貯金がないから結婚を諦める、と考える人は少なくありません。披露宴や指輪、新居など、結婚に関わる出費が多いのは事実。しかし一方で、貯金がなくても結婚をしたカップルはたくさんいます。
果たして結婚をするには多額の貯金は必須なのでしょうか。今回は結婚にかかる費用を節約する方法から、貯金なしでも結婚できる方法についてご紹介します。
目次
結婚相談所の費用相場は?
結婚相談所は通常、入会時に初期費用がかかり、その後の活動費として月会費がかかる仕組みになっています。内訳は結婚相談所ごとに細かく変わりますが、オーネットの結婚相談所比較のページで確認すると、初期費用は大手の多くが10万円台で、月会費が1万円台であることがわかります。ここに、オプション費用や成婚料などが別途必要になるので、おおまかな費用感の参考にしてください。
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貯金なしだと結婚相談所に入会するのは難しい?
貯金がないことが原因で、結婚相談所から入会を断られることはありません。ただし活動中は、継続的に月会費などの支払いが発生することになります。婚活のために借金に頼らずに済むためにも、計画を立てて無理のない範囲で婚活を進めましょう。
貯金なしだと印象が良くない?
貯金がない場合の印象を、男女別に見ていきます。相手から貯金額を聞かれた際の対応法も確認していきましょう。
男性の場合
貯金がなくても、結婚相談所で婚活はできるでしょう。でも男性の場合、結婚後の新生活の費用として、ある程度は貯金していることを期待されるものです。そのため、女性は貯金がある男性を希望していることが多く、結婚相手としては印象が悪いかもしれません。
女性の場合
女性は、貯金額によって男性からの印象が変わる心配は少ないでしょう。しかし、お金にルーズだったり計画性がなかったりすると、男性に「この女性と結婚したら苦労しそう」と思われてしまう原因になるので、注意が必要です。
貯金額を聞かれたらどうする?
相手から貯金額を聞かれたら、つい見栄を張りたくなるかもしれません。しかし、ここで嘘をついて後でバレる方が、心象は悪いです。素直に答えて、これからどうしていきたいか?を二人で前向きに話し合ってみましょう。
貯金がない人は今後どうしたらいい?
それでは、貯金がない人は今後どうしたらいいのでしょうか。その詳細を確認します。
貯金ができない原因を突き止めて改善していく
貯金がない場合、そこには原因があるはずです。出会いのために交際費を使い過ぎることはなかったか、無駄遣いしていなかったか、少しでも残せる方法はなかったのかなどと、ひとつひとつ確認してみてください。他の人よりも年収が多い人は反省し、年収が少ない人は貯金する方法を考えることで、生活の見直しを図りましょう。
現在の支出を把握する
自分のマネープランを見直すことも大切です。これは貯金のあるなしに関係ありません。家計簿をつけてみたり、スマホの料金プランを見直したりと、支出を把握したり、おトクに暮らす方法はたくさんあります。節約と合わせて行うことで、毎日を賢く過ごせるようになるでしょう。
結婚にかかる費用
結婚に向かう間にはいくつもの過程があり、それぞれで費用がかかります。婚活・結婚指輪・結婚式・新婚旅行・新居といったそれぞれの過程において、必要とされる費用の額を見てみましょう。
婚活
結婚相手探し、いわゆる婚活は、選ぶ手段によって費用が必要です。友人の紹介やサークルでの出会いなど、婚活関連サービスを利用しなければ出会いは無料ですが、関係を深めるためのデートなどには一定の費用がかかります。
また婚活パーティーや街コンなど、パートナー探しのイベントに参加するなら1回ごとに数千円程度の参加費が必要。結婚相談所に入会するなら入会金だけでも数万円という費用がかかり、さらに月会費も必要です。
これらの費用は、パートナー探しの期間によって総額が大きく変わります。短期間で相手を見つけられるなら少額で済みますが、長期化すると大きな金額になってしまうことも考えられます。
婚約指輪・結婚指輪
パートナーが見つかり、無事に結婚の約束をとりつけたら、「婚約指輪」の用意が必要です。かつては男性が給料3カ月分の指輪を用意するという時代がありましたが、近年ではあまり値段にこだわらない傾向が強まっています。
