「結婚後悔症候群」という言葉を聞いたことはありますか?さまざまな困難を乗り越えて結婚したにも関わらず、結婚を後悔したと感じる人もいるようです。しかし、一生後悔したままではないことがわかっています。ポイントを押さえれば、幸せな結婚生活を送ることが可能です。今回は、結婚を後悔する原因と結婚前から結婚生活において気をつけたい注意点を解説します。
目次
「結婚後悔症候群」って?
結婚後悔症候群とは、思った通りの結婚生活を送れないと感じる状態や楽だった独身時代に戻りたいと思うなど、結婚を後悔している状態を指します。これは新婚に限らず、離婚を考えている状態も結婚後悔症候群に含まれます。結婚生活での些細な出来事からストレスを感じ、結婚生活が苦痛と感じてしまうケースも少なくはありません。結婚を後悔する原因を理解しておきましょう。
結婚後悔症候群の原因とは?
結婚後悔症候群は、結婚相手への理想が高すぎることや結婚への焦り、あまり考えずに結婚するなど、結婚前に相手と向き合うよりも結婚をゴールとしてしまうと起こる可能性が高いようです。結婚後悔症候群にならないように、男女の後悔する理由や結婚後悔症候群になりやすいタイプなどを見てみましょう。
男性が後悔する理由
男性が結婚を後悔するのは、お金、時間、人間関係などを制限され、自分の楽しむ時間が減ることが大きな原因です。また、女性の出産などを機に態度が変化し、恋愛感情が無くなることも原因の一つのようです。結婚後も夫婦の時間も大切にするなどの対策が必要かもしれません。
女性が後悔する理由
現代は共働き世帯が多いものの、未だに女性への家事の負担は大きいことが現状です。家事を分担して欲しいと考える女性は多いでしょう。また、お金に関しての不安を感じる女性が多く、稼ぎや金銭感覚などが合わない場合は結婚を後悔する傾向にあります。結婚前に関係を深めておくことで、ありのままの相手を垣間見ることができます。なれ合いが生じてきたとしても、本当にその人と結婚したいか見えてくるはずです。
結婚後悔症候群になりやすいタイプは?
結婚後悔症候群になりやすいタイプは、まず結婚への理想が高いことが挙げられます。スペック重視で理想が高いと他人と比較して目移りしてしまうことや、改善するための努力をしないことも考えられます。また、独身気分が抜けない人も結婚後悔症候群になりやすい傾向があります。
結婚で後悔しないようするには、理想が高ければ妥協することを取り入れ、何となく流れに任せるなど他人任せにしないことが大切です。
既婚者に聞いた「結婚の後悔」アンケート調査
ここからは、既婚者400人に聞いた「結婚観アンケート」の調査結果から「結婚は墓場なのか」や「結婚してよかったと思うこと」について見てみましょう。
結婚は「墓場」?
既婚者が、比較的使う言葉の中に「結婚は人生の墓場」という言葉があります。結婚すると環境が変わるため、人によっては独身時代とは違う環境にそう思ってしまうのかもしれません。「結婚観に関するアンケート調査」(アスマーク)では、男女ともに墓場だと思う人はいるものの2割程度と低い水準です。
育ちの違う人同士が一緒に暮らすのですから、何かしらのストレスはあるはずです。しかし「結婚は人生の墓場だ」と感じている人が少ない事から、強烈なインパクトの言葉だけが独り歩きしているのかもしれません。結婚後にお互いストレスがあるなら、しっかり話し合う事も大切です。ひとつずつ不満を解消していくことで、結婚生活はより充実していくことでしょう。
【出典】「結婚観に関するアンケート調査」アスマーク調べ
結婚して良かったと思うことは?
一方で、結婚して良かったと思うことの中で男性も女性も一番多かったのは「一生を共にするパートナーができた」ということです。その他、家に帰って誰かがいる/帰ってくる人がいる、子どもができた、両親を安心させることができたという意見が多く見られました。
【出典】「結婚観に関するアンケート調査」アスマーク調べ
後悔の末に離婚?その理由は
結婚に後悔して、離婚を選択する夫婦の原因も知っておきましょう。
リクルートブライダル総研がリリースした「離婚に関する調査2016」を見てみると、最も多い離婚理由の上位は次の通りです。前述の結婚を後悔する理由とは調査項目が異なるので単純に比較することはできませんが、女性の離婚の上位には金銭感覚の違いという項目が含まれており、後悔した理由と近しく特徴的です。
【全体】
- 価値観の違い・・・46.4%
- 人生観の違い・・・40.9%
- 性格の不一致・・・38.7%
【男性】
- 価値観の違い・・・39.6%
- 人生観の違い・・・37.0%
- 性格の不一致・・・33.6%
【女性】
- 価値観の違い・・・53.2%
- 金銭感覚の違い・・・46.2%
- 人生観の違い・・・44.8%
【出典】「離婚に関する調査2016」リクルートブライダル総研調べ
なぜ知る必要がある?結婚に後悔した理由
世の中では、少子化や晩婚化というニュースを取り上げて、「結婚できる・できない」、「結婚するためにはどうしたらいいのか?」という話題やツールが盛り上がります。
しかし結婚とは、多くの人にとって人生の転機です。生涯に1度しか経験しない方も多いでしょう。本来は新たな生活の始まりでありゴールに設定するべきものではありません。
結婚後にどう生きるのか?結婚後の生活の質(QOL)を高めるために何を注意する必要があるのか、そういったことを事前に知るためにも、結婚に後悔した人や離婚を経験した人の声を参考にし、回避しようと動くことは前向きで大切なことなのです。
結婚を後悔しないためには?
結婚は、後悔ばかりではありません。一緒に生活する上で愚痴や不満は出ますが、つまるところ「一生を共に過ごすパートナーができた」ことにより、歳を重ねていくことで幸福度の方が高くなることがわかっています。結婚前のお付き合い期間で相手のことをじっくりと知ることで、結婚後も前向きな気持ちで結婚生活をおくれるような相手を見つけましょう。
相手選びのポイント
まず、ある程度お付き合いをして、一緒にいて楽かどうか、価値観が合うかどうかを確かめる必要があるでしょう。夢だけの話ではなく、現実的な話をするなど、よりリアルに結婚生活をイメージすると検討しやすいかもしれません。
「結婚相手 選び方」に関して、こちらの記事も参考にしてください。
結婚前のポイント
結婚前にも、結婚後のことを話し合っておくと良いでしょう。例えば、子育てや家事を分担するかどうかや、子どもが欲しいかなど、将来設計がある程度同じであるかを確認しておくと良いでしょう。また、お互いの性格やこだわりなどそれぞれの違いを認め合えるかも重要です。相手のことが好きという感情だけでは結婚生活は成り立ちません。結婚に至るまでに生涯のパートナーと協力して生きていけるか見極めましょう。
結婚生活でのポイント
結婚生活でのポイントは、周りと比べずお互いを尊重し合うことが大切です。元々は他人であることを心に留めておくと良いでしょう。
後悔しない結婚は相手とどれだけ向き合うか
結婚後悔症候群は、目の前の現実としっかり向き合えていないところから発生します。結婚相手への理想が高すぎても、妥協しすぎてもよくありません。今回ご紹介したポイントを参考に、パートナーと向き合い、その人と結婚したい理由を明確にしてみましょう。
幸せな結婚の第一歩として、結婚相談所を最大限に利用してみましょう。婚活に悩んでいる方もアドバイザーへ相談することでスムーズに婚活を進められるはずです。
まずは、結婚チャンステストで自分にマッチする相手を見つけるところからはじめましょう。