修平さん
昔から結婚願望はあったものの、面倒くさがりでマッチングアプリは続かず、先に活動していた先輩にオーネットを勧められていた。その先輩が成婚したのを機に「俺も始めます」と紹介で入会することになった。
人生の中で、偶然好きな人と出会い、恋愛を楽しんで結婚したい。その願いは結婚相談所では叶わないのだろうか……? 「自然な出会い」が理想だった志穂さんと、「自然体の自分」で勝負したい修平さん。ふたりがオーネットで見つけた「飾らない自分のまま好きになれる人」との出会いのストーリーとは?
昔から結婚願望はあったものの、面倒くさがりでマッチングアプリは続かず、先に活動していた先輩にオーネットを勧められていた。その先輩が成婚したのを機に「俺も始めます」と紹介で入会することになった。
学校や職場などでの「自然な出会い」で結婚したいと思っていたものの、日常に出会いはなく、マッチングアプリで出会った方との交際にも終わりを感じていた。アプリより情報が信用できる場所で活動しようと、結婚相談所への入会を決意した。
掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名はオーネットに在籍されていた時の居住地です
「もう20代終わっちゃうな」
28歳の誕生日、急にそう思ったという志穂さん。
20代のうちに結婚したいと思っていたものの、理想を言えば学校の同級生や職場の同僚など「自然な出会い」での結婚がしたいと考えていた。しかし、医療関係の職場には女性が多く、日常に出会いのない中仕事に追われているうちに、気づけば恋愛経験がないまま20代も終わりに近づいていた。
このままではまずい、と思った志穂さんはマッチングアプリを始め、そこで出会った方とお付き合いしたものの、なかなかうまくいかず悩んでいた。そろそろこの恋愛は終わってしまうかもしれない、と思ったタイミングで、姉から「次はアプリじゃなく結婚相談所がいいんじゃない?」と言われたのをきっかけに、オーネットの店舗に来店し、アドバイザーと面談。気づけば号泣しながら話を聞いてもらっていた。
アドバイザーという第三者の立場からの意見も聞いて、今の恋愛に見切りをつけてオーネットでの活動を始めることを決意した志穂さん。入会時には30歳が近づいていたこともあり、将来的に子どもが欲しいと思っていた志穂さんは、できるだけ早くいい人を見つけるため、今が頑張り時とマッチングアプリも併用。オーネットは「情報の信頼度が高いアプリ」という感覚で使い始めた。オーネットの活動だけでお話し掲示板はトータル20件ほど開き、イベント参加も含めると実際にお会いした方は20~30人に上る。アドバイザーにはアプリでの話も含めよく相談し、とにかく話を聞いてもらっていたという。
一方、以前からオーネットでの活動の話を聞いていた先輩の成婚に背中を押され、入会を決めた修平さん。入会後は写真検索をメインに気になる方にはどんどんお申し込みをしていたが、面倒くさがりな性格から、しばらく活動しないタイミングもあったという。期間が空いてしまっても、「開いて見るだけ」と再開することに高いハードルは感じていなかったという修平さんは、余裕がある時やサービスの配信メールに気づいたタイミングなど、ふと思い出した時にマイページを開いては検索してお申し込みをするというマイペースな活動を続けていた。
2024年の1月、自分が住んでいる茨城県から近い範囲で検索をかけていた修平さんが、「プロフィールの印象も良いし、千葉だけど車で行ける範囲」と感じてお申し込みをしたのが志穂さんだった。掲示板でダラダラやりとりするよりは「とりあえず会って話してみたい」というタイプの修平さんは、軽く自己紹介や仕事の話などをした後、すぐに初顔合わせに志穂さんを誘った。
掲示板が開いてから1週間後、ふたりはオーネット柏店近くの居酒屋で夜ご飯を食べた。修平さんの第一印象として「かっこいい」と思った志穂さんだったが、話してみると「ちょっと変わった人なのかも」という印象を持ったという。
「入会時にアドバイザーから受けた説明で『基本的には初顔合わせで過去の恋愛話はしない方が良い』と言われたし、これまで出会った他の方にはそういう話は聞かれなかったんですが、彼はどんどん聞いてくるので他の方と違うなと思いました」と話す志穂さん。
お相手に気を遣って普段は控えているものの、志穂さん自身はそういった話題が嫌なタイプではなく「聞いて良いのなら自分も気になる」と、ふたりはその日ざっくばらんに、過去の恋愛話をはじめいろいろな話をしたという。
「かしこまった感じが苦手なんです」
と話す修平さんは、普通の飲み会のようにフランクに砕けた感じで会話をしようと、その時恋愛の話題を振ったのだという。
「器用なことはできない」という修平さんは、他の方と会う時も、掲示板で軽く話した際の温度感で、感覚的に「この人ならフランクに会話できそう」という方と会うようにしていた。きっちりお見合い、という形は苦手だからこそ、飾らず話してそれが受け入れられなければ自分はその人とはうまくいかない、と割り切って活動していたという。
志穂さんには修平さんのその姿勢が印象良く映り、初めから飾らず気になることをどんどん聞けたことで不安も解消できたため、この時点で直観的に修平さんを「良いな」と思っていたと語る。
