恋人選びの極意は「どっちでもいい」。ステータス？内面重視？素直なあなたに出会う直感の気付き方

文：E子

私は以前、こんなツイートをしました。

[引用]「人とカブるのが嫌だから、誰も持っていないバッグを買う」と「憧れの人の真似をしてバッグを買う」は、実は他人の選択を軸として自分の選択をするという点で似ている。本当にマイペースな人は、「友達も持っているかもしれないけど、私はこのバッグが欲しいからこれを買う」をやる。（2020年8月6日）[/引用]

私は、「恋人選び」で真の幸せを掴む人というのは、「自分の選択」に心から納得していて、言語化できるケースが多いのでは、と考えています。このツイートをしたときにも、そんな思いを抱えていました。
　
そこで今回は、このツイートから着想を得たコラムを寄稿させていただきます。
　
自分の心に素直になって、周囲の目を気にせずに判断する・・・これって、実はすごく難しいことなのかもしれません。
　
有名人が持っているとか、今これが流行っているらしいからという理由でバッグを買う女性。彼女たちは他人軸で買い物の判断をしているように見えます。
　
一方で、私は他人とかぶるのは嫌だから、流行ってるものは買わないの！という女性。こちらは自分の軸をしっかり持った個性的な人・・・でしょうか？
　
実際は「他人と違うものを持ちたい」も、他人を軸とした判断。本当にマイペースな人なら、流行っていようがいまいが、自分のいいと思ったものを気にせず買います。
　
こういったことは、買い物だけでなく恋人選びにおいても言えるかもしれません。「このひととずっと付き合っていいの？」、「結婚相手としてふさわしい人なのかな」と考え始めると悩んじゃいますよね。
　
本当に自分軸で、他人を気にせずに判断を下せる人って、いったいどのくらいいるのでしょうね。私自身も、自信がありません。

自分の心に素直になるには、相手のステータスじゃなく、直感を大事にする

年収や学歴、社会的ステータスなどで恋人を選ぶ人もいます。特に婚活では「愛情は後から育むもの！」と割り切って、条件重視で相手を探す人も少なくないでしょう。
　
一方、こういった選び方はよろしくない、と考え、「私は年収や学歴はほどほどの人でいい」と思っている、そこのあなた。
　
それってもしかして、「ステータスの高い人を選ぶと、お金目当てだとか強欲だとか思われるのが怖いから」あえて、平凡なステータスの人に絞って探しているのではないですか？
　
本当に自分の心に素直になって相手を選ぶならば、相手のステータスは見ずに直感で選ぶべきです。
　
条件ありきにならず、ステレオタイプを持たずに、まずは会ってみる。そして、「一緒にいて心地いいな」「なんとなく感じがいいな」と思う人を選んでみる----これをしていると、直感に気づけるようになります。
　
「年収1500万以上」でソートをかけて相手を探すことと、「年収300～500万」でソートをかけて相手を選ぶことは実は同じです。同じ、「年収でソートをかけて相手を選んでいる」ということだから。

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平凡な人を選べば、真実の愛っぽく見えるマジック

ハイスペックな相手を見つけて結婚して、周囲からうらやましがられたい・・・これも他人軸。
　
年収にこだわったと思われたくないから、普通っぽい人を選びたい・・・これも同じく他人軸です。
　
とくに、これは私も経験がありますが、好きになった相手がいわゆるハイステータスだった場合、そこに真実の愛があったとしても、周りは穿った見方をすることがあります。
　
「あ～金のある男が好きなんだね」とか、ひどい場合は、「もう恋とかやめてステータスのためだけに結婚しようとしてるんだね（笑）」と言ってくる人もいました。
　
自分が恋に落ちた相手が、たまたまハイステータスだっただけなのに、周りはそこに愛を信じてはくれません。
　
しかし、パッと見、わかりやすい良いところがないような（と言っては失礼ですが・・・）、平凡な人と付き合うと、周囲の態度は一変します。
　
「きっとすごく性格のいい優しい人なんだね、人の内面を見て選んだのね」とか、「本当に好きになったんだね、大事にしてくれそうだよね」とか。
　
こうは思いませんか？
　
「じゃあ、ステータスの高いお金持ちは、みんな性格が悪いの？私を大事にしてくれないの？」と。

自分の選択手法を知れば、在り方に自信を持てる

周囲の勝手な想像に打ち勝って、自分の心に素直に従うのはとても胆力のいることです。
　
そもそも、自分自身がありのままでいい、誰がどう言おうと自分は自分だと思っていられる強さがなければ、自分の心のままに行動するなんてできないのかもしれません。
　
この強さは、一朝一夕で身につくものではありません。
　
まずは、「自分は案外、他人軸で物事を決めてしまっているのかも」と自問し、自覚していくことが第一歩ではないでしょうか。
　
もちろん、他人軸で物事を決めることが、決して悪いわけではありません。
　
憧れの女性芸能人が持っているバッグを真似することで、少しでも彼女に近づいたような気分になって高揚するのなら、それはとても素敵な選択です。
　
自分がどういう理由でその選択をしたのか、胸を張って語ることができれば、他人軸でも自分軸でもどちらでもいいのです。
　
自分の選択方法を分析することで、今後の選択にもより自信を持てるのではないでしょうか。
　
婚活では自己分析が必要となるケースが多く、これは婚活以外の人生選択でも生きてくると思います。
　
自分のことをよくわかっている、堂々としていられる、そんな大人でありたいなと思うばかりです。