本命彼と結ばれる人・男運がない人の違いとは？ 恋人革命がおこる"掴む"コミュニケーションの方法

「幸せそうな女はやっぱり、自分の気持ちに素直になって、自分の手に入れたいものを、自ら掴み取っていくよな」と。

これは恋愛においてもそう。

男性からのアプローチを待つとか、告白させるとかは、今や恋愛必勝法ではない。本命彼と結ばれ愛される女は、いい男を、当たり前のように自ら掴み取りにいっている。

「男運が無い」と嘆く前に試してほしい。今どきの愛される女は掴むコミュニケーションをしているから。

恋愛のファーストステップでいえば、「私はこの人が好きだ」とはっきり自覚できることが、掴む女の最低条件。

＜この人がいい！ 好き！ 仲良くなりたい！ 付き合いたい！ 結婚したい！＞

そう感じたとき、「どうにかしてやったりますわ！」とアグレッシブに動く女って、最終的には好きになった人と結ばれて、幸せな恋愛を手にしているし、それぞれの目標を見事に達成している。

こう書くと、彼女たちがさも肉食系女子で、ありとあらゆることに貪欲で、がむしゃらに・・・みたいな印象を受けるかもしれないけど、現実はそうでもなくて。

自分の気持ちに確信があって、自分が掴むべきものを、定めることができているから幸せな恋愛を掴めるの。

ツヨツヨにゆるふわ、ガツガツ、したたか・・・いろいろなタイプがいる。みんな「その人なりのやり方」で掴み取っていくよね。それにいい悪いはないのよ。自分に合う方法でいけばいいんだから。

ただ、ひとつ共通して言えるのは、芯のある女は掴みにいくとき、人任せにしていないということ。

幸せな恋愛を掴めないタイプには、ひとつの共通点があると発覚したの。

私はその確信を深めるために、そういうタイプの女子に同じ質問をし続けた。

「あなたって、自分から男の人を好きになるタイプ？ それともアプローチされてから、好きになっていくタイプ？」

そう聞くと100%、「自分からは好きにならないかな。アプローチしてきた人としか付き合ってない」「自分からはいかないし、ていうか好きってよくわかんない」みたいな答えが返ってくるんです。

これはマジで法則あるなあ・・・としみじみ感じちゃった。

実際これをツイートしてみたら、男運ない女子たちの共感もすごかった。「これ私だ」って。

そして、彼女たちは、こういう言葉が口グセ。

「男ってなんでああなの・・・？」
「もう恋愛とかいい、疲れた」
「いい人全然いないんだけど！ いい人って現実に生息してんの？」

とにかく男性のことを愚痴り、以前付き合っていた相手がいかに良くなかったかを語る、わかりやすく言えば"男運のないタイプ"です。

とはいえ、相手から好きになられて自分も恋心を持った、という恋愛の始まり方を否定するつもりはありません。

いいじゃない。これにはなんの問題もないんだけど。

ただ、ほぼすべての恋愛が「自分から好きになったことがなく」「アプローチもしたことがなく」「好きがよくわからないから、相手の好きに委ねてきた」人は要注意。

実際、恋愛で苦労してますよね？ これは決して男運なんかではありません。

運ではなく、法則です。そりゃそうなるよという当然の結果。

では、「本命彼と結ばれる女は何が違うのか」。

・自分にとってどんな人が隣にいるといいか、わかっている
・勇気と度胸があるから（自分にとっての）大物が掴める

これこそが、掴める女の特徴。ひとつずつ説明していくね。

まず、自分からアプローチできない女性の多くが、「自分にとって理想の人はどんな人なのか、わかっていない」ようです。

「いい人になかなか出会えない」と言う人に「あなたにとって、いい人ってどんな人？」と聞くと、答えに詰まります。

そして、当たり障りのない条件を挙げる。「優しくて」「尊敬できて」「高収入で」とかね。

でも、よくよく聞くと、そういう人と付き合ったことはあっても、交際は早々に終わっている。なぜ終わったかと聞くと「なんかダメだった。顔が嫌だったの」と言う。

「えっ。じゃあ、あなたにとって相手の顔こそが、一番大事なんじゃないの？」と私は思うのよね。

逆に、掴む女ははっきり答えます。

「私ってほら、こうと決めたらあまり考えないで突っ走っちゃうタイプだから、相手が心配性すぎるとついて来られなくなっちゃうの。だから鈍感な体育会系の年下君とか、勢いに乗ってくれて相性いいのよねえ！」なんて言い放つ。

