悠馬さん
もともと結婚願望が強く、30歳までに結婚したいと思っていた悠馬さん。まずはマッチングアプリでの婚活を試みたが、なかなかうまくいかず誰とも会えずにいた。そんな時、たまたまSNS上でオーネットの広告を見て、アプリより結婚願望のある人に効率的に出会えるかも……と思い、29歳の時にオーネットに入会した。
「結婚するにはお相手の条件(プロフィール)が大切」と思っていた彼女が、4歳年下の彼からのお申し込みをきっかけに、これまでの考えをそっと手放しました。「条件よりも、大切なのは“お相手を思いやれるかどうか”」━━彼と出会ったことで、そう気付いた彼女。車でたった10分の距離に住んでいながら、きっとここでなければ出会うことのなかったふたり。そんなふたりが出会い、少しずつ築いていった幸せのかたちをお届けします。
もともと結婚願望が強く、30歳までに結婚したいと思っていた悠馬さん。まずはマッチングアプリでの婚活を試みたが、なかなかうまくいかず誰とも会えずにいた。そんな時、たまたまSNS上でオーネットの広告を見て、アプリより結婚願望のある人に効率的に出会えるかも……と思い、29歳の時にオーネットに入会した。
35歳までには子どもが欲しいと思っていた一葉さん。20代後半にアプリで出会った2~3人の方とお付き合いしてみたものの、いずれも結婚願望のある人ではなかった。結婚に対する意識が高い人と出会いたかったため、結婚相談所への入会を検討し始めた。CMで見かけたことがあったことと、オーネット会員同士なら成婚料がかからないというところに惹かれ、31歳の時に入会した。
掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です
入会後、「いいな」と思う方には自分からも積極的にお申し込みをしていた一葉さん。悠馬さんと会うまでに8人の方と会うことができた。そして、その中から2人の方とお付き合いに至ったが、いずれも長くは続かなかった。
気持ち新たに活動をスタートした後、お申し込みをしたお相手からのお断りが続くと、「私ってそんなに駄目かな?」と自己肯定感が下がってしまったという。そんな時は、アドバイザーに話を聞いてもらい、明るく前向きになれる言葉で励ましてもらうことで、なんとか活動を続けられた。
ふたりのお話し掲示板の開設は、悠馬さんの入会月である2024年9月中旬。同い年~7歳上の方までを希望していた悠馬さん。入会して最初に配信された、お互いの条件がマッチした方が紹介される「両想いマッチング」の中に、4歳上の一葉さんがいた。一葉さんの“ちょっとひとこと”に記載のあった「温泉や旅行が好き」というところに共通点を見出して悠馬さんがお申し込みをした。
基本的に年上をお相手として想定していた一葉さん。年下の方からお申し込みをもらったのが初めてだったこともあり、悠馬さんからのお申し込みを見た時、「間違っていないかな?」と思いつつ、なんとなく気になったので話してみようと思い掲示板を開設した。
今まで3~9歳年上の方としかメッセージをやりとりしたことがなかったという一葉さん。悠馬さんとのやりとりについて初めは「やっぱり、メッセージの口調が若いな……」と感じたという。ただ、「温泉」や「好きな食べ物」という共通点があり、ふたりの掲示板での会話は盛り上がっていった。テンポよく1日2~3通のやりとりが何日か続いた後、一葉さんがコーヒー好きだと知り、悠馬さんが「コーヒーを飲みに行きませんか?」と初顔合わせに誘った。
ふたりの初顔合わせは、9月下旬。車で10分の距離にあるお互いの家からちょうど中間のカフェで待ち合わせた。
婚活を始めて1人目の初顔合わせだったためガチガチに緊張していた悠馬さん。その様子を察した一葉さんが話をたくさん振ってくれたという。
「とても緊張していたのですが、話しやすい人だな……と感じて、徐々に緊張がほどけていきました」と悠馬さん。
「緊張している様子が伝わってきたので、頑張って私が話さなきゃと思いました。でも、話そうとしてくれていることは伝わってきたし、私の話をちゃんと聞いてくれている様子に好感が持てました」と一葉さん。
一葉さんが今まで初顔合わせでお会いした方々は年上だったこともあり、気を遣い過ぎてしまい「気まずいな……」と感じる瞬間があったという。でも、悠馬さんとの初顔合わせでは、そう思う瞬間がなく不思議と安心できた。
ふたりは1時間ほど話をした後、カフェを出た。その瞬間、一葉さんが悠馬さんにLINEの連絡先を聞いた。今まで自分から連絡先を聞いたことがなかった一葉さんだったが、初めて自分から連絡先を聞こうと思ったという。「今日は緊張していた様子だったけれど、もう一度会って、ちゃんと人となりを知りたいなと思ったので勇気を出して聞きました」と一葉さん。
2回目のデートは10月初め。グルメ好きだという悠馬さんが、おいしいと評判の行列のできる洋食屋に一葉さんを誘った。一葉さんの自宅近くまで悠馬さんが車で迎えに行き、お店の開店前から30分ほど並んで入店した。そして、ご飯を食べた後は、カフェに移動しておしゃべりをした。
悠馬さんは一葉さんに対して1回目と変わらず、「やっぱり話しやすくて一緒にいて落ち着くな……と思いました」と振り返る。
一方、一葉さんはこの日の約2時間半のデートを通して悠馬さんへの印象が少し変わったという。「迎えに来てくれる場所も時間もちゃんと決めてくれて、お店に着いてからもリードして率先して動いてくれる。ちゃんと、そういう振る舞いができる人なんだな、と好感を持ちました」と一葉さん。また、悠馬さんといる時の自分自身についても、とても自然体でいられたことに気が付いた。
「今までは年上の方を選んでいたので、もう少しお相手を立てなきゃと気を張っていたんだと思います。悠馬さんとは、いい意味でなんだかこの人といると楽だな……と感じました」と一葉さんは振り返る。
