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お見合いに履歴書が必要?「釣書」の書き方とマナーを解説

お見合いに履歴書が必要?「釣書」の書き方とマナーを解説

お見合いの前には、ぜひともお相手のプロフィールを知りたいもの。どんな人物なのかといった情報を交換するために必要なのが「釣書(つりがき・つりしょ)」です。

釣書とは、いわばお見合い版の履歴書のような役割。人物像を相手に伝えるためには必須の書類です。お見合いの成否を左右するともいわれる釣書は、いったいどのように書けばよいのでしょうか。今回は釣書の書き方と注意すべきマナーについてご紹介します。

目次

釣書を書く際のマナー

伝統的なお見合いにおいて重要な役割を持つ釣書は、人生の履歴書ともいえる存在です。お見合い相手に正しい履歴を伝えるため、釣書を書く際には守るべき一定のルールがあります。

縦書きがスタンダード

釣書は原則として縦書きです。履歴書のように横書きで書いてはいけません。

釣書は別名「身上書」とも呼ばれており、釣書の1行目には「釣書」または「身上書」と記載するのが一般的です。

上質な和紙または便せんに書く

釣書に使われる紙は、上質な和紙または便せんを用いるとよいでしょう。基本的には無地の紙が望ましいとされており、イラスト入りや色紙、模様入りの紙は避けた方が無難です。

用紙は便せんサイズからA4程度までのサイズが望ましいでしょう。二つ折り、または三つ折りにして封筒にいれる際、封筒も白無地のものを選び、表に「釣書」または「身上書」と記しましょう。封ののり付けは不要です。

プリンタではなく手書き

釣書は原則として手書きで書く必要があります。字が下手なためにパソコンで作成したいという人もいるでしょうが、釣書においてはNG。上手でないとしても、丁寧に心を込めて作成しましょう。文字には人柄や思いが表れるといいます。丁寧に書いた釣書により、きっとお相手にあなたの気持ちが届くはずです。

釣書の書き方

次に釣書に書く内容について見てみましょう。釣書には決まった書式はなく、記載される情報も家や地域によって異なるといわれています。ここでは一例として釣書に書いておきたい内容についてご紹介します。

釣書に記載する情報

釣書には、一般的に次のような情報が記載されます。

・氏名
・生年月日
・本籍地・現住所
・学歴
・職歴
・現勤務先
・身長・体重
・趣味・特技・資格
・家族構成
・両親の職業・最終学歴
・その他アピールポイント

これらの情報はあくまで一例です。近年では個人情報保護の観点から、見知らぬ相手に渡す釣書においても、記載する内容を変えている傾向はあるようです。どこまでの情報を記載してもよいか、家族や仲人の方とも相談してみるとよいでしょう。

釣書に同封する写真

釣書には写真を同封する必要があります。同封する写真は表情を含む外見がわかる写真と、普段の様子が分かるスナップ写真数枚とされるのが一般的です。

写真はいわゆる「お見合い写真」であり、フォーマルな服装での撮影が望ましいとされています。証明写真にように真正面からではなく、やや斜めから全身が見えるように撮影しましょう。写真館のような、お見合い写真を撮り慣れている専門家に撮影を依頼すると安心です。

スナップ写真は、日常的な活動の様子が想像できるものがよいでしょう。笑顔の写真が望ましいですが、奇抜な格好や肌の露出が大きいものは避けた方が無難です。またプライベートの写真とはいえお見合いに使う写真ですので、異性が映り込んでいるものは選ばないようにしましょう。

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釣書は現代のお見合いに必要か?

婚活の形がさまざまに変化する昨今、釣書はどこまで必要とされているのでしょうか。

恋愛結婚においては基本不要

釣書は、原則としてお見合いで使用するものです。恋愛結婚においては基本的に不要とされており、一生のうち一度も書かないという人も珍しくありません。

ただし、家同士の繋がりを重んじるような家庭の人との結婚時には、家族ぐるみの付き合いを踏まえた交流のステップとして、恋愛結婚だったとしても釣書が交換されるケースもあります。

昔ながらのお見合いでは用意すべき

仲人が間に立ち男女を引き合わせる昔ながらのお見合いの席では、今でも事前確認として釣書を求められる場合があるようです。釣書があってはじめてお見合いの話が前に進むこともあるため、確認して相手が用意する場合にはこちらも準備をしましょう。

結婚相談所のお見合いには釣書は不要

現代においては「お見合い」という言葉は広い意味を持つようになりました。結婚相談所のような場所での初めての顔合わせも「お見合い」のひとつ。仲人の立ち会いはなく、基本的には二人きりで会うことになります。

従来のお見合いでは釣書でお知らせしていた個人情報は、結婚相談所ではプロフィールという形でお相手に共有され、お見合いにすすむかどうかを判断されます。釣書を書いても渡すタイミングはないため、用意する必要はありません。

現代版お見合いである結婚相談所なら釣書は不要

かつてはお見合いの場が初めての顔合わせというケースも少なくありませんでした。お互いの情報をまったく知らない者同士が相手を知るためには、釣書は非常に重要な役割を果たしていました。

現代におけるお見合いのスタイルはさまざまです。そのひとつである結婚相談所におけるお見合いでは、釣書の提出は不要。あらかじめ登録してある情報をもとにマッチングが行われ、必要なだけの情報が相手に伝わります。

相手に伝わる情報も、釣書に比べわずかで済むのも結婚相談所の特徴です。手軽なお見合いに興味がありましたら、ぜひオーネットにご相談ください。

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