2024年11月 某映画作品のスタジオツアーにて
2024年2月、3回目だったこのデートでふたりの距離がより近づいた、と修平さんは語る。この日は修平さんが誘って押上駅周辺で半日ほどデートをした。初めて長い時間を一緒に過ごし、ショッピングをしたり、水族館に行ったり、いわゆる“ベタ”なデートを楽しむ過程で、元々志穂さんに抱いていた好印象が「この人だ」「お付き合いしたい」という思いに変わり、「今日告白しよう」と修平さんは思ったという。
婚活での告白は大抵3~5回目、と認識していた志穂さんは、一緒にいてすごく楽しいと感じる修平さんに対し、この日自分から告白するか迷っていたという。
「告白のタイミングを計りかねていた」と話す志穂さんは、初顔合わせ時から気軽にいろいろと話せていたこともあり、この時点でお付き合いに対する不安はなかったと振り返る。
帰りがけの駅で、別れ際ストレートに「お付き合いしてください」と修平さんが告白。「お願いします」と志穂さんが答えたことで、この日からふたりのお付き合いが始まった。
そんなふたりに「結婚を意識した瞬間」を聞くと、修平さんは交際開始から3カ月ほど経ったころに行った熱海旅行を挙げる。志穂さんは、修平さんの言うことを肯定してくれることが多く「この人だったらどこまでも自分についてきてくれそう」と思えたという。泊まりがけで長時間一緒にいても苦にならず、一緒にいて楽だと感じたと語る。
引っ張っていくタイプの修平さんは、やりたいことをどんどんやっていきたいため、それが人によってはかみ合わず、今までの出会いでもうまくいかないことがあったという。しかし志穂さんとの間では、お互いやりたいことを言っても、不思議とかみ合っていて、否定せずにお互いの提案を受け入れられることが多いのだそう。
志穂さんは、家でデートをするようになったタイミングで結婚を意識するようになったという。一緒にご飯を作ったり、そのまま仕事に向かう際「いってらっしゃい」と声をかけた時に、生活が想像できて「この人と結婚できたらいいな」と思うようになっていった。修平さんは志穂さんにとって、一緒にいて楽しく、安心して素でいられる、無言が苦でない存在なのだという。
「本当に、ただ一緒にいるだけでいいなと思えた」と志穂さんは話す。
2025年1月、修平さんが「景色がきれいなところがあるから見に行こう」と、修平さんの自宅近くにある公園に志穂さんを誘った。そこは周辺をドライブするときれいに夜の工場地帯が見える有名な夜景スポットだった。
公園に着くと「結婚してください」と修平さんはストレートにプロポーズをした。
その時期にどこかでプロポーズを、と考えていたという修平さんに対し、「プロポーズされるとは全然思っていなかった」と話す志穂さん。プロポーズ自体には驚いたが、その時点でもう結婚に関して何も不安がなく「結婚しよう」と言われたら結婚したいという気持ちだったという。
婚活を振り返って、「面倒に感じてしまう時期もあったけど、結果的にやめなくてよかった」と修平さんは語る。
「やめなきゃなんとかなる」の精神で無理せず自然体での活動を続けたことが、成婚という結果につながった。お相手に対して、断られたらそれまで、と割り切っていた修平さんは、掲示板で長く話し過ぎず、とりあえず会ってみるというスタンスが大事だったと振り返る。
「正直半信半疑で始めた」と話す志穂さんは、結婚相談所は恋愛するのではなくお互いの条件が合う人を探して結婚する場所、と入会前は思っていたという。「自然な出会い」を理想としていた志穂さんは、「結果的に修平さんという好きな人に出会えて、恋愛もできて良かった」と語る。アプリ併用で多忙な活動をしていた志穂さんは「もうダメかも」と感じた時にアドバイザーに相談できたことが、成婚を掴み取ったポイントだったと話す。
ふたりで築きたい家庭について、一緒にいて楽しく自然体でいられる今の関係を崩さないようにやっていきたい、と語る修平さんと、自分の両親のように仲良く幸せな家庭にしていきたい、と語る志穂さん。これからもふたりは飾らずありのままで、歩幅を合わせて隣を歩んでいく。
2024年4月 茨城県のひたち海浜公園にて
志穂さんはピュアで素直なお人柄で、とにかく行動していた頑張り屋さんでした。モヤモヤした気持ちをひとりで抱え込まず、素直に話していただけたことで、気持ちの変化や状況が分かりやすく、一緒に整理していくことができました。彼と出会った時、過去の経験から「彼を大好きになってしまったら、またつらい思いをしてしまうのでは?」と話されていたので、私からは「彼を信じてみては?」と、背中を押しつつも選択肢を提案して、後悔しないためにも自分で答えを出すようにお伝えしました。誰かに話すだけでも自分の考えがまとまったり答えが出たりすることもあります。ご縁はどのタイミングでやってくるか分かりませんので、自分から行動して諦めずに掴みにいってください。そして、立ち止まることがあったらアドバイザーに声をかけてください。話すことでゴールへの道筋が見えてくることもあります。(柏店アドバイザー)
記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです
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