2024年4月17日 11:20
「人に振り回されない」ヘルシーな人間関係のつくり方。「嫌い」と言ってくる人は「変な人」だから、悩まなくていいの【恋と愛を味わい尽くす#5〜コラムニストエマちゃん連載】
文:エマ
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[目次]
こんにちは、コラムニストのエマです。著書に『愛され革命~運命の彼を一生恋させる"女神女子"になる』があり、現在はさまざまなWebで恋愛パートナーシップに関する寄稿をしています。
"女神"のように愛があり、人を惹きつけてやまない、美しく魅力に溢れた女性になるオンラインサロン「エマサロン」も運営しています!
昨今は「嫌われる勇気」とか「人の目なんて気にするな」とか「まわりにどう思われてもいい!自分の意思を貫け!」なんて言葉が、"気にしい"な私たちに勇気を与えてくれます。
だけどね、正直私はさ、「うん、全員からラブ&ピースいっぱいに好かれたくない?」って思うんですよ。
同じように感じてくれた人が多かったのか、このツイートはとても反響がありました。
それは多分私だけじゃなくて、「人類モテ」という言葉で、多くの人を虜にするような香りのボディクリームが流行ったことからも伺えるように、みんな人類からモテたいって思っているんだよね。
私だってそう。「みんな私を愛していいのよ」と思うくらい。
「好かれたい」気持ちは持っていて当たり前
「好かれたい、愛されたい。できればたくさんの人から!」って、すごく自然な気持ちだと思うんです。
生きていれば、人と関わることは避けられない。人に好かれていたら色々なことがうまくいくことも、間違いなくて。
好かれているから、みんながプレゼントをくれたり、協力してくれたり、優しくしてくれたりするもんね。それは単純に嬉しいよね。
だから、改めて言いたいのは「好かれたい」って気持ちは卑しいことじゃなくて、当然だし、むしろ持ってていい気持ちだと。
「健康でいたい」と同じくらい当然な願いだと思うのよね。その気持ちこそが、あなたの周りに人を集めて、あなたのいまの社会生活を築いてきたとも思うよ。って
私にも人から好かれることに執着した頃があった
でもね、一方で、すべての人間から好かれることはないんだという事実も、知っていたほうがいいよね。
人から好かれやすい人ほど、そこから目を背けたくなるかもしれない。
私、悪いことしてないし、優しくしてるし、人から受け入れられるように、いつも気をつけてる!なのに、あの人はどうして、私のことを好いてくれないのだろう・・・と。
私自身も、好かれる・好かれないに執着していた時期があるのよね。遥か昔の話になるけれど、小学生のとき。
私には学校で仲良くしている女の子がふたりいて、よく3人組で遊んでたんです。そのふたりがなかなかパンチの効いたふたりで・・・。
「○○ちゃんがエマちゃんの悪口言ってたよ」と片方の悪口の告げ口をして、「明日から無視しよう」と言ってきたり。いつも誰かが誰かを嫌っていたり、誰かに怒っていたり。そんな風に戦争状態を引き起こすタイプだったんですよね。
そうなると私もふたりのことが信頼できなくなっていきます。今日の彼女の機嫌はどうかな?嫌われてないかな?
