たとえ愛するパートナーとの結婚であったとしても、新しい生活には不安を抱えてしまうものです。男性も結婚への不安を募らせ、マリッジブルーになってしまう場合があります。
男性はどのような不安からマリッジブルーになるのでしょうか。今回は男性がマリッジブルーになる理由と、不安な気持ちの解消方法についてご紹介します。
目次
男性にもマリッジブルーはある?
マリッジブルーとは、結婚の前後で抱えた不安から起きる精神的・身体的な不調を指します。マリッジブルーは女性によく現れますが、男性に起きるのも珍しくありません。男性はどのような理由からマリッジブルーに陥るのでしょうか。
金銭面の自由がなくなる不安
金銭面の自由を失う不安から、マリッジブルーに陥る男性は少なくありません。独身時代は収入の多くを自分のためだけに使えましたが、結婚後は収入が家族のためのものへと変化します。一般的には趣味や友人との交流にお金を使いにくくなるため、自由を失う不安を抱えはじめてしまいます。
さらには結婚後に収入を全て家計に入れ、自分はお小遣い制となった場合、仕事に対するモチベーションを失ってしまうことも決して珍しくありません。
自由な時間がなくなる不安
お金だけでなく、自由な時間を失うことに不安を覚える男性もいます。結婚後は家族での生活が当たり前になるため、独身時代のようなひとりで自由に使える時間は大幅に減るでしょう。
大人数の生活に慣れている人は影響がないかもしれませんが、ひとりの時間が必要なタイプの男性ほど自由な時間がなくなることに不安を感じます。
後には戻れない不安
結婚はパートナーと共に新しい家庭を築く、人生を大きく転換させるイベントです。独身時代とは全く異なる生活に向けた生活スタイルの大きな転換が求められます。また、大黒柱として家族の生活を支える大きな責任を背負うことも考えられます。
こうした生活スタイルや責任を負う範囲の変化は、ひとりで自由に生きてきた時間にはもう戻れないという思いを強くします。その結果、精神的なプレッシャーを強く感じ、マリッジブルーに陥る男性もいるでしょう。
男性がマリッジブルーになるとどうなる?
マリッジブルーは、心身にストレスを感じている状態と表現できます。精神的に漠然とした不安感を覚え続けた結果、落ち込みやイライラといった精神的に不安定な状態が発生し、重度になるとうつ病の発症に繋がってしまうケースもあります。
精神的なストレスが続くと、食欲不振や寝不足、倦怠感といった身体的な症状を発症することあります。ストレスの度合いによっては慢性的な頭痛や腹痛を引き起こしてしまい、仕事や日常生活に支障をきたしてしまう場合もあります。
もし結婚の前後で心身に不調を感じたなら、マリッジブルーの可能性を疑い、早めに対処を行いましょう。
男性が結婚に不安を感じたら?
人生の大きな節目であり、生活様式が大きく変わる結婚。マリッジブルーは誰しもが陥る可能性があります。もしマリッジブルーに陥ってしまった男性は、どのような対応をすればいいのでしょうか。
不安をパートナーと共有する
男性が女心を理解できないと言われるように、女性も男性の心境を完全には理解できません。
もしお互いに不安を感じているなら、自分の不安を察してもらうのを待つのではなく、言葉に出して不安を共有しましょう。これにより結婚に向けた意思統一が進み、ふたりの絆を強めることにも繋がります。
ひとりで考える時間をもつ
結婚に対する不安を感じるようになったなら、ひとりで落ち着いて考える時間を持つようにしましょう。男性は他人への相談に頼らず、自分ひとりで考えることで気持ちを整理し、問題解決の糸口を発見することがあります。
不安を感じるのは結婚の準備で忙しい時期かもしれませんが、ひとりになれる時間と場所を確保し、じっくりと考える機会を作りましょう。
前向きな計画を立てる
生活のスタイルが変わることに不安を感じているようなら、結婚後の未来に向けた前向きな計画を立てることで、不安が軽減されるかもしれません。
結婚後には、家族全員に関わる数々のライフイベントが発生します。子どもを授かる時期、車を買い替える時期、マイホームを建てる時期など、待ち受けるイベントは盛りだくさんです。
それぞれのイベントに向けてどのような準備をし、パートナーと過ごす生活の方向性を考えることは、ふたりで未来へと向かうモチベーションを高めてくれるでしょう。
結婚への不安を解消する方法を知っておこう
女性だけでなく、男性も結婚に不安を感じマリッジブルーに陥ることがあります。現在の環境からの変化に戸惑う気持ちは自然なこと。決して恥ずかしいことではありません。ただし、不安を解消しないまま抱え続けてしまうと、心身に重大な問題を引き起こしてしまう恐れもあります。
もし結婚の前後でマリッジブルーを感じ始めたなら、結婚への不安を抱えすぎないよう、自分の気持ちと適切に向き合いながらゆっくりと解消しましょう。