1. 結婚相談所 オーネット
  2. 婚活体験談
  3. 女性:40代
  4. 遠回りに見えた道のりが運んでくれた"運命の人"

遠回りに見えた道のりが運んでくれた"運命の人"

人生には、それぞれのタイミングがあるもの。今回の主人公は、親の介護に尽力してきた彼女と、ひたむきに農業と婚活を続けてきた彼。歩んできた道のりは決して平坦ではありませんでしたが、その時間があったからこそ、出会えた運命のお相手がいました。出会いが遅かったのではなく、お互いにとって一番いいタイミングで巡り合えたと感じさせてくれる、そんなふたりの出会いのストーリーとは……。

出会ったお二人のプロフィール

健司さん

  • ご年齢:49歳
  • 居住地:長野県
  • ご入会:2017年 3月
  • 利用店舗:長野店

家族で果樹農家を営んでおり、身近には出会いがなかった健司さん。30代前半に一度、親に言われるがままに地元の結婚相談所に登録していたことがあったが、あまり主体的に活動せず良い縁には恵まれなかった。40代になり、今度は自らの意思で婚活を決意してオーネットに入会した。健司さんが41歳になったタイミングだった。

博美さん

  • ご年齢:43歳
  • 居住地:長野県
  • ご入会:2023年 8月
  • 利用店舗:長野店

長野県のリゾートホテルで働く博美さん。30代はとにかく仕事にまい進していた。30代後半からは母親の介護も重なり婚活どころではなかった。母親が亡くなった後、心にぽっかり穴が開いてしまった博美さん。この先、一緒に過ごせる家族が欲しいと感じ、42歳になったタイミングで婚活を決意し、オーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名はオーネットに在籍されていた時の居住地です

ふたりをつないだ“ちょっとひとこと”のキーワード

30代の時の婚活とは違い、結婚したいと自ら決心してオーネットに入会した健司さん。入会後はお互いの条件がマッチしたお相手が紹介される「両想いマッチング」、写真付きプロフィールを見て検索・お申し込みができる「写真検索」など、お申し込み権利をすべて使い積極的に活動していた。約7年の活動の中では、お付き合いに至ることもあったが、なかなか結婚に対するベクトルが合わず、成婚にはつながらなかった。

活動を始めて2~3年が過ぎたころ、コロナ禍も重なり「このままうまくいかないのかな……」と落ち込んでしまった。その時は、活動がうまくいっていない様子を察したアドバイザーが誘ってくれたイベントに参加したり、店舗に行って話を聞いてもらったりしながら、なんとかモチベーションを保って活動を続けることができたという。

一方、博美さんも入会後は自分からお申し込みをしたり、アドバイザーがお見合いを設定してくれる「お任せコーディネート」を利用したりと積極的に活動していた。また、アドバイザーにもまめに報告・相談をしていた。その結果、4人くらいとお会いすることができたが、お互いのテンポ感や会ってみてから分かる結婚後のビジョンの違いなどから、成婚につながる出会いには恵まれずにいた。

そんな時、健司さんからオーネットパス*経由でお申し込みが来た。健司さんのプロフィールに興味を持った博美さんがOKして、2023年12月初旬、ふたりの「お話し掲示板」が開設した。
お申し込みをもらった博美さんの目に留まったのは、健司さんの自己紹介文“ちょっとひとこと”だった。博美さんの好きな歌手の名前が書いてあり、趣味が合うかも! と思ったという。また、健司さんの果樹農家という職業にも興味を持った。

健司さんは、パートナーとなる方に一緒に果樹園で働いてほしい気持ちはあったものの、それが必須条件というわけではなかった。ただ、果樹農家ということを理解した上で会ってくれる方とお会いした方が効率的だと考え、結婚しても果樹農家を手伝わなければならないわけではない旨を添えて“ちょっとひとこと”に自分の仕事のことを明記していた。

博美さんは、「もちろん居住地が近いというのもありましたが、私はフルーツが大好きなのと、普段から自宅でも家庭菜園で野菜を育てていて、果樹農家の仕事自体にも興味があったので、一度お会いしてみたいなと思いました」と振り返る。
健司さんが、お相手から見たらマイナスポイントになるのではないかと懸念していた「果樹農家」というキーワードがふたりの縁をつないだ。

*店舗で行う写真検索サービス(2024年10月10日以前のご契約プランのみ)

ピンチの時こそ見えてくる“お相手の人間性”

ふたりの初顔合わせは12月の年末。博美さんの自宅近くのレストランでランチをした。その時の博美さんの第一印象について健司さんは、「『おいしい』『うれしい』など、気持ちの表現がストレートでとてもいいな」と感じたという。
博美さんも、健司さんについて「いろいろなことをよく知っているので話を聞いていると楽しくて、あっという間に2時間がたっていました。今までの初顔合わせとは違う時間感覚でした」と話す。
お互いに好印象だったふたりはLINEの連絡先を交換した。

