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50代の再婚が上手くいく人・いかない人の違いは?再婚の実態と合わせて説明します

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男女ともに、50代は人生が一段落するタイミング。仕事や子育てに追われていた生活から解放され、人によっては再婚を考え始めることも。しかし、50代での再婚の明暗はくっきりとわかれ、うまく再婚できる人となかなかパートナーに巡り会えない人に分かれてしまいます。50代での再婚を成功させるには、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。今回は50代の再婚の実態とともに、再婚がうまくいく人といかない人の特徴を紹介します。

目次

50代の再婚率は?

厚生労働省が令和3年に実施した人口動態調査 人口動態統計※ によると、その年に再婚を届け出た人数は127,899人です。そのうち50代の割合は15.62%で、男女別にみると男性は16.55%、女性は14.57%が50代で再婚をしています。

※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 結婚生活に入ったときの年齢(5歳階級)別にみた初婚-再婚・夫-妻・年次別婚姻件数(各届出年に結婚生活に入り届け出たもの)

再婚者の平均年齢は?


人口動態調査※を引き続き見ていくと、2021年の男女別に見る平均再婚年齢は男性44.2歳、女性41.2歳です。50代という年代は平均と比較するとずいぶん高く見えます。
では、50代で再婚を検討するのは遅いのでしょうか。50代の再婚率に記載したように令和3年の50代の再婚率は男性は16.55%、女性は14.57%でした。10年前である平成23年の割合をおなじ表から試算すると男性12.03%、女性8.85%となることから、50代の再婚は増加傾向にあり決して無理な話ではないと感じられるのではないでしょうか。

※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 婚姻件数(当該年に結婚生活に入り届け出たもの),夫-妻の結婚生活に入ったときの年齢(各歳);夫妻の平均婚姻年齢,初婚-再婚・都道府県(特別区-指定都市再掲)別

再婚を考えるきっかけ

再婚を考える理由は?新たなパートナーを見つける方法を紹介の記事よりよくある理由を引用します。

一度婚姻関係を経験した人が再婚を考えるには、初婚とは違う動機がありそうです。再婚希望者は、どのような理由で再婚に踏み切るのでしょうか。

一緒に歩むパートナーが欲しい

離婚をした直後は「もうパートナーなんていらない」と考える人は多いでしょう。しかし時間が経ち気持ちが落ち着くにつれ、友人や兄弟など、周囲の結婚生活が気になりはじめる人は少なくありません。

幸せそうな姿を見る機会が増えることで、誰かと一緒に歩む人生のイメージが刺激され、再びパートナーを探したいという気持ちがわき上がってくるようです。

老後の生活が不安

ある程度の年齢になると、だんだん老後を意識し始めます。独り身のまま老後を迎えたらどうなってしまうのかと、将来の生活に不安を抱えるようになるでしょう。

年齢を重ねてからの再婚だからこそ、お互いの体をいたわれるという側面もあります。近年シニア婚活が活発化している背景には、将来の生活への意識も大いにあるようです。

子どもの教育・養育のため

子どもの新しいパパやママを求めて、再婚に踏み切る人もいます。生活様式が多様化してきてはいますが、両親が揃っている環境が望ましいとされる風潮は未だに残っています。

子どもに辛くさみしい思いをさせないよう、子どもを含めた家族になれるパートナー探しも再婚を求める大きな理由のひとつです。

気になる相手が見つかったから

気になる相手との恋が実り、結果的に再婚にたどり着くケースもあります。「結婚したい相手がいるから結婚した」という、もっとも望ましい形での再婚といえそうです。

離婚歴を負い目に感じる必要はありません。老後や子どもの心配など、再婚が望ましい現実的な理由はあるかもしれませんが、人として人を好きになった末の結婚がベストな形といえるでしょう。

引用元:再婚を考える理由は?新たなパートナーを見つける方法を紹介

実際の50代の体験談は?


