10代・20代の利用者も多いTwitterは、ハッシュタグのワードを工夫したり趣味友アカウントを作ったりすれば、知らない誰かとつながる可能性が広がる便利なサービスです。しかし、出会いや結婚を目的に利用した途端、釣りや業者なのではないか?怖い事件に巻き込まれるのでは?と相手に警戒されブロックされてしまうこともあるので注意が必要です。
目次
結婚を考えている人も知っておくべき?Twitterの実際の使われ方
総務省情報通信政策研究所が発表した平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書において、主なソーシャルメディア系サービス/アプリの利用率の質問に対し、LINE(82.3%)に次ぐ結果となったTwitter(37.3%)。中でも10代(66.7%)・20代(76.1%)における利用率の高さが特徴となっています。10代後半から20代は、近い将来の結婚も考えている可能性が高い年齢層とも合致しているために、人気のSNSの中でもFacebookやInstagramと同じようにTwitterは無視できない存在とも言えるのではないでしょうか。
そんなTwitterの特徴と言えば、コミュニケーションのゆるさ。たまたま見ていた野球中継の盛り上がり、乗っていた電車の遅れのような誰でもいいから共感してほしい気分、疲れた・眠い・おなか減った、といった何のひねりもない一言など、ほとんどは本当につぶやき(ツイート)ばかり。時折、積極的に主張や意見を投稿する人も見かけますが、1投稿は140文字までという制限を持つTwitterは個人が本気で議論を戦わせるための使用には向いていないのかもしれません。
Twitterで趣味友と出会う!相互フォローのためにしたいこと
ハッシュタグを使って趣向の似た人とつながる
SNSの中でもTwitterの特徴と言えば、ユーザーは誰もが気軽に投稿できるということ。話題の拡散しやすさにも注目するべきでしょう。しかし、Twitterには多く投稿がありますが、そのジャンルはあまりに膨大なために、何の手がかりもなく望む情報にたどり着くのは至難の業。そんなときに、興味のある投稿だけを見つけるための機能がハッシュタグです。
ハッシュタグを使って話し相手を探す時、効果的な内容として挙げられる代表的なものが趣味でしょう。オーネットが行った新生活における、自然な出会いに関する実態調査においても、「自然な出会いがあった」人に対し出会いのシチュエーションを尋ねたところ、「趣味の集まり」が 27.2%という結果でした。中学や高校などでも部活を通して多くの友達ができることを考えれば、趣味をきっかけに仲良くなるのは当たり前のこととも言えるかもしれません。
ハッシュタグの使い方としては、例えば「このアニメ作品が好き、誰かと語り合いたい!」と考えた場合には、そのアニメの名前をハッシュタグとして投稿に追加し、「同じ趣味のお友達を募集します」という内容の投稿をするだけです。そうすれば、そのハッシュタグで検索したユーザーから反応がもらえる仕掛けになっていて、フォロワー・フォロワー外は関係ありません。具体的に方法を知りたいときには、こちらのTwitterのヘルプ(https://help.twitter.com/ja/using-twitter/how-to-use-hashtags)を参考にしてみてください。
フォローバックしてもらうために工夫をする
ハッシュタグを利用することでTwitterから気になる人を見つけることができたら、まずはその人の投稿内容を見てみましょう。リプライを返す人、リツイートされている人など、同じ趣向の人が効率よく見つけられるはずです。そんな中から「もっと知りたい」という人を選び出し、どんどんフォローしていきます。そして、タイムラインの中に自分で気になったものを見つけることができたら、リツイートやリプライをして「あなたのツイートは良い・楽しい」と、相手に見えるように表現してあげましょう。
ただこの一連の行為は、実際のシーンではそれほどうまくはいかない可能性もあります。なぜなら、一方的にフォローしても「知らない相手と積極的にコミュニケーションを取るのは抵抗がある」と相手に距離を取られたり、場合によってはブロックされたりしてしまうことがあるから。そんな片思いの可能性を減らすために、プロフィールでどんな人物かわかるようにしたり、ツイートの中身がバラバラにならないようにしたりすることで、いたずら目的などではないことを理解してもらう必要があります。
また、お相手のプロフィールにも目を通しましょう。「BOTアカウントです」「フォローバックはリアルの友達のみです」などフォローバックされる可能性が無い場合もあります。
注目されたい!でもマナー・モラルは忘れずに
相手も共通の趣向の人と出会いたいと考えていそうだと判断したとしても、
・相手のツイート全てに反応する
・上から目線でリプライを返す
といったモラル上、あまり好まれない行動は控えましょう。相手には認識されるかもしれませんが、仲を深めたいとは思われなくなってしまうかもしれません。
