女性で彼氏のいない人はどれくらいの割合なのでしょうか。
2019年に株式会社リクルートマーケティングパートナーズが全国の20~49歳の未婚の男女を対象に調査を行いました(※)。回収された回答は2,400サンプル。その結果から、女性全体のうち、恋人がいない女性は61.1%、異性と付き合ったことがない女性(彼氏いない歴=年齢)は22.9%いることがわかりました。恋人が欲しいと考えているのは現在恋人がいない女性全体で59.7%。つまり恋人がいない女性の半数以上が「恋人が欲しい」と願っていることがわかります。
では欲しいと願いながらも恋人がいないという背景には、いったい何があるのでしょうか。今回はその理由を探りながら、恋人を見つけるための方法を考えてみましょう。
※「恋愛・結婚調査2019」(リクルートブライダル総研調べ)
目次
彼氏いない歴が長い 理由
先述した調査のなかで「現在恋人がいない、かつ恋人が欲しい」と答えた人を対象とした質問の回答結果によると、恋人がいない理由として男女ともに最も多い理由が「出会いがないから」というものでした。ここでは女性の回答に注目して、回答数の多かった理由を確認しておきましょう。
出会いがない
先にも触れたように、恋人のいない理由としては異性との「出会いがないから」が年代にかかわらず最も多い結果になりました。学校や職場によっては男女の割合に偏りがあり、出会う機会が少ないというケースも考えられるでしょう。
まずは出会いがないと恋愛は始まりません。また年齢別に見ると、「出会いがないから」という回答の割合が最も高いのは40代で64.7%でした。これは年齢を重ねるにつれて、身近な人のうち未婚者の割合が減り、結果として身近な出会いの場での選択肢が少なくなっているためだと考えられるでしょう。
出会いの場所がわからない
恋人がいない理由として「出会いがないから」に次いで、多かったのが「異性との出会いの場所がわからないから」でした。ただし、年齢別で見ると20代が44.7%、30代が44.8%だったのに対し、40代では32.0%と割合が低下していることがわかります。
これは、40代では経済的にも精神的にも安定し、お見合いや婚活サービスなど、さまざまな出会いの方法に目を向ける余裕が出てきているからと考えられるでしょう。
今は好きな人がいない
こちらも恋人がいない理由として多いです。これは、上位の2つの理由「出会いがないから」「異性との出会いの場所が分からないから」とも関連して、そもそも身近な場で、恋愛対象となるような男性と出会えていないため「今は好きな人がいないから」になるのだと考えられるでしょう。
自分の魅力に自信がない
恋人がいない理由として、「異性に対する魅力に自信がないから」という理由も上位に挙げられていました。こちらを理由として挙げる女性は30代が多い傾向にあります。
容姿が劣っていると感じる
こちらも恋人がいない理由として、多く挙がっていました。20代が27.8%、30代が27.9%なのに対し、40代では14.8%と大きく割合が低下します。これは30代までは恋愛対象として選ばれる際に「外見が重視されている」と感じている女性が多いということでしょう。
どうしたら恋人になれるのかわからない
こちらも恋人がいない理由として、多く挙がっていました。30代が30.2%と最も多いのに対し、40代では15.0%と、こちらも「容姿が劣っているから」という回答と同じく40代で特に割合が低くなっています。
高い理想を持っている
高い理想を持っている人は、男性に対して厳しく見てしまいます。その結果、少しでも減点材料が見つかったらダメと思い込んでしまい、理想的な男性と出会えなくなってしまいます。
仕事が忙しく、追われている
仕事が忙しすぎる人も、なかなか彼氏ができません。大学生のときのような時間の余裕もなく、仕事に追いかけられているようでは、誰かと付き合うことが面倒臭くなってしまいます
彼氏が必要無い程、既に充実している
充実している女性の日常には、彼氏が必要ありません。毎日が楽しく過ぎて充実している女性のあるあるは、恋愛の優先順位が低くなることです。
そもそも恋愛に興味が湧かない
恋愛に対して興味を持てない人の割合は、思ったよりも多いものです。片思いも含めて恋愛の経験に乏しく、彼氏がいる楽しさを想像できないようです。
人見知りをしてしまう
肝心な時に人見知りになってしまう人にも、なかなか彼氏ができません。いい雰囲気になっても、恥ずかしくて男性と視線を合わせることさえ避けてしまいます。
男性の嫌なところばかりが目につく
減点法で相手を見てしまう人は、「この人にもどこかに嫌な部分があるはず」と考えがちです。そのため些細なことが気になり、いつまでも恋愛に辿り着けません。
現実の男性よりも非現実的な方が好き
恋愛ドラマやアニメの世界の男性に恋してしまう人も、簡単に彼氏をつくれません。そんな人はいないと分かっていても、永遠に非現実の男性を追いかけてしまいます。
