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婚活に年齢は影響する?20代~50代まで年代別「婚活のトリセツ」 【2021年版】

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一口で婚活といっても、年齢によって婚活事情は変わります。20代50代が同じように婚活をしても、結婚に至る可能性は大きく違うでしょう。婚活で成功するポイントも年齢で異なるため、まずは婚活の現実を知ることが大切です。この記事では、未婚率や成功ポイントといった年齢ごとの婚活事情を紹介します。

目次

20代の婚活事情

まずは、20代の婚活事情から紹介します。20代は、結婚に対する意識が目まぐるしく変わる年代です。20代になったばかりの二十歳だと、結婚はまだ早いと考える方が多いでしょう。
しかし、20代後半になると、結婚を意識する方や実際に結婚する方も増えてきます。20代にとって結婚がどういった位置付けなのか、20代の未婚率をチェックしてみましょう。

20代の未婚率

厚生労働省の「人口動態統計月報」によると、2020年度の平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.4歳です。2005年の平均初婚年齢は夫29.8歳、妻28.0歳で男女ともに20代でしたが、以降の年は男性の平均初婚年齢30代となっています。
初婚年齢の平均値としては、20代と30代の境目がひとつの目安となるでしょう。ただし、年齢の構成割合で見ると、女性の初婚年齢のピークは26歳頃で、これは20年前から変わっていません。
また、平成27年の国勢調査によると、20代の未婚率は以下のとおりです。

  • 男性

 ⮚ 20~24歳:95.0%
 ⮚ 25~29歳:72.7%

  • 女性

 ⮚ 20~24歳:91.4%
 ⮚ 25~29歳:61.3%

最近は晩婚化の傾向があるため、20代での結婚は少々早めのイメージがあります。しかし、20代前半と後半の未婚率を見る限り、20代後半は多くの方が結婚を決意するタイミングだといえるでしょう。

参照:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
参照:統計局ホームページ/平成27年国勢調査 我が国人口・世帯の概観

20代の現実

20代で結婚すると、若くて体力があるうちに出産・育児ができます。また、20代のうちに職場復帰できる可能性が高いため、産休や育休によるキャリアプランへの影響を抑えられるでしょう。
男女問わず転職しやすい年代でもあるため、家族が増えることをきっかけに新たなキャリアプランを立てることも可能です。働き盛りのうちに子育てが一段落するため、老後資金を捻出しやすいのも20代で結婚するメリットだといえるでしょう。
その一方で、20代前半はまだ働き始めて日が浅いため、経済面に不安が残るケースもあります。20代の体力面の強みと夫婦で資産形成しやすいといったメリットを生かすため、妊娠や出産に関しては計画的に行うほうがよいでしょう。
ただし、20代の結婚は早いというイメージもあるため、同年代の相手に結婚願望のないケースがあります。相手に結婚願望がない場合は、結婚のメリットを伝えて相手の考えを変えることが必要です。
婚活の場では、男性は若い女性を選ぶ傾向が見られるため、20代女性は人気が高くうまくいきやすいでしょう。男性の場合は、経済面で不安視されるケースがあるかもしれません。

20代の成功ポイント

20代の婚活を成功させるには、ゴールを結婚に設定することが何より大切です。出会いがあって恋人関係になっても、相手に結婚願望がなければ結婚には至りません。その場合、恋人期間だけが長くなり、結婚に至らず破局する可能性もあります。
20代の場合は未婚率も高いため、合コンや友人の紹介といった出会いも期待できるでしょう。20代の婚活では、単なる出会いではなく、結婚したいと考えている相手との出会いが重要です。また、就職して同じ会社で働き続けると、なかなか新しい出会いに恵まれないかもしれません。その場合は、何かしらの行動に移さなければ、結婚が遠のいてしまいます。
結婚を考えている相手と確実に出会える結婚相談所は、成婚しやすい婚活方法だといえるでしょう。結婚願望のない方と出会いやすい20代だからこそ、結婚したい方は結婚したい方と出会える場所で婚活することが大切です。
20代の結婚については、こちらの記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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30代の婚活事情

続いて、30代の婚活事情を紹介します。平均初婚年齢を上回る30代は、結婚している方が多くなる年齢です。これまで結婚を考えたことがなかった方のなかでも、結婚を意識する方が増えてきます。
それでは、実際にどれくらいの方が結婚しているのか、30代の未婚率を見てみましょう。
30代の未婚率
平成27年の国勢調査による30代の未婚率は以下のとおりです。

