スマホ利用者なら高い確率で使用しているLINE。面識のない第三者との出会いを目的とする行為は規約で禁止されていますが、ネットでは個人やグループ・サークルへの連絡先掲示板も存在し、うっかり利用して迷惑行為を受ける危険性もあるので注意が必要です。その他、マッチングアプリで出会った人と連絡先を交換する際に気をつけることもまとめています。
目次
みんな使っているLINE、そのサービスや基本の使い方は
個人が利用するだけでなく、多くの企業や政府機関・自治体の公式アカウントがある、選挙活動中に候補者が有権者の声を聞く手段として活用していたなど、利用者の多さと影響の大きさを再認識することが多いLINE。
2021年初めに、個人情報保護の問題に関するニュースが報じられましたが、その後も新たに新型コロナウイルスに関する情報提供などで使用されるなど、利便性の高さという面で日本ではいまだに抜きん出た存在だと言えるでしょう。
LINEの特徴としてよく挙げられるのが、アプリ自体の機能の多さ。もともとのコミュニケーションアプリとしての機能以外にも、音楽・決済・バイト・健康・デリバリー・マンガなど、とにかく多岐にわたるサービスが用意されており、生活のほとんどをこのアプリひとつで済ますことができるようになっています。
さらに現在では、AIや金融サービス、法人向けサービスなどへの分野にまで進出しています。
友達の登録方法
トーク・音声通話・ビデオ通話は、LINEの基本機能とも言えるもの。この機能は、登録されているユーザー同士であれば、個人間はもちろん複数人でも利用できるのが最大の特徴です。相手を簡単に登録する方法として知られているのが、アプリ上のQRリーダーで相手のQRコードを読み込むやり方。
そのほかにもIDを教える方法もあるのですが、相手がID検索を許可にしている必要があり、許可のために年齢認証が必要など、こちらは手続きが多少面倒なことがネック。
以上の仕組みから理解できる通り、QRコードやIDがどこかで一覧で表示されていれば、どこかのだれかを友達としてまとめて登録することが可能なのです。
ちなみに、LINEと言えばスマートフォンで使うものと思いがちですが、実はアプリをインストールするか、ブラウザのGoogle Chromeの拡張機能を使えば、PCからの利用も可能です。
ただし、現在では新規アカウントの作成には電話番号が必須となっているために、PC単独のアカウント作成はほぼ不可能で、使うためにはスマートフォンのアカウントを共用することが前提になっています。
オープンチャットの機能
他にもLINEには、別にニックネームを作ってトークルーム内で不特定の人と話せるオープンチャットがあります。トークルームはカテゴリーなどから探せるため、「今日はこのアニメについて話がしたい」「今度行く旅行先の情報を知っている人から話を聞きたい」のような使い方が可能。
さらに自分でトークルームを作成して、誰かに入ってきてもらうまで待つ、という使い方まで可能です。
LINEのオープンチャットで出会いはある?非効率でリスクの高い方法!?
LINEのオープンチャットとは、LINEのIDがあれば誰でも利用できるコミュニケーションのためのツールのこと。ただし、IDに登録されている名前やプロフィールとは別のニックネームを設定できるという特徴があります。
そのため、普段はなかなか出会えないような人との会話も可能。もちろん、自分から発信しなければ、オープンチャットを利用していることもバレません。
オープンチャットには、通知が多過ぎてうっとうしい時にオフにできる機能や、大事なことを残しておけるノート機能、トークルームの最上部に常時メッセージを表示させるアナウンス機能、トークルームでアンケートをとることができるアンケート機能、自動で回答する自動応答BOT機能と、便利な機能が用意されています。
オープンチャットでの出会いは実際どうなの?
とても便利なLINEのオープンチャットですが、大前提として出会い目的での投稿は全面的にNGです。また、ユーザーにもブロック機能がある・グループの管理人に強制退会させられる場合があるなど、出会いに使うのは相当難しいと考えていいでしょう。
LINEアカウントが停止になる可能性もあるので、出会い目的でのオープンチャット利用は避けたほうが無難です。
オープンチャットの禁止事項
SNSではトラブルが多く発生していることがよく知られていますが、オープンチャットでも問題が発生しないように禁止事項があります。最悪の場合、LINEアカウント停止という危険性があるので注意しましょう。
出会い目的での利用や個人情報の投稿
オープンチャットは、トークルームでの会話を楽しむものです。そのため、出会い目的での利用や、出会いにつながる個人情報の投稿はNGです。詐欺などの違法行為や悪事に利用される可能性もあるので、もし「連絡先を知りたい」「IDを教えて」と言われても、絶対に教えてはいけません。
未成年との出会いや集まり
オープンチャットにはさまざまな年代の人が参加していますが、出会い目的での利用がNGであるのと同様に、未成年と直接出会ったり集まったりすることもNG行為です。目的に関わらず未成年と出会うこと自体が禁止ですので、十分に注意しましょう。
誹謗中傷・迷惑行為
誰かの悪口を言ったり、自殺を予告したり、わいせつな投稿をしたりするのもNG行為です。当然、そのような荒らす行為を繰り返すのは厳禁です。悪質な場合、アカウントを停止されることもあります。
著作権・肖像権・プライバシー侵害
画像や動画を投稿できるオープンチャットは、便利でついつい投稿してしまいがちですが、著作権や肖像権、プライバシーについての慎重な判断も必要です。他の人が映り込んで迷惑をかけたり、権利の侵害を訴えられたりすることがあります。
オープンチャットでの出会いはリスクが大きい
ここまで紹介してきたように、LINE上ではQRコードかIDさえあれば、多くの相手を友達として登録することが可能です。オープンチャットの場合は友達登録をせずコミュニケーションが可能です。