出会いを面倒に感じる
相手との出会いさえ面倒臭く感じると、男性に気を使わなくなってしまい、いつの間にか男性からも敬遠されるようになります。
行動を起こしていない
行動を起こさなければ、何も始まりません。恋愛も同様で、合コンにも参加しなくなると、周囲からは「あの人って美人なのに、恋愛に興味がないみたい」と判断されてしまいます。
実は強がっているだけ
私は恋愛に興味がないと強がる人もいます。言っていることとは裏腹に「恋愛がしたい」と思っていても、周囲の男性「どうせ相手にされない」と避けてしまいます。
自立していない
何かあるたびに「両親と話したい」「友達の意見を聞きたい」と言ってしまうような人は、自立しているようには見えず、男性は恋愛対象として見てくれません。
アプローチしてくれた男性を受け入れる心の準備ができていない
実はモテるのに彼氏がいないという人もいます。せっかく理想的な男性に出会えても「気持ちが準備できていない」と、心に壁を作ってしまいます。
彼氏がいない女性の特徴
ここまで女性自身の視点から挙げられた彼氏がいない理由を見てきましたが、次は彼氏がいない女性が第三者から、「だから彼氏がいないのではないか」と思われがちな特徴を見ていきましょう。
何もしていない
恋人が欲しいと言いながらも自分から積極的には出会いを求めに行かない人は、中々彼氏ができないでしょう。常に受け身で、自分から何もしないとなかなか彼氏はできません。
自分に自信がない
自分に自信を持てないと、気になる人がいたとしても自分には無理だと思い込んでしまいます。そのため恋愛に消極的になってしまいます。
感情的に物事を捉えすぎる
何事にもヒステリックになりやすく、すぐ感情が爆発したり、感情的になりやすかったりすると、男性は一歩引いてしまう可能性があります。
人の話を聞かない
相手と会話している際に、自分の話ばかりして相手の話を聞いてないと、相手からの反感を買いやすいでしょう。
愚痴や不満を言いすぎる
ことあるごとに愚痴や不満を言いすぎる人は、異性同性問わず付き合いにくく、いつの間にか避けられてしまうでしょう。
人に対する評価が厳しい
相手に求める理想が高すぎるために、異性を恋愛対象として見られない、というケースも多うあるでしょう。
理想が高い
理想が高いと、理想の人と比較して相手を厳しく判断してしまいます。
芸能人に夢中
芸能人というステータスが重要であり、一般人は恋愛対象にできなくなってしまいます。
性格
自分・相手に関係なく、どうせ性格が合わないと決めつけてしまうと、恋愛にも発展しないでしょう。
一人でなんでも出来てしまう
なんでも一人で完結してしまうため他者が付け入るスキがない人は、恋愛も遠ざけてしまいます。
高嶺の花タイプ
他人を寄せ付けない雰囲気をまとっているために孤高の存在になっていると、恋愛対象からも外れてしまいます。
彼氏いない歴が長い女性に対して男性が思うこと
彼氏いない歴が長いことを男性はどのように捉えているのか、恋人が欲しいと思っている女性にとっては気になるところでしょう。しかし、意外と気にしていない男性も多いようです。
恋人をつくるよりも打ち込めることがあったのだろうか、とても純粋な考え方の持ち主なのだろうかなど、女性が考えているよりもポジティブに捉える男性も少なくありません。
彼氏いない歴が長い理由の答え方
では、もし、彼氏いない歴が長い理由を聞かれたときにはどのように答えればよいのでしょうか。
基本的にはありのままでよいでしょう。それまで仕事や勉強を重視してきた、良縁に巡り合えなかったなどという理由だとしても、それが自分の歩んできた人生なので、偽って答える必要はありません。交際経験についても、正直に伝えればよいことです。
しかし、あまりにもネガティブに答えてしまうと、せっかくの出会いのチャンスを台無しにしてしまう可能性もあります。例えば、「条件に合う相手が一人もいなかった」と言えば、相手の男性は、自分にも多くの条件を求めてくるのではないかと身構えてしまうかもしれません。
そのほか、「親が異性との交遊関係にうるさい」といったことを彼氏いない歴が長い理由に挙げてしまうと、男性に「この人とはお付き合いをするのが大変そうだ」と思わせてしまうかもしれません。
例えば、「面白い仕事に取り組んでいるうちに、気づいたら長い時間がたっていた」「集中して打ち込みたいことがあって、出会いのチャンスが少なくなってしまった」など、ポジティブな伝え方をするとよいでしょう。すると相手は、「この女性は充実した日常を送っているうちに、今まで恋人と出会うチャンスを逃していたのかもしれない」と捉えてくれるかもしれません。
恋人を見つけるためにしたいこと
恋人は、自分自身では気づかない良い点も悪い点もお互いに理解しあったうえで、成長し合える存在です。もし「そんな存在がいたらいいな」と思っていながら、なかなかできないのであれば、次のような行動をとることで、きっかけをつかめる可能性が高まるでしょう。
