大きく変わることになります。どのような生活スタイルの家族を作り、その中でどう子どもの世話を分担していくのか。夫婦となったからには、パートナーにも家族の一員として取り組んでもらいましょう。

子連れ再婚は子どもとパートナーの気持ちを尊重した関係構築を

子連れでの再婚は自分とパートナーとの関係だけでなく、子どもを含めた関係を構築するのが大切。そのためには、それぞれの気持ちを尊重しながら、じっくりと時間をかけて円満な関係を作っていきましょう。

また再婚後にも多くの課題が生まれます。ここから生まれる課題は、家族として乗り越えていく課題です。家族の共同経営者であるパートナーとしっかり話し合い、全員が家族運営に協力する温かい家庭を築いていきましょう。

まずは、結婚チャンステストで再婚の第一歩を踏み出してみましょう。

[記事制作者:株式会社オーネット 編集部][監修者:名古屋支社 太田アドバイザー]