男性でも女性でも、おそらく人生で何十回も経験をすることはないのがお見合いです。そのため、お見合いの手順やお見合いにいくための服装選びなんて、アドバイスなしに正解を導き出すのは難しいものです。カジュアルでもいいの?若い20代のおすすめは?40代の落ち着きはどう表現する?夏や冬はどうするの?と迷うときの指針を教えます。最終的に専門家へ聞く前に、こちらの記事でおおまかに押さえておきましょう。
目次
お見合いの流れや注意点って何かがあるの?
テレビや映画の中ではよく見聞きする、お見合い。でも実際にやったことがある人って、友人や知り合いの中にはそれほどいないのではないでしょうか。確かに、厚生労働省が発表する結婚に関する意識 の恋愛結婚・見合い結婚構成の推移によれば、2000年代後半の見合い結婚の割合はわずか5%ほど。ただ、20人にひとりくらいはお見合い結婚を選んでいるわけですから、婚活をしている人は「ひょっとしたら私もお見合いを経験するかも?」くらいには考えておいた方が良いでしょう。
それでは、実際のお見合いがどんな手順で行われるのかを確認しましょう。以前からのやり方を例に挙げると、
- 最初に写真や情報からお相手の印象を判断
- お見合いを取り持つお仲人さんが、時間と場所を調整
- 当人たちはお仲人さんの指示に従う
- 最初にお仲人さんからお相手を簡単に紹介してもらう
- お仲人さんから会話のきっかけをつくってもらい、徐々に二人でのお話へと移行
というものでした。場所については落ち着いたところならどこでも良く、ホテルのロビー・レストラン・料亭のほか、なかにはお仲人さんの家で行ったこともあるそうです。
ポイントとなるのは、すべてお仲人さんが仲介してくれる点でしょう。とりあえずお相手に会ってみるか?の確認、お見合いの場での会話のきっかけづくり、終わった後にこのお付き合いを進めるか?の返事と、あらゆる面でサポートが受けられ、お断りをする際にもお仲人さん経由となるのですから、異性の前では緊張してしまう方には大きな安心材料となるでしょう。
現在のお見合いには、最初から二人だけで会うパターンもあります。初顔合わせから二人だけなので、マッチングアプリなどを利用したときの初顔合わせと同じ状況、とも言えるかもしれません。このときの一般的なルールとしては、お誘いする方から時間と場所を提案します。そうなると、場所決めは特に重要でしょう。カフェなどで「まずは気軽にお会いしましょう」と提案する、あるいは本格的なレストランを予約して「最初はじっくりお話がしたいです」と迫ってみる、といったやりとりを通じるだけでも、「今回の出会いに対する本気度」を同時にアピールできるはずです。
女性・男性・世代別・・・おすすめの服装を知ろう
TPOという言葉がありますが、それをお見合いに合わせて言うのなら、お見合いをする場所に合わせた服装を選ぶ、と言うのが正解です。フォーマルな場所で行うならかっちり目の服装で、カジュアルなお店で行うなら少し遊びの要素を入れて、と言った具合にその場所にふさわしい服装で出掛ければ、ほぼ間違いはないのです。それにもかかわらず、お見合いの服装選びについては悩む人が多いと言われます。そこでここからはもう少し具体的に、オーネットが行っている実際のアドバイスなども交え、ホテルのラウンジで1〜2時間ほどお話をする前提でも服装の選び方をご紹介していきます。
女性
出会いの段階で女性が目指したいのは、きちんと感。「今日あなたにお会いするために準備をしてきました」と、相手に思ってもらえるような服がおすすめです。困ったら、年齢を問わずワンピースを選びましょう。柄物ではないシンプルなデザインのものなら問題ありません。明るい色から選ぶのが基本ですが、20代など若い方なら甘さが強めのピンクなどを選んでも大丈夫でしょう。
ブラウスとスカートを選ぶ場合、トップスに暖色系やパステルカラーのものを合わせ、顔の表情が映える配色にするのがポイントです。合わせるスカートは黒など重苦しい印象のものはNGですが、素材感でメリハリを出して遊ぶのはむしろOK。ここに靴やバッグ・アクセサリーを合わせますが、色やサイズ感で統一感を出すように注意します。なおジャケットについては、スタイルによってはビジネス感が出てしまうので、迷うくらいならあえて外してみてはいかがでしょう。
男性
男性が目指すのは、清潔感のあるスッキリとした服装。無難を目指すならジャケットスタイルで、カジュアルとフォーマルのバランスが取れたものがよいでしょう。定番はジャケット+白系のシャツ+パンツ。ジャケットはネイビーでもグレーでもOKですが、基本はキレイ目のアイテムから選びます。「若々しさを演出したい」と考えて、サイズ感やシルエットで流行を追いたくなる気持ちも理解できますが、お見合いではあくまでジャストサイズのスッキリ感を重視しましょう。ここに明るめのシャツとパンツを合わせます。パンツはグレーにするか?白系などから選ぶか?で遊んでみても面白いですが、シャツはダークカラーを選ぶと表情がくすんで見えたり清潔感が薄れたりするので、注意が必要です。
