1. 結婚相談所 オーネット
  2. 婚活体験談
  3. 男性:20代
  4. 先手必勝だった告白と、午前0時のプロポーズ

先手必勝だった告白と、午前0時のプロポーズ

婚活をしているとやってくる「運命の分かれ目」となるような決断。そんな時に決め手となるのは、少しの勇気やタイミングなのかもしれません。早くから結婚願望はあったものの、周りでの出会いは難しいと感じて入会したふたりの、活動がうまくいかない時期を乗り越えた先にあった出会いのストーリーとは?

出会ったお二人のプロフィール

駿さん

  • ご年齢:28歳
  • 居住地:岐阜県
  • 利用店舗:岐阜店
  • ご入会:2019年 1月

結婚願望はもともとあったが、学生時代までの恋愛で結婚を考えるお付き合いはなかった。職場は圧倒的に男性が多い環境のため、社会人になり半年ほど働いた頃に、職場恋愛は難しいと感じるように。マッチングアプリを使うもうまくいかず、インターネットで見かけた広告をきっかけに23歳の時にオーネットに入会した。

奈々さん

  • ご年齢:28歳
  • 居住地:岐阜県
  • 利用店舗:岐阜店
  • ご入会:2022年 11月

母や祖母が22歳で結婚していたこともあり、自分も早いうちに結婚したいと思っていたが、職場恋愛ができる環境ではなく、20代のうちに動かなければと思っていた。マッチングアプリも利用したが県外の方とのマッチが多く、県内で結婚したかったため、県内の会員が多そうな結婚相談所を比較してオーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材当時のもの、記載の都道府県名はオーネットに在籍されていたときのものです

ゆっくり地道な活動と、サービスを使い倒す活動

同時進行で複数のお相手とやりとりするのが苦手だったという駿さんは、活動を始めたものの、お話し掲示板は3人同時が限界で、それ以上はそれぞれのお相手と何を話したかわからなくなってしまったそう。そのため、1人にお断りされたら追加で1件申し込むという地道なスタイルで、駿さんの活動は進んでいった。

「活動中、3カ月に1回くらいはやめたいと思っていた」という駿さん。しかし、今まで費やした時間やお金を考えると「ちゃんと成果を出した方が得なのでは?」との思いから、ここまでやったなら後には引けないと毎回思い直し、少しずつでも諦めず続けていた。

一方、入会直後から写真検索をメインに精力的に活動していた奈々さん。良縁を逃さないために、自分から積極的に申し込み、自分に届いたお申し込みも基本は断らず、一度掲示板でお話ししてから判断することを心がけていた。悩むとよくアドバイザーに話を聞いてもらい、友人のように相談しやすい関係だったという。そんな奈々さんが活動の中で交際破局を経験した直後、アドバイザーに勧められたのが、駿さんと出会うことになった店舗でのパーティーだった。

告白のタイミングを逃さずつかんだ縁

2023年6月、ふたりが出会ったのは岐阜店で行われたパーティーだった。プロフィールカードを交換して話し始めた途端、駿さんの勤務地と奈々さんの実家が近かったり、通っていた高校が同じだったりと多くの共通点が見つかり、ふたりはすぐに地元の話題で盛り上がった。
「5~10分ほどの会話タイムが奈々さんの時は短く感じました」と駿さん。

パーティー翌週の週末、動物が好きと言っていた奈々さんを駿さんが誘い、店内に大きな水槽があることで有名なカフェへ行った。ふたりはそこでも3時間ほど家族や趣味の話で盛り上がった。2週間後、今度は猫カフェへ行くことになり、猫と2時間ほど戯れた後、もう少し一緒に居たいと思った奈々さんの誘いで普通のカフェに移動。そのカフェでもしばらく話し込み、カフェを出た後、駐車場で駿さんがふいに口を開いた。

「これからどうしますか?」

「今思うと、“この後夜ご飯どうしますか?”という意味にも、“今後の関係についてどうしますか?”という意味にも聞こえるような、ちょっとズルい聞き方だったと思います」と駿さん。まさにその点で悩んで口ごもる奈々さんを見て「押せばいけるかも」と思った駿さんは、当たって砕けろ、という気持ちで

「俺から言います。付き合ってください」と告白した。

駿さんは奈々さんに対して、出会ったパーティーの時点でかなり「この方とお付き合いしたい」と思っていたという。今までの活動でお相手は同時進行で複数の方と会っていることもわかっていたし、次のデートまでに奈々さんが他の方と交際にならない保証はないと思っての告白だった。

しかし、そんな駿さんからの告白を受けた奈々さんには、実はこの時期もう1人気になっている方がいた。写真検索で出会った方で、まだ初顔合わせには進んでいなかったが、歴史好きなど趣味の話が合い、掲示板で盛り上がっていた。2人の間で気持ちが揺れていた奈々さんが、この時駿さんを選んだ決め手になったのは「いち早く告白してくれたから」だった。

