修さん
次にお付き合いする人とは結婚をすることを前提にお付き合いしたいと考えていた時に、WEBでオーネットのことを知る。前々から婚活に興味を抱いていたこともあり、入会して活動を始めた。
結婚後の未来までしっかり考えている人に出会いたいと願い、オーネットで活動を始めたふたりが巡り合ったのは2020年5月末。ふたりが“ちょっとひとこと”に書いた“理想の家庭像”は、お互いを強く引き付け、かけがえのない出会いを生み出した。
次にお付き合いする人とは結婚をすることを前提にお付き合いしたいと考えていた時に、WEBでオーネットのことを知る。前々から婚活に興味を抱いていたこともあり、入会して活動を始めた。
真剣に結婚を考えている人たちとの出会いを求めて、婚活についていろいろ調べた時にオーネットのことを知る。まずは話だけでも聞いてみようと考えて店舗を訪れたところ、やってみたいと思い、その場で入会を決意した。
掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名はオーネットに在籍されていた時の居住地です
修さんは公務員で、職種の関係で周りには男性ばかり。由香さんはパティシエで、周りに女性が多い職場だった。ふたりとも早くから結婚願望を抱いていたが、身近なところで出会いを見つけることは難しく、けれども真剣に結婚を考えている人と出会いたいと考えた末に、たどり着いたのがオーネットだった。
2020年2月に修さんより一足早くオーネットへ入会したのは由香さんで、新型コロナウイルス感染症が流行の兆しを見せ始めた頃だった。入会直後は活動を進めていく上で影響はそれほど見られなかったが、緊急事態宣言が発令される頃には、ただ会うということが難しい状況に陥った。それでも数人と会うことができ、それぞれと楽しい時間を過ごすことはできたが、さらに関係を深めていこうというお相手とは巡り合えずにいた。由香さんが結婚相手に求めるもののひとつに、いつも家族同士が仲良く笑顔でいられるような家庭を築ける人というものがあったが、そういった未来をイメージできる出会いの訪れは遠く感じた。
そんな消化不良な活動を続けていた5月末ごろ、修さんからの「お話しましょう」申し込みが由香さんのもとへ届いた。修さんのプロフィールを見ると、“ちょっとひとこと”に理想の家庭像について書かれていて、由香さん自身が“ちょっとひとこと”に書いていた内容や願いと重なっていた。
「“ちょっとひとこと”に仕事のことばかりではなくて、将来はこういう家庭がいいですって書いてある人がいいなと思っていたので、彼の“ちょっとひとこと”は理想的だったんです。プロフィール写真を見ると『すてきなパパになりそうだな』って、ピンときました」
5月下旬にオーネットへ入会し、活動を始めたばかりの修さんが由香さんにお申し込みをしたのも同じような理由だった。
「お相手には、子ども好きで、理想の家庭像があって、将来をしっかりと見据えている人がいいと思っていたんです。彼女の“ちょっとひとこと”は自分にとっても理想的でした」
両者の思惑は一致し、そのままお話し掲示板が開設されるかに思えたが、実際には少し時間が空くことになる。当時の由香さんは仕事で多忙だったこともあり、すぐに返事ができなかったからだ。
「返事を返すなら、ちゃんと考えてから文章を書きたいなと思っていて、それで『時間ください』をしました。返事をしなければいけない期限ぎりぎりになってしまいましたが、しっかりと文章を考えて返事をしました」
一方の修さんは、「時間ください」をされた時は諦めにも似た心境だったという。
「彼女から『時間ください』で振られたと思って、切り替えて新しい人を探そうと思ったんですけど、ピンとくる方はいなくて。そうした時に返事が来て、とてもうれしかったです」
6月中旬、ふたりは新宿のカフェで初顔合わせを行い、これまでの活動にはなかったお相手との出会いに心躍らせていた。
「彼女の家族の話を聞かせてくれたんですが、本当に家族仲が良くて。『将来は自分も同じような家庭を築きたい』という話をしてくれたんですが、“ちょっとひとこと”に書かれていることに違わない、すてきな女性だなと思いました」
「本当に優しい人だなって思って、よく私の話も聞いてくれるし、話題もつくってくれて。初顔合わせが終わった後には、『彼とまた早く会いたいな』って、ワクワクしていました。これまでは『あと何日で会わなきゃいけない』みたいに感じることが多かったのに」
初顔合わせから2週間後となる次のデートでは、由香さんの提案によりヴィーガンカフェでランチをして、その後は目黒川沿いを散歩した。そして、デートが終わりを迎えようとした時に、由香さんは「実は最初に(修さんの)プロフィールや“ちょっとひとこと”を見た時に、私の理想そのものだと思いました」と修さんへの素直な思いを口にする。
「ポロっと言っちゃった感じで、本当に彼は理想そのものだったので、帰りの電車で何気なく言いました。告白とかではなく、思っていることを素直に伝えたかったのだと思います」
