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突然のハッピー展開を招いた、前向きな努力と活動

恋愛や婚活において、「お相手が自分に興味があるのか」を見極めるのが難しい、そんな悩みを持つ人も多いはず。今回は、そんな中でも「諦めず前向きな活動」を続けたことが予想外の展開を招いたストーリー。マッチングアプリでは長く交際が続くお相手を見つけられなかったという梓さんと、目標を持って前向きにコツコツ真面目に頑張るタイプの健介さんの、4回目デートで突然動き出した成婚への物語とは……?

出会ったお二人のプロフィール

健介さん

  • ご年齢:32歳
  • 居住地:京都府
  • ご入会:2023年 12月
  • 利用店舗:京都店

20代のうちに結婚したいと思っており、過去に結婚を意識する恋愛もあったが、遠距離やタイミングの問題でうまくいかなかった。25歳ごろから友人たちの結婚ラッシュが訪れ、28歳でオーネットとは別の結婚相談所に入会するも、結婚には至らず。CMで知っていたオーネットの名前を職場の福利厚生サイトで見かけ、再び結婚相談所で活動しようと31歳の時に入会した。

梓さん

「結婚は早い方が良い」と20代前半から母親に言われ意識していたため、さまざまなマッチングアプリを試して何度か交際したものの、長くて半年程度で破局。「結婚がしたいなら長く付き合えないと意味がない」と感じていた。そんな時にSNSでオーネットの広告を見かけ、軽い気持ちで結婚診断チャンステストを受けて来店。「アプリは結婚に向かないのかも」と思いオーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

試行錯誤して見つけた活動のコツ

入会後は写真検索を中心にハイペースでお申し込みをしていたという健介さん。最初はお申し込みの際にどんな文面ならお相手に興味を持ってもらえるか分からず、自分なりに試行錯誤をして反応を見ながら、OK率の高いやり方を模索していたという。

「お相手からお申し込みが来た時に、ほとんど同じ文章のものが複数あって……。入力時のサンプル文そのままだったんです。印象が良くないから、自分はやめようと思いました」

そう話す健介さんは「自分がそのメッセージをもらった時にどう思うか」を考え、例えばプロフィールに映画名を書いている方には、「その映画の監督の別の作品も自分は好きなので話してみたい」など、具体的に書きつつ文章全体が長くなりすぎないようまとめることを心掛けていたそう。「お話し掲示板を開設しないことには何も進まない」と語る健介さんは、そうした努力を続けながら地道に活動を進めていた。

一方、同じく写真検索を中心に活動していたという梓さん。アドバイザーに誘われてイベントにも参加したが、「話す」ことに懸命になりすぎて疲れてしまい「自分には掲示板でゆっくりひとりずつやりとりする方が合っていた」と話す。掲示板が開いたお相手とは積極的に会うようにしていて、一時期毎週の予定がほとんど初顔合わせで埋まっていたという。

2024年5月、店舗にオーネットパス*を閲覧しに行った健介さんは、アドバイザーから「お休みが土日ではない方は、シフト制が多い医療系で働く女性へのお申し込みがおすすめ」と言われた。そこで、検索して出てきた医療系の職業の方の中から、プロフィールの印象が良かった梓さんにお見合いを申し込んだ。

*店舗で行う写真検索サービス(2024年10月10日以前のご契約プランのみ)

京都店でお見合いをすることになったふたりは、店舗近くのカフェで楽しく時間を忘れて2時間ほど話したという。梓さんと健介さんは、仕事柄それぞれ別の角度から人体の構造について勉強したり関わることがあり、狭い分野の知識が似ていて、なかなか初顔合わせではしないようなマニアックな話で盛り上がったという。
「今思うとよくあの話題で引かれなかったなと思います」と梓さんは笑う。

婚活だからと頑張らず、“日常”を一緒に過ごせるふたり

2024年6月、京都市内の古民家カフェでふたりは2回目のデートをした。カフェでおしゃべりを楽しんだ後に京都の錦市場商店街を散策していると、コロッケが売られている店の前を通りがかり、梓さんが

「奢るので食べませんか?」と言った。

カフェ代は払ってもらったから、と梓さんに言われるまま「食べます」と答えた健介さんは、この梓さんのひと言があってから、ふたりの距離が近づいたのを感じたという。

「普通、婚活していてまだ2回しか会ってないお相手といる時に、通りがかりのコロッケを食べたい、と思ってもあまり言う人はいないと思うんですよね」と笑う健介さん。

どうしても肩に力が入り「ちょっとかっこつけたくなる」婚活という活動の中で、「日常の中にある普通の会話」ができたことに「いいな」と感じた健介さんは、このころから梓さんを意識し始めたという。

初顔合わせでは「自分の良いところを見せよう」と緊張していたという梓さんは、2回目は落ち着いて健介さんを少し客観的に見て、好き嫌いや価値観など、どんな人か探ってみようという気持ちでこの日のデートに臨んでいた。しかし、気付けば思った以上に健介さんとの時間を楽しめており「コロッケ食べません?」もかなり自然に口をついて出た言葉だったと話す。

2回目のデートから約1カ月後、お酒は人並みに楽しむというふたりは一緒にビールを飲みに行く約束をしていた。6月末のこの日は、梓さんの誕生日だった。

「予定を聞いて返ってきた日付に見覚えがあって、梓さんのプロフィールを確認したら、誕生日やなって……」という健介さん。

まだお付き合いもしていない段階で、ピンポイントで誕生日に会ってくれるのは「何か試されているんじゃないか」と思ったと笑う。渡せそうな雰囲気なら渡そうとプレゼントを用意した健介さんは、自分の荷物にそれを紛れ込ませてデートに臨んだ。

お酒も入って話も盛り上がり、その日は3時間ほど一緒に過ごしたというふたり。健介さんが「今日誕生日ですね」と切り出し、かわいらしいハンカチとタオル、ひまわりの花のプレゼントを梓さんに渡した。

「誕生日に会ったのは本当にたまたま予定が空いていたから」と話す梓さんだが「気付いてくれるかな?」と気になってはいたという。
「祝ってくれただけでなく、そんなすてきなプレゼントまでくれるんや!」と梓さんはうれしく思ったと話す。

梓さんはこの時期、健介さんとのデートの合間に並行して他の方とも会っていたという。しかし、他の方と話している時の自分が“頑張って”話しているように感じ、そのたびに健介さんと会っている時の楽しさや安心感がよみがえって「健介さんとお付き合いできたらな」と徐々に自分の気持ちに確信を持っていった。

2025年2月 神戸旅行

「自分に興味ないかも」と思っていた“お相手からの告白”の衝撃

梓さんの誕生日のデートから1週間後、ふたりは京都市内で夕食を共にした後、ジェラート店に移動してジェラートを食べながらいつも通りたわいないおしゃべりをしていた。そこで梓さんがふいに

「私と付き合ってくれませんか?」と告白した。

この告白に、健介さんはかなり驚いたという。健介さん自身は、この時点で梓さんのことを良いと思ってはいたが、梓さんのあっさりめなLINEに「自分にあまり興味がないのでは」と感じてしまっていた。今は相性を見られている段階、と思いながらデートを重ねていた健介さんにとって、この告白はまさに寝耳に水だった。

「こんなに会ってて? 4回目やで?」と笑う梓さんに、「何回目かは結局人によるから……」と答える健介さん。

梓さんも、健介さんから告白される可能性は低いかも、と感じていたという。それならと、この日「ちょっと聞いてみよう」という軽い気持ちで告白を考えていた。

驚きで戸惑いながらも「よろしくお願いします」と健介さんが答え、ふたりはこの日から交際することになった。

ふたりにお互いを選んだ決め手について聞くと、健介さんは「自分の趣味の話について興味を持って聞いてくれたところ」に惹かれたという。
ジムでのトレーニングが趣味だという健介さんが、なかなかトレーニングをしていない人には伝わりづらい「どこの筋肉を鍛えているか」という話をしても、梓さんは筋肉の名称なども仕事の知識として持っているため、話が伝わった上できちんと聞いてくれ、それがうれしかったのだという。また、初対面では特に人見知りをしがちな健介さんにとって、沈黙があまりなくたくさん話してくれる梓さんとは、会話のバランスが取れていて一緒にいて楽だと感じるそう。

梓さんは、健介さんの「気遣いができて梓さんを喜ばせようとしてくれるところ」に惹かれたという。仕事上、梓さん自身は人を気遣うことが多いが、自分に対して同じレベル感で気遣ってもらった経験はあまりないと感じていた。そんな梓さんに対して健介さんが、初顔合わせの際、雨が降る中歩いていて何げなく「水たまりがあるので気を付けて」と言ったことがあった。そのちょっとした気遣いがすごくうれしかったという梓さんは、誕生日の出来事のように梓さんを喜ばせようとしてくれることはもちろん、そういった細かい日常のことにも健介さんの優しさを感じるのだそう。

「結婚相談所で出会ったのだから」と、交際が決まった時点ですでに結婚を意識していたというふたり。結婚に対して「100%全ての不安を結婚前に解消するのは難しいので、擦り合わせていけそうな人に出会えたら後は結婚してから、何かあるたびに片付けていったらいいと思っていた」と健介さんは語る。

成長し納得できた、理想的な婚活

11月ごろには、ふたりの中で結婚への意思が固まり、梓さんから「婚約ということでいいですか?」と話し、健介さんが「はい」と答えるやりとりがあったという。
翌月には退会手続きも終え、そろそろクリスマスも近づいてきた2024年12月のある日。

翌日からふたりで旅行へ行く予定があり、健介さんの家に泊まることになっていた梓さん。健介さんの家に着くと、自宅を飾り付けて出迎えた健介さんから「結婚しましょう」とプロポーズされた。

プロポーズは何か用意してくれるのだろうと思っていたという梓さんも、このサプライズには驚き「セットがすごい!」とたくさん写真を撮ったという。

旅行の日程が決まった段階でプロポーズを決めていたという健介さんは、1カ月半ほど前からこの日のために準備をしていた。テーブルの上に花や指輪などが並べてあり、小さなメッセージボードには「婚活終了おめでとう」の文字があったという。

婚活を振り返って、健介さんは「自分の強み、弱みがよく分かり、成長できた」と語る。婚活期間は「漫然と生きていなかった」という健介さん。結婚という目標があり、お相手によって違う興味や話の内容に合わせるため、本を読んだり知らないものを勉強したりしたことが、自分の知識にもなったという。「婚活がなければこの期間はダラダラ生活していただけだったかも」と語る。

梓さんは、「理想的な人を求めて、納得のいく婚活ができた」と話す。少し無理をして頑張っていた時期もあったが、結果的には自分が自分でいることが大切だったと振り返る。また、比較的珍しい姓の梓さんの家系は親戚含め女性が多く、梓さんは結婚でその姓を名乗る人が減ることが気になっていた。そのため、入会時にあくまで「理想」として姓の変更を条件に入れていたが、たまたま「いいな」と思った健介さんがそれを承諾してくれたことで、条件や内面も含め妥協なしで「彼しかいない」と思える結果だったと語る。

健介さんは、親戚に結婚で女性側の姓を名乗ることになった男性がいたこともあり、そこまで抵抗はなかったという。
「中身の自分が変わるわけではないし、男性が変えられるチャンスはなかなかない」と健介さんは笑う。

入会直後の自分に、「諦めるな、何が起きても驚くな」と声をかけたいという健介さん。「感じ方は人次第」であり、諦めずに頑張っていたことが、思いがけないお相手からの告白という、うれしい結果をつかみ取った。

“ふたりで築きたい家庭”について聞くと「仲良く、お腹がちぎれるくらい笑い転げる家庭」と答えてくれたふたり。取材中も梓さんが終始笑っていて、つられて健介さんも笑うという時間が続き、ふたりの今後の生活が垣間見えたようだった。

2024年12月 クリスマスディナー

アドバイザーメッセージ

人生は一度しかありませんから、“とにかく前向きに”

健介さんはニコニコとした優しい笑顔が印象的で、穏やかですが積極的で明るくコミュニケーション能力も高い男性です。とても誠実でマメな方で、お相手とつながったら可能な限りお会いになっていました。ある日相談に来られ、不定休の方(医療系)に絞ってのお申し込みを試していただいたところ、その中から選んだひとりの方が、運命のお相手となりました! アドバイザーからの連絡にもすぐ返信をくださり、アドバイスを聞いてくださったこと、どんなに忙しくても休止をされなかったことが、健介さんが成婚に至った秘訣だと思います。“とにかく前向きに”、簡単なことではないと思いますが、それが全てかと思います。「物事は起こってから考えるようにする」「起こってもいないことを想像しない」「嫌なことがもし起こっても、それも自分に必要なことと思うようにする」。これを意識して、前向きになるようにすると良いと思います。人生は一度しかありませんから。(京都店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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