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IBJも自分磨きも─「やってみよう」が動かした運命

決して順調とはいえない活動の中で、「やれることはやってみよう」と前を向いて歩き続けた亮介さん。その積み重ねの先にたどり着けた、すてきな出会いがありました。一方、仕事に打ち込むうちに気が付けば30代半ばを迎えていたという早苗さん。婚活をスタートし悩みながら活動する中、ふとしたきっかけで亮介さんに申し込みをしたことで、ふたりの物語が動き出しました。偶然に見えるような出会いの裏には、それぞれの小さな選択や努力がある──「やってみよう」と行動を重ねたからこそたどり着けた、ふたりのストーリーをご紹介します。

出会ったお二人のプロフィール

亮介さん

  • ご年齢:34歳
  • 居住地:千葉県
  • ご入会:2019年 2月
  • 利用店舗:柏店

もともと結婚願望はあったものの、恋愛体質ではなく、気が付けば両親が自分を生んだ28歳になっていた。できれば複数人子どもが欲しかったので、そろそろ出会わなければ……と思い、婚活を決意。まずは婚活アプリに登録したが、なかなか信用できずに誰とも会わずやめてしまった。それなら、基本情報の確認がしっかり行われている結婚相談所で活動しようと思い、近くに店舗があったオーネットに28歳で入会した。

早苗さん

仕事に追われ気が付けば30代半ばになっていたという早苗さん。周りに新たな出会いもなく、マッチングアプリで婚活を始めた。そこでお付き合いにつながったこともあったが、プロフィールに書いてある「結婚したい」の度合いは人それぞれ。なかなかすぐに結婚を考えている方と出会うことはできなかった。結婚につながる出会いが欲しかった早苗さんは、35歳の時、結婚相談所で活動することを決意した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

やめる理由より、続ける意味を。3年目の決意と覚悟

今まであまり恋愛経験がなかった亮介さん。「まずは球数を投げなければ始まらない!」と考え、持っている権利は最大限に使って活動をスタートした。特に写真付きプロフィールを見て検索・申し込みができる「写真検索」は、活動中はほぼ毎月全権使って申し込みをした。そのかいあってお話し掲示板は開くものの、テキストメッセージの会話が苦手だったため、掲示板の時点で終わってしまうことも多かった。そのため、掲示板を介さず直接会うことからスタートできるイベントにもできるだけ参加していた。
月初めに申し込み、掲示板がつながればやりとりしてお会いし、会えなければイベントに参加する──そんな月ごとのペースができていった亮介さん。活動を重ねるうちに初顔合わせの機会も増え、掲示板を開いた半分ほどの方とは実際に会えるようになっていった。しかし今度は、2回目につながらないことが新たな悩みに。
「2回目につながらず、かつ、お会いした結果がどうだったのかいまいち分からない、自問自答のような状態の時が一番つらかったですね。白なのか黒なのか分からない感じが……」と亮介さん。

コロナ禍もなんとか乗り越え、3年目には「どうしようかな……」と、退会も頭をよぎったという。しかし、「やめたからって他に出会いがあるわけでもないし、とりあえずここで動いておこう」と自分を奮い立たせて活動継続を選択した。
そして、パーソナルカラー診断やアテンドショッピングが付いた「自分磨きパーソナルレッスン」を受講して自分磨きをし、30歳になったことをきっかけに10年吸っていたタバコもやめた。
そんな努力を重ねた結果、活動の中で2回ほどお付き合いに至った。そのうちの1人の方は半年ほどお付き合いしたが「結婚のイメージができない」と振られてしまった。前向きに頑張ってきた亮介さんもさすがにへこんでしまったという。

そんな時、日本最大級の結婚相談所ネットワーク「IBJ」の会員と出会える「IBJ会員検索」のサービスの利用がオーネットでもスタートした。オーネットの出会いに加えて、「IBJ」の登録会員とも出会えるという機会を、亮介さんも利用してみることに。そこで出会えたのが早苗さんだった。
IBJ会員検索での出会いでは、オーネットの出会いと違い「亮介さんが苦手な最初の掲示板でのメッセージのやりとりがない」「お見合い後にはっきりとした返事がもらえる」という点で亮介さんには合っていたという。

少しの勇気で、運命が動き出す

2025年1月、早苗さんは婚活スタートから1年を迎えようとしていた。今まで年上ばかりを候補にしていた早苗さんだったが、職場の先輩と初詣に東京大神宮に訪れた際、「年下にも申し込んでみたら?」と背中を押されたという。「年上の私からのお見合いを受けてもらえるだろうか……」と不安を抱えつつも、新年を迎えたこともあり「頑張ってみよう」と、2歳年下の亮介さんに申し込みをした。
「とてもいい笑顔のプロフィール写真を見て、絶対に優しい人だと思ったんです。あと、私は三姉妹なので、亮介さんも三兄弟というところで話が合いそうだなと思いました。趣味のところにはお裁縫と書いてあったのも印象的でした」と早苗さん。