修さんも由香さんに対して、強い好感を抱いていたものの、頭の片隅には「これだけ若くてきれいなら、他にも声が掛かっているだろうな……」という不安があったのも事実だった。ただ、こうしてハッキリと思いを伝えてもらえたことで、修さんは一歩踏み出す勇気をもらえた。
「今まで出会った女性の中で、ここまで気持ちをはっきり表現してくれた人はいなかったし、こんなに良い人に巡り合うことはなかなかないだろうなって思って、『よし、次のデートで告白しよう』という気持ちになれました」
そうして7月上旬に迎えた3回目のデート。修さんは浅草周辺を楽しむデートプランを立て、前日にはしっかりと下見を行い、抜かりなく準備を行った。告白のタイミングは浅草寺がライトアップされる瞬間。そう決めていた。
ベンチに腰掛け、その瞬間を待ちながら会話していると、予定通りに浅草寺がライトアップされた。告白されるとは夢にも思っていなかった由香さんは「ライトアップされてきれいだね」と修さんに声を掛ける。そして修さんは由香さんに向き合った。
「あなたのことが好きです。私と真剣にお付き合いしてください。お願いします」
思いがけない告白に由香さんは驚き、「はい」という言葉以上のものがすぐには出てこなかったが、気持ちを落ち着かせ、由香さんも修さんに思いを伝えた。
「私も好きです」
その後のふたりは、価値観が一致することや相性の良さを確認する、答え合わせのような時間が続いた。
交際開始の翌月には鎌倉へドライブデートに出掛けた。ふたりにとっては初めての小旅行だ。
「どんなに気心が知れているお相手でも、長時間一緒にいると気疲れしてしまいますよね。でも、彼女とはそんなことがなく、楽しい時間がずっと続いて、不思議な感覚でした」
12月上旬の少し早い“クリスマスデート”は、特に由香さんにとって忘れられないデートになった。パティシエという仕事柄、クリスマスシーズンは働き詰め。だから、これまで恋人たちにとって定番の“クリスマスデート”というものを経験したことがなかった。デート中、観覧車に乗りライトアップされた景色を修さんと眺めていると、不意に涙が零れてきた。
「なぜか分からないんですけど、泣いてしまったんです。特に何もなかったのに。それくらい幸せをかみしめた日になりました」
こうした特別な瞬間はもちろん、一緒に料理を作ったり、将来のことを話したり、何気ない日常の積み重ねが結婚へのカウントダウンを進めていった。
そしてプロポーズは2021年2月の由香さんの誕生日に行われた。当初はすてきなレストランでプロポーズを考えていた修さんだったが、コロナ禍の影響も考慮し、家で行うことにした。修さんはどうすれば喜んでくれるのか考えを巡らせ、サプライズでケーキを用意して、そこにメッセージを添えることにした。
プロポーズ当日、最初は普通のバースデイパーティーを行い、食後にプロポーズ用に準備したケーキを由香さんにプレゼントした。
「(背が)高くて大きな箱を開けたらかわいい熊のケーキが出てきたんです。最初は熊に気を取られてテンションが上がっていたんですが、『Happy Birthday』のメッセージプレートをよく見てみると、『あれ、これ?』って思って」
──Marry me?
もともと由香さんは「結婚してください」というようなプロポーズはないと思っていた。結婚相談所での出会いはそういうものだと考えていて、ふたりの間では結婚に関する話はよく出ていたし、何となく「交際1周年の記念日に入籍するのかな?」くらいに思っていた。
それでも思い描く理想のプロポーズというものはあった。家で何気なく過ごしているときに「結婚しよう」と言われる。レストランなどで周りに人がいるよりは、家の中でふたりきりがいい。そう思っていた。
メッセージプレートに書かれている文字を由香さんが一瞥すると、修さんからの言葉が続いた。
「一生掛けて、あなたを幸せにすると誓いますので、自分と結婚してください。お願いします」
「理想の相手」に「理想のプロポーズ」をされる、奇跡のような瞬間だった。全身に幸せが溢れてくる。いくら拭っても由香さんの涙は止まらなかった。
観覧車とイルミネーションをバックにクリスマスデートの記念撮影
由香さんは明るく笑顔がすてきな会員さま。自立されており、穏やかな印象とのギャップが魅力的な方でした。ご成婚退会の手続きにご来店された際に、「Marry me?」のメッセージ付きサプライズケーキのお写真を見せてくださった時の、幸せいっぱいの表情や声は思い出深いです。由香さんもコロナ禍での活動でお悩みになられていましたが、コロナ禍でも出会いの環境はつくることができます。ビデオ通話やオンラインパーティーなど、まずは何でも挑戦してみてください。そして、お相手探しは、由香さんのように、前向き、ポジティブに活動を続けることが大事です。活動を通じて悩むこともあるかもしれませんが、そんなときは担当アドバイザーに何でもご相談いただき、お気持ちを整理しながら、出会いを楽しんでくださいね。すてきな方とのご縁を結ぶために、今できることを一緒に進めていきましょう。
(大宮店アドバイザー)
記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです
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