  • 男性

 ⮚ 30~34歳:47.1%
 ⮚ 35~39歳:35.0%

  • 女性

 ⮚ 30~34歳:34.6%
 ⮚ 35~39歳:23.9%

30代は男女ともに未婚率が半数を下回っています。同年代の友人にも既婚者が増え、自分自身が未婚であることを意識しやすくなる年代だといえるでしょう。
また、2020年と2000年の婚姻件数を比べると10代~20代前半といった若い年代の構成割合が減っています。対して、30歳以降の割合が高くなっており、30代での結婚が増加傾向にあることがわかりました。

参照:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
参照:統計局ホームページ/平成27年国勢調査 我が国人口・世帯の概観

30代の現実

30代は、周りに既婚者が増えてくるため、結婚を意識する機会が増える年代です。結婚した友人と時間が合わなくなったことをきっかけに、結婚を考え出す方も少なくないでしょう。
仕事の経験を積んだ30代は、職場での立ち位置も変わってきます。そのなかで、未婚であることが仕事に影響するかもしれません。たとえば、独身者には転勤辞令が出やすいといったケースです。強制されるわけではありませんが、結婚して家族がいる既婚者よりも、独身者のほうが身軽に動きやすいと見られるでしょう。
また、新しい出会いの場がなく、なかなか恋愛に発展しづらいといった事情もあります。ライフスタイルが多様化しているため、男女ともに、恋人関係となった相手に結婚願望がないことも考えられます。
そして、恋人とお別れした後に、また恋人関係から始めることを負担に感じる方も少なくありません。結婚を目的とするのなら、出会いの場が少なくなる30代はすぐ動くことが大切です。まずは、結婚したいと考えている相手に出会える場を探しましょう。

30代の成功ポイント

30代は、20代でさまざまな経験を積んできた分、相手を見る目が厳しくなっている可能性があります。婚活では、理想が高すぎるとなかなか結婚にたどりつきません。これまでの価値観にとらわれず、条件を広げることも大切です。ただし、ただやみくもに条件を広げるのではなく、まずは自分にとっての優先順位を明確にしましょう。年収や年齢、趣味など、譲れない条件を決めてから、それ以外の条件をゆるめることをおすすめします。
婚活においては、選ぶ立場であるだけでなく、選ばれる立場であることも忘れてはいけません。自分の理想だけを追い求めないようにしましょう。
婚活では、客観視してくれる人に相談することも大切な成功ポイントです。人に話すことで気持ちが整理され、自分ひとりでは気付かなかった新たな視点が見つかることもあります。

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40代の婚活事情

40代になると、婚活事情は20~30代とは少々変わってくるでしょう。30代よりさらに未婚者が少なくなるため、結婚できるのか漠然と不安に思う方も少なくありません。
まずは、40代の未婚率から紹介します。

40代の未婚率

40代の未婚率は以下のとおりです。

  • 男性

 ⮚ 40~44歳:30.0%
 ⮚ 45~49歳:25.9%

  • 女性

 ⮚ 40~44歳:19.3%
 ⮚ 45~49歳:16.1%

40代になると、未婚者が男性3割、女性2割を下回ります。そのため、男性の7割、女性の8割以上は既婚者だと思いがちです。
しかし、40代になると離婚や死別などを経験した独身者が少しずつ増えていきます。そのため、実際の40代既婚者の割合は以下のようになります。

  • 男性

 ⮚ 40~44歳:65.4%
 ⮚ 45~49歳:68.0%

  • 女性

 ⮚ 40~44歳:71.8%
 ⮚ 45~49歳:72.7%

参照:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
参照:統計局ホームページ/平成27年国勢調査 我が国人口・世帯の概観

40代の現実

35歳からの初産は高齢出産と定義されています。実際には40歳以上の初産も増えてきていますが、高齢出産はリスクが高まると一般的に認知されているのが現状です。そのため、子どもを望む男性はより若い女性を選ぶ傾向があります。同様に、20代で結婚するよりも男性の場合は、年齢が上がるほどに経済力が求められるでしょう。
40代になると結婚が難しいと考えてしまいがちですが、実際にはそういったことはありません。40代の結婚が難しい大きな理由としては、出会いがないからです。35~39歳未婚者の過半数が、独身でいる理由として「適当な相手にめぐり合わない」と回答している調査結果もあります。40代になると、さらにその傾向が顕著になるでしょう。40代の婚活においては、結婚したいと思える相手にどう出会うかが重要です。
また、未婚率が低い年代だからこそ、40代で未婚だと「結婚できない理由がある?」と思われてしまうケースもあります。そのように思われないためにも、結婚を目指すならできるだけ早めに動いたほうがよいでしょう。