実家暮らしの亮介さんは、母親の影響でお裁縫を始めたという。「もともとプラモデルを作るのが好きで。でも、手仕事が好きなだけで、作ったものに興味はあまりなくて。作ったプラモデルが邪魔だといわれるので、母がやりかけていたパッチワークを引き継いでやり始めたのがきっかけです」と亮介さん。
お見合いの申し込みをもらった亮介さんも、早苗さんの家族構成や家族の年齢などを見て、自分の家族と似通っているので話が合いそうだと思いお見合いを受けたという。

1月下旬の土曜日の夜、ふたりはカフェでお見合いをした。病院で働く早苗さんは、その日も仕事があったため、「今仕事が終わったので、ぎりぎりになってしまうかもしれませんが、今から向かいます」という連絡をした。その後、カフェに慌てて駆け込んできた早苗さんの様子を見て亮介さんは「とても、律儀な方だな」という印象を持ったという。
早苗さんも亮介さんに対して「写真通り優しくて、家族の話、趣味の話などいろいろ聞いてくれたりするので話しやすいなと思いました」と話す。
IBJ会員とのお見合いの場合、「次も会いたいと思うか(プレ交際に進むか)どうか」の判断をして、できるだけ当日中にアドバイザーに伝えなければいけないルール。1時間ほどの会話を通して、ふたりはお互いに「もう一度会ってみたい」という印象を持ったため、「交際希望」の連絡をして「プレ交際」となった。

2025年6月 彼女の習い事のイベントで羽田空港に

デートのたびに近づくふたりの心の距離

2回目のデートは当初2月初旬の予定だったが、早苗さんが家族の事情で行けなくなってしまい、2月の下旬に延期された。IBJの場合、お見合い後の交際期間は、お見合い日から3カ月間がルール。ふたりは、この時点でお見合いから1カ月が経過していた。
延期されていた2回目のデートは、11時半に東京・渋谷でランチをして、SNSで話題になっていた展示イベントを見に行った。その後、いちごフェアが開催されているカフェへ。しかし、ふたりが着いた15時頃にはお目当てのケーキは品切れに。急きょ別のカフェに行ってみたものの、そこもまた長蛇の列だった。結局、そのカフェで1時間くらい並んでケーキを食べたふたりが、店を出たのは18時前だった。

「こんなに長くなる予定ではなかったんです。1軒目のカフェが駄目で、2軒目も長蛇の列だった時は、冷や汗ものでした。段取りが悪いと思われてしまったんじゃないかと思って。でも、嫌な顔ひとつせずにいてくれたので、安心しました」と亮介さん。
対する早苗さんは「私は食べたいものがあったら、並んでもいいかなと思う方なので、ケーキ屋さんに行って1時間並ぶとか一緒にしてくれる人なんだな、ありがたいなと思っていました」と、むしろ好感を持っていた。
この日の帰り際、亮介さんが自然に「次はどうします?」と次回のデートについて、早苗さんに尋ねた。早苗さんは「その言葉をもらい、次があるんだな、と思って安心しました」と振り返る。

3回目のデートはそれから2週間後の3月上旬。ふたりは鉄道会社主催の謎解きイベントに行った。この日10時間近くを一緒に過ごす中で、今までとは違い結婚の価値観に踏み込む「子ども」や「住む場所」についての話ができたことでふたりの距離はグッと近づいたという。また、この日のデートでのお互いの印象について、「今まではどちらかというと自分がリードしなきゃという思いが強かったんですが、早苗さんも意見を出してくれるので、こちらから提案しないと進まない……みたいな感じではなくて。一緒に考えて決められる人っていいなと思いました」と亮介さん。
「私が分からないときに、率先して引っ張ってくれて動いてくれたりしたのが頼もしいなと思いました。でも、この時はまだ亮介さんに(自分が)どう思われているのか分からない……と少し不安に思っていました」と早苗さんは振り返る。

2025年6月 両家顔合わせ

“伝える”ことで深まる、ふたりの思い

告白は3月末の5回目のデートで。埼玉県の権現堂公園に桜を見に行き、電車で千葉まで帰ってきた後、居酒屋に入った。食事中の会話で亮介さんが唐突に「真剣交際に進めたらいいと思っています」と言った。
3カ月で成婚退会がIBJのルールなので、言われるならそろそろかな……とは思っていたものの、会話の途中に急に差し込まれた告白に、早苗さんは少し驚きつつ「え? はい。お願いします」と返事をしたという。「びっくりしましたが、単純にうれしかったです」と早苗さん。
3カ月ルールのうち1カ月を残してふたりは「真剣交際」となった。しかし、プレ交際の時点で、亮介さんは、「早苗さんと結婚したら……」「住むところは……」などの具体的な提案を会話の中でしていた。早苗さんは、そのおかげでプレ交際期間中も少しずつ結婚を意識しながら亮介さんに会うことができたという。そのため、真剣交際に入った後は、より具体的な結婚の話を進めていくことができた。

しかし、最後に残っていたのはプロポーズ。「結婚に向けた具体的な話もしているので、プロポーズはしなくてもいいのかな……」と思っていた亮介さん。しかし、アドバイザーからは、「早苗さんはしてほしいと思っている」とアドバイスをもらい、プロポーズに向けた準備をスタートさせた。

そして、1カ月後の4月末。東京タワーの見える夜景のキレイなホテルのレストランでプロポーズは実施された。亮介さんが「Will you marry me?」と書いたバラのフラワーボックスを渡しながら「結婚してください」と伝えた。そのプロポーズを受けて「すごくうれしかったです。まさかこんなことをしてもらえるなんて思っていなかったので……いいのかなって思いました」と早苗さん。花は早苗さんの希望だった。指輪はすでに一緒に選んでいたものの、プロポーズに間に合わないと分かり、早苗さんが「一輪でもいいからお花が欲しい」とリクエストしたという。
「もともと、派手なプロポーズじゃなくていいので、ちゃんと言葉で言ってもらえたらうれしいということをアドバイザーさんには伝えていて。お花については、彼に聞かれたので、お花があるとうれしいなって伝えました」と早苗さん。
「私が察することができるタイプではないので、してほしいことをしてあげられるように、先に言ってくれたのがありがたかったです」と亮介さん。

改めてお互いの好きなところを聞いてみると――
亮介さんは、「彼女の方が年上なんですが、それを感じさせない可愛らしさがあり、素直なところも好きです。あとはなにより、テンポが合うというか、一緒にいて疲れない。それがいちばん大事だと思います」と話してくれた。
早苗さんも、「普段は言いたいことをのみ込んでしまうことが多いんですが、亮介さんには自然と話せていて。何を言っても受け止めてくれる、度量の広さというか安心感があります」と、穏やかにほほ笑む。
気を使わず、素直な自分でいられる。安心して、思ったことを言葉にできる。そんな関係が、ふたりの間には育まれている。

6月から始まったふたり暮らしの中では、“夫婦になる”という日々を、少しずつ丁寧に積み重ねている最中だ。ふたりに流れる柔らかな空気からは、これからも寄り添い、笑い合いながら、お互いにとっての「居心地のいい場所」であり続けることが伝わってくる。

もし、亮介さんが“禁煙”や“自分磨き”で自分を変える努力をしなかったら
もし、亮介さんが「IBJもやってみよう」と前向きに行動していなかったら
もし、早苗さんが初詣で背中を押され、「年下に申し込む」その一歩を踏み出さなかったら――

ふたりは、出会っていなかったかもしれない。このご縁は、偶然じゃない。小さな「やってみよう」の努力の積み重ねが、運命を引き寄せた。ふたりのストーリーは、今の場所から一歩を踏み出す勇気の大切さを教えてくれた。

2025年4月 プロポーズディナー

アドバイザーメッセージ

アドバイザーに素直な気持ちを話してください!

亮介さんは、明るく人当たりも良いコミュニケーションが上手な方。しかし、女性とお会いすることはできるものの、なかなか交際までは進まず、そのことにご本人も悩んでいらっしゃいました。でも、うまくいくために努力を惜しまず、自分磨きパーソナルレッスンや定期的なプロフィールのアップデートなど、すべてチャレンジされました。また、IBJ会員との出会いではお断り理由が分かるため、そのフィードバックの際は女性目線でのアドバイスも合わせてお伝えしました。それを前向きに受け止めてくださり、その後すぐに交際へ進まれたのが印象的でした。
成婚退会に至る秘訣(ひけつ)は、いかにアドバイザーに素直な気持ちを話してくださるかだと思います。お互いがアドバイザーに素直なお気持ちとフィードバックを伝えていただくことで、しっかりと背中を押すことができます。お悩み、迷いは全部私たちに話してください。アドバイザーという強い味方を付けて一緒に踏み出しましょう!(柏店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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