いい女は「怒れる」。自信がないと「都合のいい女」に成り下がるぞ

文:妹尾ユウカ

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私自身が恋愛と向き合うとき、「今が楽しいかどうか」を大事にして、先のことを考えることはあまりありません。
 
そうしていると、恋愛や恋愛対象に対して過度にストレスを溜めることもなく、執着心もなく生きられると気づきました。
 
私なりに考えてきた、「相手に依存せず、自由に、いい意味で自分勝手に恋愛を楽しみ、ひいては人生そのものをできるだけ面白くする」術をお届けしていきます。
 
「いい女論」です。
 
ネットで「いい女 特徴」と検索をかけたところ、「尽くす女」「干渉しない女」「男を立てられる女」「謙虚な女」などといった、「男性にとって都合がいい女」の特徴ばかりが書かれたページがずらりと並んでいました。
 
たしかに、これらの特徴をあくまで無理なく兼ね備えた女性というのは"いい女"と呼ぶに値すると思います。

しかし、好意を抱いている相手に対して、これらを無理なくこなし続けるというのはなかなか難しいです。
 
はじめは無理をしているつもりはなくても、我慢が蓄積されていくといつしか見返りを求めだして、バランスを崩してしまうものです。

例えば「私はこんなにしているんだから、彼もたまにはプレゼントをしてくれないかな」と期待して、もらえないとひどく落ち込んだり。
 
そして、私はまさにこういった"無理をすること"こそが、"いい女であること"から遠ざける行為だと考えています。
 
長期的な関係を望むならなおさら、無理や我慢をし続けることは相手の男性にとっても自分にとっても、最終的には「いい女」ではなくなってしまう行為です。

だって、無理をしたところで続かないし、我慢を続けると悲観的な人間ができあがってしまうから。
 
私、まさにこういう女でした。
 
要するに好きな男性のために我慢や無理をする女は、自分の要求をぶつけて愛される自信もなければ、嫌われる勇気もないだけなんです。

実は男性のことも思いやっていません。自分を守っているだけとさえ言えます。
 
それを踏まえて、現在の私が考える「いい女」の特徴とは「自分を持った怒れる女」です。

物わかりがよくて都合のいい女は、長期的には愛されない

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以前の私はとにかく愛される自信がないので、"相手の負担にならず愛すこと"を徹底して行ってきました。

具体的に言えば、会うスケジュールや食べたいものなど、すべてを相手に合わせて決める。自分の要求なんてものは一切ぶつけませんでした。
 
「なに食べたい?」と聞かれても「なんでもいいです! ◯◯さんの食べたいもので!」と毎回言っていた気がします。

友達との先約があった日も彼から突然の誘いが来ると、友達との約束を疎かにして、彼に会いに行っていました。
 
そうでもしないと嫌われると思っていましたし、私が誘いを断れば、別の女性の元へ会いに行ってしまうだろうと考えていたからです。

自信がなかったんですよね。
 
ちなみにこの頃、私が好きだった男性には私と同時進行で会っている女性が複数人いたのですが、そのことにはまったく気づかないフリを2年間していました。

「私は彼と付き合っていないから、何も咎める権利はない」本気でそう思っていました。
 
しかし、それではダメです。

「私はあなたのことが好きだから、他の人と会っているのを知るととっても悲しい気持ちになる。

だから、今後も私との関係を続けていたいと思ってくれているなら、ハッキリさせてほしい」と正直にそう言えばいいんです。
 
それで「めんどくさい女だな」と思われるのならばそれまでです。

過去の私のように嫌われることを恐れてこういうことを一切言わない、物わかりがよくて都合のいい女というのは一時的に重宝されたとしても、長く愛されることはありません。
 
だから、自分を持って怒れることはとっても重要なことなんです。

「ここまでは許容範囲だけど、ここから先を崩されるのは無理」という自分の絶対領域を決めて守り抜くことができないと、自分をすり減らすだけになります。

どんなに好きな相手だとしても、これまで自分が大切にしてきたものや望みというものを疎かにするべきではありません。

なんでも許容することが愛ではありませんし、あなたにとっては愛だとしても、相手にとってはただのラッキーです。

「都合のいい女」に成り下がると相手をつけ上がらせるにとどまらず、自分の身を滅ぼします。

嫌なことにはちゃんと怒ってください。

許せないことは許さないでください。

そうすることで私は強くなれました。

相手にとっても自分にとってもいい女でありたいのなら、まずは自分というものをしっかりと持ってください。

「自分を犠牲にしているかも」「無理しているかも」といった違和感には背を向けないことです。

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恋愛に依存しなくても生きられる人は、自分の機嫌を自分で取れる

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「自分を持った怒れる女」に加えて、私が「いい女」だなと思う女性は「自信があり、自分の機嫌が取れる女」です。