職業で着ている制服やスーツなどを好む女性もいますが、いつも着ているようなビジネススーツを選んでしまうと堅苦しい印象を与える可能性が高いので、あえて選ばない方が良いです。「あなたに会うために服も選んできました」という特別感を忘れないようにしましょう。
自分が本当に似合うものを選ぶ方法とは
ただ注意してほしいのは、ここまでに紹介した服はあくまで一般論であること。お見合いで相手に好印象を持ってもらうことを目的にするなら、やはり自分に本当に合う服を選ぶことが大切なのです。
でも、自分に合った服を探せる自信がある人は、なかなかいないもの。また、本当に似合う服とは人それぞれであることにも気をつけなければなりません。よく言われることにも注意が必要で、例えば色白でぽっちゃり体型の人が絶対に白などの薄い色の服が似合わないわけではなく、また黒系の服を着ていたとしても常に細めに見えるわけでもありません。そんなときに必要なのが、第三者のアドバイスです。ファッションコーディネーターやカラーコーディネーターなどの客観的な視点をもった方から意見をもらった方が良いのは当然ですし、もちろん服を買う際に店員さんに意見を求めるのも良いでしょう。結局のところ、長年自分自身の磨きをかけている人でもない限り、自分に似合うものがどれか?ということはなかなかわからないものなのです。
重視すべきは相手からの印象。不快感を与えないためのポイント
ここまでは自分がどんな服装を選ぶべきか?にフォーカスを当ててきましたが、ここにはとても重要な点が抜けています。お見合いを成功に導くポイントとなるのは、実は「相手からどのように見られるか?」ということ。つまり、一般的に好印象を抱かれる状況を、服を含めて全般的に整えることが、最も大切なのです。
だらしない印象はダメ
まずは相手に好印象を持ってもらいましょう。そのために気をつけたいのが、だらしない印象を与えないことです。服で言えば、シワシワになっていたりシミがついていたりしていないか?靴やバッグやアクセサリーでなら、汚れたり壊れたり使い古されていたりしていないか?ということを気にかけます。特に靴は思った以上に気にする人が多いので、前日に磨いておくくらいの準備を忘れないようにしましょう。
気にするのは、身につけるものばかりではありません。髪がボサボサ・整髪料を使いすぎ・爪の手入れが不十分で汚れている、といった部分は、自分が思う以上に相手には目がつくもの。他にも、女性なら化粧や香水が濃すぎ・男性なら無精ひげの印象が悪い、という理由から「この人ちょっと無理かも」と思われてしまうことが多いそう。聞いたらどれも当たり前のように感じられるものばかりですが、それでもお見合い前にはひとつひとつ入念にチェックをしていきましょう。
個性的すぎるのも考えもの
初めてお会いする人の好みは、なかなかわからないもの。それゆえに、個性的な服や流行の最先端の服を着ても、同性にはおしゃれなイメージを与えるかもしれませんが、異性には理解されない可能性があることを覚えておきましょう。
例えば女性の場合、露出が多い服や体のラインが露骨に出るような服がNGと言われるのは、人によっては「奥さんにするにはちょっと派手すぎる」とよくない印象を与える可能性があるから。男性も同様で、どんなにアクセサリーや時計にこだわっていても、相手には「オラついている??」と自意識過剰なイメージばかりが伝わってしまう可能性を考慮するべきです。それでも迷うようならば、最初は難しく考えるのをやめて、まずは質素や清楚といったシンプルなイメージを持つようにしてみてはいかがでしょう。
当たり前の感覚をキープ
ここで述べているような一般常識のようなものを突き詰めてしまうと、「雨が降ったらどうする?」「暑くなったり寒くなったりしたら脱いだり着たりしていいの?」と、頭でっかちに考えてしまうかもしれません。確かに、婚活は通常数カ月の時間をかけて行うので、「最初のお見合いは冬だったけど、今度のお見合いは夏にやる」といった状況も起こるもの。そんなときにはあらためて、色もデザインも違うお見合い用の夏服を準備すれば良いだけのことなのです。お財布は痛いかもしれませんが、季節外れの服を着て違和感を与えるよりも、ずっと良い結果につながりやすいでしょう。
やっぱり頼れるのはプロ!サービス充実の結婚相談所
最初にお見合い結婚の割合が少なくなっていることを紹介しましたが、その理由のひとつには、婚活関連サービスが一般的になったことが挙げられるでしょう。特に結婚相談所のアドバイザーは、お相手の紹介・活動の進め方・相手とお会いするときの心構えなど、さまざまなフォローやアドバイスをしてくれる「現代のお仲人さん」とも言える存在になっています。ですから、もしあなたがお見合い結婚をしてみようと考えたならば、まずはいろいろな結婚相談所のサービス内容を比較してみてはいかがでしょうか。
例として、オーネットではアドバイザーによる髪型やメイクを含めたトータルなファッションアドバイス・仕事や日常生活でも使えるコミュニケーション術などの自分磨き・二人の距離の近づけ方など、服装や外見から内面のブラッシュアップまでさまざまなサポートメニューを用意しています。こちらのページでも内容を簡単にご確認できますので、軽い気持ちでのぞいてみてはいかがでしょうか。