1. 結婚相談所 オーネット
  2. 婚活体験談
  3. 女性:20代
  4. 入会翌月に交際開始! 頑張り屋の彼女の婚活成功術

入会翌月に交際開始! 頑張り屋の彼女の婚活成功術

皆さんが「何かを始めよう」と思うのはどんな時ですか? 鉄は熱いうちに打てという言葉通り、何事も一番熱量があるのは思い立った時ですよね。正月におみくじで大吉が出たことをきっかけに婚活を始めた紗英さんは、その勢いのまま婚活街道を突き進み、その年の3月には優しく穏やかに寄り添ってくれる匠さんとの交際を開始しました。お互いを尊重して受け入れ合えるふたりの、努力と出会いの物語をお届けします。

出会ったお二人のプロフィール

匠さん

30歳を過ぎたころから漠然と「そろそろ身を固めたい」と思っていたものの、具体的には動けていなかった。メーカーで男性ばかりだという職場の同僚達も次第に結婚していき、気づけば独身は自分を含め数人に。重い腰を上げマッチングアプリを検討するも、せっかくお金をかけるならプロフィールの信頼性がある結婚相談所の方がいいと感じ、比較サイトを見て会員数が多いオーネットに34歳で入会した。

紗英さん

  • ご年齢:27歳
  • 居住地:兵庫県
  • ご入会:2025年 2月
  • 利用店舗:姫路店

結婚願望はもともとなかったが、昨年犬を飼い始め、家族で過ごす時間が自然と増えたことで「家庭を持つのも悪くないな」と感じるように。正月におみくじを引き数年ぶりに大吉が出たことをきっかけに、“今年”婚活しようと思い立つ。過去にやっていたマッチングアプリでは真剣な出会いがない印象があり、結婚相手探しには向いていないと考え、近所にあったオーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

「まるで試験勉強のよう」な婚活

2025年2月に入会した紗英さんは、2月中旬ごろにはすでに匠さんとのお話し掲示板が開き、3月の頭から毎週デートを重ね、月末の4回目デートで交際開始という、かなり順調なペースで婚活を進めていった。一見、入会後偶然すぐに運命の人に出会えたように見える紗英さんの活動の裏には、実は地道な努力があったという。

入会前、結婚相談所はもう少し年齢が上がってから入るものというイメージを持っていた紗英さんは、「だからこそ今入ったら年齢が武器になりそう」という思いで活動を始めた。活動開始になった途端、お相手からのお申し込みが一気に舞い込んだが、その段階では選りすぐりせず、ほとんどのお申し込みにOKしてとりあえず掲示板を開き、まずは話してみることを心掛けていた。

「自分もまだこういったお相手探しの場でお話しするのが得意かどうかはわからないし、経験を積む意味でも全員とお話ししてみようと思っていました」と紗英さん。

入会から交際開始までの2カ月程の活動期間の中で、20件近く掲示板を開設、10件近く同時にやりとりし、トータル7人に会った。たくさんの方とやりとりして「皆さん良いところがある」と感じた紗英さんは、どうやって自分に合う方を見極めていけば良いか悩み、よくアドバイザーに相談していたという。そこで「すぐに決め切らず何回でも会ってみたら良い」というアドバイスを受け、ほとんどの方と2~3回会っていた。

「時間が空けば週に何人もひたすら会っていたため、ずっと気が張り詰めていました。お会いする方のプロフィールを確認してお会いした後、何を話したか全部メモを取り、次回お会いする時にちゃんと話せるように残しておいてと……まるで試験勉強のようでした」と紗英さんは振り返る。

お互いのペースに自然と合わせられるふたり

一方、紗英さんより2年程前から活動していた匠さんは、仕事が忙しく、休み休み無理のないペースでの活動だったという。写真検索を中心に「サブカル、オタク系」の趣味に理解のある方という基準で、お相手の趣味欄をよく見てお相手探しをしていた。そんな匠さんが「趣味が合いそう」と入会したばかりの紗英さんにお申し込みをしたのがふたりの出会いだった。

3月上旬、兵庫・三ノ宮のカフェで初顔合わせをして、1時間ほど趣味の話などをしたふたり。お相手探しの際、まずはプロフィール画像の“笑顔”を重視して見ていたという紗英さんは

「笑顔の作り方でその方の人となりが少しわかるじゃないですか? 彼の笑顔には根っからの優しさを感じていたんですが、実物も『きれいな笑顔を作る人やなあ』と思いました」と話す。

