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生涯独身率が上昇中!一生独身でいるリスクとは?

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一生の間に誰とも結婚せず、生涯独身を貫くという方が増加しています。その意識を裏付けるように、近年では未婚率の上昇が目立っています。自由で気兼ねのない人生が注目される生涯独身ですが、一方で年齢を重ねるごとに多くのリスクも表面化。結婚しておけばよかったと後悔する方も少なくありません。今回は生涯を独身で過ごすリスクと、結婚に向けたアクションについてご紹介します。

目次

生涯独身率とは?

生活スタイルが多様化する中、結婚という選択肢を選ばない方も増加。一生涯独身のまま過ごす人の割合は上昇傾向にあります。

生涯未婚率は「45~49歳」「50~54歳」の平均値

生涯を独身のまま過ごす人の割合は「生涯独身率」と表現されることがあります。この数値は、国立社会保障・人口問題研究所から公表されている人口統計資料集(2021)から参照します。

2015年における生涯未婚率は男性が23.37%、女性が14.06%でした。2010年では男性20.14%、女性の10.61%から男女とも増加傾向にあります。

ただ、この人たちに結婚の意思が最初から無かったわけではないようです。同じく国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査(独身者調査)」によれば、1992年時点の18~34歳の独身者のうち「いずれ結婚するつもり」と回答した割合は、男性90.0%、女性90.2%でした。「一生結婚するつもりはない」を選んだのが男性4.9%、女性5.2%だったことから、若いころは強い結婚願望があったものの、実際には独身のまま50歳を迎える人が多くいることがうかがえます。

出典:性別,50歳時の未婚割合,有配偶割合,死別割合および離別割合:1920~2015年|国立社会保障・人口問題研究所

出典:出生動向基本調査(独身者調査)|国立社会保障・人口問題研究所

生涯独身者の増加による消費行動の現状と変化 

企業が実施している調査や流行している事象を調べると、消費活動を含めさまざまな活動に、独身者が増えたことによる多くの変化が見えてきます。 

家族より自分を優先 

花王が実施している「生活者の暮らしに関わる意識と行動」調査によると、「お互いに干渉しない家族がいい」と思うかという質問に対して、06年と16年を比べて「そう思う」「ややそう思う」と回答している比率は、既婚女性で53%から63%に、既婚男性で49%から59%に、どちらも上昇したそうです。家族よりも自分を優先したいと考える人が増えていることを示しているのでしょう。

参考:KAO くらしの研究(https://www.kao.co.jp/lifei/) 

一人旅が人気 

じゃらんの調査のよると、国内旅行に占める一人旅の割合は、2009年度12.9%から2018年度18.0%へと増加しているそうです。このような数字にも、独身者が増えていることが影響しているのではないでしょうか。 

参考:じゃらん宿泊旅行調査2019 (https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2019/07/90cd98b39dc3871ef6fba4148436792b.pdf) 

一人で結婚写真の撮影も 

ウェディングフォトを扱うスタジオには、ソロプランを用意するところがあるそうです。使われ方はさまざまですが、独身だけど若いうちに写真くらいは残しておきたい、というニーズに応えているようです。 

老いてからの人生を扱う書籍がベストセラーに 

人生を楽しみながら年齢を重ねてきた女性の著書が、多くの支持を集めています。精神的にも経済的にも十分に楽しめる、という著者の言葉に勇気づけられる独身者も多くいるようです。

参考:一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 篠田桃紅/著(幻冬舎)(https://www.gentosha.co.jp/book/b10798.html)

生涯独身を続ける魅力やメリット 

よく言われるように、結婚すると失うものは多くあるでしょう。独身生活を続けるメリットは、実際にはどのようなことがあるのでしょうか。 

自由 

独身なら当然のように、家族の都合を考えないで済みます。好きな時間に友人と出掛けて、欲しいと思ったものを購入して、休日は誰にも邪魔されずに過ごせます。でも結婚していると、配偶者が病気にかかれば看病しなければなりませんし、怪我などで休職している期間は養わなければならなくなるでしょう。 

生命保険でかかるお金が少なくて済む 

万が一に備えて保険に加入する場合、独身なら自分の生活に影響しそうな金額だけですみます。でも結婚していると、配偶者のため、子供のためにお金を残さなれければならず、将来のことを考えるほど保険の掛け金は多くなるでしょう。 