2025年1月 水族館デート
先の予定が見えなかったため、3回目のデートの約束をしないまま2回目のデートを終えたふたり。2回目のデートの後、一葉さんはふと「どうしているかな……」と悠馬さんの顔が浮かんでLINEをしたという。
「彼女が私と会っていない時に私の顔が浮かんだ、という主旨のことをLINEで言ってくれて、私のことを考えてくれているんだ……とうれしかったです。その言葉とアドバイザーさんに背中を押してもらい、次に会った時に自分から告白しようと決意しました」と悠馬さん。
3回目のデートは11月初旬。ランチをして映画を観ることになった。映画の上映前に時間があったため、コーヒーを持って公園に立ち寄ったふたり。この公園で、お互いの子どものころの話や理想の家庭像の話をした。悠馬さんの子どものころの話を聞いて、「温かい穏やかな家庭で育ったんだな」と感じた一葉さん。この時、今までより少しだけお互いの将来に踏み込んだ話ができたという。
映画を観た後もカフェで映画の感想などを語り合った。そして、別れの時間が近づいてきた夕方、悠馬さんは意を決し、カフェの店内で一葉さんに告白した。
実は、告白自体が“人生初”だったという悠馬さん。ガチガチに緊張しながら「今後も僕は会いたいんですけど、お付き合いしてもらえませんか?」と伝えた。
一葉さんからも「はい、私もまた会いたいです」という返事が返ってきた。「他のお客さんもいたのでちょっと恥ずかしかったのですが、うれしかったです」と一葉さん。悠馬さんの人生初告白は無事に成功した。
付き合ってすぐ、悠馬さんは一葉さんがどのくらい付き合ってから結婚したいと思っているかを確認した。悠馬さんの中で結婚への心は決まっていたので、一葉さんの温度感が知りたかったという。その時に一葉さんは「付き合って長くても6カ月くらいで意思を固めたい」と答えたという。
お正月明け、倉敷の美観地区にある神社に初詣に行った際、悠馬さんが「さっき一緒に行った神社で結婚式を挙げたいって言っていたよね?」と一葉さんに尋ねたという。出会ったころに一葉さんが、その神社で結婚式を挙げるのが夢だと話していたことを悠馬さんはちゃんと覚えていた。
「出会ったばかりのころに話した話をちゃんと覚えていてくれて、それを実現しようとしてくれていることに感動しました」と一葉さん。年下でも、ここぞという時に頼れる悠馬さん。そんな悠馬さんに対して「やっぱりこの人のことが好きだな……」と一葉さんが実感した瞬間だったという。
また、悠馬さんに出会って、一葉さんの価値観は少し変わったという。「今までは、年上がいいなどプロフィール的な部分を重視したり、スマートな対応ができる人がいいと思ったりして、そういう人を探していたんです。でも、彼と出会って、自分が“お相手を思いやれるかどうか”の方が大切だなと気が付きました。彼に会って彼の中身を好きになって、自分がお相手に対して譲れる部分が増えたのを感じました」と話す。
ふたりに、お互いの好きなところについて聞いてみると、悠馬さんは「いつもニコニコ話を聞いてくれるんです。そして、楽しかったとか、うれしいとか、気持ちをストレートに表現して伝えてくれるところです」と話す。
一葉さんは、「彼は全然私のことをおだてたりしないのですが、余計なことも言わないんです。でも、それが私には心地よくて。それでいて、私の気持ちをくみ取って行動で示してくれるので、私のことを想ってくれていることは、ちゃんと感じ取れるんです」と話す。
そんなふたりは、けんかをしたことがないという。そのことに不思議と納得してしまうほど、ふたりからは穏やかで温かな雰囲気が伝わってくる。
言葉で真っすぐ愛を伝える彼女と、行動でしっかり想いを示す彼。これからもお互いを思いやりながら、自然なかたちで気持ちを交換し、温かい家庭を築いていくことだろう。
ふたりは、付き合って半年となる5月に入籍をする。「付き合って長くても6カ月くらいで意思を固めたい」という約束はきちんと守られた。6月には一葉さんの念願通りの神社で挙式をする予定だ。
そして、プロポーズはまさに、このインタビューの後に行われる。ぽかぽか陽気で“大安”のこの日、一葉さんは悠馬さんから、「婚約指輪とバラの花束と共に桜の木の下でプロポーズをする」と予告されているという。
「私がバラの花束が欲しいって言ったんです。して欲しいことはちゃんと口に出していうタイプです!」と笑う一葉さん。そんな一葉さんを愛おしそうに見つめる悠馬さん。きっと感動的で幸せなプロポーズになることだろう。
2025年4月 桜の木の下でプロポーズは大成功
一葉さんは、前向きでハキハキとお話をしてくださる明るい女性。活動時はうまくいっている時もそうでない時も、ご自分の気持ちやご状況を電話や掲示板でご共有くださっていました。諦めずに前向きに活動する気持ちがあってこそですが、いつも私からの言葉を素直に受け止めてくださり、お相手のいいところを上手に見つけられる方でした。不安なことは私とだけでなく彼ともしっかりと話をしながら仲を深めていらっしゃったように感じます。
目標に向かって諦めず前向きに行動する方は絶対に幸せを見つけられます。停滞する時間が一番もったいないので、壁にぶつかった時、まずはアドバイザーにお声掛けください。何ができるか、一緒に考えさせてください! 悩まれた時もうれしい時も、そばにいます。私たちを頼ってくださいね。(岡山店アドバイザー)
記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです
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