現実的に結婚を考えた結果、結婚相談所を利用する方は多くいます。それなのに結婚を後悔するとは、いったいどういうことなのでしょうか。結婚相談所ならではの後悔の理由も考えて、将来の幸せな結婚生活のために必要なことを検証していきます。あわせて、結婚相談所を選択する際のポイントも確認してみましょう。
結婚相談所で結婚すると後悔する?
結婚相談所で結婚して後悔する人はいます。しかし、結婚相談所を利用しないで結婚しても後悔する人はいます。理由はさまざまですが、どのような出会い方であっても後悔したり、離婚を選択したりするカップルはいまするのです。
細かな確認をせず、衝動的に勢いで結婚したカップルほど後悔することはが多いようです。
男性側の離婚理由
令和2年度の統計資料「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」を参考に、男性側の主な離婚理由(3件までの重複回答)を紹介します。
●性格が合わない 9240件
●精神的に虐待する 3159件
●異性関係 2132件
●家族親族と折り合いが悪い 1964件
●浪費する 1883件
●総数 1万5500件
女性側の離婚理由
同じ統計資料から、女性側の主な離婚理由(3件までの重複回答)を紹介します。
●性格が合わない 1万6304件
●生活費を渡さない 1万3235件
●精神的に虐待する 1万0948件
●暴力を振るう 8576件
●異性関係 6505件
●総数 4万3469件
結婚相談所で結婚して後悔する人の特徴
結婚相談所で結婚して後悔する人の特徴を考えていきましょう。
焦って早まった
結婚相談所を利用するからには早く結婚を決めたい!と考えるあまり、気持ちが前のめりになって、焦って結婚してしまい、結婚後に後悔するケースがあります。細かい部分で気になることがあったけど、それよりも結婚までの時間を減らしたかったという状況のようです。
価値観のすり合わせ不足
結婚の条件のような目に見える部分はチェックしたけれど、実際に付き合ったことでわかる部分のチェックが甘かった、と後悔するパターンもあります。特に金銭感覚のすり合わせが足りない場合、一緒に暮らすようになってから、相手の浪費癖に驚くことが多いようです。
他人の意見に流された
実は自分の心の準備ができていないのに、周囲に勧められて結婚してしまうパターンもあるようです。特に担当アドバイザーや親の意見を尊重して決断をしたけれど、いざパートナーとして向き合ってみたらどうしても好きになれない人だったと後悔してしまうのです。
周囲に相談しなかった
結婚相談所からは別の人を紹介されていたけれど、最初に出会った人に運命を感じて結婚してしまい、後で違和感を覚えるパターンもあります。自分に自信を持つことは大切ですが、客観的な意見に耳を傾ける余裕も必要です。
事前に入籍のタイミングを決めていなかった
年代によっては、結婚後すぐに妊活に入りたいと考える方もいます。特に女性は早く妊娠・出産をしておきたいと、男性にできるだけ早い入籍を求めてくることもあるでしょう。そういった話をまったくしていないと、結婚してからビックリしてしまうこともあります。
結婚相談所での結婚を後悔しないように事前に確認が必要なこと
結婚後に後悔しないように、事前に確認が必要なことを紹介します。
仕事をどうしたいか
男性だけでなく、女性にとってもキャリアは重要です。結婚することによって、仕事を続けるかどうか、転勤の可能性は?あるかなど、その後の生活に影響が大きそうなことはなんでも話し合っておきましょう。
子供が欲しいか
結婚して愛する人との子供を作りたい、と憧れる方も多いでしょう。しかし、子供のことは考えられないという方もいます。また、子供が生まれれば育てる責任が発生しますし、経済的な負担も考えなければなりません。婚活の間に、この点の話し合いも必要でしょう。
家事分担をどうするか
共働きかどうかにかかわらず、家事分担については話し合っておくべきです。女性が専業主婦を希望していても、炊事や洗濯や育児については、男性もできるだけ協力することが大切です。役割が偏りすぎると、何かあった時に大変な目に遭います。
家計はどうするか
個人の趣味や生きがいは大切ですから、結婚しても一定の自由はお互いに欲しいですよね。だからといって、趣味にお金をかけ過ぎたり、貯蓄のために節約し過ぎたりすると、間違いなく夫婦は衝突します。二人の家庭にはどういった家計管理が必要か、意見交換をしておきましょう。
親兄弟とどう付き合うか
「結婚は家族とするもの」という人もいるくらい、お互いの家族は大切なものですし、面倒臭いものです。同居の問題もありますし、将来は親の介護も必要になるでしょう。何かの時の気持ちの準備も必要ですから、確認すべきポイントは予め押さえておくことが大切です。
結婚相談所で成婚後、幸せな結婚生活をおくる秘訣
幸せな結婚生活をおくる秘訣についても見てみましょう。
協力して暮らす
人生はすべてがうまくいくわけではありません。でも結婚していれば、頼れる存在がすぐそばにいてくれます。一人では難しいことも、二人ならきっとうまくいくはずです。相手に何か困ったことがあったら、進んで協力してあげましょう。
話し合う時間を持つ
協力できる関係性が築けたけれど、気づいたら会話が少なくなったということもあるでしょう。ちょっとした不満なら、つい我慢してしまうかもしれません。でも、不満が積み重なってイライラしてしまう前に、改まって二人で向き合って話し合うことを心がけましょう。
お互いを大切にする
家族は対等な関係です。もし「相手を養っている」という感覚を持ったとしても、相手を大切にする心を失ってはいけません。今の生活に不満はないか、なにかつらいことはないか、相手の気持ちになって考えてあげましょう。
干渉し過ぎない
家族にもプライバシーはあります。あなたにも見られたくない部分はあるでしょう。そのため、必要以上にSNSを監視したり、相手の友人関係に干渉したりする行為はNGです。お互いの程良い距離感を知る努力も求められるでしょう。
ありがとうと伝える
何も言わないでいると、自分ばかり苦労している、という感覚になるものです。時には「ありがとう」と言葉で伝えましょう。小さなことの積み重なりねが、夫婦円満につながるのです。「言葉はなくても気持ちは通じる」なんてことはない、と考えてください。
後悔しないための結婚相談所の選び方
わざわざ婚活で結婚相談所を利用するのですから、納得できる婚活スタイルの結婚相談所を選ぶべきです。特に、データマッチング型か、仲人型かについては、自分の性格もよく考えて選択してください。
納得できないまま進んでしまうと、結婚する際に大きな後悔を抱えてしまうかもしれません。
まとめ
交際してみて結婚を判断する際に、何かしらの不安材料を抱えていると、後で「やっぱりあの時に踏みとどまっていれば」と後悔してしまう原因になります。そのため、お見合いやデートを重ねてお互いを知ることはとても重要です。
将来の安心材料のためにも、できるだけ相手と話し合ってみてください。そして結婚後には、お互いが過ごしやすい家庭を築けるように努力しましょう。