貴女は次の恋に進める。失恋から立ち直る5つの方法をご紹介

文：浅田悠介

[目次]

突然ですが、失恋って、辛いものですよね。

恋の終わりはみじめなものです。心の痛みを感じたり、過去を悔いたり、情けなさに苛まれていたりする人もいることでしょう。どうしてこうなってしまったんだろう、と。
　
とはいえ、いつまでも沈んでいるわけにもいきません。人生はこれからなのですから。
　
そこで今回は「辛い失恋から立ち直るための心がけ」を紹介します。
　
失恋を忘れる方法から、失恋から立ち直る方法まで。偉人たちが残した恋の名言も貴女を救ってくれるかもしれません。ぜひ参考にして、その心の傷をいやしてくださいませ。貴女に穏やかな日々がおとずれますように。

辛い失恋から立ち直る心がけ1．
新しい恋に踏み出せない自分を責めないこと

まず第一に伝えたいことです。
　
自分を責める必要はないんですよ。新しい恋に進むしかないのはわかっているけれど、それができない自分を責めてしまう方がいるのですね。
　
しかし、そのことで自分を責めなくていいんです。今は傷ついている、だから、しばらく前向きな気持にはなれなさそうだ──それでいいじゃないですか。恋の傷に漂うのも人生です。自分を否定しないことですよ。
　
それに、その恋がどんなふうに終わってしまったのだとしても、その恋心自体は美しいものだったのだと思いますよ。間違いありません。

辛い失恋から立ち直る心がけ2．
スケジュール帳を埋める

忙しさは悲しみを紛らわせてくれます。
　
どんなときにも言える人生の真実です。「われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である」と、芥川龍之介も言っていました。この名言は辛い失恋にも当てはまるでしょう。
　
スケジュール帳を埋めてみませんか。友達とのお出かけや、親孝行、趣味の教室、資格の勉強、仕事、カフェで読書、なんでもOKです。頭と体を動かすことですよ。
　
多忙は悪いことばかりじゃないんです。ふと「辛いことを忘れてたわ」というタイミングがあります。その「忘れてた」の回数を増やすのです。自分でどんどん予定を入れて多忙を作ってみるのです。

辛い失恋から立ち直る心がけ3．
毎日15分間思い出す

辛い失恋の傷を忘れる方法をお伝えしてきました。続いて、辛い失恋の傷から立ち直っていく方法もご紹介しましょう。
　
毎日15分だけ「その恋を思い出す時間」を作るのです。なにがあっても──忘れられないどころか──必ず思い出すようにすること。日課にしてしまうのですね。
　
やりたくないと思うかもしれませんが、心を無にして思い浮かべるのです。これは作業だと思ってください。
　
すると、ある日、思い出すのが面倒になっているのに気づくかもしれません。
　
脳がストレスを感じて、わざわざ思い出すという作業を嫌がるようになるからです。辛くなりすぎたら試してみてください。

辛い失恋から立ち直る心がけ4．
感情を誰かに、どんどんシェアすること

これも失恋から立ち直る方法です。その辛い気持ちを家族や友人に伝えましょう。
　
心は誰かに共感してもらうと、ちょっとだけ救われます。
　
だから、辛かったこと・嫌だと感じたことを口に出して人に聞いてもらうのです。何度も話していくうちに、そのときの辛かった気持ちに慣れていくはずです。
　
それを繰り返すことで、深く救われていくのに気づくことでしょう。私たちは1人では生きられないのです。
　
もちろん失恋の話を聞き続けるのは、気楽なことではないかもしれません。話を聞いてくれた人には、お礼を伝えたり、珈琲をご馳走したりするくらいでもいいのかもしれませんね。聞いてくれた人との仲も深まると思います。
　
感情は抱えこまないことですよ。

辛い失恋から立ち直る心がけ5．
これからのことを考えること

過去を悔いるのは素敵なことです。
　
しかし貴女の人生は未来にしか残されていません。だからこそ「これからどうするか？」を考えることも大切です。過去だけではなく、未来にも思いを馳せてみましょう。
　
ノートに書き出してみてもいいし、人に伝えてみるのもいいです。
　
どんな場所に行って、なにをして、なにを食べたいか、ということでかまいません。意識を前に向けることが大事なのです。未来のことで頭をいっぱいにしてみましょう。

＊　＊　＊　＊　＊

──さて、以上「失恋から卒業するための心がけ」を紹介いたしました。
　
どれか1つでも貴女の心の助けになれば幸いです。
　
最後に、英国の喜劇俳優チャップリンの名言をご紹介します。
　
「下を向いていたら、虹は見つけられないよ」
　
どういう意味なのか、解釈は貴女におまかせいたします。辛すぎる失恋のあとで、失恋から立ち直り、あるいは失恋を忘れて、新しい恋を見つけられますように。止まない雨はないから。
　貴女の恋が叶えられることを祈っております。