「結婚って一体いくらかかるんだろう」と漠然と思ったことはありませんか?2人の門出を祝うために作る結婚資金。結婚後も生活に直結するお金の話だから、しっかりとパートナーと話し合い後悔しないようにしましょう。ここでは一般的に必要とされる結婚にかかる費用と、貯金ゼロからはじめる結婚資金の作り方もご紹介します。
目次
結婚で必要な出費は?
結婚には結婚式や結婚・婚約指輪だけでなく、他にも準備しなければならない部分がたくさんあります。そのため、結婚を考え始めたら、早めに何にどのくらいの費用がかかるのか知っておくといいでしょう。
ここでは、結婚で必要な出費について株式会社リクルートマーケティングパートナーズが公表している「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」「ゼクシィ新生活準備調査2016」を参考に詳しく解説していきます。
婚約にかかる費用
婚約にかかる費用の内訳は、全国平均で「婚約指輪35.5万円」「両家顔合わせ6.7万円」「結納式の費用23.1万円」となっています。プロポーズをして正式に婚約が決まると、両家への結婚のご挨拶をして、結納や顔合わせの食事会をするのが一般的な流れです。両家の顔合わせでは飲食代の他に、両親が遠方に住んでいる場合は交通費や宿泊費も発生します。
挙式・披露宴にかかる費用
挙式・披露宴にかかる費用は全国の平均値が約354.9万円です。「挙式料37.1万円」「衣裳64.9万円(新郎・新婦)」「料理と飲み物の総額121.7万円」などがそれぞれかかった金額となっています。
「料理と飲み物」の費用相場には、ウェディングケーキやデザートビュッフェ、ウェルカムドリンク、シャンパンタワーなどの費用も含まれます。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で式を挙げなかったり、少人数の挙式で済ませたりする人も増えているため、ここ数年の費用は大きく変動することも考えられるでしょう。
ハネムーンにかかる費用
新婚旅行のうちお土産代を除く2人分の旅行費用は、調査結果の平均値が61.4万円です。ハネムーンもここ数年は行かないカップルが増えているようですが、2019年の調査結果では84.3%の人が「新婚旅行に行った・行く予定」と回答しているので、大多数の人はハネムーンを計画しているといえるでしょう。
行き先が国内か海外かによって費用は異なりますが、旅行費用については、100〜110万円未満(15.7%)、50~60万円未満(13.2%)の順に多い結果になりました。旅行先は海外ではハワイやヨーロッパ、国内では沖縄などの南国リゾート地が人気で、滞在期間は1週間程度という回答になっています。
出典:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ゼクシィ首都圏「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」
新生活にかかる費用
新生活にかかる費用は、新居の契約に必要な敷金や礼金、家賃や引っ越し代、家具や生活用品などを含めた費用が挙げられます。もともと持っていた家具を継続して使う場合は、少し費用を抑えられるでしょう。
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ゼクシィが公表している「ゼクシィ新生活準備調査2016」によると、家電の購入費用の全国平均は37.4万円、インテリアや家具の購入費用は40.0万円という結果が出ています。
出典:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ゼクシィ「ゼクシィ新生活準備調査2016」
結婚した人達のリアルな貯金額
ゼクシィ結婚トレンド調査2020では、結婚費用のための夫婦の貯金総額のデータがあります。それによると、2020年度の調査では平均貯金額が311.8万円でした。貯金が100~200万円未満の人が最も多く、次に多いのは200~300万円未満、3番目に多いのが300~400万円未満という結果です。過去の同様の調査においても、それほど貯金額に違いは見られません。そのため、実際に結婚した人達のリアルな貯金額は200万円程度と考えられます。
出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2020(全国推計値)」「新婚生活実態調査2018(リクルートブライダル総研調べ)」(P32~33)
貯金がなくても結婚式はできる
