洋平さん
入会前は、漠然と結婚したいと思いつつ、婚活のwebサービスなども試したものの、性に合わず悩んでいた。そんなタイミングで、「最近結婚相談所で結婚が決まった」という高校時代の友人とリモート飲み会をする機会があり、話を聞くうちに「自分もやろう」と、その場で友人と飲みながらオーネットにアクセス。チャンステストを受けて入会した。
お話し掲示板が苦手な洋平さんと、日々たくさんのお申し込みに翻弄されていた葵さん。ふたりの出会いは、横浜店でおこなわれたパーティーだった。年齢差がありながらも、趣味の話題で意気投合したふたりの、成婚までのストーリーと婚活成功のポイントとは?
入会前は、漠然と結婚したいと思いつつ、婚活のwebサービスなども試したものの、性に合わず悩んでいた。そんなタイミングで、「最近結婚相談所で結婚が決まった」という高校時代の友人とリモート飲み会をする機会があり、話を聞くうちに「自分もやろう」と、その場で友人と飲みながらオーネットにアクセス。チャンステストを受けて入会した。
年の離れた兄姉が結婚し、家族で幸せそうに過ごしている様子を見て自分も結婚したいと思い、動くなら早い方が良いと婚活を決意。姉が数年前にオーネットで成婚退会しており、「大手で安心できる」と聞いていたため、同じ店舗で入会し活動を始めた。
掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材当時のもの、記載の都道府県名はオーネットに在籍されていたときのものです
元々チャットなどのテキストコミュニケーションに対して苦手意識のあった洋平さんは、入会後、直接会って話せるイベントを中心に活動をしていた。県内はもちろん、都内など行ける範囲で、年齢等の条件が自分と合致しているイベントには積極的に申し込み、月1~2回は参加した。
普段の生活では特別服装を気にしてこなかったという洋平さん。「自分ひとりではわからないから、活動のために少しでも自分自身に下駄を履かせなければ」と、自分磨きパーソナルレッスンやドラマティックチェンジなどを利用し、積極的に自分磨きにも取り組んだ。講師に勧められて使っていた香水が、後に出会った葵さんに好評だったという。
一方葵さんは、入会するや否や1日10件ほどのお申し込みが届き、とにかく対応していくことで手いっぱいに。やる気があるうちに活動しよう、と意気込み毎週のように土日に初顔合わせの予定を入れていた。普段仕事はフルリモートで、プライベートでもどちらかと言えばインドアタイプの葵さんだったが「たまにはガンガン外に出てみるのもいいかな」とそれはそれで楽しんで活動できていたという。
そんなふたりが出会ったのは、2023年5月に横浜店でおこなわれたパーティーだった。
12歳年下の葵さんのプロフィールを見て、「お若い方だな」と思った洋平さんだったが、お相手に気を遣わせないよう、年の離れた方と話す時にやってしまいがちな「年上だから……」という自虐っぽい話題や話し方はしないようにしようと思って話し始めた。
葵さんの方は、年の離れた兄と姉がいる影響か、普段から同世代より年上の方が話題や会話のノリが合うと感じていた。そのため、洋平さんとの年齢差も特に気にならなかったという。
葵さんがパーティーの自己紹介カードにとある特撮作品について書いていたことから、特撮好きな洋平さんとの会話が弾んだ。その作品については詳しくなかった洋平さんだが、わからないからとあっさり流さず、その話題をきっかけに好きなものの話題をどんどん掘り下げて会話を続けていく。その様子が「良い意味で、オタクっぽい」と特撮だけでなくアニメ・ゲームなども普段から楽しむ葵さんには好印象に映った。
結婚した時に自分がお相手の好きなことに無理なく付き合えるか、という点を重視していた洋平さんは、好きなものの話題で楽しく話せた葵さんに対して、絶対にお申し込みをしようと思いパーティーを終えたという。
2回目にふたりが会ったのはパーティーから1~2週間後にカフェで1時間弱。さらに次のデートはその翌々週にディナーを2時間と、一般的な婚活の初顔合わせから2回目デートのような流れで進んでいった。洋平さんは葵さんが勧める特撮シリーズを見たり、話に出た映画を観に行ったりと、できるだけ話を合わせて一緒に楽しもうと意識していたという。
2023年7月、ふたりは、店舗のパーティーで会話が弾むきっかけとなった特撮作品の展示イベントに来ていた。前の2回のデートは婚活の定番デートといった感じだったが、今回は初めて自分たちが好きなことを楽しむオリジナルのデートだった。
「初めて自分の好きなものに対するはっちゃけたテンションを見せたのですが、洋平さんもそのテンションについてきて一緒に楽しんでくれたので、ありがたいと思いました」と葵さんは笑う。
洋平さんも、自分たちらしく好きなことを一緒にできたそのデートで「今後もやっていけそう」と感じたという。
翌月のデートは、夕食の後カラオケを楽しむプランだった。夕食のタイミング、葵さんは何か言いたそうな洋平さんの様子に気付くが、選んだお店は半個室タイプで隣からはにぎやかな声が響いていた。結局洋平さんは何も言い出せないままカラオケに移動。歌い始めると、どちらかというと友達同士のようなテンションで盛り上がってしまった。
「何の色気もなく遊んでいました……」と笑う葵さん。
カラオケルームの電話で時間終了間際の連絡を受けたタイミングで、「今しかない」と思った洋平さんは、お互い向き合って座り直したところで
