啓太さん
社会人1年目の時に交際していた彼女と結婚を考えたが、タイミングが合わず破局。年齢的にも周りの結婚が増えてきたころ、大学時代の友人の結婚式に参加し、再び結婚を意識した。福祉系の職場は既婚者がほとんどで出会いもなく、たまたま見かけたオーネットの広告から店舗に行き、「テレビCMでも見覚えがあり信頼感がある」と入会した。
初めて会った時に、一緒に「やりたいこと」や「行きたい場所」が浮かぶかどうか。それは人生のパートナーを選ぶ上で指標となる感覚のひとつかもしれない。そう思わせる今回の物語の主人公は、“好きなもの”の感覚がぴったりで、アクティブに次々予定を立ててデートを重ねていったふたり。告白前から担当アドバイザーに「もう付き合ってます?」と言わせたふたりの、成婚までのストーリーとは……?
社会人1年目の時に交際していた彼女と結婚を考えたが、タイミングが合わず破局。年齢的にも周りの結婚が増えてきたころ、大学時代の友人の結婚式に参加し、再び結婚を意識した。福祉系の職場は既婚者がほとんどで出会いもなく、たまたま見かけたオーネットの広告から店舗に行き、「テレビCMでも見覚えがあり信頼感がある」と入会した。
元々結婚願望はなかったが、高校時代の同級生の結婚をきっかけに「いいな」と意識し始めた。しかし、当時お付き合いしていた彼とは結婚に至らず別れてしまい、マッチングアプリを活用するも結婚につながる出会いはなかった。そんな中、オーネットで働いている友人から活動に関する説明を受け、「ちゃんとしている」と感じたため、入会を決めた。
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入会後は一通りのサービスを利用し積極的に活動していた千尋さん。お話し掲示板に苦手意識があり、「テキストを打っている時間があるなら直接話したい」と自分からどんどん誘ってお相手とお会いしていた。元々友人との予定も多かったというアクティブな千尋さんは、その上で毎週のように初顔合わせの予定を入れ、さらに初顔合わせで「もう少し話を聞きたい」と思った方には2回目のお誘いも積極的にしていたと話す。千尋さんは、多忙だった当時を振り返り「今考えると(あのスケジュールで)よく生活していたなと思う」と苦笑する。短期間に予定を入れ過ぎ、キャパオーバーして心が折れそうになったタイミングもあったというが、アドバイザーに逐一報告してアドバイスをもらうことで、なんとか立て直しつつ活動を続けていた。
一方、千尋さんの入会から2カ月遅れて入会した啓太さんは、同じく文章作成に苦戦。入会後付与された権利を一通り使用してお申し込みをしたが、お断りばかりで掲示板が全く開かず、早くも壁にぶつかっていた。そこでアドバイザーに相談すると、「おすすめの女性がいるので会ってみませんか?」と提案があった。ところが、まさに同じタイミングでその“アドバイザーおすすめの女性”である千尋さんから、啓太さんに直接お見合いのお申し込みが入ってきていた。
「お断りがメンタルに来ていたタイミングだったので、『女神だ……』と思いました」と啓太さんは笑う。
ふたりは千葉にある某テーマパークが好きで、啓太さんの担当アドバイザーがふたりを「合いそう」と思った理由も、千尋さんが啓太さんに申し込んだ理由もその共通点からだった。
「入会時、『夏までにそのテーマパークに彼女と行きたい』という目標を立てていたのを、アドバイザーさんが覚えていてくれたんです」と話す啓太さん。千尋さんのプロフィールを見て「優しそう」と感じたこともあり、迷わずOKの返事をした。
2024年5月、カフェで初顔合わせをする予定だったふたりは、名古屋駅の金時計前で待ち合わせをした。
「緊張し過ぎて心臓がバックバクで……。どうしよう、どんな人が来るんだろうと思っていたら、『めっちゃきれいな人やん』と思って、申し込んでくれたのが僕で合っているか心配になりました」という啓太さんは、千尋さんが入会後1人目の初顔合わせだった。
「『僕で大丈夫ですか?』って何回も聞かれた記憶があります」と笑う千尋さんに「ゆるして、1人目やで(笑)」と答える啓太さん。そんな啓太さんの第一印象について「すごく優しそうで、雰囲気が柔らかくて話しやすかった」と千尋さんは話す。
カフェに着いて話し始めると、テーマパークやアニメの話など、お互いの好きなものがいろいろと合ったことで大盛り上がり。ひたすら好きなものについて話し続けていたらいつの間にか2時間が経過していた。その時点ですでに「今度あそこに行きたいね」といった話も出ていたふたりは、LINEの連絡先を交換して解散した。