実際に結婚した人の多くはある程度の貯金を用意しています。しかし、中には貯金がほとんどない状態で結婚式をしている人もいるので安心してください。結婚式にはさまざまなパターンが存在しています。そのため、お金がない状態であっても2人で納得できる形で結婚式をすることは可能です。たとえば、王道の結婚式以外にも、下記のようなスタイルの結婚式があります。
・家族だけで祝うミニ結婚式
・フォトウェディング
ミニ結婚式は家族だけが参加して行う小さい規模の結婚式です。最近は結婚式に予算をかけたくない人が増えており、ミニ結婚式は人気を集めています。結婚式の費用が高くなるのは、多くのゲストを集めるからです。そのため、参加するゲストを最低限に抑えることができれば、結婚式の費用を抑えることにつながります。
フォトウェディングとは、結婚式をせずに写真撮影のみを行うスタイルです。夫婦がそれぞれタキシードやウェディングドレス、和装などの衣装を着て、希望のロケーションを選んで撮影をします。フォトウェディングのみであれば費用があまりかからず、貯金のない夫婦でも安心して行えます。
オープラスなら2人の新生活までをサポート
オープラスは婚約・結婚指輪から結婚式、さらには新生活のための引越しまでをサポートしているサービスです。オーネットの会員をサポートするサービスであり、結婚が決まった夫婦を対象としています。たとえば、オープラス対象ショップで婚約・結婚指輪をお得に購入することが可能です。それぞれの好みのスタイルでお得に結婚式をするためのサポートも行います。新居への引越しにかかる費用を節約するサポートも提供しています。
結婚資金の作り方
これから結婚資金を作るためには、どのような方法があるのか紹介しましょう。
地道に貯金
多くのカップルが結婚するために用意している貯金額は300万円程度。現時点の貯金を考慮して、あとどのくらいのお金を貯めなければいけないのかを考えて、地道に貯金していくという方法があります。リアルな数字を目標として掲げているので、2人が一緒に頑張れるというメリットがあるのです。貯金をするのは大変なことですが、同じ目標に向けてお互いを励まし合いながら頑張ることができるため、成功する可能性は高いでしょう。きちんと貯金を貯めることができれば達成感が生まれて、結婚を前にして2人の絆を深めることにもつながります。
ローンを組む
結婚するための費用が不足している場合は、ローンを組むという選択肢もあります。結婚した後で少しずつ返済することを前提としているため、計画的に借りることが大切です。借りたお金を何に利用するのか使い方を考えて、必要最小限のお金のみを借りましょう。
ローンを組む際には2人でしっかりと話し合いをすることが大切です。お金の話をきちんとできる関係を築く、計画的に返済を続けることができなければ、返済にあたって揉めたり後悔したりするかもしれません。
結婚費用の節約術や賢いお金の使い方
先述した調査の結果のとおり、結婚には膨大な費用がかかります。そのため、結婚をする際には節約できる部分は節約するなどして、少しずつ費用を抑えていくといいでしょう。ここでは、結婚費用の節約術や賢いお金の使い方をご紹介します。
結婚式のプランを工夫する
結婚式は親族や仲の良い友人のみのレストランウェディングや、ふたりだけの挙式、写真のみのフォトウェディングにすると、費用をグンと抑えられます。最近はネットで簡単に全国のフォトウェディングスタジオを検索できるので、思い切ってリゾート地で撮影するのもいいでしょう。
ハネムーン先で挙式する
リゾートウェディングなら、挙式も旅行も一度に楽しめます。海外挙式はお金のかかるイメージがありますが、実際は親族のみの小規模プランが豊富にあるため、旅費以外の費用はそれほど変わらないでしょう。海外だけでなく、沖縄などの国内のリゾート地で挙げるのもおすすめです。
結婚式に必要なものを手作りする
結婚式のウェルカムボードや招待状などの出費は、積み重なると予想以上に費用がかかってしまいます。しかし、このような小物のアイテムは、手作りにすれば費用が浮くうえに、心のこもった結婚式にもなるでしょう。
結婚を目指す貯金を2人で一緒に
結婚に必要なお金を貯める道のりは、決して楽ではありません。ですが、楽しんで貯蓄ができるなら、将来も2人で頑張っていけるでしょう。理想と現実と希望のバランスを取りながら計画を立ててみてください。
もし、パートナーを探すのであれば、まずは結婚チャンステストで金銭感覚のしっかりした方を探してみるのも良いでしょう。きっとあなたにぴったりのパートナーに出会えるはずですよ。