子供の教育費がかからない 

結婚して子供をつくると、子育てのためにさまざまなお金が必要になります。特に教育費は、大学進学まで考えたら相当な金額となってしまうでしょう。現在は政府がさまざまな施策を検討していますが、この問題はすぐには解決しそうにありません。 

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生涯独身を居続けるリスク・デメリット 

若い頃は独身生活を謳歌したものの、年齢を重ねるごとに独身であることに不安を感じる人も少なくありません。独身のままで続ける生活には、どのようなリスクが生まれるおそれがあるのでしょうか。

健康リスクが高まる

独身のまま高齢を迎えた人の多くが、健康に対するリスクの存在を挙げます。普段の生活の中では大きな問題を感じなくても、一度体調を崩してしまうと状況は一変。病気や怪我に見舞われた際に面倒を見てくれる人が周囲におらず、十分なサポートを受けられないといいます。

また、食事内容をはじめとした生活習慣が乱れやすいのもリスクのひとつ。バランスの取れた食事をとれない生活になりやすいため、年齢を重ねた時に健康寿命を損ねている場合もありえます。

今現在は問題がないとしても、将来的に生まれるかもしれないリスクは無視しにくいものです。

周囲との関係が変化する

独身生活の中で、親族や知人との関係が変化していると感じることはないでしょうか。「知り合いが結婚したんだからあなたも」と直接的な圧力を受けることで、親族との関係が悪化してしまうこともあるでしょう。また、同年代との会話の中では結婚や子どもの話が中心となり、話が合わないと感じることもあるかもしれません。

結果として周囲との関係が変化し、疎遠になってしまうことも。こうした立場の変化も、独身が抱えるリスクのひとつといえます。

生きがいを見つけにくい

若い頃には「一生趣味に生きる!」と心に決めていても、年齢を重ねると状況は変わってきます。加齢と共に体力が衰え、好奇心も薄れた結果、趣味や目標がなく生きがいを持ちにくくなることもありえます。

また趣味はなくても、子どもやパートナーといった存在を心の支えにしている夫婦も大勢います。しかし独身にはそういった心の支えも作れないため、精神的に孤独を感じやすくなるリスクが生まれるでしょう。

パートナー探しの方法

生涯独身のまま過ごしたくないという方は、ぜひパートナー探しに取り組んでみましょう。どの世代の方にも挑戦していただけるパートナー探しの方法はたくさんあります。

結婚パーティー

独身者にとって、結婚パーティーはパートナー探しに非常に有効な方法のひとつです。多人数で集まる結婚パーティーの多くは、参加者に年齢や職業、結婚歴といった条件が設けられています。同世代の未婚のみ、年齢差OKなど、自分の希望や属性にあったパーティーを選べるのが大きなメリットです。

友人・知人からの紹介

友人・知人からの紹介は、若い世代だけでなく、中高年世代にも有効です。ある程度年齢を重ねると離婚経験者も増えてくるため、再び紹介してもらえる機会が出てきます。

結婚相談所

結婚パーティー以上にしっかりとした条件を決めて婚活に臨めるのが結婚相談所です。具体的な条件同士をすりあわせる結婚相談所なら、マッチングしたお相手とのお話に安心して集中できるでしょう。またアドバイザーがご自身に合った紹介ができるようにさまざまなサポートをしてくれますので、お見合いの経験がない人でも安心して婚活に取り組めるでしょう。

生涯独身のリスクを理解し、結婚へ踏み出そう

現代では独身は珍しい存在ではなく、「おひとりさま」という言葉が当たり前に受け入れられるようになりました。ただ、家族やパートナーに縛られない自由で優雅なイメージがある一方、独身のまま老後を迎えるリスクを考え本当は結婚したい、という人も珍しくありません。

オーネットでは無料の「結婚チャンステスト」により、年齢や条件にあったパートナー候補をご紹介しています。「独身でいるつもりだったけれど、やっぱりパートナーが欲しい」「本当は結婚したいけれど、相談できる人が周りにいない」という方は、ぜひオーネットにご相談下さい。

みんなの婚活体験談 

オーネットで運命の出会いを見つけられた先輩の体験談は、「今さら婚活なんて」と考えている方の不安を取り除く良い機会になるはずです。ぜひ一度ご覧いただき、これから本気で婚活に取り組むきっかけにしてみませんか。 

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[記事制作者:株式会社オーネット 編集部][監修者:大宮支社 成田アドバイザー]