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"朗らかな家庭"のひとことが結んだ、穏やかなふたりの縁

これから人生を共にするお相手と「理想の家庭像」や「理想の夫婦関係」の価値観が合っているか。婚活では、その優先度は高いのかもしれません。今回は、あまり恋愛をしてこなかったというふたりが、お相手との関係がうまく進まず悩んだ時期を乗り越え、長野と大阪という遠距離でも縁を結んだストーリー。“朗らかな家庭”のひとことからつながった、「結婚っていいな」と思えるふたりの出会いの軌跡をご紹介します。

出会ったお二人のプロフィール

和彦さん

  • ご年齢:42歳
  • 居住地:長野県
  • ご入会:2023年 6月
  • 利用店舗:長野店

元々結婚願望はそれほどなかったが、入会の半年ほど前、結婚する友人が増えたことで焦りを感じるようになった。それまではなかなかきっかけがつかめず、女性と恋愛に発展するような機会はあまりなかったため、日常での出会いは難しいと感じて結婚相談所を検討。インターネットの広告をきっかけに長野店で説明を受け、39歳で入会した。

梢さん

10代の頃から結婚願望はあったが、30代が近づき周りの結婚が増えて焦りを感じ、本気で考えるように。マッチングアプリをやってみるも、「お会いしたい」と思える方に出会えず、アプリでは人によって結婚への本気度に差があると感じていた。インターネットの広告から結婚相談所に興味を持ち、他社比較の上、一番「安心、安全」だと感じたオーネットに31歳で入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

長期間向き合った方との別れを経験したふたり

入会後は、お互いの条件がマッチした方のみが紹介される「両想いマッチング」をメインに活動を進めていた和彦さん。活動を始めてから最初にお会いした方と1年ほど定期的に会う関係になったものの、なかなか関係が前に進まず、告白するも交際には至らずに断られてしまったという。当時はそれなりに落ち込んだという和彦さんだが、アドバイザーにも「まだまだチャンスはありますよ」と励まされ、「もう1回頑張ろう」と気持ちを切り替えて活動を続けていた。

一方、写真検索をメインに、毎月付与される権利を使いながら積極的に活動していた梢さん。結婚後は自分が転居しても良いと思っていたため、地域を限定せずに検索をかけ、あまり絞り込めずにたくさん出てくるお相手候補のプロフィールに時間をかけて目を通していたという。

そんな活動が実り、和彦さんと出会う前に1人お付き合いに発展した方がいた。しかし、その方と交際休止を取得するも、お相手の家庭の事情で全く会えない日々が8カ月も続いてしまったという。この時、これが人生で初めてのお付き合いだった梢さんは「次にお付き合いできる方が見つからなかったらどうしよう」という思いから、「別れが怖かった」と話す。そのため、アドバイザーに他の方を探すことも勧められたものの、当時は「待つ」という選択を取り続けていた。

「短時間でも会えないか試みたのですが、どうしても難しく、だんだんその人に対し違和感を感じるようになってしまいまして……。最終的にはお断りさせていただきました」と梢さんは話す。

その方と別れた後、アドバイザーにも励まされ、なんとか「もう一度頑張ってみよう」と活動を再開した梢さんの目に留まったのが、和彦さんのプロフィールだった。“ちょっとひとこと”に書いてあった「朗らかな家庭を築きたい」という一文に「そんなひとことをプロフィールに入れる方とお話ししてみたいな」と感じた梢さん。「寺社仏閣巡りが好き」という趣味も合いそうだったため、和彦さんに「いいね」の感覚で気軽にアピールできる「スター送信」でお申し込みをした。

送られてきたスターから梢さんのプロフィールを見て、文章が丁寧で上品な印象があり、趣味も合いそうで興味が湧いた和彦さん。しかし、長男で、結婚しても長野を離れるのは難しいと感じていた和彦さんは、それまで「長野県内」に絞ってお相手探しをしていたため、梢さんの居住地が大阪だったことが気になったという。とはいえ、ちょうどやりとりしていたお話し掲示板がお断りなどでなくなってしまい、次の一手を考えていたタイミングだったこともあり、「とりあえずお話しはしてみよう」という気持ちで梢さんとの掲示板を開いた。

