40代以降の結婚は難しいと考えている人は多いのではないでしょうか。確かに結婚関連サービスの広告のモデルは20～30代と見られる方ばかりなので、そう思ってしまうのも仕方ないかもしれません。
しかし40代が結婚できないかと言えば、そんなことはありません。結婚したい40代は大勢おり、多くのカップルが結婚しています。今回は40代でも結婚できる理由と、結婚できる40代の特徴を紹介。一生を共にするパートナーを探し出すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
目次
40代でも結婚できる理由
近年では晩婚化が進んでおり、40代での結婚は決して珍しいものではなくなりました。実際に40代の男女はどの程度結婚しているのか、またなぜ40代の結婚が珍しくなくなったのかを考えてみましょう。
40代での結婚率は決して低くない
5年に1度、国が実施する統計調査である「国勢調査」から、40代男女の結婚の傾向が見えてきます。
2010年における40～44歳男性の未婚率は28.6%。女性は17.4%。この5年後の、2015年における45～49歳の未婚率を見てみると、男性は25.9%、女性は16.1%でした。
割合でみると、男性はおよそ37人に1人、女性は77人に1人が、一度も結婚経験がない未婚状態からゴールインしたと見ることができるでしょう。この数字からは、40代での結婚が難しいように感じるかもしれません。
では同じ条件で、2000年から2005年にかけての推移と比べてみましょう。男性の未婚率は18.7%から17.6%。およそ91人に1人が結婚している割合です。女性は8.6%から8.3%。なんと333人に1人だけしか結婚できていないのです。
未婚率に差があるため単純比較はできないものの、現在は40代以降も結婚できるチャンスが多くなっている、とも考えられるでしょう。
出典：国勢調査 / 時系列データ / 男女，年齢，配偶関係|｜e-Stat
結婚に対する価値観の多様化
未婚率の上昇および40代以降の結婚の増加には、社会全体における結婚への価値観の多様化が理由にあります。
かつては「若い年代の間に結婚をし、子どもを作らなければならない」という価値観が当たり前でした。女性は専業主婦となり、男性が外で働き収入を得るという家庭の形が理想像として考えられていた時代です。
しかし、近年では女性の社会進出が進むと同時に、夫婦共働きは珍しくないものとなっていきました。また子どもを持たない共働きであるDINKs（Double Income No Kids）、週末だけ一緒に暮らす週末婚など、従来の家庭観に収まらないパートナーとの関係も生まれています。
40代になるまでは一人で過ごし、晩年に向けパートナーを探すという選択も、現代では当たり前に受け入れられる時代となってきているのです。
結婚できる40代の特徴
40代での結婚が珍しくなくなってきている一方、結婚できる40代と結婚できない40代に二極化する傾向が見えています。40代になっても結婚のチャンスをつかめる人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。
TPOにあった立ち居振る舞いができる
40代ともなると、男女ともに社会的な大人として扱われます。10代、20代の頃なら許されていたような奔放な行動も、40代では多くの場所で望まれなくなっていきます。
そんな時と場所に応じた言動や行動ができる能力は、人生のキャリアを積んだ40代の強み。フォーマルな場所ならその空間にあった立ち居振る舞いができ、カジュアルな場所でも羽目を外しきらずに節度ある楽しみ方ができる。そんな40代なら、完成した大人として、結婚相手の候補として見てもらえるでしょう。
精神的な余裕がある
経験豊富な40代から感じられる精神的な余裕は、頼りがいのある大人の立ち居振る舞いとして魅力的に見えるでしょう。
精神的な余裕は、男女間の交流においても大いに役立ちます。自分とは異なる価値観を持つ相手と巡り会った時、どっしり構えて話し合える余裕がある人は、パートナーの候補として高い人気を得られるでしょう。でも余裕が持てないと、相手の価値観を尊重する気持ちは生まれにくくなります。
結婚に対する十分な意欲がある
年齢を言い訳にせず、自ら積極的に婚活に取り組む姿勢こそが結婚を引き寄せる何よりの武器となります。
もちろん闇雲に挑戦するだけではいけません。ここまでにご紹介した年齢相応の所作や、相手から魅力的に見える装いも大切。結婚相手として検討してもらえるように、結婚に対する姿勢をアップデートする気持ちが大切です。20代の頃とは異なり、40代は待っているだけでは結婚のチャンスが訪れないのです。
40代のオススメの婚活
40代にも結婚のチャンスがあるといえど、残念ながら20代に比べると機会は大きく減ると言わざるを得ません。待っているだけではチャンスが生まれにくい40代だからこそ、積極的な婚活が重要。40代向けの婚活方法を選んで、少ないチャンスをしっかりとものにしましょう。
友人・知人の紹介
パートナーと出会う代表的なきっかけは友人・知人からの紹介です。40代になり出会いのきっかけが減っても、友人づきあいはある、という方は多いもの。共通の知人からなら、近い年代で価値観が似ている人とも知り合う機会は作れるでしょう。
婚活パーティー
婚活パーティーは、年齢や趣味など、参加者の属性に条件を定めたものが多く開催されています。40代以上など年齢設定があるパーティーに参加すれば、お互いが希望する条件にぴったりの相手とのマッチングも期待できるでしょう。
結婚相談所
ある程度結婚に対するイメージができているならば、結婚相談所の利用もおすすめです。年齢や家族構成、将来の家庭像などの条件から、アドバイザーが相性のよい相手とマッチングしてくれます。
婚活パーティーに苦手意識を持つような人でも、結婚相談所はさまざまな方法で婚活を進められるうえ、プライバシーも守られるために周囲の目も気にせずにパートナーを探せるのが大きなメリットです。
40代の結婚は積極的なアクションから
40代以降の結婚は難しいという声は確かにありますが、その中でも多くの40代がパートナーとの新しい生活をスタートさせています。結婚を成功させるために最も重要なのは、パートナーと出会える場所へ積極的に出向くこと。ぜひ年齢を理由にして諦めることなく、結婚に向けたアクションを起こしましょう。
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