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「待ってるだけでは出会えない」経験者から学んだ婚活の心得

「どうすれば婚活がうまくいくのだろう……」そんな思いから、成功のヒントを求めてこの体験談記事にたどり着く方も多いのではないでしょうか? 今回は、「最後の最後」のタイミングで運命の人に出会えた雅樹さんと、オーネットで出会った知人夫婦の経験談からある「決心」をして活動に挑んだ帆波さんの物語。ふたりに共通していた「とにかく行動する」というスタンスが導いた、出会いの軌跡をお届けします。

出会ったお二人のプロフィール

雅樹さん

  • ご年齢:29歳
  • 居住地:徳島県
  • ご入会:2024年 2月
  • 利用店舗:徳島店

入会の半年ほど前、周りの友人から彼女や同棲の話をぽつぽつと聞くようになり、友人の結婚式にも参加したことで「彼女が欲しい」と思い始めた。日常に出会いがなく始めたマッチングアプリでは交際までつながらず、「もう少しちゃんとやろう」と結婚相談所を検討。徳島に店舗があったオーネットに28歳で入会した。

帆波さん

  • ご年齢:30歳
  • 居住地:徳島県
  • ご入会:2025年 2月
  • 利用店舗:徳島店

元々結婚願望はなかったが、数年前にオーネットを成婚退会した知人の子どもを見て「子どもがいる生活もいいな」と思い結婚を意識するように。職場や交友関係は女性ばかりで日常の出会いは期待できず、まずはマッチングアプリで活動したが、思うように進まず知人の紹介でオーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

悩みながらも経験談を活かして挑んだ婚活

知人宅の子どものかわいさに「子どもが欲しい」と結婚願望が芽生え、まずはマッチングアプリでのお相手探しをしていた帆波さん。しかし、なかなかうまくいかず「旦那さんとは結婚相談所で出会った」と聞いていたその知人に相談したという。婚活当時利用していた結婚相談所がオーネットということも含め、知人夫婦の活動時の話をこのタイミングで初めて詳しく聞いた帆波さんは

「2人がどんな経験をしたのかを具体的に聞いて、直観的に『待っているだけでは出会えない』と感じたんです」と話す。

都会に住んでいるその知人と違い、徳島という地方での活動になるため、活動前から「出会いは都会より絶対に少ない」と分かっていた帆波さんは、「自分から積極的にいこう」と活動前に決めていたという。

活動開始後は、少しでも気になる方には自分から申し込み、お相手からのお申し込みも必ず返していた帆波さん。しかし、マッチングアプリは活用していたが、結婚相談所の利用は初めてだったため「お相手に対する接し方」について悩んでしまったという。

「アプリよりも真剣に活動している方が多いと感じていたので、その思いにこちらも応えなければ、と勝手に気を張っていたところがあって……。お相手に対してどう振る舞えばいいのかが全然わからなくなっていました」と帆波さんは思い返す。

お相手と直接お会いして、うまく対応できなかったことから落ち込むこともあったが、アドバイザーに相談して細かい失敗へのアドバイスをもらい、「前を見て、なるべく積極的にいきましょう!」と励まされながら活動を進めていた。

一方、帆波さんより1年ほど前に入会した雅樹さんは、写真検索を中心に毎月付与される権利は全て使い切る形で活動していたという。学生時代の恋愛経験から、お付き合いするなら年上の方がいいと思っていた雅樹さんは、県内または四国に住んでいて、自分の年齢プラス5歳くらいまでの方、という条件でお相手探しをしていた。

「婚活なんて一生に一度の経験だろうと思っていたので、だいたい入会から1年くらいを期間と決めて頑張ろう、と思って始めたんですが、なかなかうまくいかず……。半年経った頃に少し疲れてきて、『月会費がもったいないな』と思ったり、婚活から距離を置きがちになった時期もありました」と雅樹さんは話す。

「最後」の思いで申し込んで出会った、気を張らずに過ごせる人

2025年3月、最初に決めていた「1年」という期間が経ち、「そろそろやめようかな」と思っていた雅樹さんの目に留まったのが、帆波さんのプロフィールだった。「すごくきれいな方だな」と感じた雅樹さんは