しかしLINEには、連絡先のわからない状態の誰かとダイレクトにやりとりする機能は用意されていません。なぜならLINEは利用規約で、面識のない第三者との出会いや交際を目的とする行為を禁止にしているから。
事実として以前は、未成年がLINEで見ず知らずの人とつながってしまい、それがきっかけとなって犯罪に巻き込まれてしまうことが問題視されてきました。
それにもかかわらず、ネットで「line」「出会い」と検索すると、多くのLINEサービス内のものではないサイトが数多くヒットします。これらを検証してみましょう。
グループやサークル募集
FacebookなどのSNSや掲示板サービスには、例えばテニスサークルのメンバー募集のような、個人に準ずるあるいは純粋にグループで利用している使い方のものが見つけられるでしょう。企業の公式アカウントなどであれば、使える可能性はあるかもしれません。
また、恋活・婚活パーティーのメンバー募集、というパターンもあります。パーティー企画をしている運営元が実施しているものもあるようですが、利用を検討する際には企業の信頼性やサポートの有無などをしっかり確認するようにしましょう。
冷静に考えればわかることですが、通常の事業者が参加者を募集する場合には、公式ホームページや電話から誘導するものです。もしネット上の掲示板を使う場合でも、連絡先も明示せずに案内することはありません。
そのため、募集内容は魅力的だけどQRコードやID以外に連絡先がないような募集は、利用しないのが安全です。詐欺まがいのひどい募集主の場合、対応はすべてオンラインのみで、紹介される人はみんなサクラ、という可能性もあるのですから。
オープンチャットでのID交換掲示板
QRコードやIDの掲示板には、個人の情報交換掲示板として使われているものも存在します。画面に表示されるQRコードをスマホで読み取り、友達に追加するだけなので、全く知らない人と連絡ができて、とても便利と考える方もいるかもしれません。
ただ、プロフィールに中高生が多かったり、あからさまに性行為を連想させるような書き込みがあったり、公序良俗に反するような事例も多くあります。こういったモラル面でアウトに思える掲示板は、相手の興味をひいたり騙したりすることを目的に適当な情報を書き込んでいる可能性もあります。最悪の場合、犯罪に巻き込まれるかもしれません。
そもそもオープンチャットでは、面識のない第三者との出会いや交際を目的とする行為を禁止しています。リスクやデメリットを考えたら、こういったものは決して使わない方がいいのです。
リアルな出会いでLINEの連絡先交換の話が出たら
ここまで、まったく面識のない人とLINEの連絡先を交換することに焦点を当てて話を進めてきました。ここからは、すでに別の連絡方法がある人からLINEの連絡先を交換したいと言われた時に、気をつけるべきことを考えていきましょう。
今回は、マッチングアプリなどの出会い系サービスで出会った場合を例にしてみます。
これらのサービスは一般的に、初期登録は無料であるものの、相手へ直接メッセージを送る段階では有料となるのが一般的。そのため、相手の趣味を聞いたり話の内容で相性をはかったりする行為を重ねるだけで、利用料金が増えていく仕組みになっています。
メッセージの件数が増えるほどコストがかかるので、どこかのタイミングで「LINEの連絡先を交換しませんか?」となるのが一般的なのです。
LINEの連絡先交換を伝えるのに最適なタイミングは?
では、実際に連絡先の交換をする最適のタイミングはあるのでしょうか?
結論を言えば、それは「最初のデートが終わるまで待つ」が正解と言えるでしょう。その理由は、直接会うまで相手がどんな人か?わからないから。相手がサクラだったり業者だったりすると最悪の場合、あなたのLINE IDは転売や悪用の対象となり、架空請求や違法ビジネスなどの迷惑メールがひっきりなしに入ってくるようになります。
しかもLINE IDは必ず電話番号が紐づいているため、悪徳業者から見れば喉からこの上ない優良物件。だからまだ会っていない人とは、たとえ「どうしても知りたい、僕を信じられないの?」と懇願されても、全面的に情報を開示してはならないのです。
デートの終わりをしっかり待ってから
先ほど「最初のデートが終わるまで待つ」が正解、と言いました。直接会えたら業者じゃないから大丈夫なのでは?と思うかもしれません。
でも、最初のデートをしたら「この人は違うかも」と思ってしまう可能性まで考慮して、デートが終わるまでは連絡先の交換はしない方が良いでしょう。そしてお断りをする場合でも、LINEからよりもマッチングアプリから行う方が安全です。
ついでに言えば、もし連絡先を交換する場合でも、表示上はニックネームにするなど、LINEからは個人情報ができるだけ見えないようにしておくのが、よりベター。気軽に使える便利なLINEですが、新たな出会いでの連絡先交換は、少し慎重にした方がいいですね。
オーネットの結婚相談所で安全な出会いを!
個人情報保護の問題に関するニュースがよく伝えられますが、だからといってLINEを使わなくなる人は極めて少数でしょう。それだけLINEの利便性は高いのです。でも、LINEや TwitterなどのSNSは本来コミュニケーションのためのツール。オープンチャットも便利ではあるけれど、出会いのために作られたものではなく、出会い目的での利用は避けた方が無難です。
もし、出会いの目的が結婚ならば、その道のプロである結婚相談所の利用を考えてみてはいかがでしょう。結婚相談所ならばお相手候補の方は全員、結婚前提で登録されていますし、例えばオーネットの場合、2020年の成婚退会者実績は実に5,372名に上ります。
しかも、成婚までは専任のアドバイザーがしっかりサポート。出会いのこと・お付き合いのことなど、悩みに直面したらさまざまなサポートを受けられます。
まずはこちらで、あなたの結婚計画をイメージするところから始めてみてはいかがでしょうか。