節度を守ったコミュニケーションの末、相手から「この人とはもう少し話してもいいかも」と思ってもらった方が、フォローバックに繋がると思いますよ。
Twitterの場合、特定の人へダイレクトメッセージを送信できるのは相手からフォローされている場合のみのことが多いので、相互フォローの状態は重要です。もし、何回かリプライしているのに反応が薄い、と感じたら、諦めて別のお相手を探した方が良いでしょう。
個別のアカウントを作成する
誰かとフォローしあうために、趣味用のアカウントを別につくるのも方法としてあるでしょう。Twitterは複数のアカウントを管理するのも簡単ですので、自分の見てほしい部分だけを切り出した目的別のアカウントを使い分けた方が便利なことも多いのです。
ただし、「本当はそれほど興味がない」というようなジャンルの内容でアカウントをつくってしまうと、後々リプライやリツイートがブレてしまうことがあります。そのうち自分から提供できる内容がなくなってしまい、いつの間にかニュースで見かけた動物映像などの「とりあえずツイートした」内容ばかりになってしまう方も多くいます。そのような状況が続くと、投稿内容に無理が出てきてしまい、アカウント全体がうさん臭く見えてしまうこともあるでしょう。やはり、あくまで自分から話をできる内容で投稿を続けるのが無難なのです。
実は問題が多い?Twitterで出会う際の問題点
Twitterそのものは出会いを目的としたサービスではない
Twitterはコミュニケーションツールであり、出会いを目的としてはいません。ここまで説明してきたようなパターンで同じ趣味の人を探す状況ならともかく、恋愛関係になることを目的に異性に声をかけていくような書き込みは、迷惑行為と捉えられると考えるべきです。最近ではSNSを発端とする事件も増えていますし、実は世間では出会い系サイトよりもTwitterのほうが事件に巻き込まれやすい、とさえ言われています。
このような状況から、相手から不安や不審に思われてしまうと、通報される可能性も考えておかなければなりません。「アカウントがひとつ使えなくなるだけでしょ?」と思うかもしれませんが、しかしそれが特定の人への付きまとい行為として判断されてしまうと、最悪の場合はストーカー規制法違反の疑いで逮捕される可能性もあります。そのため、最初から相手に感情を押し付けたり「いつ会ってくれるの?」と迫ったりする行為は、するべきではないのです。
問題がある業者と接触してしまうリスク
Twitterには、一定数の悪徳業者が活動していることを理解しましょう。ひとつめの例としては、自分たちが運営する出会い系サイトへ誘導してお金をだまし取ろうとする、悪質出会い系サイト業者が挙げられます。このような業者は、出会いなどの直接的なハッシュタグを利用していることが多いので、ツイート内容なども合わせて慎重に見分ける必要があります。また、これらに連動して、違法風俗業者へとつなげていることもあります。個人が利用している状況を装って相手に近づき、不自然にLINEなどへ誘導するので、やりとりが不自然な方向に進み始めたら、話はそこでストップさせる方が良いでしょう。
その他で気をつけるべきなのが、個人情報の回収業者です。引っかかってしまうと、違法な手段で個人情報を回収されてしまい、あなたの情報をそっくりそのまま詐欺業者に売り飛ばされて、最悪の場合迷惑メールや振り込め詐欺などの別の犯罪に利用されることまであります。近年は、SNSの写真から居住地などを特定されてしまうという犯罪も起きていますので、やはり情報は迂闊に提供してしまわないように気をつけましょう。
実際に犯罪も起きている
さらに知っておくべきなのが、Twitterは未成年も使っているということ。そのうえ困ったことに、年齢を詐称してTwitterを使う中学生や高校生が実在しており、彼らが犯罪に巻き込まれる事例も多く報告されています。ネットが身近にある若年層であるがゆえに、気軽にフォローし合うだけで犯罪に遭う可能性を彼らが理解していないのかもしれません。また、たとえ実態を知らなかったとしても、大人の側にも出会い系サイト規制法により罰せられる可能性があることを覚えておきましょう。
このような数々の問題点を挙げられてしまうと、実はTwitterを使った出会いは、それほど効率が良くないものであると感じられるかもしれません。
婚活の相手を探すなら結婚相談所がおすすめ
趣味などを例に挙げれば、Twitterは話し相手探しにはかなり便利なサービスであることは間違いありません。また、Twitterで使うテクニックの一部は、相手に興味を持ってもらう方法として大いに参考となるでしょう。しかし、前述したように、Twitterを使った出会いには問題点があまりに多いために、「Twitterで出会いを目的とするのは現実的ではない」というのは間違いない事実。意図せず法に抵触してしまう可能性もあるので、出会いを求めるなら他の信頼できるサービスを利用することをお勧めします。
最近は利用者数が増えているマッチングアプリも良いですが、あくまで結婚をゴールに捉えている方には、ぜひ結婚相談所を検討していただきたいのです。