実際に会ってみて「この人には何回でも会いたいかも」と感じた紗英さんに対して、「写真で見たよりかわいい人」という印象を持った匠さんも、「この方にはお断りされずに何度も会えるといいな」と思ったという。

翌週、匠さんが「またどうでしょうか?」と誘い、ふたりは再び三ノ宮でランチを共にした。2時間程話す中で、匠さんの仕事や職場での話に「楽しそうに仕事をされているな」と感じた紗英さんは、「もっと匠さんのいろいろなことを知りたい」と思ったという。そんな紗英さんが相づちを打ちながら楽しそうに話を聞いてくれる様子を見て、「この人とお付き合いできたらいいな」とこの時匠さんは感じていた。

そのまた翌週、紗英さんが誘って大阪・吹田市にある体感型の水族館に3回目のデートに行ったふたり。よく家族で動物園や水族館に行っているという匠さんが楽しめそうと思ったことに加え、こういった展示系の施設での観賞ペースが合うかも見極めたかったと話す紗英さん。水族館では、隣で観賞しながら知っていることをいろいろと教えてくれる匠さんの博識な様子に、「一緒にゆっくり楽しんでくれる方だな」と感じたという。このころから、「デートのたびに良いところが見つかる」と紗英さんの中で匠さんを意識する思いがふつふつと湧いてきていた。

一方、「できる限り彼女を楽しませてうまくエスコートしたい」と思いながらデートをしていた匠さんは、この日紗英さんとの結婚を意識し始める出来事があったと語る。

おなかがあまり強くなく、急な腹痛に襲われることがしばしばあるという匠さんは、この日も急な痛みに離席することがあり、せっかくのデートなのに申し訳ない気持ちが強かったという。しかし、待たせた申し訳なさを胸に紗英さんの元へ戻ると、嫌な顔ひとつせずなんでもないことのように待っていてくれた彼女の姿に、ほっとしたと話す。この出来事で、相手の事情やペースに苦もなく合わせてくれる彼女となら、今後もやっていけそうだと感じ、「結婚したい気持ちが少しずつ湧いてきた」と匠さんは思い返す。

2025年8月 金沢にて記念撮影

「“言葉”で形にしてくれた」ことが決め手

水族館デートからさらに1週間、紗英さんが趣味で友達とポーカー等をやっていた話に、カードゲーム好きかつ、大阪の統合型リゾートの話題も気になっていたという匠さんが興味を持ったことで、ふたりは大阪のカードゲームがプレイできるアミューズメント施設へ行った。ランチを食べ、ゲームをプレイして夕方解散という半日デートの中で、匠さんは「今日伝えておきたい」と告白の機会をうかがっていたという。そして、帰りがけの駅まで来たところでついに

「結婚を前提にお付き合いしてください」と告白した。

紗英さんは、タイミングとしては少し唐突だったこの告白に驚いたものの、直観的に不安はなく、「この人を選んで大丈夫」という感覚はこの時点で持っていたと話す。「お願いします」と告白を受け、ふたりはこの日から無事お付き合いすることになった。

並行して複数の方とお会いしていたため、実はギリギリまで別のお相手と匠さんの間で悩んでいたという紗英さん。しかし、匠さんと同じくらいデートを重ねていたというもう1人の方は「お付き合いしてください」というはっきりとした言葉を言ってくれず、におわすような発言のみだったという。それに対して、不器用ながらもきちんと言葉で告白を形にしてくれた匠さんには安心感があり、お付き合いの決め手になった。

そんな紗英さんに改めて匠さんの好きなところを聞くと、「優しくて誠実で、真っすぐに見つめてくれる視線が良い」と話す。匠さんとはデートの中でふとした時に目が合うのを感じ、「自分をよく見てくれている」点を嬉しく思うのだそう。また、交際するまでは匠さんに「完璧な人」という感覚を持っていたが、お付き合いしていくうちに丁寧で真面目な部分に加え、意外と忘れっぽい一面や、おっちょこちょいな面も見えてきたという。そんな匠さんの人間味が見えた瞬間に「私もそんなに気を張らなくても大丈夫なんだな」と思ったという紗英さんは、その器用なところと抜けているところのバランスも匠さんの魅力だと語る。