オーネットで成婚退会した50代の再婚希望会員の体験談も見てみましょう。

婚活をはじめたきっかけは何ですか?

50代 男性

1人では寂しいと感じたので、婚活をはじめました。

残りの人生を楽しく過ごしたかったので、婚活をはじめました。

将来への不安と子供を持ちたいと思ったことがきっかけで、婚活をはじめました。

離婚し、今後の人生のパートナーが欲しいと思い、オーネットに入会しました。

周囲に婚活をしている人がいたため、自分もやろうと思い、婚活をはじめました。

50代 女性

離婚が成立し、第2の人生をスタートするために婚活をはじめました。

婚活をはじめたきっかけは、子育てが一区切りついたからです。

1人より2人で人生を過ごしたかったので、婚活をはじめました。

娘たちも社会人になり、そろそろ自分のことを考え、残りの人生を共に寄り添っていける方がいたらと思い、オーネットに入会しました。

婚活をはじめたきっかけは、前に進みたいと思うようになったからです。

再婚の口コミ・体験談をさらに見る

再婚を考えるきっかけで紹介したようなパートナーが欲しい、将来の不安といった声が見られます。女性は離婚の成立や子供の独立など人生の転機を婚活の理由に挙げる方もいるようです。

50代で再婚するメリット・デメリット

続いて再婚を考える上でのメリット・デメリットも見てみましょう。

メリット

精神的な安心感を得られる

結婚することで、ひとり暮らしの時に感じていた孤独感や、何かあった時に頼れる人がいないといった心配事から解放されます。また、将来的な孤独死の不安も少なくなることから、生活の上で安心感を得られます。

初婚の時よりも相手への気遣いがある

前回の結婚で離別を経験した人の場合、結婚生活で何らかの失敗を経験しているはずです。もう一度結婚したいと思うなら、同じことは繰り返したくないと考える事でしょう。これまでの経験から、相手を思いやること、コミュニケーションを大切にすることなどの気遣いにつながります。

税金の控除が受けられる場合がある

同一世帯で生計を立てることで、配偶者控除や扶養控除といった税金の控除が受けられます。ただし、配偶者の状況により対象にならない場合もありますので、条件はしっかりと確認しましょう。また民法上の婚姻関係のある夫婦にしか適用されないため、事実婚を選択している場合は対象外となります。

デメリット

子どもとの関係構築に時間がかかる

50代で再婚を考える場合、10代後半の子どもがいるという方も多いのではないでしょうか。子どもが高校生以上の場合、学校やプライベートの都合で、再婚相手とのコミュニケーションに時間をあてづらくなります。思春期の場合には親の再婚そのものに嫌悪感を感じる場合もあるでしょう。年頃の子どもをもつ親は再婚に対して慎重に考える必要があります。

遺族年金の支給対象外になる

前回の結婚で配偶者と死別しており遺族年金を受給している場合には、再婚することで受給資格を失います。これは法律婚のほか事実婚も対象となっており、内縁関係でも受給資格が消滅しますので注意が必要です。

ただし、元配偶者との間に子どもがいる場合、その子どもは引き続き遺族年金受給の対象になります。遺族年金については日本年金機構のホームページで詳しく確認することができます。

生活をめぐるトラブル

50代の大人には生き方や価値観など譲れないものが多くあります。これまではひとりで決めていたことも、夫婦で相談する機会が増えるでしょう。

例えば家具や住む場所といった住環境、子どもの教育方針、休日の過ごし方といったプライベートまで多岐にわたります。
仕事や親の介護問題、住宅ローンなど再婚するまではわからなかったものが見えることもあるでしょう。

まずは再婚前に同棲期間を設けるなどし、結婚後のイメージを掴んでおくようにするのがおすすめです。

50代のパートナー「法律婚」「事実婚」どう選ぶ?