「最後にこの方にお会いして、ダメだったら活動をやめよう」と思いながらお申し込みをした。

お申し込みを受け雅樹さんのプロフィールを確認した帆波さんは、すてきな笑顔の写真や人柄の良さが伝わるアドバイザーからの推薦メッセージに、好感を持ってお話し掲示板を開いたと話す。

翌月、徳島市のホテルラウンジで、1時間程度お茶を飲みながら初顔合わせをしたふたり。お互いの第一印象も良く、「もう一度お会いしたい」となったふたりは2~3週間後に再度ランチを共にすることになった。

4月で春だったこの日、食事が終わったところで帆波さんが「一緒に花を見に行きたい」と誘い、ふたりは徳島の体験施設や広場などがある大型公園に雅樹さんの車で向かった。

「最初にお会いした時に、気を張らず自然にお話しできる方だな、と思ったのですが、その時は1時間だけだったので、少し長い時間を過ごしてみたらどうだろうと思ったんです」と振り返る帆波さん。

ふたりで散策を楽しんだ後、雅樹さんは帆波さんを車で送り、スーパーの駐車場に車を止めた。お礼を言って帰ろうとする帆波さんを「ちょっといいですか?」と引き留め、「今、他に交際に進みたいと考えている方はいますか?」と聞いた雅樹さん。「特にいません」という帆波さんの答えを受け、

「お話ししてすごく楽しかったので、もしよければお付き合いから始めさせていただけませんか?」と告白した。

この日告白されるとは思っていなかったが、「帰ったら次もお誘いしよう」と考えていた帆波さんは、この告白にすぐにOKの返事をしたという。この日一緒に過ごしてみて、初顔合わせで感じた好印象は変わらず、自分の話を聞いて意見や考えを話してくれる雅樹さんの様子に「この人となら、今後何かあっても話し合いをしながら前に進める関係になれそう」と感じていた。

同じように、帆波さんに対して会話がスムーズにできて違和感もなく、ずっと気を張っていなければという感覚もないと思っていた雅樹さん。「あまりずるずると期間を重ねても仕方がない」という思いから、「ここでダメなら、相手目線では自分は合わなかったということ」と半ば「当たって砕けろ」の精神で告白をしたのだという。

2025年10月 旅行の帰り道にふらっと立ちよった父母ヶ浜

「相手に引っ張ってもらっている」とお互いに話すふたり

ふたりの距離をより近づけたのが、交際を始めて数回目のデートで、夕食を食べた後に夜景を見に行った日の出来事だった。お付き合い前のタイミングでも結婚に関する価値観の話は軽くしていたというふたりだが、この日夜景を眺めながら、結婚像やお互いの家の事情、今後関係を進めるにあたってのスケジュール感などより深く濃い話をしたのだという。初対面ではなかなか話せない範囲の話もしてお互いに心を許せたふたりは、この日初めて手をつないだ。

雅樹さんは、帆波さんの好きなところとして「家庭的なところや、自分では気づかない部分への気遣いをしてくれて、引っ張ってくれるところ」を挙げる。「お付き合いをするなら年上がいい」と思っていた理由として、「年下だと自分が頑張らねばと気を張りすぎてしまったり、同い年だと恋愛より友達感覚になってしまう」と話す雅樹さん。帆波さんとは1歳しか違いはないが、自分より年齢による経験値があって、アドバイスをもらえたり、時に支えてもらっている感覚があるのだという。

隣の帆波さんに「怒らんとってね」と前置きしながら、「基本的には家庭的なお姉さんだなと感じることが多いんですが、たまにすごく年下に見えるほどお茶目な部分が見えてきて、それも彼女の魅力です」と雅樹さんは笑う。

一方帆波さんは、「笑顔がすてきで、人柄が良いところ」を雅樹さんの好きなところとして挙げる。何気ない会話をしていても「マイナスなことを言わない人」だと、出会ったころから感じていたという。自分自身がマイナス思考に陥りがちだという帆波さんは、お相手もマイナスになりやすい方だと一緒にいるのが難しいと感じていたため、共に楽しく過ごせて、無理なく自然体でいられる雅樹さんに惹かれたそう。