怒ってないかな?と、いつも様子を伺う日々。
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どんなにがんばってもわかり合えない人はいる、と知れて良かった
そんな不信感でいっぱいになっていく心に、とても疲れていました。
さらに、「私はなんでこんなに人の目が気になるんだろう」「人の目なんか気にならなくなりたい」「人に振り回されたくないな」と10歳ながらに思ったことが、はっきりと記憶に残っています。
「明日からなーんも気にしてないつもりで生きてみようかな」と思うだけ思って、できなかったことも。人の目を気にしないってすごく難しいことだと思います。そんな自分に嫌気がさした私は、大胆な行動に移ります。
「お互いに許し合える」人がいることを知れた
「友達を変える」行動に出たんです。
私、他の友達の前ではまったく嫌われないし、ケンカもしないし、こんないざこざは起きないぞ・・・?単純にこの子たちに問題があるんじゃないか?と考えたからです(笑)。
いきなり「友達を変える」のは難しいので、他の仲のいい友達を少しずつ増やしていきました。
それからは学校で一緒に過ごす友だちを変え、外で遊ぶ友達も変わり、学校生活はバラ色の日々に。友達とケンカ
することもたまにはあったけど、ちゃんと話し合えば解決できました。
いざこざを起こさないことは不可能。でも、お互いに信頼していたり、それまでの好きだった気持ちを根っこに持って、話し合ったり、時間の経過を待ったりすれば、何か起きても大丈夫。
「お互いに許し合えるんだ」ということを知れたんですよね。これが本当の友達なんだなあと実感しました。
そして同時に「私がどう努力しても、わかり合えない人はいるんだ」ということも知ったのです。
「嫌われた」じゃなくて「合わなかった」と考えるのが正しい
大人になってからもやっぱり、「すべての人に好かれるわけじゃないんだな」と思うことがあります。そんなときには、距離をおいて「わかり合えない人だな」と考えるように練習をしました。
人類モテ、と言われたとても素敵な香りでも、少なからずは「ちょっと苦手な香り・・・」と感じる人もいますよね。
同じように、自分がどんなに正しく生きているとしても、どんなに人に尽くして優しくしていても、自分のことを苦手に思う人はいるのよね。
ただ、それは嫌われたというより、「合わなかった人」というだけでもあるの。磁石の同じ極をいくら近づけても、一生くっつかないように、人間同士にだってそういう磁力があります。
それなら最初から、お互いに距離をとって生活すればいいだけ。
だから、大人は合わない人と、適度に距離をとって生きていこうとするでしょう。無理に距離を縮める必要なんてまったくないんだから。
それでも近づいてきて、わざわざ「嫌い」なんて言ってくる人には、私は「変な人」って思いますよ。
人と一定の距離を保つなんて簡単なことだもの。SNSならフォローしなければいいし、LINEなら連絡を取らなければいいし、仕事関係ならプライベートで会わなければいいだけ。
合わない人とは必要なときに必要なことだけをコミュニケーションできればいいと思うんです。人に振り回される必要はありません。
人間関係は相性。合わない人がいるのは当たり前、という事実を改めて考える
昨今は、「世の中でこういうことをしてはいけませんよー!」っていう定義があるじゃないですか。差別的な言動やジェンダー、セクハラなど色々な分野でありますよね。
そういう、口にしてはいけないことを避けて発言するよう気をつけていれば、人を不快にさせないコミュニケーションの土台は既にできているんだよね。
あとはもう相性でしかない、合う合わないのね。この世界に生きる全員と相性がいい、なんてことはあり得ない。
だから、合わない人がいるのは当然。「嫌われた」と考えずに、「合わない」人もいるんだな、と受け止めましょう。
それと同時に「いつかタイミングが合った時に、わかり合えたらいいな。きっと今はお互いをよく知らないだけだろうし」と考えると、自分もその人を嫌うことなく、ヘルシーに過ごすことができます。
合わない、と感じることと、嫌うことは全然意味が違う。究極を言えば「合わないよね、でも好き」だって叶えられる。
好きな男の子がまったく自分のタイプでもなく、どちらかといえばイラッとする相手なのに好きになっちゃう・・・なんてバグが起こるように。
あなたを大切にしてくれる人を、大切にしよう
合わない人にもラブ&ピースな気持ちを持つことはできる。そこには人間の器が思いっきり反映される気はするけどね。
だから、「嫌い」なんて面と向かって言ってくる人のことは、「変な人」「生きづらそうだな」と思っておけばいい。
「あなたの気持ちを受け止めてあげるなんて、私も心広いわ〜」くらい思っていていいの。
自分の正義や尽力を尽くしても、離れていく人や嫌いな人が現れるときは、味方になってくれる人や応援してくれる人、愛してくれる人が、はっきりとわかる瞬間でもある。
私はそっちの事実がわかることのほうが、よほど重要だと思っている。いつだって、あなたが大切にすべきは、あなたを大切にしてくれる人なのだから。
※2021.02.15日おうね。にて公開
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