とはいえ、およそ30万円が婚約指輪のボリュームゾーン。婚約指輪を作らない代わりに結婚指輪を豪華にする、といった夫婦もいるようです。
結婚式
結婚式を挙げる場合の費用は、人数や規模によって大きく異なります。
家族や親しい友人だけの食事会程度なら、数万〜数十万円で済むでしょう。一方で、結婚式場でゲストの人数が100人を超えるような大規模な式を挙げると、総額で400万円を超えることも珍しくありません。
いただいたご祝儀である程度回収できるとしても、まとまった出費が必要な点は覚悟が必要です。
新婚旅行
新婚旅行は行き先によって費用は大きく異なります。国内でも、観光地やテーマパークなど近場で済ませるなら10万円台。海外での長期ハネムーンでかるく50万円はオーバー。現地で長期間滞在を考えたら100万円以上のプランも、といった具合に上を見ればきりがありません。
新居
新居の費用は、どの程度の広さの部屋を借りるか?場所は都内を希望するか?などで大きく変わります。都内を検討しているなら、30~50万円程度の初期費用がかかると考えてよいでしょう。
引っ越し費用は、荷物の量次第ですが一人5~10万円はかかると見てよいでしょう。
結婚の費用を抑えるには
お金をかけなければ絶対に結婚できない、というわけではありません。節約できるところは切り詰めたいというカップルは、不要な費用を抑えられるように検討してみましょう。
結婚式の規模・グレードは最小限に
結婚披露宴は、お金をかけようと思えば、青天井にかけられてしまうイベントです。一生の思い出に残るイベントである一方、近年では新型コロナの影響で、家族や親類だけを呼ぶ食事会や親しい友人を集めたレストランウェディングなど、安く小規模な式を選ぶ傾向が強まっています。
さらに近年では、結婚式場の挙式プランも豊富になっており、費用をご祝儀の範囲で収めるゼロ円披露宴をうたう式場も登場していますので、ある程度豪華な披露宴を持ち出しなしで開けるかもしれません。
婚約指輪と結婚指輪はどちらかだけ
結婚に関する指輪は、婚約指輪と結婚指輪の2種類ですが、一般的に長く身につけるのは結婚指輪。婚約指輪は着けなくなるという夫婦は多いため、結婚指輪だけを作る選択肢も考えられます。
さらに指輪にこだわらないなら、結婚指輪も安い金額で済ませ、その分の費用を旅行に回すといった使い方も検討できるでしょう。
旅行は落ち着いてから
新婚旅行は長期の休暇が必要とされるため、忙しい仕事人はチャンスがないことも。また近年では世界的な感染症拡大の影響により、渡航が難しい状況が続いています。
環境が落ち着くまで、将来気兼ねなく海外旅行に行ける日に向けてお金を貯めておいてもよいでしょう。また新婚旅行は国内で済ませておき、海外旅行は子どもができた後の楽しみとするのもいい選択です。
新居はどちらかの家か親との同居も検討
新居に必要な費用は決して安くありません。十分な広さの住居を借りたいと思うなら、広さに比例して多くの費用がかかります。すぐに希望の新居に入るのが難しいなら、お金が貯まるまでは独身時代の部屋での同居や、どちらかの実家で親と同居するといった選択肢もあります。
パートナー探しは紹介を中心に。短期勝負なら結婚相談所も
これからお相手を見つけようとする場合、婚活パーティーや婚活イベントへの参加は、毎回参加費がかかります。出会いにかかる費用を抑えたいなら、友人知人からの紹介を頼るのがよいかもしれません。
しかし紹介してもらった相手に結婚の意思がない場合、デート費用と時間を浪費するだけになってしまいます。短い期間で結婚までたどり着きたいと思うなら、プロの支援を受けられる結婚相談所という選択肢も検討するとよいでしょう。
貯金がなくても結婚できる!まずはパートナー探しから始めよう
結婚には多くのお金がかかるイメージがあります。実際に豪華でお金がかかった結婚式の風景を見るたびに、お金がない自分には無縁の世界と思うかもしれません。しかし、工夫次第で結婚にかかる費用は抑えられます。理解あるパートナーと巡り会えれば、貯金ゼロでも結婚のチャンスは十分にあるといえるでしょう。
長期化しがちな婚活も、アドバイザーのサポートを受けられる結婚相談所を利用することで、結果的に費用・時間の両面でお得になるでしょう。結婚相談所でのパートナー探しに関心がありましたら、ぜひ無料の「結婚チャンステスト」で婚活をスタートしてみましょう。