男女いずれかが30代後半以降の年の差婚では、子どもに関してさまざまな悩みを抱える場合があります。事前によくある悩みを把握し、対策を立てておくことで、子どもに関する大きな悩みを抱えずに済むかもしれません。ここでは、年の差婚の子どもに関するよくある悩みと対策について詳しくご紹介します。
目次
年の差婚の子どもに関する悩み
年の差婚の子どもに関しては、次のような悩みを抱える人が多いようです。
子どもができるか心配
男性と女性、どちらの場合においても高齢であるほど、不妊の可能性は高くなります。また、高齢での妊娠はリスクが高くなると言われています。その一例として、女性の場合は妊娠高血圧症候群という血圧が上がる異常が起きるリスクが高いとされています。
ただし、高齢であっても問題なく妊娠・出産できる可能性は十分にあります。妊娠高血圧症候群についても、医師の指導に基づいて食事や体型維持に注意すれば、極端に恐れることはありません。高齢で子どもができるか不安なときは、自分たちだけで悩むのではなく、どのような対策をとれるかを含めて医師に詳しい話を聞いてみるようにしましょう。
体力面に不安がある
年の差婚でどちらかが高齢の場合、子育てできるほどの体力が残っておらず、苦労する場面が多くなることを懸念される方もいます。確かに育児をする場合、より多くの体力が必要です。特に共働きの場合、どちらかが育児に専念したり注力したりすることも難しくなるかもしれませんが、家事の分担を含めて協力し合ったり、育児休暇などの制度を活用したりするなど、お互いを支え合うための努力や工夫が必要になるでしょう。
両親が高齢のためサポートを得られない
子どもの祖父母、つまり自分たちの両親が高齢なために、子育てのサポートが期待できないことに不安を感じる人もいます。出産後の母親は、産後は動けない時期があるため、両親に手伝ってほしいと思うこともあるでしょう。また、子どもが急に熱を出したために保育園や幼稚園に迎えに行くことになっても、近くに両親が住んでいる場合は代わりに迎えに行ってもらえることもあり得ます。このようなサポートがあるかどうかは、育児の負担に大きく関係しています。
親の介護と並行して子育てすることになる
両親が高齢の場合、介護と並行して子育てすることになり、生活が成り立たなくなるのではないかと不安を感じる方もいるでしょう。教育資金を貯めるために共働きをしたくても、介護まで必要になれば専業主婦(主夫)にならざるを得ないケースも出てくるのではないでしょうか。
大学卒業前に定年を迎える
子どもが大学を卒業する前に定年を迎え、教育費が家計を大きく圧迫する場合があります。大学の学費は公立と私立で異なりますが、年間50万~100万円程度かかります。大学卒業前に定年を迎えるかどうかを踏まえ、子どもをつくる年齢を決めることが大切です。
また、金銭的に苦労しないように、的確な貯蓄計画を立てる必要があります。
年の差婚で子どもを持ちたい場合の事前準備
年の差婚で子どもを望むのであれば、次のような準備をしましょう。
十分な貯蓄があるか考える
子どもが大学に入学する前に定年を迎える場合、入学金や授業料などを支払えなく恐れがあります。そのため、退職しても問題がないように貯蓄計画を立てましょう。また、奨学金制度を利用することで、一度に多額の資金が必要になる事態を免れられます。適切に資金計画を立ててください。
親の介護を想定のうえで子づくりを計画する
親の介護を想定したうえで、子どもを持つ年齢を決めましょう。早めに子どもを持つことで、親の介護と子育てが重ならないように工夫できます。例えば、小学校高学年以降に親の介護が必要になることを想定すれば、介護と子育てを両立することによる負担を多少は和らげられるでしょう。
子どもの教育に対する価値観をすり合わせておく
年の差があると子どもの教育に関する価値観に大きな差が生じやすいため、子育て方針や進学先などで意見が衝突してしまうかもしれません。そのため年齢が近いカップル以上に、どのように育てていきたいか、などの価値観のすり合わせをしておく必要があるでしょう。
事前に対策を立てて子どもの教育に関する悩みを解消しましょう
年の差婚で子どもを持つ場合、親の介護や大学入学前に定年を迎えるなど、さまざまな不安を抱える恐れがあります。これらの不安を少しでも抑えるために、十分に対策することが大切です。また、子どもの教育に対する価値観をすり合わせて、お互いに納得できる形で子どもを持つようにしましょう。
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