2回目の約束は年明けの2024年1月初旬。長野県の善光寺に行く約束をした。
当日、車で待ち合わせ場所に向かっていた博美さんだったが、大雪で道路がホワイトアウトしてしまい、軽い接触事故を起こしてしまった。幸いけが人はいなかったが、待ち合わせ時間にはだいぶ遅れてしまう……と健司さんに慌てて電話をした。
「こんな風にドタキャンをしてしまい、もう会ってもらえないかもしれないな……と覚悟しながら電話したんです。でも、電話口の健司さんはとても優しく、私のことを一番に心配してくれていることが伝わってきて。不安な気持ちにも寄り添ってくれ、改めて日程を決めてまた会いましょう、とはっきり約束をしてくれてホッとしたのを覚えています」

それから2週間後、改めてふたりは2回目のデートをした。お酒を飲まない甘党なふたりは、博美さんの提案でチーズケーキの有名なカフェで、2~3時間お茶をして楽しい時を過ごした。
その後も、地元で人気の蕎麦屋さん、栗菓子で有名な小布施の喫茶店、軽井沢のアウトレット、ホームシアターのショールームなどで頻繁にデートを重ねた。

2024年12月 オーネット店舗で成婚退会時

果樹園で固まった結婚の決意、ふたりで歩む未来へ

そんなデートを重ねるうち、健司さんは「長い時間一緒にいても必要以上に気を遣わず自然にいられる博美さんとは、今後もうまくやっていけそうな気がする……」と感じていた。同じタイミングで、アドバイザーからも「彼女もそろそろお付き合いについて、はっきり言ってくれるのを待っているかもしれませんよ」と背中を押された健司さん。
8回目のデートの際、ランチをしたレストランで意を決してやっと、「お付き合いしてもらえませんか?」と告白をした。博美さんも迷いなく「よろしくお願いいたします」と答え、4月にふたりの交際がスタートした。

順調にお付き合いを重ね、さらにふたりの関係が一歩前進したのは、9月。
博美さんの働くリゾートホテルには9~11月の休業期間があり、そのタイミングで博美さんが健司さんの果樹農家の手伝いをすることになった。ふたりで博美さんの姉夫婦にあいさつを済ませ、健司さんの両親にも博美さんを紹介し、9月から果樹園で一緒に働いた。

果樹農家の仕事に興味を持っている様子だった博美さんが、実際に仕事を体験した感想が気になった健司さん。「仕事をしてみてどうだった?」と博美さんに聞いた。すると博美さんは、「面白かった!」と答えたという。両親ともうまく打ち解け、炎天下でも嫌な顔せずひたむきに働いてくれている博美さんの姿を見て、健司さんの中でしっかりと結婚の決意が固まっていった。

9月下旬、健司さんが善光寺近くの夜景のきれいなレストランを予約して、お手伝いのお礼と称して博美さんを食事に誘い出した。そして、コース料理の終盤、デザートが出てくる直前に、健司さんは折り畳み式のクーラーボックスに隠しておいたバラの花束を渡しながら「結婚してください」とプロポーズをした。
その時の気持ちについて博美さんは、「(結婚相談所で出会ったので)プロポーズがあると思っていなかったので、プロポーズしてもらえるんだ! と、びっくりしつつ、とてもうれしかったです」と笑顔で振り返る。

12月には、ふたりそろって成婚退会をした。2025年3月末には結婚式を挙げ、博美さんは仕事を辞めて本格的に健司さんの果樹農家を手伝う予定だという。
今後について「相手がつらい時には寄り添える存在でありたいですね。あとは、ちゃんと仕事とプライベートのメリハリをつけて、ふたりで旅行に出かけたりする時間もしっかりつくっていきたいです」と健司さん。

このインタビューの取材中にも、「こっちの方が座り心地がいいから」と博美さんにクッションを持ってきてあげる優しい健司さん。自然に博美さんのことを気遣う健司さんの様子から、普段からさりげない優しさで愛情を伝えていることが伝わってきた。
仕事や家族、さまざまなことに向き合いながらそれぞれの人生を大切に歩んできたふたり。ようやく出会えたこのご縁を大切に、これからも手を取り合い穏やかで幸せな日々を築いていけるだろう。

2025年3月 結婚指輪を受け取りに

アドバイザーメッセージ

アドバイザーを活用してください!

お二方とも担当をさせていただいていました。健司さんの性格はおおらかで人懐っこく気取らない方、博美さんも性格は明るく素直で人懐っこい方という印象でした。「きっと合うだろうな……」と思っていたおふたりでした。博美さんは交際スタート後も「私こんなにも幸せでいいのかしら!?」と、幸せのご報告をしてくださり、とてもうれしくほのぼのとした気持ちになれました。この仕事をしていて良かったと感じられたおふたりとのご縁でした。
活動中はおふたりとも、まめに相談や連絡をくださり、こちらからのアドバイスにも素直に応えてくださいました。まさに、それこそが成婚退会の秘訣だったと感じます。ぜひ、どんなささいなことでも担当アドバイザーに密に連絡や相談をしてください。たくさんの会員さまを成功に導いてきた「その道のプロ」に相談できる環境を利用しない手はありません。近くに住んでいても接点がなければ出会えません。あなたとのご縁を待っているお相手が必ずいます。ぜひ、一緒に頑張りましょう!(長野店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです