彼からの愛が倍返しになる尽くし方! 「尽くし・尽くされ」な愛ある関係を築ける女性の秘訣とは

文:エマちゃん
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「好きになるとつい尽くしてしまう」

「尽くしているつもりはないけど、気づいたら彼のためになんでもやってしまう」

女の子からこのセリフを聞いたことが何度もある。

彼女たちは「私だけががんばって、彼からはなにもなかった」と後悔しているのだけど、

本来なら、尽くせば男の人は倍にして返してくれるのになって私は思っている。

エビで鯛を釣るじゃないけど、ちょっと手料理を振る舞ったら、その後は永続的にご飯をご馳走してくれたり、1000円くらいのプレゼントを渡したら、10倍くらいになって返ってきたり。

尽くしたら、それをまるで奇跡かのごとく喜んでくれるよね。男の人って。

だから私は「尽くしているのに、うまくいかない・・・」と感じている人に、「尽くし・尽くされ」な愛ある関係を築く方法をお伝えしたいと思います。彼から愛が返ってくる尽くし方です。

無理して尽くしていませんか?

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彼女たちは、私から見ても根が優しい。

一緒にご飯を食べれば、空いたグラスにすぐ気づいて「次はなに飲む?」と聞いてくれる。

こちらが疲れていたり、悩んでいたりすると「私になにかできることはある?」と気遣ってくれる。

なんでそんなに優しいの〜と、あまり気が利かない私は感動するんだけど、決まって「当たり前のことしてるだけだよ」と言う。

でもね、そんな彼女たちが、尽くしている彼に対して、共通して言うことがあるの。

「私ばかりやってあげてる」
「私の労力と彼の愛情が割に合わない」
「彼がどんどんダメになっていく」

こういう言葉を聞くと、「当たり前にやってる」と言いながらも、しっかり疲れているんですよね。

もしくは「私はこんな努力しているのに、報われない」と嘆いている。

私はこっそり耳打ちしたい。「それってあたりまえじゃなくて、無理してるんじゃないの・・・」「その努力、ずいぶん前から報われてないよね・・・?」と。

これはもう答えがはっきりしたね。「尽くすと男はダメになる。そして女もダメになる」ということが。

良い尽くし方と、残念な尽くし方がある

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で、す、が。早々に裏切るんだけど、私はね「男に尽くすのは、悪くない」と思っているんです。

私も尽くすの好きです。男の人も喜んでるし、なんなら倍になって返ってくるから。

だって、好きになったら当たり前に、彼が必要とすることに応じたいし、愛情表現としてご飯作ってあげたりしたいよね。

そういう尽くしって、こちらも楽しいじゃない。「好きな人のためになにかするのって楽しい〜!」って。

尽くすこと=悪いことでは全然ない。ただし、前述の通り、彼もあなた自身もダメにする尽くし方があるの。一方で、ふたりの愛が深まる尽くし方もあるの。

私は尽くし尽くされの、愛ある関係をみんなに築いてほしいから、なかなか理想の関係を築けない人は、このコラムを熟読してほしい。

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彼からの愛が倍返しになる尽くし方1.「私がしたいからする」を徹底的に貫く

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尽くすとき、私は決して「あなたのために」とは思わない。「私がしたいからそうするの」と考えてやっている。

なぜなら、「あなたのためにやっている」というとき、相手のためになってないことが、かなりの確率で起きているから。

これは相手から頼まれたことでもそう。相手から頼まれてやったことでも、相手のためになっていないことはたくさんある。

例えば「お金を貸して」という頼み。お金を貸したら誰のためになるんだろうか。

彼を人から簡単にお金を借りるような人間にしてしまう。本来、危機に備えてお金を貯めているか、人から借りるまでもなく稼げている----それがいい男でしょ? って話じゃない。

相手から頼まれたことでも、相手のためにならない尽くしの典型例よね。

そう考えると、他人である自分が「あなたのためになると思って」とする尽くしは、もはや勘違いレベル・・・。

「私のために尽くしてる」かどうかを振り返って

だから尽くすなって話じゃなく、全ては「私は私のために尽くしてるんだよ♡」と思ってやってほしいの。

これはすごく純粋な動機である必要があるから、何度も自分に問いかけて。

「私はこれを、私のためと思ってやっているか? 彼のためにと"勘違い"してないか?」と。

「あなたが喜ぶと思って」とする尽くしは、厳密に言うと違う。

「あなたが喜んでくれると、私がうれしくなるからからやっている」が正しい。

「あなたに必要だと思ってやっている」は「私はあなたにこうあってほしいからやっている」が正しい。

「自分のために彼に尽くしている」というスタンスを貫く。そうなると、逆にはっきり見返りを求めると思うの。

彼に尽くしたとき、自分の思った通りの反応が返ってこなかったら、それはもう自分のためにならないから、やらないよね。

「彼のためと思ってやったから、楽しかった」(ここまではいい)

「でも全然喜んでくれなかった! つまんない! 今後はやーめよ!」(自分のためにやってる人は、素直にこう思うよね)

