「バツイチ子持ちの再婚はハードルが高い」というイメージを持つ方は多いかもしれません。その理由の一つとして、子連れでの再婚における必要手続きの煩雑さが挙げられるでしょう。そこで今回はバツイチ子持ちでの再婚前に考えるべきことと、必要な手続きをご紹介します。いざという時に焦らないよう、ぜひこの機会にチェックしておきましょう。
目次
バツイチ子持ちの再婚手続きは難しい?
子連れでの再婚の場合、婚姻届を提出するだけではなく、子どもに関する手続きを別途行う必要があります。新しいパートナーと子どもの養子縁組をするかどうか、しない場合は子どもの苗字をどうするのかなど、慎重に考えて、家族にとって一番メリットのある形を選択するようにしましょう。
子連れでの再婚の場合、養子縁組はするべき?
お子さんがいる方が再婚をした時、新しいパートナーと子どもが養子縁組するかどうかは自由に選択が可能です。ここからは養子縁組の種類や、メリット・デメリットをご紹介していきますので、ご自身の状況や価値観に合わせた選択ができるように理解を深めておきましょう。
養子縁組の種類
養子縁組制度には「普通養子縁組」と「特別養子縁組」の2種類がありますが、再婚の場合に利用されるのは普通養子縁組がほとんどです。再婚相手と子どもが普通養子縁組をすれば、多くの面で実子と同等の扱いが受けられます。
養子縁組のメリット
養子縁組をすることで、再婚相手は子どもに対して扶養義務を負うことになります。そのため、養育費や将来的な遺産相続などの面で、お子さんがメリットを享受できるでしょう。また、法律上家族と認められることによる安心感が得られるという心理的な理由から養子縁組をすることを選ぶ方もいらっしゃいます。
養子縁組のデメリット
前の結婚相手から子どもの養育費を受け取っている場合、養子縁組をした新しいパートナーに十分な扶養能力があると認定されると、養育費が減免されるケースもあるため注意が必要です。お子さんの養育費について考えた時に、養子縁組をする場合としない場合のどちらがよりメリットが大きくなりそうか、比較検討してみましょう。
養子縁組をしない場合はどうなる?
養子縁組をしないと決めた場合でも、決めておくべきことや必要な手続きはあります。具体的な例を見ていきましょう。
子どもの氏名を変更するかどうかを決める
養子縁組をしない場合でも、子どもの苗字を再婚相手と同じ苗字に変更することが可能です。その場合、役所で子どもの苗字の変更手続きを行う必要があります。苗字変更をするかどうかは、お子さんの物心がついている年齢であれば、本人の気持ちも尊重しながら慎重に決めるようにしたいところです。
役所の各種手続きを忘れずに
子どもの各種保険や年金の手続き、自治体からの子ども手当に関する手続きは忘れがちなポイントです。必要な手続きの抜け漏れがないように、事前に必要な申請について調べて把握しておくと安心です。必要な手続きが分からない場合は、最寄りの自治体窓口に相談してみるのもいいでしょう。
養育費のことは再婚相手とよく相談を
養子縁組をしない場合、再婚相手には子どもに対する法律上の扶養義務は生じません。相手が子どもを持った経験がない場合、どれくらいの養育費が掛かるのかよく知らないこともあります。生活に直結することなので、再婚相手と養育費を含むお金のことはよく話し合いをしておくのがおすすめです。
新しいスタートを切る前の準備は入念に
ご紹介してきた通り子連れでの再婚の場合は、子どもを含めた家族全員が納得し幸せな生活を始められるように、話し合っておくべきことや準備しておいた方がいいことがあります。いざという時に焦らないように、子連れでの再婚を考え始めたら、必要な手続きについて頭に入れておきましょう。あわせて、関連情報のサイトや役所の窓口などについても、早めに調べておくことをおすすめします。
オーネットでは離婚歴のある方やお子さん連れでの再婚をご希望される方の再婚活も応援しています。新しいスタートを切りたいと考えている方はぜひ一度ご相談ください。