年の差婚では、どちらかが介護が必要になったり、受け取れる年金額が少ない期間が長かったりと、さまざまな悩みが起きるものです。これらの悩みを詳しく知り、事前に対策することで、老後の悩みを減らすこともできるでしょう。ここでは、年の差婚の老後のよくある悩みと対策法について詳しくご紹介します。
目次
年の差婚の老後の悩み
年の差婚の老後には、次のような悩みを抱える人が多くいます。
夫あるいは妻の介護が必要になる
年齢次第では、夫か妻の介護が必要になるかもしれません。もし、両親の介護と配偶者の介護が重なれば、対応に頭を抱えることになるでしょう。また、老後に収入が減少する場合、経済的な不安を抱えながら介護をすることになり、大きな負担がかかります。介護サービスを利用することで負担を軽くできますが、利用するには条件を満たさなければなりません。もしものことを考えたうえで、必要な費用も踏まえて老後の計画を立てる必要があります。
収入が減少する
共働きの場合、どちらかが働かなくなると収入が減少します。年金を受け取れるにしても、減少分を完全にカバーできるわけではありません。年齢が近い場合、同時期に年金の受給が始まりますが、年の差婚では夫婦そろって年金を受給できる時期が遅くなります。
どちらかが早く亡くなることによる寂しさ
どちらかが早く亡くなると、寂しさを感じることになるでしょう。「もっと長く一緒にいたかった」と感じ、立ち直るのに時間がかかるかもしれません。もちろん、事故などで若くして亡くなってしまうケースもありますが、年の差がある配偶者を選んだ場合にはある程度覚悟が必要でしょう。
年の差婚の老後の悩みを抑える方法
年の差婚の老後の悩みを完全に解消することは難しいでしょう。しかし、対策次第では悩みを少しは緩和できるはずです。年の差婚の老後の悩みを少しでも抑えるために、次のように対策しましょう。
計画的に貯蓄する
お金の悩みは、十分に貯蓄することで解消できる可能性があります。将来の年金支給額を踏まえて月々の不足分を算出し、不足分をカバーするために必要な貯蓄額を計算しましょう。その貯蓄額を達成するには、いつからいくらずつ貯蓄する必要があるのかを算出してください。老後資金のほかにも、子供の教育資金や車の維持費、家の修繕費なども加味する必要があります。
できるだけ長く働く
定年退職後もアルバイトをして少しでも収入を増やすのも1つの方法です。ただし、年齢とともに体力が低下し、働くことに対する負担が大きくなります。
そのため、生涯現役で働き続けることを想定するのではなく、健康寿命を考慮しなければなりません。病気や怪我が原因で想定よりも早く働けなくなる可能性も踏まえ、現実的な人生設計をしましょう。
また、夫と妻で得られる収入の違いも踏まえ、それまで働いていた夫は早期退職して家事を担当し、専業主婦だった妻が復職する、というのも1つの方法です。夫婦でお互いのキャリアを棚卸しして、自分たちにとって最適な生活のスタイルを見つけてください。
普段から健康に気をつかっておく
早期に介護が必要になったり、収入が不足しているのに働けなくなったりするリスクを抑えるために、若い頃から健康に気をつかっておきましょう。定期的に健康診断を受けたり、生活習慣を整えたりしてください。
また、できるだけストレスを遠ざける、ストレスをこまめに発散させることも大切です。
健康に気をつかえば寿命が延びるとは限りませんが、介護が必要になる年齢や働けなくなる年齢を延ばすためにも、若い頃から健康維持に努めましょう。
年の差婚の老後の悩みを踏まえて決断しましょう
年の差婚では、老後のお金や介護などに関する悩みを抱えるケースが多いようです。できるだけ早くから計画的にお金を貯める、健康に気をつかうなどして、少しでも悩みを抑えることが大切です。また、年の差婚の老後について、事前に考えをすり合わせておきましょう。
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