「せっかく来たから」と最初から長時間だった初顔合わせ

掲示板が開いた翌月の2024年11月、和彦さんが関西に出向く形で、ふたりは京都の和カフェで初顔合わせをした。お互いの第一印象について「プロフィールや掲示板の文章から受ける、優しくて品がある雰囲気の方、というイメージ通りでした」と話す和彦さんと、「穏やかな雰囲気で初めてお会いしたような感じがあまりせず、前から知っていたかのように話しやすい印象を受けました」と話す梢さん。午前中に集合し、自己紹介や仕事、学生時代のことなどたわいない話をして2時間ほどカフェで過ごした。

「その日はそのまま帰るのかなと思っていたんですけれども、和彦さんに『この後、午後からも一緒にお出かけしませんか?』と聞いていただいて、私も特に用事はございませんでしたのでお受けしました」と話す梢さん。

元々「せっかく京都まで来たのだから、夕方くらいまで観光して帰りたいな」と思っていたという和彦さんは、「ダメでもひとりで観光しよう」という気持ちで誘ったのだという。そんな流れで、寺社仏閣が好きなふたりは東福寺などを観光し、5~6時間を共に過ごした後、LINEの連絡先を交換して解散した。

翌月、和彦さんが「行ったことのないところに行きたい」と誘い、再度京都での寺社仏閣巡りデートをしたふたり。前回と同じように昼前に集合し、半日ほどの時間で平等院などを訪れた。自己紹介の延長のような話をしながら、長めの時間のデートの中でお互いへの信頼も徐々にできてきたふたりは、この日初めて手をつないだという。

「街を歩いていた時に、和彦さんから『つないでもいいですか?』とおっしゃっていただいたのですが、その時にはもう手をつなぐことに抵抗はありませんでした」と梢さん。

2回目デートを終え、梢さんとのLINEのやりとりも毎日続いており、「この人とお付き合いしたい」と思っていた和彦さん。遠距離なことはやはり気にかかっていたため、お付き合いが成立した後のことも考えて、「次は梢さんに一度自分の地元に近いところへ来てもらいたいな」と考えていた。

2025年7月 デート中に駅ビルにてふたりで撮影

長野での2日間のデートと、結婚前提の告白

遠距離のため会うのは月1回が基本だったふたりは、翌月1月、和彦さんの提案を受けて梢さんが長野に行く形で3回目のデートをした。梢さんが日帰りは少し大変だと感じたため、1泊して2日間のデートだったという。ふたりは和彦さんの地元に近い長野県松本市で、松本城や高台から山々がきれいに見えるアルプス公園などを観光。2日目の帰り際、和彦さんが車で梢さんを駅に送る途中で

「これからもずっと一緒にいたいので、お付き合いしていただけませんか?」と運転しながら告白した。

「私もこの先もご一緒できればと思いますので、お付き合いしていただきたいです」と答えた梢さんは、「私も同じ気持ちでしたので、純粋に嬉しかったです」と話す。

「本当は公園とかで告白できればと思っていたんですけど、タイミングをうまくつかめなくて……」と苦笑する和彦さん。それに対して梢さんは、「そろそろ告白してほしいという気持ちはありました」と笑う。

結婚を意識したのは、この「3回目デート」と答えるふたり。最初から好印象だった上に、それまでのデートやLINEでのやりとりで、お互いに「今後もやっていけそう」「これからも一緒にいたい」という気持ちに確信を持っていたため、「結婚前提のほぼ婚約申し込みのような告白」だったと話す。

告白が無事成功し、梢さんが大阪に帰る前に一緒にお昼を食べたというふたり。今後のことについて少し深い話ができたというこの食事の時間で、和彦さんは懸念事項だった「もし結婚するなら長野に来てほしい」という話を改めて梢さんにした。しかし、元々お相手の居住地を気にせず活動していた梢さんが転居に難なく応じたことで、和彦さんの懸念はその場で解決したという。

梢さんの好きなところとして、「一緒に過ごしていて落ち着くところと、笑顔」と答える和彦さん。食事や観光で梢さんと一緒に過ごす時間が、とても「落ち着いている」と感じるという。一緒にいて無言の時間があっても、毎日LINEで頻繁にやりとりをしていても、しんどいと感じることが一切なく、「この人だったらずっと一緒に過ごしたい」と思ったのが決め手だった。

一方和彦さんについて、「一緒にいて落ち着くところ、思いやりがあるところ」が魅力と答える梢さん。以前の恋愛では自分が「頑張っている」のを感じていたが、和彦さんとは一緒にいても「素の自分」でいられるという。空気感が心地よく、フィーリングが合っているという和彦さんに対して、「常にさりげない気遣いをしてくださるので、それがとても温かい」と梢さんは語る。

お相手に対する振る舞いを考え、自分を見つめ直した婚活

婚活を振り返って和彦さんは、「諦めないで続けていれば道は開くのだな、と実感しました」と話す。梢さんに出会うまでは、婚活に対して「自分の思ったようにはうまくいかない」と感じることが多かったという。婚活を通して、今まで無頓着だった服装や身だしなみに気を付けるようになったり、理想の家庭や自分の内面に対しての考え方を見つめ直すことができ、自分を変える良いきっかけになったと語る。活動中は、お相手に不快な思いをさせないようお相手を第一に考えることを心掛けていたと話す和彦さん。条件外だった地域からのお申し込みにOKしてご縁がつながったため、「うまくいくことばかりではない婚活でも、諦める前にいろいろ試してみるべき」と入会直後の自分に伝えたいと話す。

和彦さんとの出会いについて、「遠距離でも毎月お会いしたり、毎週通話したりと短期間でもお互いのことを知れて良かった」と振り返る梢さん。入会前は交際経験がなかったという梢さんは、仕事以外の私生活で男性と話すことがほとんどなく、活動を始めたころは失敗もありつつ徐々に学んでいったと話す。「結婚したいから、ここで(お相手を)見つけよう」と強い気持ちで婚活に臨んだことで、活動を通して話し方、身なり、振る舞いなどを改めて考えるようになったという。

思い出のデートを聞くと、ふたりで4度目に京都を訪れたデートでお昼に湯豆腐を食べに行った時のことを挙げる和彦さん。

「特に何かあったわけではないんですけど、お店の人と話しながら梢さんと一緒に湯豆腐を食べたその時間が、なんだかすごく良い時間で、幸せに感じたんです」と話す。

ふたりは今後について、「助け合いながら、穏やかで朗らかな家庭を築きたい」と語る。お互いを尊重し、穏やかに愛を育んできたふたりは、決して良いことばかりとは限らないこの先の生活も、何気ない時間を幸せに変えて生きていく。

2025年7月 レストランでディナー。デザートを前に

アドバイザーメッセージ

今よりもっと! もっと! すてきになり、良いご縁を見つけていただけるはずです

和彦さんは、穏やかな性格で、とても素直にアドバイスに耳を傾けてくださる方です。初めてお会いした時はファッションに無頓着で、寝ぐせも全く気にしない方でしたが、自分磨きパーソナルレッスンを受講し、身だしなみ等を見直した上で活動を始めてくださいました。活動開始後は、何度かお会いされていた県内の方とのことで何度もご相談いただきましたが、結局ご縁はつながらず……。しばらくは落ち込んだ様子もお見受けしましたが、活動を休止することなく続けてくださったおかげで、大阪の彼女からの申し込みが届き、そこからは猛スピードで交際が進んでいきました。前回のことがあるので最初は心配でしたが、ご相談いただいて詳しくお伺いしてみると、お互いにしっかり考えて、同じ気持ちを持っていることが確信できて安心しました。
活動にあたって、自信が無い方はアドバイザーに何でも相談してください。自分自身に磨きをかけ、今よりもっと! もっと! すてきになり、良いご縁を見つけていただけるはずです。(長野店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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