「付き合ってもらえませんか?」と告白した。
「よろしければお願いします」という葵さんの返事で、ふたりの交際はスタートした。
2024年2月 観覧車乗り場にて記念撮影
順調に交際を進めていく中で、洋平さんが結婚を意識したきっかけとなった出来事がある。2023年11月、ボードゲームが好きな洋平さんが誘ったアナログゲームのイベントにふたりで遊びに行き、そこで買ったゲームを次のデートで洋平さんの自宅で遊ぶことになった。ゲームの内容は、カップルや夫婦向けの相性チェックのようなもので、普段聞きにくい質問をして、お互いに0~10までの点数を出し、わいわい盛り上がるというもの。その中に「子どもは欲しい?」「洗い物はすぐにやる? まとめてやる?」など結婚や生活に関する価値観がわかる質問が多くあり、それをきっかけに深い話をいろいろとして、結婚生活のイメージが湧いたという。もちろん全く点数が合わない質問もあったが、「そんなもんだよね」と思える程度で、お互いの相性の良さを垣間見た日だった。
それから3カ月ほど経った2024年2月、箱根に旅行に来ていたふたりは、せっかくの旅行と張り切って観光名所を巡った後、疲れて帰ってきたホテルで夕食を食べて満腹になり、部屋でくつろいでいた。タイミングを見計らい、洋平さんが鞄からこっそり箱を取り出す。
「良かったら結婚してくれますか」と指輪を差し出す洋平さんを見て、プロポーズはまだ先だろうと思っていた葵さんは驚いた。
その時期、自宅の引っ越しを検討していた洋平さんは、せっかくなら葵さんと一緒に住むことも考えていた。プロポーズの時期については悩んでいたが、普段の会話の中でなんとなく葵さんはサプライズを喜んでくれそうなタイプだと感じていたし、自分自身もちょっとした憧れがあり、準備できそうならやろう、と思ったそう。入会のきっかけになったすでに別の結婚相談所で成婚していた友人に、サイズやデザインを後から選べる「プロポーズリング」というものがあると聞いたことを思い出し、旅行の3週間前に思い立って急いで準備。プロポーズは無事成功した。
洋平さんは葵さんに対して、話をしっかり聞いてくれるところ、話していて双方の会話のバランスが良いところに惹かれたという。活動中は、お相手がたくさん話して洋平さん自身が聞き役になることも多かったが、葵さんとは会話のバランスが合って、話していて楽しかったそう。
一方葵さんは、洋平さんの穏やかで安定しているところが魅力だと語る。取材時には一緒に暮らしていると話していたふたりだが、洋平さんは生活の中でも常に明るく穏やかで、不機嫌なところはあまり見せないそう。性格的に合っているというふたりはけんかも全くないという。
「そもそもそんなに怒らないけれど、葵さんが原因で気に食わないと思うことは全くないし、たとえ別の原因で不機嫌な時があってもそれを彼女に見せるのはかっこ悪い」と洋平さんは笑う。
婚活を振り返って、「顔を合わせないと、掲示板で話すのは難しかった」と言う洋平さん。大学時代にゲームサークルでやっていたTRPGという数人で会話しながら進めていくゲームのおかげで、普段から顔を合わせたコミュニケーションの方がやりやすいと感じていたという。
「自分のスキルや技術というよりは機会をたくさんつくったことで、自分に合う人に出会えたのだと思います」
自分に合ったサービスで数をこなしたことが、葵さんとの出会いにつながった。
葵さんは、元々人見知りで緊張しがちなタイプだったが、活動していくうちに人と接するのが苦ではなくなっていったそう。
「会ってみて合わなかったとしても、それは無駄にはならないし、こういう人もいるんだなといろんな価値観に触れられて、糧になる人生経験でした」と葵さんは振り返る。
これから明るく楽しい家庭を築いていきたいと話すふたり。特撮もいずれは子どもと一緒に楽しみたいのだそう。
「結婚したからって、無理に自分の趣味を諦めたり、生活スタイルをガラッと変えることはない」
自分の好きなこともお相手の好きなことも大切に、ふたりは楽しみながら共に生きていく。
2024年7月 チャペル式場内にて
葵さんは、控えめだけど凛とした聡明なイメージで、とってもおきれいな方でした。お会いになる方の良いところをしっかりと見つけてくださるので「どういった観点でお相手を絞り込んでいけばいいのか」という点で悩まれており、ご相談をいただいていました。たくさんの方と出会っても良い方がいないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、どの方とも楽しくお話ししてくださり、良い所を見つけてくださる葵さんの心持ちは、良いご縁につながった秘訣だと思います。ひとりでも十分幸せに生きることができる世の中ですが、そばに誰かがいることでまた違う景色が見えることもあります。たくさんの人の中で、たったひとりの方を見つけるのは大変なことですが、良いこともそうでないことも、出会いには新しい発見があり、その経験は人生の引き出しになっていくと思います。唯一の方に出会うまで、「出会う」ということを続けていってください。(横浜店アドバイザー)
記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです
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