参照:30代後半を含めた近年の出産・結婚意向|国立社会保障・人口問題研究所

40代の成功ポイント

40代になると、年齢や年収といった条件ではマッチングできない可能性があります。成婚するためには、自分から動く姿勢が大切です。婚活パーティーや街コンでは、自分から積極的に話し掛けましょう。結婚相談所なら、申し込みを待つだけではなく、自分から検索したりメッセージを送ったりして積極的に相手を探します。
また、相手に求める条件の見直しも大切です。40代になると、離婚や死別でパートナーとお別れした独身者が増えてきます。「初婚」という条件を外せば、より多くの方と出会えるでしょう。
40代の婚活は、結婚を前提としている結婚相談所がおすすめです。婚活パーティーや街コンの場合は、カップルになれたとしても、その後のお付き合いは、自分が行動に移さなければ先に進みません。結婚相談所なら、アドバイザーがフォローしてくれるため、関係を育てやすい点がメリットです。40代の場合、これまでの経験があるために、かえって素直にアプローチしにくくなっているケースがあります。そういったときに頼りになるのは第三者の目線です。
年齢が高くなると結婚しにくくなるのは40代の男女共通ですので、早めに婚活をスタートさせるのが成功のポイントだといえるでしょう。
40代の婚活方法や成功ポイントは、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

フィールドにこだわれば幸せが見える「40代からの婚活」で知っておくべきこと

50代の婚活事情

最後に、50代の婚活事情を見ていきましょう。50代になると、老後を意識して将来のパートナーを探す方が増えてきます。これからの家族を作るための婚活と少し趣が変わるのが、50代の婚活です。

50代の未婚率

50代の未婚率は、女性のほうが低い傾向にあります。

  • 男性

 ⮚ 50~54歳:20.9%
 ⮚ 55~59歳:16.7%

  • 女性

 ⮚ 50~54歳:12.0%
 ⮚ 55~59歳:8.3%

また、年齢が上がるにつれて、離婚や死別でパートナーとお別れした方が増えるため、既婚率は男女ともに8割を超えません。
具体的な50代の既婚者割合は以下のとおりです。

  • 男性

 ⮚ 50~54歳:71.7%
 ⮚ 55~59歳:75.0%

  • 女性

 ⮚ 50~54歳:75.1%
 ⮚ 55~59歳:77.3%

参照:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
参照:統計局ホームページ/平成27年国勢調査 我が国人口・世帯の概観

50代の現実

50代の婚活は、20~30代の若い頃と違って、老後のパートナー探しという側面が強くなります。それを前提としたシニア向けの婚活パーティーなども多く、50代は婚活しやすい環境であるといえるでしょう。また50代は男性も女性も人生経験をしっかり積んでいるため、価値観が完成しているケースがあります。この先のパートナーを探すうえでは、これまでの経験で培った価値観が邪魔になることもあるため注意しましょう。
これからの人生で、自分が大切にしたいと思うことを明確にするのも重要です。相手の価値観を尊重することも大切ですが、合わせてばかりでもうまくいきません。一緒にいて楽しいと思える相手を選びましょう。
そして、50代の婚活では、相手に子どもがいるケースも少なくありません。結婚を家族に反対されないことも重要ですので、家族を含めて良い関係が築けるように意識しましょう。

50代の成功ポイント

50代の婚活を成功させるポイントは、死別や離婚など、相手のこれまでの人生を思いやることです。自分だけでなく相手にも、これまでに積み上げてきた人生があります。そこを否定しないように気を付けましょう。
40代までの婚活では、子どもを望むなら妊娠・出産というリミットがあります。その一方で、将来のパートナーを探す50代の婚活は、特にリミットがないため急ぐ必要がありません。そのため、結婚に至らず、だらだらと友人付き合いが続くケースもあります。お付き合いを始める前に、相手が結婚を考えているか確かめることも重要です。
50代になると、結婚したいと思える相手と自然に出会うのは難しいでしょう。そのため、婚活には結婚したい方と出会える結婚相談所や婚活パーティーがおすすめです。
50代の婚活ストーリーは、以下の記事で詳しく紹介しています。

50代で出会って結婚。幸せになれる50代の婚活ストーリー

結婚願望がある相手との出会いが大切

年齢ごとにさまざまな婚活事情があります。どの年齢にも共通していえるのは、結婚願望がある相手との出会いが大切だということです。双方に結婚の意思がないと結婚にはたどりつきません。婚活を成功させるためには、恋人になることではなく結婚をゴールに定めましょう。
そのためには、婚活パーティーや結婚相談所など、結婚を前提とした出会いの場がおすすめです。結婚相談所自体が婚活パーティーやイベントを開催することもあるため、結婚相談所に絞って婚活するのもよいでしょう。客観的なアドバイスと細やかなフォローで、アドバイザーが結婚へと後押ししてくれます。
結婚相談所でどのような相手に出会えるのか、まずは結婚チャンステストでチェックしてみましょう。