オーネットが運営する、中高年向けパートナー紹介サービス「スーペリア」が令和4年11月に公表した45歳~64歳に向けたアンケート「中高年の事実婚に関する意識調査」の内容を紹介します。

「もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?」という質問に対し法律婚を希望するのは16.4%、事実婚でもよいと答えたのは45.8%、わからないと回答したのは37.8%でした。一口に再婚と言っても、50代では事実婚も考慮した相手探しを考える方が多いのがわかります。

事実婚でもよいと回答した人の理由は男女ともに「年齢的に今から結婚することが考えられないから」が最も多く、次いで法律婚より事実婚の方が生活スタイルが自由だと思うからが続きます。一方、法律婚を希望する場合は男性が「事実婚より法律婚の方が経済的に安心だから」女性は「税制面での不利益が生じるから」が最多となっています。

このアンケートは初婚を除外していませんが、人口動態統計の2021年の初婚・再婚を合算※した婚姻数から試算すると、50代で婚姻した77.2%は男女いずれかが再婚であるという事実から、このアンケートにも再婚希望者の意向は多分に反映されていると考えられます。50代の大人は若年層の結婚に比べて考慮することが多いため、現実的な視点で考えるのでしょう。

※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 婚姻件数(当該年に結婚生活に入り届け出たもの),夫-妻の結婚生活に入ったときの年齢(各歳);夫妻の平均婚姻年齢,初婚-再婚・都道府県(特別区-指定都市再掲)別

50代の再婚が成功する人

50代で再婚する人は増加傾向にあるものの、そうは言っても、現実は難しいと考える方もいらっしゃるでしょう。確かに20代、30代に比べるとチャンスは減り、また長い人生のキャリアや経験が、かえって邪魔をしてしまうこともあるかもしれません。

一方で、50代ならではの再婚を成功させ、最適なパートナーとの時間を手に入れている人もいます。そうした50代での再婚を成功させる人は、どのような特徴があるのでしょうか。

以前の失敗から学んだ人

前の結婚が離婚で終わっている場合、何らかの問題やトラブルが原因になった可能性があります。自分に離婚の原因がなかったとしても、元パートナーとのやりとりの中で何らかの学びはあったはずです。

前回の結婚で得た教訓を新しいパートナーとの生活に活かせる方は、幸せな再婚生活をスタートできるでしょう。

損得勘定を意識しない人

まだまだ現役として活躍する一方、老後を意識し始める年代が50代です。老後への備えはいつか考えなければならない課題ではありますが、結婚前から老後の経済面や介護ばかりに意識を向けすぎてしまうと、損得勘定だけで相手を選ぶことになりかねません。

10年後、20年後、お互いの体調や経済状態がどう変わっているかはわかりません。見えない将来の不安を必要以上に大きく捉えるのではなく、まずは目の前にあるパートナーとの生活を見据え、幸せに過ごせるよう努められる人は、結果的に老後も穏やかな生活を送れるでしょう。

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心の繋がりを重視する人

50代との結婚のメリットとして、経済面の充実が挙げられます。特に50代男性は社会的地位が高く可処分所得が多い傾向があるため、経済面の条件が重視されやすいといえます。

しかし、穏やかで心地いい結婚生活には、パートナーとの心の繋がりが重要。経済面がいくら豊かであっても、気を許せないパートナーとの生活は幸せとはいえません。たとえお金がなくてもお互いが健康ならいい、といえるほど繋がりを大切にできれば、経済状態にかかわらず幸せで豊かな結婚生活を送れるでしょう。

50代の再婚が失敗する人

50代の再婚で失敗しやすい条件もあります。50代は20代、30代以上に人生が複雑になり、結婚前に考えなければいけない要素も増えます。どんな点に注意しないと、再婚で失敗してしまうのでしょうか。

以前のパートナーと自分を比べる人

新しいパートナーの元配偶者と自分を比較してしまう人は、辛い再婚生活を送ることになりがちです。たとえ元配偶者が経済力と人間性に優れていたとしても、それはすでに終わった過去のこと。今から気にしてもどうしようもないことです。

