アラサーは結婚が多い一方、離婚も多い世代です。もう一度結婚してみたい......と思っても、果たしてバツイチのアラサーは再婚できるのかと不安に思う方も多いのではないでしょうか。
再婚に不利になるとも思われがちなバツイチですが、現実には多くの方が再婚を果たしています。今回ご紹介するバツイチアラサーの再婚事情と、再婚に向けた注意点を通じて、再婚へのチャレンジの仕方を学んでいきましょう。
目次
バツイチのアラサーは再婚できる?
「バツイチはモテる」という通説もあるほど、一度離婚してからも積極的に恋愛する人は多いようです。そのモテ要素は、再婚にまで繋がるものなのでしょうか。バツイチアラサーの再婚事情について、統計を通じて検証してみましょう。
離婚時年齢が若いほど再婚しやすい
厚生労働省『平成 28 年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」』によれば、平成23年に離婚した妻が5年以内に再婚した割合は全年齢で22.1%。離婚時の年齢が若いほど再婚率は高く、19歳以下は40.6%であるのに対し、25~29歳は34.7%、30~34歳は29.2%と推移しています。
アラサー世代である25~34歳を見ると、およそ離婚した妻の3人に1人は5年以内に再婚をしていますので、バツイチアラサーの再婚は現実的に可能と言ってよいでしょう。
出典:厚生労働省『平成 28 年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」』
再婚率には子どもの有無も影響
一方で、離婚した男性が5年以内に再婚する割合は、25~29歳で39.1%、30~34歳で36.3%と女性より高めで推移しています。この数字に影響するのが、子どもの親権です。
国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料 Ⅵ.結婚・離婚・配偶関係別人口」によれば、2019年に発生した子をもつ夫婦の離婚における親権の確保は夫が11.9%、妻が84.5%となっています。
傾向として子どもの親権は女性側が持ちやすく、男性は子どもがいない状態で再婚に臨めることが、男女の再婚率の差にも影響していると考えられます。子どもの存在は再婚において無視できない要因です。再婚を考えるアラサーは、自分に子どもがいなくても、再婚相手が子持ちである可能性を念頭に置いておきましょう。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料 Ⅵ.結婚・離婚・配偶関係別人口」
バツイチアラサー婚活の注意点
バツイチであることは、再婚において決定的に不利な要素にはなりません。その一方で、バツイチには初婚にはない婚活への取り組み方が求められます。バツイチはどのようなポイントに注意しながら婚活に取り組めばよいのでしょうか。
離婚について隠さない
パートナーに対し、以前の結婚がうまく行かなかった理由を隠すのはやめましょう。後から以前の結婚で抱えていた問題が発覚してしまうと、新たなパートナーに不誠実な印象を持たれてしまい、再び離婚することにもなりかねません。
新しい生活を共に歩み未来を築くパートナーだからこそ、しっかりと過去についても話し合っておきましょう。
子どもとの関係を十分に構築しておく
どちらかが子持ちの場合には、パートナーの子どもと十分な関係を築けるように努めましょう。子どもが小さいうちは、再婚相手に親を取られてしまうような不安に陥るもの。子どもも含めて家族の一員となれるように、結婚前から一緒に過ごす時間をとり、信頼関係を構築しておくようにしましょう。
婚活する場所に狙いを定める
オーネットが行った「2021年結婚情報サービスに関する定量調査」によれば、婚活においてデートをする相手に重要視することのうち「相手が初婚であること」を重視する30代男性は18.4%、30代女性は10.2%という統計結果が出ました。
婚活する人の中には、相手が初婚であることを強く求める層もいます。そうした相手との婚活の時間は無駄な結果を生みやすいので、再婚や子持ちである自分を受け入れてくれる相手と会える婚活場所を選びましょう。
バツイチアラサーにオススメの婚活
バツイチアラサーは、初婚に比べ結婚へのハードルが上がりやすいのは事実です。だからこそバツイチが不利にならない場所での婚活が大切。バツイチの事情が受け入れられやすく、魅力を発揮できる婚活方法を見てみましょう。
友人・知人からの紹介
バツイチだからこそ、友人・知人を介した紹介は有効な婚活手段です。間に立ってくれる友人は、バツイチである事情を知った上で知り合いと引き合わせてくれます。
友人から信頼されているという事実だけでも、相手に大きな安心感を与えられます。引き合わせてくれる友人・知人は、双方の性格や特徴も知った上で紹介してくれるので、ミスマッチの少なさも期待できるでしょう。
婚活パーティー
婚活パーティーは、趣味や年齢など、あらゆるテーマが設けられています。その中にはアラサー限定、再婚OK、子持ちOKといった条件も。バツイチ同士やバツイチ子持ちに理解がある人だけが集まる回を選べば、バツイチはまったく不利な要素になりません。
結婚相談所
結婚相談所は、プロのアドバイザーのアドバイスを受けながら、効率的に婚活を進めることができるサービスです。
アドバイザーは、単に相手を紹介するだけでなく、バツイチであることを理解した上で、相性や価値観、ライフプランなどを考慮した相手を紹介してくれます。離婚を経験したことで、新しい恋愛に抵抗を感じている方でも、バツイチであることがクリアであれば、通常のアラサーと同じ条件で婚活ができます。
そのため、アドバイザーのサポートを受けながら、前向きに婚活を進めることができるでしょう。
バツイチアラサーは自分に合った場所で婚活しよう
近年においては、バツイチは結婚に対する大きなハードルにはなりません。その一方で初婚とは環境が異なるため、再婚に向けた独特のアクションが求められます。
アラサーの再婚に必要なのは、相手に対して真摯に向き合うことと、自分に合った婚活環境を選ぶことです。結婚相談所のオーネットでは、シングルマザー向けのサービスも展開したり、再婚・子連れOKという方も大勢ご登録されていたりします。ぜひ一度、結婚チャンステストから再婚へのチャレンジをスタートさせてみてはいかがでしょうか。