そのタイミングでやりとりしていた方の中で、奈々さんはその2人にひときわ好印象を抱き、どちらかとはお付き合いに進めるといいな、とは思っていた。もう1人の方との初顔合わせは翌週を予定していたが、自分が告白を保留にしているうちに駿さんも他の誰かとお付き合いを始めてしまうかもしれない。それなら、このタイミングも運命だと思って、まだ会っていないお相手よりも会って告白してくれた駿さんを選ぼう、と思ったという。この時期、仕事で多忙なタイミングも重なり予定が立て込んでいた奈々さんは、ここで告白されていなかったら駿さんとの関係は終わってしまっていたかも、と振り返る。奈々さんがその場で決断したことで、この日からふたりの交際は始まった。

2023年 11月 彼の新車で揖斐のカフェへ。インスタ映えの場所と聞き行きました

「筋を通すこと」を大事にしたプロポーズ

駿さんがプロポーズを考えたのは2024年5月のゴールデンウイーク頃だった。奈々さんは駿さんと出会う直前まで別の方と交際休止をとっており、駿さんより先に取得できる休止がなくなってしまうため、翌月6月にふたりは成婚退会することになっていた。さらに、駿さんの自宅近くに奈々さんの転勤が決まり、駿さんはその頃徐々に結婚を現実的に意識し始めていたという。奈々さんに指輪はいらないと言われていたが、とはいえ何か別のものは用意したいと考え、花や手紙などいろいろと検討した結果、3週間ほどでできるプロポーズ用のオルゴールの存在を知った。これなら退会日までに間に合う、と奈々さんに内緒でプロポーズの準備をすることにした。

成婚退会の報告に店舗へ行く前日の夜、普段早く寝ることの多い駿さんが、珍しく日付が変わるまで起きているな、と奈々さんは思ったという。日付が変わって0時になった瞬間、駿さんはオルゴールを取り出した。以前奈々さんが好きだと言っていたアーティストのウエディングソングが流れるオルゴールを開けると、中にレーザー加工で文字が書いてあった。

「毎日幸せでした。ふたりならどんなことでも乗り越えられるしずっと愛を誓えます、結婚してください」

この駿さんのサプライズに、プロポーズはないと思っていた奈々さんは驚き、目からは涙があふれたという。

駿さんがこのタイミングにプロポーズをしたのには、意味があった。その日は日本ブライダル協会が制定した「プロポーズの日」であり、「大安」で縁起の良い、プロポーズには絶好の日だった。その日にプロポーズをしようと決めていた駿さんは、夜にレストランなどを予約することも考えたが、お昼に店舗に行って成婚退会の手続きをする予定だったため、退会してからよりも退会前にプロポーズをした方が結婚を申し込むタイミングとして筋が通っている、と考えたのだという。

今までの活動の経験を活かして結ばれたふたり

理系大学出身で、学生時代から女性が少ない環境にいたという駿さん。オーネットに入会してから、改めて女性を意識する機会が増え、活動はなかなか難しかったという。男性同士で部活やゲームの話しかしていなかった学生時代に比べ、活動の中では、女性と共感できる話題で会話ができるようになり、その経験をしてから、奈々さんと出会えて良かったと話す。
「一番最初に奈々さんに出会っていたら、交際を断られていたかもしれません」と駿さんは笑う。
5年という活動期間の中で、良い意味で女性慣れして、落ち着いて話せるようになった駿さん。もともと自分から話すよりお相手の話にリアクションする方が得意なタイプなため、積極的に提案をしてくれたり、たくさん話してくれる奈々さんと相性が良かったという。

奈々さんも駿さんと出会う前の交際ではなかなかお相手との関係がうまくいかず、悩んだ経験があり、それがあったからこそ駿さんとの出会いにつながり関係がうまく進んだと振り返る。自分に合う人は必ずいる、と身をもって知った奈々さんは、駿さんのとにかく優しくて奈々さんのことをたくさん考えてくれるところに惹かれたという。

「いつまでも恋し続ける関係でいたい」という駿さんと、「何でも話し合えて助け合える家庭を築きたい」という奈々さん。取材の際にも、お互いの掛け合いで笑い合うすてきなふたりは、これからも仲良く隣を歩いていく。

2024年 8月 新婚旅行中 サップを行う場所での一枚

アドバイザーメッセージ

諦めない気持ちが何よりも大事

奈々さんは明るくハキハキお話しされる方で、愛嬌があり誰からも好かれるようなお人柄の女性でした。奈々さんの成功の秘訣は、弱音を吐かず常に前向きな姿勢で活動されていたこと、婚活の軸がブレそうになった時にはひとりで悩まずアドバイザーを頼ってくださったこと、提案をしっかりと聞き入れて即行動に移されていたことだと思います。交際破局になってしまった時も「気持ちを新たに頑張ります」と前向きに言っていただいたので、「今できることをすべてやりましょう」といろいろご提案させていただき、その時に申し込んだイベントで出会った彼とご成婚されました。退会時に店舗に彼といらした時「昨夜0時に彼からプロポーズされました」と涙ながらにご報告くださったのが印象的でした。諦めない気持ちが何よりも大事だと思います。悩んだ時にはひとりで抱え込まず、一緒に良いご縁をつかんでいきましょう。(岐阜店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

関連婚活体験談記事