結婚相手と平穏な生活を送るためには、価値観のすり合わせが大切です。その中でも特に金銭感覚は生活の質に直結するため、結婚前に確かめておく必要があります。
結婚相手の金銭感覚はどのように確かめ、違いをどのように埋めていけばいいのでしょうか。今回は結婚相手と金銭感覚の違いを感じる瞬間と対処法についてご紹介します。
目次
金銭感覚の違いを感じる瞬間
金銭感覚には性格や生活習慣、価値観が出やすいといわれます。パートナーであっても全く同じ金銭感覚を持つことは珍しいといえるでしょう。どのような出来事を通じて、金銭感覚の違いを感じるものなのでしょうか。
購入する商品の金額が高い
「高くてもいいものを買いたい」「安くてそこそこの品質のもので十分」など、購入する商品の価格に対する価値観は人それぞれです。高い商品を買いたがる人にとっては、安い商品を使いつぶして買い替える行為が無駄に思えるものです。また安くても十分という考えを持つ人にとって、進んで高い商品を買おうとするパートナーの行動は理解しにくいでしょう。
どちらの価値観がいい・悪いということはありませんが、パートナーとの間に金銭感覚の違いを感じる要因になるでしょう。
お金を使う頻度が多い
飲食物や消耗品などに対するお金の使い方は、金銭感覚が出やすいポイントです。コンビニで頻繁にジュースやおにぎりを購入する人と、水筒に入れた麦茶や自前のおにぎりを用意して細かい出費を抑えたいと思う人の間には、大きな金銭感覚のズレがあります。なんでも購入するのは割高で無駄と考える人がいれば、自前で用意する手間暇こそが時間の無駄、と考える人もいるのです。
貯金をしない
「宵越しの金を持たない」という言葉があるように、手元にあるお金をあるだけ使ってしまう人は少なくありません。将来に向けて貯金をしておきたいと思う人にとって、貯金をしないパートナーの金銭感覚は理解できないでしょう。大きな出費に備えた準備ができないパートナーとの生活に、大きなストレスをかかえてしまうかもしれません。
反対に、貯金をしない人に対し細かい節約を強いることで、お金を使えないことにストレスを感じ、普段の生活でもイライラしやすくなってしまう場合もあります。
お金をかけるポイントが違う
節約生活をしている人の中には、高級でおいしい料理を食べたい、家電は思いきってハイグレードの製品にしたいなど、特定の分野だけは贅沢をしたいと考える人もいます。
しかし、贅沢をしたいポイントは必ずしもパートナーと一致するとは限りません。無駄遣いをしないという目標は一致していても、贅沢の種類が異なってしまうと、相手のお金の使い方が無駄遣いに見えてしまうかもしれません。
パートナーに金銭感覚の違いを感じたときの対応
パートナーとの生活において、金銭感覚のズレを放置してしまうと、後々大きな問題に発展してしまうおそれがあります。お互いの金銭感覚に納得しあえるよう、早めに何らかの対応を行っておきましょう。
将来に向けて話し合う
一方の貯金や節約に対する意識が低いようなら、二人の将来について話し合いの機会をもちましょう。二人の収入と支出をまとめ、現在のペースで使い続けると将来どのような問題が起きるのか、具体的な可能性を提示しながら話し合うのが有効です。
感情的に浪費を責められてしまうと、責められた側も感情的になり浪費をやめる機会を失ってしまいます。あくまで二人の将来という共通の目的に向け、建設的な話し合いになるように努めましょう。
折り合いをつける
お互いに贅沢をしたいポイントが異なるようなら、生活に支障が出ない程度の出費を認め合うのもよいでしょう。お互いに毎月使えるお小遣いの額を決め、その範囲での出費にはお互いに口を出さないようにするなど、双方が守る一定のルールを決めるのも有効です。
一方だけが我慢を強いられる状況を作ってしまうと、後々大きな不満につながり二人の関係が壊れてしまうことにもなりかねません。お互いに同程度ずつ譲り合い、協力して二人の生活を運営するという状態を作りましょう。
収入を増やす
出費は必ずしも悪いものではありません。パートナーが望む出費を認めることでメンタルが安定し、二人の生活の満足度が上がるようなら、収入を増やして出費を補うのもよい選択といえます。
収入を増やす方法は、転職ばかりではありません。会社が認めているなら副業も選択肢のひとつですし、家の整理も兼ねて不用品をフリマアプリで売却するのもよい収入になってくれます。
パートナーは近い金銭感覚の人を選ぼう
パートナーとの間に金銭感覚の違いがあると、結婚生活での大きな苦労が予想されます。自分と近い金銭感覚のパートナーと結婚するためにも、お金の使い方についてはあらかじめ十分にすり合わせをしておきましょう。
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