「あなたのことを思って〜」はもうやめよう

多くの女の子は「彼が喜ぶ反応をしなくても、私がやりたいからやったの」が「見返りを求めない、本当にあなたのためを思った尽くし」だと思ってる。

そうじゃないのよね。もうはっきり言うけど、彼が喜んでないことは、ほんとに喜んでないのよ。やるなってことなの。

それに、喜んでほしいって本音では思ってるよね。その気持ちを隠していることが、関係崩壊の始まり。

彼が喜んでいない様子に対し、あなたがイラついてるのを彼は察知する。イライラするならやらなければいいのにと、彼も思う。

あなたは「なんで?」「あなたがやらないから!」「あなたのことを思ってやってあげたのに!」「なんでそんなこと言うの!」と思う。

こうしてお互いのイライラがぶつかるわけです。

尽くすとき、自分の気持ちを最優先に

人になにかしてあげるときは、「私がやりたいからやったんだよ〜」が必ず動機でありましょう。そう思えない範囲は決してやらない。

そう思えない範囲の目安は、

「私がやってあげてることと、彼がやってること見合わなくない?」と損得勘定が芽生えたとき。

「なんか疲れちゃったな」と感じたとき。

「彼のためにしてるけど、楽しくないな」と思ったとき。

こんなふうに感じたときは「尽くしすぎ」のサイン。今すぐやめていい。

あなたはいつだって、自分のために彼に尽くすの。ちょっとでも「私のためにならないわ!」って思ったら、やらなくていいです。それはもう彼にとっても迷惑になっている可能性大。

いつだって自分の気持ちを優先してね。

彼からの愛が倍返しになる尽くし方2.愛を受け取るという尽くしをする

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最初に言った通り、「好きな人に尽くす」って楽しいことじゃない。それはね、相手も同じなの。

だから私は「彼が私のためにやってくれること」を奪わないようにしてる。

例えば、彼がいつも車で迎えに来てくれたり、お家に行ったらいつもご飯を作ってくれたりするなら、1ミリも遠慮せずに厚意を受け取る。

「いつも車出してくれるの悪いから電車で行くね!」と遠慮したり、「ご飯は私が作るようにするね」と彼の代わりに料理したりして尽くそうとしない。

だって、彼がやってくれることを、私が奪うことになるから。

「彼が自分のためにやってくれていること」は愛情のプレゼント。私たちにできる「尽くし」は、そのプレゼントを喜んで受け取ること。

その喜びや感謝を「私もなにかしてあげて表現したいな」と思うなら、彼がやってくれることとは被らないことをしてあげましょう。

すぐ真似できる! エマちゃん流の尽くし方

例えば、私は彼にこんな尽くし方をします。

彼の家では毎回彼がごはんを作ってくれる。とってもうれしい!

次のデートでは、私がお弁当担当になって、ピクニックに連れ出そう。

彼がデートでは必ずお金を出してくれる。とってもうれしい!

私はファッションが得意だから、彼があまりお金をかけないお洋服をプレゼントしよう。

これだと、彼がやってくれることは奪ってません。彼の得意分野を潰していません。

私ができる範囲で、かつ私が得意なことをプレゼントします。

そして、気づいたでしょうか。基本的に「お返しベース」です。

彼がこうしてくれたから、私もこうしてあげたい。と思うのです。

相手の愛を受け取ることは、愛を与えていることでもある

私はね、愛の法則って、まず与えることだと思うの。でもね「与える」と聞くと、「なにかをしてあげること」だと思ってしまう人もいる。それは本質が見えてない。

「相手の愛を受け取ること」は、それ自体が「与える愛」なんだよ。

彼からのプレゼントを受け取る、という愛を与えて、さらに自分からも感謝を形にして与える。そうするとね、彼はあなたからの愛を2倍で受け取るの。

だからこちらに返ってくるときも、倍になって返ってくるんだよね。これが、尽くしたら倍になって返ってくる法則。

「受け取る尽くし」があるのを知っておいてね。彼の尽くしを奪わないようにね。

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「尽くし、尽くされ」の愛ある関係は築ける

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私は付き合った男性からよく、こんなふうに言われます。

「俺、こんなに好きになってもらったの初めてかもしれない」(普通にモテる男なんだけどね)
「エマちゃんが自分(俺)のことを好きなのが、行動からすごい伝わる」

確かに、私自身は愛情をたっぷり伝えるタイプですし、彼のためにいろいろします。

ただね、尽くすときこそ気をつけるのが、

「私のために尽くす」
「お返しベースで尽くす」

というポリシー。このポリシーがあるからこそ、尽くしたら倍になって返ってくるよねって実感もある。

女性への尽くし方がいまいちへたっぴだった男性も、みるみる尽くしてくれる男になって、「人になにかしてあげるって、こんなに楽しいことなんだと、エマちゃんに教わった」と言われたこともある。

自分が尽くしたいように尽くそう

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尽くしがち女子によくあることなんだけど、尽くすことで、彼にとっての自分の存在を大きくしようとしてないか、今一度振り返ってほしい。

それは「私がただ存在しているだけで、彼に愛されるわけがない」という、自信のなさでもあるの。

でもね、そんなことないよ。あなたの好きな彼は人に恋をするとき「ただ存在しているだけで、好き」って思う男だよ。

じゃあ、存在を輝かせるにはどうしたらいいかって。それは自分が幸せに生きることだよ。

だから、自分のためにしか尽くさないし、逆に言えば、自分が尽くしたいように彼に尽くすの。

ポジティブな理由で尽くして、尽くしてもポジティブな気持ちでいられる器であろうね。

それができないうちは、あなたにとって「尽くす」という高度な技は、まだ早かったということだから。

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著者プロフィール

エマちゃん

独自の恋愛観や生き方論、美容情報を中心に発信。現在Twitterフォロワー数10万人超え。スキャンダラスな恋愛戦士時代を経て、「運命の人」である夫と出会い、幸せな結婚生活を築いた自身の経験を基に、複数の媒体で恋愛コラムも執筆中。「愛すること」や「相手を思い遣ること」の大切さを説いている。2020年3月下旬に初の著書『愛され革命~運命の彼を一生恋させる"女神女子"になる』(大和書房)を刊行。

※2021年11月17日おうね。にて公開

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