オタクにまつわるマイナスイメージは、実は思い込みでしかなく、実際にはオタ婚のレポや体験談を紹介するサイトもあるなど、出会いや婚活にはむしろメリットとなることもあります。オタク同士で出会うという方法もあります。オタクの方が、結婚適齢期になった・30代なので身を固めたい、などの理由で婚活を始めるときのポイントを紹介していきます。
オタクってどんなイメージ？実情とは？そして、オタクの恋愛・婚活は成立するの？
オーネットが行った、自然な出会いに関する意識調査の『「自然な出会い」に当てはまると考えるものを全てお選びください。』の質問において、全体の43.3%、男性の48.6%・女性の37.6%が「趣味のあつまり」を回答しています。つまり、恋愛や婚活において趣味は、出会うためのメリットのひとつ、とも言えるでしょう。
つくられたイメージが先行してしまう・・・残念なオタク文化
さて一方、オタクについてはどうでしょうか。ネットで調べてみると、オタクとは1980年代初頭に認識されるようになった、主にマンガやアニメを中心とするサブカルチャーに没頭する若者たちを指す、と言う定義がありました。ただ、どちらかというとそのころは、オタクという表現がネガティブな意味合いが強かった時代でもありました。それが引きずってしまい、「オタクは近寄りがたい、怖い」と偏見を持つ人を増やしてしまったようです。
しかし、時が過ぎて現在は、オタク文化は重要な地位を占めています。日本のマンガやアニメはどれも世界的に評価も注目度も高く、平成30年版の情報通信白書によれば、海外に輸出しているコンテンツの8割近くがアニメ。国が進めるクールジャパン戦略でも取り上げられるなど、今や日本の重要な文化であり資源でもある、とも言えるのです。
ここまで、話題はマンガやアニメが中心でしたが、現在ではオタクの種類もさまざま。鉄道・パソコン・アイドル・ビジュアル系・ボーイズラブ・すもう好き女子・宝塚などなど本当に多種多様なものがありますが、どれも専門的というよりも、偏った嗜好の持ち主、という認識されてしまいがち。そしてこのような方々もまとめて、良くも悪くも「オタク」というジャンルに入れられてしまっているようです。
オタクだって恋愛するし、オタクな結婚式も行われている！
でも安心してください。世の中には、オタ婚式なるワードが存在します。調べてみると、新郎新婦がアニメ作品の登場人物になりきったり、式の最中ずっと推しアイドルの映像を流していてライブステージを再現したりと、皆さん思い思いに自分たちのやり方に振り切って、自分たちのスタイルで結婚式を楽しんでいるご様子。中には、ウェディングケーキの横にゲームセンターの音ゲーを設置して「恋愛経験のない私たちは、これで結婚できました！」と発表する方もいるなど、一筋縄ではいかないけれど、しかし誰よりも幸せそうにも見える、そんな世界もしっかり存在するのです。
つまり、そう単純な結果とはならないのが恋愛の面白さ。オタクの方にも、恋愛や結婚のチャンスはいくらでもあるのです。ポイントとなるには、つくられた既成概念から飛び出すことができるかどうか、ということ。その方法を探っていきましょう。
どんな人とならマッチングする？こうすると失敗する、オタク婚活
その趣味、誰かと共有できています？
「オタクは怖い」まずこれは、完全に偏見です。例として、スマホ操作にとても詳しい人を取り上げてみましょう。こういう方に「私のスマホ、充電があっという間に無くなる」と相談すると、今まで知らなかった解決方法を教えてくれるでしょう。そんな時、この方は「専門家」であり、レストランならシェフやパティシエ、ホテルならコンシェルジュと同義であるはずなのです。
分岐点となるのは、話が独りよがりではないか？ということになるでしょう。先程のスマホの話でいけば、「実はこの操作がもっと良い」「このアプリはダメ、こっちにするべき」「これも買わないとスマホのスペックはフルに発揮されないんだな」なんて話をされてしまうと、余計な話をするオタクだな、と煙たがられてしまいます。
ただ、これはどんな趣味でも言えること。同じように、明らかに興味がない相手に野球やK-POPについて語っても、興味を持ってもらえる確率はとても低いのです。
他人のオタク趣味って、そもそもどう見えている？
そもそも趣味には、大まかに男女で興味が分かれるジャンルが存在します。例えば鉄道オタクの場合、まれに鉄女のような方もいますが、やはり男女比はどうしても圧倒的で、駅でカメラを持って大声を出している集団には、危険に感じて近寄らない女性が多いはず。
でも本来、趣味というものは自分が楽しめることが一番大切なのです。そしてほとんどの場合、犯罪にかかわったり倫理に反したりしない限りは、その趣味を批判する人はいません。だから、オタク趣味だという理由だけで、個人が批判される必要は無いのです。