しかし、そのどうしようもない問題に対して気をもみすぎてしまい、ひとりで劣等感をもってしまうと、パートナーとの関係を良好には保てないでしょう。

子どもの存在を意識しない人

年代に関係なく再婚には、子どもの存在が問題になることがあります。相手の連れ子と信頼関係を築けるか、自分の連れ子とパートナーが仲良くできるか、といった子どもにまつわる問題は結婚前からしっかり意識しなければなりません。

何も対策をせずに結婚してしまうと、子どもへの対応が原因で夫婦関係が壊れることもありえます。

条件が細かすぎる人

50代の再婚は、どんなに経済力や社会的地位があったとしても、自分から一方的に選ぶような立場にはなりません。しかし自分だけが選ぶ立場であるとばかりに、一方的に細かい条件を押しつけてしまう人は少なからず存在します。

お互いに選ぶ立場であり、自分側の要求ばかりが尊重されないと気づけない限り、なかなか新しいパートナーには巡り会えないでしょう。

50代再婚にオススメの婚活

近年では中高年の結婚・再婚が活発となり、婚活市場も賑わっています。普段の生活の中でパートナー候補と出会いにくくなる50代では、積極的に婚活に取り組むことが大切です。

知人・友人からの紹介

年代を問わず、知人・友人からの紹介は有効な婚活手段。50代になると初婚だけでなく再婚希望の方も増えますので、知人・友人に再婚希望であることを伝えておけば、良い方を紹介してくれるでしょう。

人となりを理解してくれている知人・友人なら、ミスマッチな紹介は起きにくいもの。また共通の友人であるなら、相談に乗ってもらいやすいというメリットもあります。

婚活パーティー

婚活パーティーは、年齢や婚姻歴など、参加者に条件をつけている場合がほとんど。50代限定、再婚可、子持ち可など、自分の属性にあった参加条件の婚活パーティーなら、お互いの事情も理解した上で交流ができるでしょう。

結婚相談所

婚活パーティーと同様に、ある程度条件を絞ってパートナー探しができるのが結婚相談所です。婚活のプロであるアドバイザーからのアドバイスや、相性がいい相手とのマッチングといったサポートも受けられますので、短期間でパートナーと巡り会える可能性が非常に高いといえるでしょう。

50代の法律婚・事実婚どちらの再婚スタイルもオーネットで

オーネットは1980年から結婚情報サービス事業を営む老舗の結婚相談所です。実績があるからこそ用意できる幅広い婚活フィールドはこの会社の最大の魅力。

自分から積極的に再婚相手を探したい方にはお相手検索や婚活パーティーなど、パートナー候補は慎重に考えたい方は毎月の紹介書やお見合い、見た目が大切という方には外見でお相手を探せるサービスもあります。自分の魅力を伸ばすための会員向け無料サービス自分磨きラーニングも利用者から支持されています。オーネットには「相手を探すこと」「自分を見つけてもらう事」どちらのバックアップ体制も揃っているのです。

オーネットは法律婚のための結婚相談所ですが、中高年向けパートナー紹介サービス「オーネットスーペリア」では45歳以上の大人を対象に事実婚も可能なパートナー探しもサポートしています。

50代で再婚を検討されている方は、オーネットオーネットスーペリアいずれかの無料相談で結婚アドバイザーに相談してみてください。再婚につながる50代向けの婚活を紹介してくれることでしょう。

50代の再婚はお互いに選ぶ気持ちを忘れずに

近年は熟年離婚が増加傾向にありますが、一方で男女問わず50代での再婚を目指す人も増えています。人生100年時代における50代は折り返し地点。不安に思うことも多いでしょうが、それはパートナーも同じです。お互いが一緒に幸せな結婚生活を送れるよう、思いやりを持ったパートナー選びを心がけましょう。

[記事制作者:株式会社オーネット 編集部][監修者:渋谷支社 八柳アドバイザー]