先ほどの「自分を持った怒れる女」の話と繋がる部分があるのですが、人に対して自分の意思をぶつけていくためには自信が必要不可欠です。
 
その自信はどんなものかというと、「私が無下にされるのはおかしい!」という自信。

そのためにオプションとして必要になってくるのが、自分の機嫌を自ら取れることだと思います。
 
自尊心はいい女でいるためには欠かせないものです。

自尊心がない人間はすぐに他人に依存します。

その上、報われないことには人一倍落胆もします。以前、仕事でインタビューをしたホストに依存した女の子(19歳)がまさにこの典型でした。

「私、自己肯定感がめっちゃ低いからホストにチヤホヤされることでそれを満たしているんです」。彼女はそう言っていました。
 
「それは本当の意味で満たされてるの?」と私が彼女に問いかけると「一時的には満たされますね(笑)。

本当にその場だけだけど。ホストから殴られたり、妊娠をさせられたり、どんなにひどい扱いをされても別に仕方ないな〜私なんもないしって思っちゃう。

でも本当になんもない人生よりはマシに思える」
 
そう話してくれました。このとき、なぜこの子は自分の現状をここまで俯瞰的に見られているのに改善しようとしないのか、不思議で仕方がありませんでした。

けれど、彼女はきっとまだ自分と自信の満たし方を知らないだけだと思うんです。

自信をつけるきっかけさえあれば、無下にされることに対して、きちんと怒りを感じられるはずですし、自分の機嫌を自分で取れるようになれば、誰かに依存しなくても生きられます。
 
もちろん、人生で「この人がいないと生きていけない」と思えるほどの人に出会えることは素敵なことです。

しかし、それが依存から来たものなのか、愛がゆえのものなのかは正しく見極めなくてはなりません。

それが愛ゆえであるのなら、互いの人生を尊重し合いながら交わることができるはずだから。

自信を獲得してから、私は怒りを表現できるようになった

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しかし、そもそも自信がない女は自信を持つ方法を知りません。

「自信がないとヤバい」ということはわかっていましたが、私もどうすりゃいいのかわからなくて、かれこれ3回ほど顔面をいじくり倒しました。

その結果、確かに以前よりは容姿に対して自信を持つことができました。
 
とはいえ、中身はスッカラカンのままなので、中学生が母ちゃんのお下がりでヴィトンの財布をもらったような、そんな状態に陥りました。

なんだか気分は上がるけど、なんにも変わってない状態。

そこで、「一体、どうしたらいいのでしょうか?」と自信家の男に電話をかけました。
 
「成功体験の積み重ねじゃないか? 俺も昔から自信があったわけじゃないからな。

例えば、簡単なことで言えば、今日は朝8時に必ず起きて掃除をするとかそういう約束を自分とする。そして絶対にそれを守ることの繰り返し。

自分がやればできる人間だってことを自らきちんと体感させる。とりあえずやってみな」
 
彼はそう言いました。

はじめは「そんなことではどうにもならんだろ!」と思い、また美容外科のサイトをひたすら眺め続けた私ですが、とりあえずTO DOリストを作成し、今月中にやりたいことを1カ月間でやり抜いてみました。

すると、本当に自信がついてきて、いろいろなことに興味を持てる人間になりました。
 
自信がまったくなかったころは、とにかく心が不感症でなにかにときめくこともなく、フテってばかりいたのですが、自信を持てるようになってからは社交性もとても増しました。

そして、今では人から無下にされることや、理不尽な扱いを受けることに対して、きちんと立ち向かえるようになりました。

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自分の機嫌を取る方法を知っておくと、何があっても心は元通りになる

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最後に「自分の機嫌を取る」ことに関してお話しします。

私には未だに、ただ寂しいという理由だけで、誰かにもたれかかりたくなる日もあれば、当たってしまいたくなる日もあります。けれど、そんなときに自分の機嫌を取る術さえ知っていれば、くだらないことは起き得ません。
 
自分の機嫌の取り方なんて全然知らなかった頃の私は、何か嫌なことがあれば適当に男を呼び出して寝るか、朝まで致死量のお酒を飲んでそこら辺の男と寝ていました。

今でもそこら辺の男と寝ることはありますが、事後の気分が違うんです。
 
昔は自分の機嫌の取り方も自分の気分が下がるポイントもきちんと理解していなかったので、誰かにとにかくもたれかかることで、寂しさを紛らわせようとしていたんです。

だから、事後の虚無感が半端なかった。
 
高層マンションのエレベーターを「私、何やってんだろ」って思いながら降りている最中で、乗り合わせてきた幸せそうな子連れからさらに心を殺される日々。

あの頃、私は「いい女」の真逆を全速力で走っていました。でも、今では自分の機嫌の取り方を覚えたので、そんなことにはなりません。
 
私の寂しさなんてのは、タバコとシュークリームで解決することに気がついたのです。
 
思っていたよりも小さなことで機嫌が元通りになるので、私自身も驚いたのですが、自分を喜ばせられるものを家にストックしておくといいです。

「今日も頑張ったな〜大したことはしてないけど〜」と言いながら食べるシュークリーム。

マジで格別に癒されますよ。

体重の増加は気になりますが、きっといい女への一歩になるはずです。


※2020年11月16日おうね。にて公開

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