ただ、誰かに無理に理解してもらうものでも無い、という事実も認識しておくべきでしょう。まわりの空気が引いてるなぁと感じたら、手元のキャラクターのグッズやマンガは、そっとしまうのが大人の対応というものなのです。
オタク同士で出会ってみては？
実は、オタク趣味はマッチングの部分だけ切り取って考えると、とても有利なものなのです。というのも、同じ映画や音楽によって高揚感を共有できるなど、これほどわかりやすく共通の趣味の人を見つける手段はないのですから。
誰かと共通のものとなりやすいオタクな趣味をあげれば、ゲームやアニメがそのメジャーな例となるでしょう。相手の持ち物の中に好きなキャラクターのグッズなどを見つけて、「この作品が好きなんですか？」と声をかければ、ひょっとしたら相手との関係がぐっと近づくかもしれません。もちろん、「試供品で配ってたのを使ってるだけですが、何か？」と、やんわり否定されてしまう危険性はありますが。
オタク同士で出会う方法はある？
オタク同士で出会うことを目的とするとき、活躍するのがマッチングアプリ・街コン・結婚相談所と言った、メジャーな恋活・婚活サービスの数々です。ほとんどの場合これらのサービスは、利用者のステータスとして、趣味を細かく設定できるようになっています。実践編みたいな言い方をすれば、「どんなジャンルのゲーム、特に〇〇が好き」など、できるだけ条件を細かく設定するほど、共通の趣味のお相手と出会える確率が上がるように設計されているのです。
つまり、一般的な恋愛・婚活サービスはどれも、オタク同士が出会うためには最適なツールである、と言えるでしょう。
オタクの方がこれらのサービスを利用する時、ポイントとなるのは気軽さでしょう。例えば街コンに参加する場合なら、「必ずお相手が見つかるか、ではなく、このジャンルのオフ会に参加するくらいの気持ち」で行ったほうが、きっと純粋に楽しめるはずです。
おまけに、単純に出会いや婚活の経験値が増えますので、利用すればするほど、きっと良い結果へ近づけることでしょう。オンラインゲームの友達が増えていくのと、それほど感覚は変わらないかもしれません。
オタクのための恋活・婚活サービスの特徴
実際にネット検索してみると、オタクのための出会いや婚活のためのサービスは多数ヒットします。そのスタイルも、マッチングアプリのタイプだったり、実際に会うパーティー形式だったりオンラインパーティーだったりと、まさに多種多様と言う言葉がぴったりです。どんなものがあるか？興味がある方は、試しに検索してみてはいかがでしょうか。
これらのサービスの大きな特徴といえば、お相手検索条件がかなり細かく設定されていること。カテゴリも、アニメ・ゲーム・ラノベ・ボカロなどオタクに関する内容が豊富に揃っていて、「まずは異性の同じ趣味友達探し」なんて軽い気分で使い始めることもできそうです。参加条件には「オタク関連の趣味に御理解のある方」といったサービスもあるので、オタク以外の方との出会いも期待できるかもしれません。
特に婚活を全面にアピールしている事業者の多くは、一般的な婚活サイトと同様に、証明書などの提出が求められるので、利用時の安心感もあります。オタクな方々の成婚報告レポも用意するなど、これからの婚活にも参考になりそうな情報も多く用意されていて、こちらは読むだけでも単純に楽しめるでしょう。そのほか、自分から積極的に動くのが苦手な方のために、自動マッチングサービスを提供するサービスもあります。
オタク婚活のまとめ
事実として、オタクの方々でも婚活は可能です。難しいなんてことは絶対ありません。ベタなドラマも真っ青な大恋愛に落ちるカップルもいらっしゃいますし、結婚式にオタクな男女が大集合！ということも、令和の世の中ではごく普通の風景となるでしょう。
そしてオタク趣味とは、必要な方には水や空気のように重要なもの。限られた方にしか理解されないと言う事実がなんとなく気分を後ろ向きにしているだけ、と言えるでしょう。他人の評価など気にせずに、自分だけの時間を存分に楽しんでください。
結婚にも前向きに取り組もうと思い立ったら、オタクの方もぜひ結婚相談所を候補に入れてください。オーネットではさまざまな趣味を持つ方が登録されていて、紹介書（データマッチング）では趣味や価値観なども確認できます。また、プロフィール検索から趣味やライフスタイルが似ているお相手に申し込むことも可能。マッチングがうまくいけば、最初からいきなりオタク趣味を前面に出して熱弁しても、受け入れてくれるようなお相手と出会えるかもしれません。
まずはお気軽に、結婚チャンステストを受けてみませんか？もしあなたの趣味の良さを理解できるお相手と出会えたら、毎日はとても楽しくなりますよ。