雅樹さんは普段から帆波さんの苦手なことを率先して引き受けてくれたり、悩んでいるときにすぐに話を聞いてくれるのだという。そのため、「お姉さんタイプの帆波さんに引っ張ってもらっている」という雅樹さんの話を受け、「年齢差もそれほど感じていないし、私の方が彼に引っ張ってもらっていると思う」と帆波さんは首をかしげる。お互いに「相手に引っ張ってもらっている」と感じるほど、ふたりはお互いを補い合う関係が築けているのだそう。

話し合いを重ねて築いた、理解と尊重の関係

2025年8月ごろ、帆波さんが家庭の事情で恋愛どころではなくなってしまい、先の話を考えられなくなってしまったことがあった。「お付き合いをしているということは、相手の時間を使っていただいているということ」と考えていた帆波さんは、「雅樹さんのことを考える余裕がない今の状況で、このまま交際を続けていいのか?」と悩んでいた。その話を聞いた雅樹さんは、一度きちんと話をしようと自宅に帆波さんを招いたという。元々結婚前に同棲をしたい、という話題がでていたふたりは、今のお互いの状況や「この先も一緒にいたい」という気持ち、価値観や考え方について深く話し合った結果、「まずは同棲から始めよう」という結論になったという。

「この話し合いでより関係が深まったのを感じましたし、彼との結婚を意識しました」と帆波さんは話す。

婚活を振り返って、「『自分から行動する』ということがすごく大切だと思った」と語る帆波さん。知人夫婦の話を聞いて入会前に「自分から積極的に申し込んだり、男性からのアプローチにはすべて応える」と決めていて本当に良かったと、活動を終えた今感じているという。

対して雅樹さんは、「やめようと思うこともあったけれど、最後の最後で出会えて良かった」と振り返る。成功ポイントとしては、「ダメもとでも何でもいいから、少しでも気になる方に権利をしっかり使って申し込んでいくこと」だと話す。自分に足りないものは何なのか、自分は何がわからないのかすらわからず、初めはアドバイザーへの相談もうまくできなかったという雅樹さん。停滞していた時期もあったが、とにかくお申し込みをして会ってみることで、具体的なお相手を想像できて悩みも明確になり、アドバイザーへの相談もできるようになったという。「お会いしてみて印象が変わる方もいたので、とにかく行動していくべき」と話す雅樹さんは、「お互い写真を眺めるだけでは出会えないですから」とまとめる。

8月に成婚退会し、取材時には同棲を始めてから1カ月ほどだと話してくれたふたり。共に生活する上で、今ちょうど日々の価値観のすり合わせをしているところだという。すれ違いを感じたらいつでも小さな話し合いを重ねているというふたりは、「最初からダメだと決めつけず、すれ違うたびに話し合いをして、きちんと折り合いをつけ、前に進んでいける関係をこれからも築いていきたい」と語る。お互いに頼り頼られここまで関係を深めてきたふたりは、この先さまざまなライフイベントを迎えても、お互いを尊重し補い合いながら共に家庭を築いていく。

2025年10月 岡山後楽園で和みながらの1枚

アドバイザーメッセージ

「つながったら会う」というスタンスの活動が、おふたりの成婚の秘訣

雅樹さんは物腰が柔らかくとても優しい、いつも笑顔でいる方、帆波さんは落ち着いた謙虚で愛らしい方で、ふたりとも担当させていただきました。ともに「つながったら会う」「1回でわからないなら2回目会う」というスタンスの活動だったことが、おふたりの成婚の秘訣だったと思います。
雅樹さんのように相談内容に悩まれたり、帆波さんのようにアプリとの違いに戸惑われたり、婚活は悩みが尽きません。ですが、「なんでお相手とつながらないのか」を一緒に考えたり、「結婚を考えている方が集まる相談所だからこそお伝えできること」があったり、アドバイザーがお手伝いできることがありますので気軽に聞いて欲しいです。今、お相手探しに迷走されているのであれば、まずは何か変えてみるのはいかがでしょうか。「何か」を一緒に考え、私たちも全力で応援させていただきます。(徳島店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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