友人や知人に紹介してもらう
恋人が欲しくても出会いがない人は、友人や知人に男性を紹介してもらい、出会いの機会をつくるという方法もあります。
今まで興味に無かったものにも目を向ける
今まで興味のなかったものにも目を向けて活動範囲を広げてみましょう。活動範囲が広がることで、出会いの機会を増やすことにも繋がります。また、自分の世界が広がることで自分に自信が持てるようになるかもしれません。そうなれば、笑顔で人と接する余裕も生まれ、魅力が増すことでしょう
仕事以外の活動にも参加し、自分を磨く
仕事以外のコミュニティーにも積極的に参加することで、今までの日常では出会うチャンスがなかった人とも出会える可能性があります。また多くの人に出会うことで、自分の直すべき点を発見することもあります。その積み重ねで自分自身が磨かれていくことになるでしょう。
出会いの場に参加する
ひと目惚れや突然の出会いのような偶然だけを期待するのではなく、自分から積極的に動くことが大切です。結婚相談所への登録や、オンラインお見合いのような出会いの場への参加も、出会いの場を増やす方法の1つです。
異性との接し方を振り返る
積極的に出会いを探すことと同じくらい大切なのが、異性への態度を冷静かつ客観的に振り返ることです。例えば、愚痴ばかりこぼしている、評価が厳しすぎるというような人は、せっかくの出会いのチャンスを自分で手放してしまっているかもしれません。
また、相手からの連絡にはすぐに返信する、自分から食事に誘ってみるなど、相手に気があるというアピールを積極的に行うことも大切でしょう。
自己分析を行う
時には自分を俯瞰してみましょう。欠点はもちろんのこと、自分の強みも把握することで、今の自分に足りないものや取るべき行動が見えてくるはずです。
趣味に時間をかけて磨く
好きなことや得意な分野があると、異性からも一目置かれます。他の人より目立つために、好きな趣味に時間をかけてみるのもいいでしょう。
見た目に投資をして、容姿に気を遣う
見た目を変えるのは、実はとても簡単です。髪やお肌や清潔感は、日頃から気にかけてみてください。自分に合う化粧品など、必要な投資もすればさらに効果的でしょう。
週に1回以上必ずデートをする
マッチングアプリなどを利用して、興味がある人とはとりあえず出会ってみましょう。頻繁にデートをするうちに場慣れして、異性とも自然と向き合えるようになるはずです。
いじけない
今まで恋人がいたことがないという理由でいじけていては、何も進歩しません。下を向いていては、誰からも気づいてもらえませんよ。
精神的な自立を心がける
女性も自立する時代です。誰かの負担にならないよう、精神的に自立しましょう。自分のことは自分でするなど、小さなことから始めてください。
人の意見もしっかり聞く
年を取ると、経験や知識が増える分、他人の話を素直に聞けなくなります。そんな人を、男性は面倒臭く感じるもの。他の人の意見や価値観も、まずは聞くようにしましょう。
タイプじゃない人も恋愛対象に入れてみる
理想の異性を追い求め過ぎていませんか? 出会いが少ないなら、視野を広げてみましょう。身長や年の差など、実は重要ではない条件がわかるかもしれません。
結婚相談所や婚活・マッチングアプリ等の恋愛・婚活サービスに登録
今すぐに動き出したいのなら、なんでもいいので恋愛・婚活サービスに登録しましょう。一歩踏み出せたと実感して、出会いにも積極的になれるでしょう。
男性の脈アリサインを知る
もし気になる男性ができたなら、男性の脈アリサインを知るのはとても重要です。もし相手もその気があると分かったら、タイミングを逃さずにあなたからアプローチしましょう。
男性にとって癒やしの存在をめざす
聞き上手だったりいつもにこにこしていたりする女性は、男性も手放したくありません。意中の男性が疲れていたり悩んでいたりしたら、積極的に癒してあげましょう。
4つの「やや」を知り、それを意識する
賢い・上品・自立・セクシーを、「やや」意識してみましょう。特に長い間お付き合いしていない人は、完璧よりも「やや」を目指して、時には男性に隙を見せるようにしてみましょう。
彼氏いない歴=年齢の自分から脱却し、自分らしい恋愛をするための出会いを!
幸せな恋愛ができる相手と出会うための方法は1つではありません。友人からの紹介や、仕事を通しての出会いもあれば、合コンやたまたま参加したイベントで出会うこともあるかもしれません。まずは自分らしい恋愛をするために、出会いの場をひろげることが大切です。20代後半〜30代前半のアラサーはもちろん、30代後半の方も、さまざまな出会いのチャンスに手を伸ばしてみてくださいね。
結婚を視野に入れるのであれば、信頼できる結婚相談所を利用するのもひとつの手段となり得ます。結婚相談所が提供している出会いのチャンスを活用するのもよいでしょう。