2週間後、「つくねが好き」という千尋さんの話から、仕事終わりに焼き鳥を食べに行くことになったふたり。夜ご飯を食べながら2~3時間過ごし、お酒も入って過去の恋愛やお互いの恋愛観について話をしたという。また、「一緒にどこに行きたい」という話もより具体的になっていた。
「まだ告白はしていなかったけど、『9月にある音楽フェスに一緒に行きたいね』と結構先の大きめの予定を立てていました」と話す啓太さん。
ふたりの間には、もうほぼ付き合っているような空気感もありつつ、お互いまだ探っているような感覚もあったという。「探っていたくせに次の予定はどんどん決めていたんですよね」と千尋さんは思い返す。
「実はこの日、もう告白しようかとも思っていたんですけど、早過ぎるかな……、と行動に移せずうじうじしていました」と話す啓太さんは、翌日この日のデートについてアドバイザーに報告したという。3カ月ぐらい先の予定も立てていると話すと、アドバイザーにも「それはもうお付き合いしているようなものでは?」と言われ、「きっと大丈夫だから次で告白しましょう」と背中を押された。
2回目のデートから3週間ほど経った6月、名古屋駅に夜ご飯を食べに行ったふたり。この日告白するつもりだった啓太さんだが、食事の間なかなか勇気を出せずにいた。タイミングに悩んだ末、帰り際の改札前でやっと「あの……」と緊張しながら切り出した。
「お付き合いしたいです」と告白した啓太さんに対し、「もう付き合っている」という感覚だったという千尋さんが、なんでもないことのように軽く「うん」と答えたことで、ふたりはその日から正式にお付き合いすることになった。
2024年9月 栃木県、日光にて
千尋さんの好きなところとして、「笑顔と真面目なところ」と答える啓太さん。物事を深く考え意見を言ってくれる千尋さんの真面目さや、仕事熱心でしっかりしているところが尊敬できると語る。また、一緒にいて気を遣わず、自分自身が素でいられることも決め手のひとつだった。
「僕が隣でふざけるとよく笑ってくれるので、そういうところもめちゃくちゃ大好きです」と話す啓太さん。
対して千尋さんは、啓太さんの「優しくまっすぐに愛情を注いでくれるところ」が好きだという。啓太さんは「好き」という言葉を、素直にまっすぐ言葉で示してくれるのだそう。また、啓太さんとは基本的な価値観が合っており、少しすれ違っても千尋さんの考えを説明すると、きちんと聞いた上で納得してくれるため、安心できるのだという。
けんかはないが意見の言い合いはあるというふたりは、何か不安なことがあれば都度話し合いの時間をつくり、その場で解決できなくても今後の方向性を決めることを意識していたという。
「今思うと何がそんなに不安だったのかはあまり覚えていないんですが、アドバイザーさんに『気になることはきちんとお相手に聞いた方が良い』と言われて、ちゃんと聞くようにしていました」と千尋さんは振り返る。
そんなふたりの距離がより近づいたのが、2回目デートの時にすでに予定を組んでいた2024年9月の音楽フェスだった。交際後は週1回ほどの頻度で会っていたというふたりだが、夕食のみのデートも多く、お互い好きなカラオケに行ったり、ショッピングやボーリング、ダーツなど近場でのデートが中心だった。この音楽フェスが栃木県の日光で開催されるイベントだったこともあり、ふたりはここで1泊2日という長い時間を初めて共にすることになった。
千尋さんは、この旅行で啓太さんと過ごした2日間がけんかもなく穏やかだったことで、「これなら大丈夫そう」と思ったと話す。対して啓太さんも、この旅行が終わった段階で千尋さんに対して、「結婚したいな。この人とずっと一緒にいたいな」という気持ちになっていたという。
ふたりはそのまま順調にお付き合いを続け、11月には一緒にオーネットを退会することを決めた。このタイミングでいよいよ結婚だと実感した啓太さんは、「それならプロポーズを」という気持ちになっていた。退会のため名古屋店に来店したふたりは、アドバイザーに勧められ帰り際にジュエリーショップに立ち寄ることに。翌月にクリスマスディナーの予定を立てていた啓太さんは、千尋さんとは別室で接客してくれた店員と相談し、ここでプロポーズの計画を立てたという。啓太さんは「この相談の段階で結婚をより強く意識し、最終的な気持ちが固まった」と話す。
