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「大事にされるってこういうことなんだ」ゆっくり温まった恋のカタチ

同時に好きになって、お付き合いが始まる──そんな始まりが理想的! でも、現実はなかなかそううまくはいかないもの。特に女性は、男性よりもお相手をじっくり知っていく中で、少しずつ気持ちが育っていくことが多いのかもしれない。今回ご紹介するのは、まさにそんな “ゆっくり温まった恋” を実感できるストーリー。恋のスピードは人それぞれ。焦らずに、心のタイミングを大切にしたからこそ育まれた、ふたりの温かな恋のカタチをご紹介します。

出会ったお二人のプロフィール

仁さん

  • ご年齢:27歳
  • 居住地:滋賀県
  • ご入会:2022年 7月
  • 利用店舗:京都店

近所に知り合いがいない社員寮でのひとり暮らしに寂しさを感じていた仁さん。会社も男性ばかりで出会いはなかった。同僚は街コンで出会ったお相手と結婚したという話を聞き、婚活について調べ始めた。もともと結婚願望があった仁さんは、結婚するなら結婚相談所での出会いの方が効率的なのでは? と考え、24歳でオーネットに入会を決めた。

果歩さん

  • ご年齢:26歳
  • 居住地:京都府
  • ご入会:2024年 9月
  • 利用店舗:京都店

休みのたびにふたりで出かける両親のような“仲良し夫婦”に憧れ、早く結婚がしたかったという果歩さん。マッチングアプリで出会ってお付き合いした方と別れたタイミングで、結婚を視野に入れている方と出会える結婚相談所での婚活に興味を持った。婚活をするなら早い方がいいと考え、20代割のプランに魅力を感じたオーネットに25歳で入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

決め手は「笑顔の写真」と「いち早い返信」

入会後、使えるものは使って積極的に活動を始めたという仁さん。自らを女性慣れしていないと語る仁さんは、活動初期には服装のチョイスや初顔合わせでの会話など、さまざまなことが分からなかったため、アドバイザーに相談して一つひとつ学んでいったという。そんな地道なトライ&エラーを繰り返し、入会して1年がたったころ、1人の方とお付き合いに至った。しかし、1カ月後には急に「合わない」という理由で振られてしまった。明確な理由が分からず「何がダメだったんだろう……」と落ち込んでしまった仁さんは、一度婚活から離れたくなって活動を休止してしまったという。それから約半年がたち、再度婚活を開始した数カ月後に果歩さんに出会った。

仁さんから遅れること約2年、2024年9月に果歩さんが入会した。「できるだけ、いただいたお申し込みはお受けして、話してみてから考えよう」と謙虚な姿勢で活動をスタートした果歩さん。そのため、思った以上に多くのお話し掲示板が開設された。真面目にプロフィールを読み込んで長文で返信をしていた果歩さんは、そのやりとりだけで手一杯になってしまったという。「今頑張らないと! チャンスを逃してはいけない! という焦りから自分のことを追い込みすぎて、疲れてしまいました」と果歩さん。そんなときには、アドバイザーに話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったりすることで活動を続けられたという。

ふたりの掲示板開設は2024年の9月初め。果歩さんが入会して、初めてオーネットパス*でお申し込みした10名の中に仁さんがいた。「キリッとしたお顔で写っているプロフィール写真が多い中、仁さんのにこやかな笑顔の写真に目がとまったんです。朗らかそうな人だな……と思って申し込みました」と果歩さん。
お申し込みをした10名の中からいち早く返信をくれたのが仁さんだった。お申し込みをした京都店からの帰り道のバスの中で返信を確認し、「最初に返信をくれた人」として、自然と果歩さんの印象に残る出会いとなった。

その後、掲示板ではお互いの趣味である旅行の話やアニメの話など、共通点が多く見つかり話がはずんだ。「使う言葉とか、掲示板で話した感じがとても心地よくて、いいなと思いました」と果歩さん。「返信のペースも合うというか。ちゃんと会話を楽しんでくれている感じが伝わってきて、それがうれしかったです」と仁さん。

*店舗で行う写真検索サービス(2024年10月10日以前のご契約プランのみ)

結婚相談所で出会ったから、最初に確認したこと

初顔合わせは掲示板開設から1週間後。ふたりともコーヒー好きなこともあり、京都の有名なコーヒー店で会うことになった。

果歩さんの第一印象について、「キレイな方だな……と思いました。あと、やっぱり話が合うなと感じました。趣味のディープな話もできたんです。気兼ねなくそういう話ができるのってすごくいいなと思いました。今までの初顔合わせはもう少し表面的な話だったので、そこが違いました」と仁さん。
果歩さんも「プロフィール写真通り、笑顔のいい人だなと。あと、服装がオシャレだったので、服が好きなんだろうなと思いました。私もファッションが好きなので、そういう話もできそうだなと思いました」と振り返る。この日が入会して初めての初顔合わせだった果歩さんだが、掲示板でいろいろ話せていたこともあり、思っていたより緊張せずにフランクに話せたという。

このコーヒー店で意気投合したふたりは、そのまま店を変えて夜ご飯も共にした。果歩さんは、カフェでは趣味の話が中心だったため「場所を変えた方が違う話もできるかもしれない」と考え、仁さんの誘いに乗ったという。その予想通り、ふたりは夜ご飯のお店では「子どもは欲しいか」、「子どもができたら仕事はどうするか」などといった少し結婚観に踏み込んだ話をすることができた。
「後々になってズレが生じないように、結婚相談所で出会ったからこそそういう話もできるし、しておいた方がいいかなと思って先に話しました」と果歩さん。結婚への考え方や将来のイメージに大きな違いがなかったふたりは、次の約束とLINEの連絡先交換をして別れた。

2024年12月 京都駅でのクリスマスディナー後

「まっすぐな告白」と後押しした「きれいな虹」

その後、ふたりは2回目のデートまでの間に電話で会話を重ね、お互いのことを少しずつ知っていった。そして、迎えた2回目のデートは、初顔合わせから2週間後。京都・河原町で古着屋巡りをして、夜はお酒を飲みながら食事をした。ほぼ丸一日を共に過ごして果歩さんとの結婚生活をイメージできたという仁さんは、その日の帰り際に交際の申し込みをした。
「果歩さんのことが好きです。ほかの人に取られたくないんです」という正直で、ストレートな告白だった。

まだ2回目だったこともあり、告白されるとは思っていなかった果歩さん。また、今までお付き合いした方の中で、こんなにはっきりと「好き」という気持ちを言葉にして告白してくれた人がいなかったため「こんなにストレートに言葉で表現してくれる人っているんだ」と、うれしい気持ちがありつつも、ビックリしてしまったという。

しかし、乗らなければいけないバスの時間が迫っていて時間がなかった果歩さん。告白への返事ができないままその日は別れることになってしまった。その時のことについて仁さんは、「あ、終わったな……と思いました(笑)」と振り返る。

しかしその後、果歩さんから「ちゃんと電話で話したい」という連絡が来て、仁さんはまだ振られていなかったということが分かり安心したという。

その数日後、あらためて電話で話をしたふたり。果歩さんは、今不安に思っていることや現状の仁さんへの正直な気持ちを話し、いったん保留にさせてほしいと伝えた。「とても話が合うなと思ってはいたのですが、入会したばっかりというのもあり、ほかの方にもあまり会わないまま仁さんとだけどんどん進んでいくスピード感に少し不安になってきて……。仁さんへの気持ちにもまだ確信が持てなかったので、いったん考えさせてほしいとお願いしました」と果歩さん。

1週間後の9月下旬、告白に対する果歩さんの返事は保留のまま、ふたりは伊勢神宮に行った。仁さんが京都まで果歩さんを迎えに行き、車で向かった。片道3時間の移動時間と観光をして回る中で、果歩さんは「こんなに一緒にいても話が尽きないし、考え方も合うな」と次第に仁さんといるときの居心地の良さを実感していったという。ただ、この時点ではまだ「仁さんのことは、人としては好き。でも、恋愛としてではないのかもしれない……でも、この先この人のことを好きになれたらすごく楽しいだろうな……」という気持ちだったと振り返る。

返事が今日もらえるかもしれない、と淡い期待を持ちつつも「まずは伊勢神宮を楽しもう!」という気持ちで過ごしていたという仁さん。そんな仁さんを応援するかのように、伊勢神宮の後に立ち寄った絶景スポットでは、きれいな虹が見えたという。
「山の上から眼下に広がる虹を一緒に見るっていう特別な体験を共有して、気持ちが上がっていました」と果歩さんは振り返る。そんなすてきな出来事を通して、ふたりの距離がまた少し近づいていった。

2025年5月 金沢日帰り旅行

「大事にされる」って、こういうことなんだ

4回目のデートは、2週間後の10月中旬。果歩さんが好きだというカラオケに行った。その後、カフェに立ち寄り、結婚後のお金の話など結婚観に踏み込む深い話をしたふたり。その時、果歩さんの決心が急に固まったという。
「こんなにずっと優しくて、自然に話ができる人はほかにいないんじゃないかと思って、急にパズルのピースがカチッとはまったように決心がついたんです。もう少し深く関わってみないと分からないから、この人と付き合ってみようと思いました」と果歩さん。
その時もまだ仁さんに対して「恋愛的な好き」という感覚はなかったという果歩さん。それもちゃんと伝えた上で「それでも良かったら、お付き合いしてみませんか?」と告白への返事を伝えた。

お付き合いを重ねる中で、仁さんに仕事の悩みなどを相談することもあった果歩さん。そんなとき、仁さんはついネガティブになりがちだという果歩さんの気持ちが上向くような一言で、いつも心をすくい上げてくれたという。そんな仁さんの包み込んでくれるような優しさを感じる中で、果歩さんの気持ちがだんだんと追いついていき、いつの間にか「人として好き」が「恋愛的な好き」に変わっていたという。付き合って2カ月目のクリスマスディナーで「仁さんが『おいしい』と喜ぶ姿を見られたのがうれしかった」と語る果歩さんの表情からは、仁さんへの愛情がしっかりと伝わってきた。

お互いの好きなところを尋ねると、仁さんは「一緒にいて楽しいところ、かわいいところです。あと、今まで、付き合っている人から愛情を言葉にして伝えてもらうことが少なかったんですが、果歩さんはちゃんと伝えてくれるのがうれしいです」と話す。
果歩さんは「何より私に真剣に向き合ってくれるところです。意見がぶつかっても、彼には彼の芯がある中で、私の話をちゃんと聞いて、誠実な言葉を返してくれる。人として信頼できる人だなと思います。仁さんとお付き合いして、大事にしてもらうってこういうことなんだな……と分かりました」と話す。

少しずつお相手を知っていく中で、「この人といると安心する」「自然と笑顔になれる」──そんな気持ちが育っていき恋に発展することもあるということを、ふたりのストーリーは教えてくれた。

ふたりはお付き合いから6カ月後である2025年4月、結婚に向けて進む決意をし、成婚退会をした。ふたりには理想の夫婦像があるという。それは、果歩さんの両親のような「友達であり、家族である、笑いの絶えない関係性」。それは、果歩さんのお相手探しのスローガンでもあった。果歩さんと出会い、果歩さんの両親の話を聞くうちに、仁さんもその夫婦像に強く共感するようになったという。
インタビュー中もお互いの話にうなずきながら、いとおしそうに見つめるその関係性から、ふたりなら間違いなくそんな仲良し夫婦になれるだろうと確信することができた。

2025年5月 万博記念公園でピクニック

アドバイザーメッセージ

「前向きな人」に出会いは訪れる

仁さんは、明るくて、人懐っこく、素直で前向きな方。お断りが届いても、次へ次へと進まれる前向きなところは、私が元気をもらうほどでした。そんな仁さんでも一度は落ち込んでしまい活動を休止されましたが、きっと、どこかのタイミングで再開されると信じて見守っていました。そして、再開されたタイミングで果歩さんと出会えました。それは、今までの彼の頑張りが実を結んだ結果だと思います。
とてもシンプルなことですが、ご成婚する方に共通して言えることはただひとつ、「前向きな人」だと思います。ダメな結果ばかりにフォーカスするのではなく、むしろ、それをバネにしてほしい。バネにできなくても、何とかしたいと思うだけでも、よいと思います。
無駄な出会いはありません。ぜひいろいろな方との出会いを経験して、たったひとりの運命のお相手に巡り会っていただきたいと願っております。(京都店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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