オーネットが提供する価値を最適化
前職と現職の仕事内容を教えてください
前職ではアフィリエイト広告の代理店に勤務し、当時全盛だったガラケー(ガラパゴス携帯)に広告を配信する業務を担当していました。PC向けの広告配信を主力事業として展開する会社でしたが、モバイル機器が台頭してきたこともあり、社内に新たに創設するモバイル事業部の立ち上げにも携わりました。その経歴を買われて、9年前にシステム開発職として転職してきた経緯があります。
2022年からシステム開発グループのマネージャー、現在はシステム部部長(サービス部部長も兼務)として、システム開発のほか、新サービス開発・運用やカスタマーサポートも統括しています。
社内にも、会員さまにも、わかりやすく
システム部では、会員さま向けサービスや社内システム・ツールの企画・開発・保守、機能改修等のアップデートを行っています。社内の各部署から新機能の追加や業務の効率化・改善など、様々な要望が上がってくる中、「なぜその機能が必要なのか」「どのような場面でどういう風に使いたいのか」といったヒアリングを行いながら要件を定義し、外部ベンダーと協業して実装まで行います。また、会員さま向けサービスや社内システムの大規模な改修・新規開発を計画しているため、それに伴うシステム企画・開発のプロジェクトも進めていく予定です。
オーネット社員にも、会員さまにも、わかりやすいシンプルなシステムをつくる。しかし会員さまお一人おひとりのニーズに細かく応えようとすればするほど、UIやUXは複雑になりがちです。システムにつきまとう複雑さをコントロールし、極限までシンプルに、が私の持論。顧客サービスの品質向上、個別ニーズへの対応強化、各業務の最適化のためにも、現状の複雑なシステムをスピード感をもって刷新していきたいと考えています。
婚活そして、ご結婚後も役に立つサービスを
福井さんが考える理想の結婚情報サービスとは?
1980年代に思春期を過ごした私たち世代は、スマホやガラケーが存在しなかったこともあり、情報収集といえばファッション誌や友人からのアドバイスが定番でした。おしゃれや恋愛に関する「モテ」情報、異性に「ウケる」服やクルマ、女性への接し方や誘い方等を必死になって勉強し、実践したものです。価値観が多様化している時代、これが最善、最適であるという唯一の価値観はなくなりつつあります。そのかわり、個人に最も効果がある情報提供として、パーソナライズコミュニケーションの必要性がますます高まると予想されます。
インターネットの普及により誰もが他人とコミュニケーションを取れるようになった反面、対面コミュニケーションに苦手意識を持つ人たちが増えてきています。そんな時代だからこそ、相手の思いを感じ取って行動することの大切さを伝えていきたいと思います。どうやって異性を誘うのか、デートに着ていく服は? どんなお店を予約して、お相手と何を話せばいいのか。より個別化されたサービスの提供がオーネットならではの提供価値になるはずです。私たちが個々にアドバイスした経験がご成婚につながり、幸せな結婚生活にも活きる、そんなサービスのご提供ができればいいなと思っています。

気遣いや共感がシステムのベースをつくる
仕事のやりがい、この仕事に向いている人は?
自分たちが開発したシステムの利用状況や成果が目に見えてわかることにやりがいを感じられる仕事です。ただシステム開発は、「会員さまに最適なお相手を見つける」というオーネットの目的を達成するための手段にすぎません。
私たちが何より考えなければならないのは、手段そのものの機能や技術よりもシステムを使う方の視点です。相手が何を求めているか。使いやすさや満足度を高めるためには利用者の立場に立って考えること。大切なのは気遣いや共感力です。これらは一朝一夕で備わるものではありませんので、採用条件として重視しています。利用者の要望を正確にヒアリングし、仲間と連携しながら業務を進める、目標達成に向けて努力できる協調性のある人にぜひ入社していただきたいですね。
効率とパッション、オーネットらしいシステムを
福井さんのビジョンを教えてください
あらゆるもののIT化が進み、結婚相談ビジネスでも会員さまの管理やシステムの自動化、UIやUXの向上、データの活用が推進されています。なかでも効率化は重要な改善点の一つにあげられるでしょう。ご結婚までの道のりを出来るだけ短縮したい会員さまが大勢いらっしゃいますので、簡単に使えて、時間が無駄にならない、タイムパフォーマンスのいい環境づくりは必至です。
しかし、ただ単に効率化だけを追求すればいいと言えない現状があります。特にオーネットはアドバイザーの「会員さまの幸せを実現させてあげたい」という思いが強いため、そこをシステム部・サービス部としていかにサポートできるかがポイント。 アドバイザーの信念やパッションを汲み上げ、独自性をもっと強く出していく。オーネットの組織全体の提案力の向上にもつながるサービスやシステム開発に取り組み、競争力強化に貢献したいと思います。