2024年12月、クリスマスマーケットを楽しんだ後、啓太さんが予約したお店にディナーへ向かったふたり。本当はこのクリスマスディナーの後にそのままお店でプロポーズをする予定だった啓太さんだが、お店が混んでいたことで恥ずかしくなってしまったという。そこでその場で頭をフル回転させ、名古屋駅にある高層ビルの夜景が見える展望台に行くことを急遽思いつく。夜景を見ながら指輪の箱をパカっと開け、
「ずっとこれからも一緒にいたいので結婚してください」とプロポーズをした。
このプロポーズは全く想定していなかったため驚いたという千尋さん。実はふたりは交際初めの7月ごろ、たわいない雑談の中で「プロポーズの希望は?」という話をしており、ふたりが好きなテーマパークでしてほしい、と千尋さんは答えていた。「じゃあ千尋さんの誕生日の3月に合わせて行こう」と予定も決まっていたため、プロポーズはまだ先、と千尋さんは思っていたという。
「思わず『ちょっと早くない?』って聞いちゃいました」と笑う千尋さん。その時は啓太さんも「一旦今のは聞かなかったことにする?」と一度指輪の箱を閉じたと笑う。希望とは少し違ったが「はい、お願いします」と千尋さんが答え、プロポーズは無事成功した。
元々結婚願望がそこまで強くなかった千尋さんは、啓太さんに対して「一緒にいられればそれで良い」という感覚だったと話す。啓太さんに対して何の不安もなかったため、プロポーズの時期についてはあまり気にしていなかったが、啓太さんがきちんと考えて計画してくれたことがすごくうれしかったと語る。
念願の千葉にあるテーマパークにも3月に行ってきたというふたりは、2025年6月、交際1年の記念日に入籍を予定しているという。
婚活を振り返って、啓太さんは「自分のことを好きになってくれるお相手が見つかり、すてきな出会いに感謝しています」と話す。アドバイザーから、苦手だったお相手に送る文章の作り方や、女性から見てどんな男性が印象良く見えるかなどを学び、婚活が自分の見せ方の勉強になったという。また、きちんと自己開示をして、自分の好きなものを「引き合わせのプロ」であるアドバイザーに伝えたことが、千尋さんと出会えたポイントだったと語る。
一方、千尋さんは「苦手なメッセージのやりとりにかなり苦戦したが、心優しい人と出会えたので頑張って良かった」という。人見知りをしないという千尋さんは、「知らない人と会うのは苦ではなく、一対一で直接話し始めてしまえば全然困らないんですが、掲示板でいざやりとりするとなると何を話せばいいのか分からず困ってしまって……」と振り返る。オーネットでの出会いの多くは掲示板から始まり、文章の第一印象で判断されることは避けられないため、アドバイザーに相談しながら頑張ったという千尋さん。苦手なことにも挑戦し、どんどん自分から「お会いしましょう」と動いていくその積極的な活動が、千尋さんを成婚へと導いた。
明るく楽しい家庭を築きたい、と話すふたり。好きなものの感覚が合っているふたりは、これからもさまざまな場所に一緒に出かけ、好きなことを共に楽しんでいく。
2024年9月 栃木県、日光にて
千尋さんは、明るくかわいらしい周囲に気を遣える女性ですが、時に自信がない様子も見える方でした。ご予定が多く日々が充実していてお忙しい中、積極的に婚活の予定も立てていたことが印象的です。千尋さんの成婚の秘訣は、「目標期間を意識して活動していたこと」、「よく相談していただけたこと」、「積極的な活動に加え、先入観で条件を狭めず、広く見てお相手を探していたこと」だと思います。
受け身では可能性が狭まってしまうので、自分から動き、1件でも多く申し込み権利を使うことの大切さを日々会員さまにお伝えしています。今は忙しい、断られたらどうしよう……。そんな気持ちに打ち勝って、積極的に動いた方に幸せが訪れている事例を本当にたくさん見ています。新しいことを始めたり、積極的に動くことはエネルギーが必要だと思いますが、気持ちが下がってしまったときはアドバイザーが受け止めますので、幸せにつながる一歩を踏み出してもらえたらと思います。(名古屋店アドバイザー)
記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです
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