昨今ニュースでもよく耳にする「事実婚」。
籍を入れないことによる自由さや心理的なハードルが低いイメージもありますが、実際、中高年のみなさまはどうお考えなのでしょうか?今回は、45歳~64歳の未婚の方を対象に事実婚に関する意識について調査をしてみました。
45.8%の方が事実婚でも良いと回答
『もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?』という設問について、「はい」と回答した男女は45.8%となりました。「いいえ」と回答する方については16.1%の回答に留まり、事実婚をポジティブに捉えている傾向のようです。昨今では芸能界でも事実婚を選択する方も多いため、一般的な選択になってきているのかもしれません。
しかし、「はい」の回答の次に「わからない」の回答も37.8%と多く、事実婚はメリットもデメリットもある中で実際に選択を迫られる状況になってみないとわからないと考える方も多いようです。
事実婚でも良いと感じる理由男性トップは「年齢的に今から結婚することが考えられないから」
『もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?』の設問に「はい」と答えた男性に理由を聞いたところ、「年齢的に今から結婚することが考えられないから」が35.4%でトップの結果となりました。
お互いの関係や周りの環境が大きく変わるイメージの法律婚は、年齢的にハードルが高いと感じるようです。
また、男性回答の2位は「法律婚より事実婚の方が生活スタイルが自由だと思うから」となっています。事実婚の方がこれまでの生活スタイルを維持することができるイメージがあるためか、事実婚でも良いと考える回答が男性は多いようです。
女性トップの理由も男性同様「年齢的に今から結婚することが考えられないから」
『もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?』の設問に「はい」と答えた女性に理由を聞いたところ、男性同様「年齢的に今から結婚することが考えられないから」の回答が31.9%とトップになりました。
女性回答も、男性回答同様に2位は「法律婚より事実婚の方が生活スタイルが自由だと思うから」ですが、3位は、男性回答6位の「苗字が変わらないから」となっています。女性にとっては苗字が変わることが法律婚のハードルとなっている場合もあるため、苗字が変わらないことを事実婚のメリットに感じる方も多くいることがわかりました。
一方「事実婚よりも法律婚の方が経済的に安心」という声も
『もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?』の設問に「いいえ」と答えた男性に理由を聞いたところ、「事実婚よりも法律婚の方が経済的に安心だから」の回答が43.8%でトップとなりました。
事実婚であっても、扶養に入ったり家族割が適用されたりすることもありますが、法律婚の方が安心というイメージの方が多いようです。また、中高年の方は再婚も多いことから「子供の気持ちを尊重したい」という回答も多くなっています。
女性は「税制面での不利益」から事実婚を選択しない方も
『もし結婚したいと思うお相手がいる場合、事実婚でもいいと思いますか?』の設問に「いいえ」と答えた女性に理由を聞いたところ、「税制面での不利益が生じるから」の回答が27.8%でトップとなりました。
事実婚だと、配偶者控除などを受けることができないため、法律婚を選びたいという方も多いようです。
また、事実婚では「苗字を変えない事」が3位の理由となっていましたが、法律婚を選ぶ理由についても「パートナーと同じ苗字でいたいから」と苗字に関する項目が上位となっています。
最後に
調査結果から中高年でも、事実婚の選択はありと考えている方は多いことがわかりました。
経済的な不利益があるため事実婚はしない考えの方もいるようですが、年齢的にハードルの低いイメージの事実婚は、中高年にこそ受け入れやすいのかもしれません。オーネットスーペリアでは、事実婚・法律婚を問わないパートナー探しのお手伝いをしていますので、気になった方はぜひお問い合わせください。