自分のことをよく分かっていて、"そんな私"にどんな相手がいいかも、分かっているんですよね。

そりゃあ「あ！ この人私と合う人だ！」と本命の彼を見つけるはずです。

「顔って・・・（笑）」と苦笑しちゃうかもしれないけど、これは超大事な気づきです。

「そうだよ！ あなたにとって必要なのは、顔がいい人なんだよ！ きれいごと言ってる場合じゃないよ！」ってこと。

人って意外と、自分のことをわかっていないし、世間の「こういう人がいいです」「こういう人が結婚向きです」に惑わされがち。

自分のことがわかってない人は、世の中の指標に従います。

みんなからモテるタイプの人だとか、わかりやすく成功していたり、肩書きを持っていたりする人----いわゆる「友達や親が認めてくれそうな人」をよしとするわけです。

「違う、違う、そうじゃない。"あなたにとっていい人"は絶対に、あなたしかわからないところにあるし、それに確信を持っていいんだよ」と私は言いたい。

"自分にとっていい人"を知るには、

「どんな人といるとき、自分らしくいられるのか」
「自分は日々、どんな時間を大切にしているか。そして、相手はそれを共有できる人なのか」
「自分はどんな人にキュンとして、ときめくのか」

この3つを知っていることが大事。今一度考えてみてね！

もっと若い頃、自分から好きになって、片想いしたこともあったよね。それなりにアプローチもしたんじゃないかしら。

その「心からのキュン」と「行動力」をいつから封印するようになった？

「どうせ私には無理だ」「好きになってもらえない」→「いっそのこと、好きにならない方がいい」って考えるクセがついてない？

そんなことないのに。人を好きになるのはいいことだよ。恋に敗れて傷ついた経験はみんなあるよ。あなただけじゃないんだから！　

それでもまた人を好きになって、奇跡が起きたり、タイミングがやってきたりして、好きな人とやっとこさ両思いになることもあるんだよ。

相手からアプローチしてほしい----その気持ちもわかる。でもね、性別に関わらず、勇気がいるのは同じで、傷つくのが怖いのも同じ。

あなたは、好きな人にアプローチするとか、素直に好きになった人に好きだと伝えにいく勇気はある？ そしていざというとき、失敗も受け入れる度胸はある？

自分だけ傷つかない安全地帯にいて、じっと動かずにいようとしていない？ そんなスタンスでいたら、手に入るものも手に入らないって。

幸せな恋愛を手に入れる女には勇気と度胸がある。自分の人生を勇気と度胸で進め、欲しいものを手に入れるパワーがある。

自分にはできない、って思わないでね。本当は、すべての女性にそのパワーがあるの。発揮してないだけ。封印してるだけ。諦めてるだけ。それじゃもったいないって。

自分の殻をぶち破ってください。傷つくことはあるよ。そもそも、掴みにいかなくても、掴みにいっても、傷つくことはあるからね。

だったら、掴みにいってみたほうが良くない？ やらない後悔より、やった後悔。

私もいつもそう言い聞かせて、自分を励ましてるよ。

一昔前の「女は男を追わせてなんぼ」「男には狩猟本能があるからぐいぐいいっちゃだめ」「選ばれる女になる」みたいなゴタクは古くさいし、時代錯誤だよ。今、石器時代じゃないから。

自分が欲しいものを「欲しい」と素直に言おう。

気になる人とデートに行きたかったら、「今度お茶でもしませんか」とストレートに誘いましょう。私はさらっと言います。

恋愛の話もバンバン振ります。「今付き合っている人いるんですか？」とか「どんな人がタイプなんですか？」とか。

好きな人と恋愛の話をすると、「男女として」距離感がグッと縮まる実感があるので、私は積極的にするよ。

最近も、気になる人がいるという友達に「ストレートにデートに誘いな！！！」としつこく押してたら、彼女はようやく勇気を出して誘った後、あっさりとデートに行けることになった。

自分が考えている以上に、欲しいものは「自分から口に出すことで」手に入ることが多い。

勇気を出した人だけが、手に入れることができるものが、確実にある。

勇気を出して失敗することもある。でもその勇気を出せる強さや潔さは、あなたの自信として残るはず。

「また勇気を出してみよう！」と思える、いいこともたくさん出てくるから。私はその友達からめちゃ感謝されましたから（笑）

今を生きるいい女は、奇跡をじれったく待たない。

勇気を出して自ら、欲しいものをさっと掴み取っていこう。

著者プロフィール

エマちゃん

独自の恋愛観や生き方論、美容情報を中心に発信。現在Twitterフォロワー数10万人超え。スキャンダラスな恋愛戦士時代を経て、「運命の人」である夫と出会い、幸せな結婚生活を築いた自身の経験を基に、複数の媒体で恋愛コラムも執筆中。「愛すること」や「相手を思い遣ること」の大切さを説いている。2020年3月下旬に初の著書『愛され革命～運命の彼を一生恋させる"女神女子"になる』（大和書房）を刊行。