「カレの好みに合わせなきゃ」と無理する恋愛に疲れてしまった、あなたへ。「自分だけの魅力」を大切にすれば、自然体で楽しく恋愛できる

文：渡邊真奈美

恋愛に疲れる・・・原因のひとつは自信がなくて、相手に合わせてしまうこと

恋愛ってそもそも幸せなもののはず・・・が、「恋愛に疲れる」女性は多いように思います。
　
コロナ禍で実際に好きな人と会えないことも相まって、恋愛疲れが加速する女性もいるよう。その原因はどういうものなのでしょうか？
　
「相手に嫌われたくなくて、相手に合わせたり・・・自分を演じてしまったり・・・そんな自分にますます落ち込んじゃうんです（泣）」
　
私のお客様の中にも、こんな相談をくださる女性は多いです。こういった経験、誰でも一度はあるんじゃないでしょうか？
　
原因はそれぞれかと思いますが、中でも原因として多いのが「自信がない」こと。
　
自信がなくて素の自分を出し切れない、相手は自分のことをどう思っているんだろう・・・こんなどんより＆ジメジメムードが漂うと、せっかくの恋愛もお互いに楽しめないばかりか、疲れてしまうのも当然ですね。

好きな気持ちが強いあまりに"ありのままでいられない"と、相手に合わせてしまう不満が募り、「私ばかり好きみたい」「私ばかり我慢してるのに」という新たな不安や不満の芽が生まれることも。

元々自分が持っている魅力を探して磨く。無理のない努力が、あなたを最も魅力的に見せる

冒頭でもお話ししたように、コロナ禍では人と対面しづらい状況があります。でもこの状況って、考えようによっては「会えない間に自分を磨くチャンス」にもなります。
　
「元々自分が持っている魅力」を生かした例をひとつご紹介します。
　
私の友人で、自分に自信が持てなくて、彼に合わせてばかりいたら、振られてしまった子がいたんです。
　
クール系美人（内面も外見も）の彼女を振った元カレは、いわゆる「可愛い系」が好きなタイプ。彼女は彼と付き合っている間は一生懸命、見た目や、仕草・・・可愛い系に寄せようとしてたんですよね（可愛らしい努力ですよね）。
　
ただ、彼には「（君が）いつも気を使ってばかりいるのを見て疲れてしまった」と言われてしまったそう。
　
結果振られてしまったことで吹っ切れ、クール系美人要素を思いっきり磨いたら・・・なんと、よりを戻したいと連絡が来たんだそう！
　
彼女は、まず髪型から変えていきました。ずっと伸ばして胸元までの長さになった髪を、ワンレンのショートヘアにバッサリと。
　
メイクもガラッとチェンジ。今まではピンク色を乗せて涙袋を強調していた目元でしたが、切れ長の涼しげな目元を生かして、バーガンディーのアイライナーをひき、全体的に大人っぽい印象に。
　
それらが、彼女が元々持っている大人っぽく、凛とした雰囲気をさらに強調し、魅力的に見せていました。自信がついて、言動のすべてが"ありのままの自分"になった彼女は、誰の目から見ても堂々とし、輝いて見えました。
　
そんな彼女の楽しそうな姿に、彼も「以前よりもずっと自然体で、一緒にいてすごく楽しい」と言っていたそう。

「好きな人に合わせよう」と無理する必要はなかったんですね。ありのままの自分に満足し、笑顔が増えて輝いている人には、男女ともに惹かれます。自分のコンプレックスに感じる部分も、磨いてみたら周囲には「すごく素敵」に見えるんです。
　
そんな風に、「自分にとって無理のない努力」を続けてみてください。

「ありのまま」に自信を持てたら、自然体な自分で楽しく恋愛できるように

ありのままを磨いて輝く女性ほど、男性の目には自然体で魅力的に映るもの。
　
彼に合わせた「可愛い系」の見た目や仕草をやめて、「クール系美人」を極めた結果、「寄りを戻したい」と言われた友人。彼女は何もジムに行ったり、資格を取ったり・・・というような、自分を変えるようなことをしたわけじゃない。

元から持っている、自分の素敵な部分を受け入れて、磨いただけ。それが「このままの私でもなかなかいいじゃん」という安心感と、自信につながったんです。
　
活かしきれてない自分の魅力を探して磨くのは、自信につながるだけでなく、「ありのままで愛される」「自然体な自分で恋愛できる」ことにもつながりそうですよね！

別人を目指さなくても、魅力的に見せられる

相手に合わせてばかりでしんどさを感じていた方も、
　
・自分の内面のいいところを改めて見つけてみる
・似合うメイクを研究してみる
・どうしても凹んでしまうときは、自分はどんなものに癒しを感じるのか、五感を刺激してくれるような美容アイテムを探してみる
　
など、試してみてはいかがでしょうか。

別人にならなくても、自分を魅力的に見せる方法はたくさんあります。
　
そんな前向きで自然体な魅力をまとったあなたは、誰の目にも素敵に映ることでしょう。

「ないもの」ばかり見つめず、今あるものを最大限に磨いて

「ないもの」にばかり、目を向けていませんか？
　
不安や不満を作り出しているのは、実は自分----それってよくあること。自信のなさからも来るのは間違いないですが、それだけではないんですよね。
　
「素を出せない」「自信がない」「会えない」「出かけられない」・・・これだけ「ないもの」ばかりに目がいっては、脳内に浮かぶ言葉もネガティブなものでいっぱいになってしまいます。
　
それよりも、自分の日常をもっとワクワクさせるためにも、「今すでにあるもの」に目を向けるのはどうでしょう？
　
「会えない」「出かけられない」は、「彼に会えない間に、自分を磨く時間がたっぷりある」ということ。
　
「自信がない」「素を出せない」は、自分がまだ気づいていない魅力があるということ。
　
大丈夫、どんな人にも必ず、「自分だけの魅力」があります。別人を目指すのではなく、自分の魅力を大切にする。ありのままの自分に自信がつけば、より生き生きと恋愛を楽しめるのではないでしょうか。