一方匠さんは、「明るくていろいろ素直に意見を言ってくれるところ」を紗英さんの好きなところとして挙げる。自分の話に興味を持って楽しく聞いてくれていることがデートでも日常でも感じられ、そこが今までの活動で出会った他の方との違いを一番感じたポイントだったそう。また、一緒に過ごしていくうちに紗英さんは「かなりの頑張り屋」だと感じたという匠さん。転職を経て仕事が大変な中、勉強なども頑張っている姿に「すごい」と感じることが多いのだという。

「とにかく話す、会う」ことが大事だった

お付き合いしてから「自分の中で『結婚したい』という気持ちが前面に出ていた」と話す匠さんは、交際を始めて1カ月程経った2025年5月に入るころにはすでに「どこかでプロポーズをしたい」と考えていた。もし紗英さんが、「プロポーズにはまだ早い」という気持ちなら言ってくれるだろうと思い、その月に行ったデートで指輪のサイズを紗英さんに聞いたという。

「じわじわとそういった前振りがあって、指輪がいつできたかも知っていたので、千葉のテーマパークに泊まりで行こうと言われた時にはだいたい察していました」と話す紗英さん。

7月、一日テーマパークを楽しみ、ホテルの部屋に帰ってきたところで、外側がユリの花で縁取られた大きなバラの花束を紗英さんに渡し、指輪の箱をパカっと開いて

「俺と結婚してくれませんか?」とプロポーズした匠さん。

「彼がすっごいサイズの花束を抱えてきたんですが、すごく嬉しい気持ちと同時に『どうやって持って帰ろう』と考えてしまい、返事の反応が遅れて『どうなの?』って彼に聞かれました」と、顔の前に花束サイズの大きな円を描きながら紗英さんは笑う。

匠さんに促され、慌てて「はい、喜んで。お願いします」と紗英さんが答えたことで、プロポーズは無事成功したという。

婚活を振り返って、「良い人に巡り合うのはなかなか難しいと思った」と話す匠さん。自分の趣味や体調のことなど、お相手が受け入れてくれるかが心配になってしまうタイプの匠さんは、紗英さんとのデートや会話の中で「お互いを尊重できるか」が自然と確認できたことが、成婚へつながったポイントだったと語る。お相手とお会いするときにはできるだけ合わせようと努力するものの、「暖簾に腕押しという感じでなかなか歩み寄ることができない」と感じる方もいたため、いろいろな方とお会いして話してみることが重要だったとまとめる。

一方、「選ばずとりあえず会うことを大切にしたのは正解だった」と振り返る紗英さんは、「やってみて、今年出会えなかったらやめよう」と思って婚活を始めたのだという。入会してからは、「話すだけならタダ」というマインドで、とにかくお相手と話してみることを意識していた。その行動に至ったのは、「自分の理想は思い込みかもしれず、話すことでお相手の意外なところが見つかったり、自分で気づけていない自分自身に気づくこともあるのでは」という思いからだった。

「自分が手いっぱいだからという理由で可能性を狭めたくなかった」と話す紗英さんに

「やっぱり頑張り屋やね」と匠さんが隣で声をかける。

そんな頑張り屋の紗英さんに温かく穏やかに寄り添う匠さん。8月、取材日直前に入籍したばかりだというふたりは、今後について「何があってもケンカせず話し合って、明るく穏やかな家庭を築いていきたい」と話す。たくさんの可能性の中から結ばれたふたりは、この先も明るい未来に向かって共に歩んでいく。

2025年7月 レストランにてディナー

アドバイザーメッセージ

結婚生活において、思いやりは一番大切

紗英さんは、穏やかで親しみやすい、素直な性格の女性です。「早く良い人に出会いたい」と前向きなお気持ちで即行動されており、報告・連絡・相談をきちんとされ、私のアドバイスを素直に実践されたことが彼女の成婚の秘訣だったと思います。お相手探しに悩まれる方には、気に入っているお相手にはそれが伝わるように、「また誘ってくださいね!」等自分から言葉や表情、態度で示すようにとアドバイスしています。また、無理してお相手に合わせるのではなく、自分に寄り添ってくれる思いやりのある方かどうかかも見極めるポイントとお伝えしています。結婚生活において、思いやりは一番大切ですから。
現在悩まれている方には、今の一歩一歩が未来の大きな幸せにつながるので、焦らず、諦めずに自分を信じて進んでください、と伝えたいです。一歩踏み出すことは勇気がいりますが、その先にはきっと新しい幸せが待っています。私たちが全力でサポートしますので、安心して任せてくださいね。(姫路店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

関連婚活体験談記事