交通網や通信技術が発達したことから、離れた場所で生活する「遠距離婚」を選択する夫婦も増えてきています。今回は遠距離婚のメリット・デメリット、遠距離婚をうまく続けていくコツをご紹介します。
目次
遠距離婚とは?
「遠距離婚」とは、夫婦が離れた場所で生活しながら婚姻関係を継続させることを意味する言葉で、「別居婚」ともいわれます。一般的には、夫婦関係は円満ではあるものの「仕事で転勤が決まった」、「親の介護」などの事情により、離れて暮らすことを選ばざるを得ない状況にあることから、遠距離婚をスタートさせるケースが多いようです。しかし、なかにはあえて別々に暮らすことを選ぶ夫婦もいます。
遠距離婚のメリット・デメリット
では、遠距離婚にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?順番に見ていきましょう。
メリット
まず、遠距離婚の主なメリットとしては以下の3つが挙げられます。
- キャリアを継続できる
例えば会社勤めのカップルの片方に転勤の辞令が出た場合、遠距離婚を選択することでお互いに現在の仕事のポジションを維持することができます。キャリア志向の方にとっては大きな利点となるでしょう。
- 自分の時間ができる
遠距離婚になれば、夫婦がそれぞれ一人暮らしをすることになるので自分の時間が確保できます。「結婚しても自分の時間は大切にしたい」という価値観を持つ方にとってはいい手段かもしれません。
- 常に新鮮な気持ちを保てる
毎日生活を共にしていれば、だんだん新婚時代の新鮮な気持ちが薄れていってしまうのは仕方のないことです。しかし、たまにしか会うことのできない遠距離婚では、常に新鮮な気持ちを保つことができ、お相手の存在のありがたみを感じながら関係を継続しやすいでしょう。
デメリット
反対に、遠距離婚にはデメリットが多いのも事実です。ここでは3つのデメリットをご紹介しましょう。
- コストがかかる
遠距離婚では、夫婦の生活場所が2カ所に分かれることにより、一緒に暮らすよりも生活費が余計に掛かってしまいます。また、お相手に会いに行く時にも経済・時間的なコストが発生するでしょう。遠距離期間が長くなればなるほど、家計に大きな影響を与えることになります。
- 浮気の心配がある
お相手の生活の様子が見えないことから、浮気の心配が生まれやすいのもデメリットの1つです。なかなか連絡が取れないときや、すれ違いが生じたタイミングで不安が大きくなってしまうこともあるでしょう。
- 出産・育児の問題
妊娠・出産のタイミングに迷ってしまったり、すでに子どもがいる場合は片方に育児の負担が偏ってしまったりなど、家族計画や子育てに関して悩みを抱える遠距離夫婦も少なくありません。遠距離婚を始める前には子育てを含む将来のライフプランについても十分な話し合いが必要になるでしょう。
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遠距離婚をうまく続けていくには
最後に、遠距離婚をうまく続けていくためにはどうしたらいいのかについて考えていきましょう。
マメなコミュニケーションを心掛ける
まず、離れていてもLINEやテレビ電話などを使ってマメにパートナーとコミュニケーションを取ることが大事です。特に用事がなかったとしても、お相手との会話を習慣にすることで、気持ちのすれ違いを防ぐことができます。
一緒に過ごす時間を大切に
日々連絡を取り合っていても、時にはパートナーと直接会って一緒に過ごす時間も大切にしたいところです。また、あらかじめ会う頻度を決めておけば、次に会う予定を励みにしながら寂しさを乗り越えることができるでしょう。
遠距離状態を終わらせるタイミングを決めておく
単身赴任のように期間が決まっている状況ではない場合は、遠距離婚状態を終わらせるタイミングについて、あらかじめ2人で相談しながら決めておいた方が良いでしょう。仮にお互いが望んで遠距離婚をスタートさせた場合でも、時間とともに心境に変化が生まれる可能性もあります。定期的にお互いの意向を確認し合う時間を取るように心がけましょう。
大切な人との心の距離は離れないように
お互いが離れて暮らす状況下では、どうしても気持ちにすれ違いが生じ、心の距離が生まれてしまいやすくなります。遠距離婚を円満に続けていくためには、パートナーへの愛情はもちろん、お互いの努力が欠かせません。同居婚では経験しないような苦労もあることから、遠距離婚を始める際には安易に決断するのではなく、慎重に検討した方が良いでしょう。
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