マッチングアプリは同時進行が普通?人数の目安や1人に絞るタイミング

マッチングアプリでは、 複数の人と同時進行で連絡を取り合ったり、デートに行ったりすることは悪いことではありません。むしろ、同時進行で関係を深めておけば、効率よく活動できます。
この記事では、マッチングアプリで同時進行するうえでの注意点や、おすすめのマッチングアプリを紹介します。マッチングアプリならではの恋愛の手順やマナーを把握し、思わぬトラブルを引き起こさないよう注意しましょう。
目次
マッチングアプリでは同時進行する人が多数
マッチングアプリは、マッチングできる人数に制限はなく、複数人と同時進行でメッセージのやりとりをしても、デートに行っても問題ありません。
マッチングアプリで同時進行で進めることは珍しくなく、あなたが気になっている相手も例外ではないかもしれません。もちろん、同時進行には注意点があるので後述しますが、まずは、同人進行で複数人と関係を深めるメリットとデメリットをみていきましょう。
複数人を同時進行するメリット
●短期間で多くの人に出会える
●理想の相手に出会うまでのスピードが早くなる
●比較することで自分に合う人、合わない人を見極めやすくなる
●失恋した時のダメージが少ない
マッチングアプリで同時進行すると、短期間で多くの人に出会うことができるため、理想の相手に出会うまでのスピードをアップすることができます。
また、たくさんの人と同時にやり取りすることで、相手の長所や短所、会話のテンポ感、価値観などを 踏まえて比較することができます。
マッチングアプリでは、必ずしもマッチングした相手と結ばれるとは限りません。上手く進展していない場合や振られてしまった場合でも、同時進行している相手がいれば、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。
複数人を同時進行するデメリット
●マッチングアプリ活動にかける時間が増える
●気持ちが分散して1人に対する真剣度が下がる
●会話内容を混同してしまう
●新しい出会いへの期待で、本命を決めることができなくなる
マッチングアプリでの同時進行には、デメリットもあります。まず、何人もの異性と同時進行することで、メッセージの返信に時間が取られたり、休日は複数人とのデートで予定が埋まってしまう場合もあります。
連絡を取り合う人数が多くなると、一人一人に真剣に向き合うことが難しくなります。また、これまでの会話内容が混同してしまったり、相手の情報を忘れてしまったりする可能性もあります。
マッチングアプリではまさに次から次へと、新しい異性と出会うことができるため、次に出会う相手への期待が大きくなります。目の前の相手に少しでも気になる点ができると、次の出会いへの期待も相まって、本命の相手を見つけることが難しくなるでしょう。
同時進行の人数や1人に絞るタイミング
マッチングアプリで複数人とうまく活動するためには、 同時進行する人数を調整する必要があります。同時進行のメリットを最大限にすることができる人数と、本命1人に絞り込むタイミングを解説します。
同時進行できる人数の上限は「1ヶ月以内にデートに行ける人数」
マッチング以降、メッセージのやり取りの継続を同時進行できる人数の上限は、自分が1ヶ月にデートに行ける人数に絞りましょう。
それ以上の人とやり取りをすると、相手からデートに誘われた際、予定が空いているタイミングが1ヶ月以上先になってしまいます。マッチングアプリでは相手もスピード感を持って活動しているため、デート日を直近で調整できない場合、相手からフェードアウトされてしまう可能性が高くなります。すると、それまでメッセージで情報交換していた時間さえも無駄になってしまいます。
例えば、マッチングアプリの相手とのデートは週に1回までに止めたい方は、同時進行は4人までがおすすめです。週末は基本的にアクティブに出かけたいという人は、6〜8人程度。平日の夜でも軽い食事に行ける方は、10人程度との同時進行が可能な場合もあります。
同時進行は「交際前まで」が鉄則
複数人の同時進行をやめるタイミングは、本命の相手1人と交際する前までにしましょう。 交際中もマッチングアプリを続けていたり、他の異性ともやり取りを続けていたりすると、相手にバレてトラブルになる可能性があります。
交際前に比較しておきたい人がいる場合には、デートのタイミングを調整して、本命の相手に告白する前に他の異性への気持ちを確認しておきましょう。また、相手から告白されてしまった瞬間に、まだ比較したい異性がいた場合には、安易にOKするべきではないでしょう。
相手に「他にまだ気になっている人がいる」、「もう少しだけ考えさせてほしい」など保留の返事をし、告白に応じて他の異性との同時進行を辞められるかどうかを検討してから、1週間以内に返事をしましょう。
本命以外への断り方
マッチングアプリで同時進行する人数を減らしたい場合には、メッセージでお断りの連絡を入れましょう。
○○さん
これまでメッセージのやり取りやデートをしてくれて、本当にありがとうございました。たくさんお話をする中での、○○さんの誠実さや優しさ、丁寧な対応にとても感謝しています。一方で、自分の中で改めて考えた結果、これ以上やり取りを続けるのは申し訳ないと感じ、今回ご連絡を差し上げました。
○○さんには、今後素敵な出会いがきっとあると思いますし、私も自分の気持ちに正直に進んでいきたいと思っています。短い間でしたが、良いご縁をいただけたことに心から感謝します。本当にありがとうございました。
メッセージには、これまでお互いを知ろうとしてくれたこと、時間を取ってやり取りしてくれたことへの感謝の気持ちを込めましょう。やり取りを辞めたい理由については触れなくてもいいので、誠実な文章で丁寧にお断りをしましょう。
マッチングアプリで同時進行する時の注意点
同時進行はマッチングアプリでは暗黙の了解となっていますが、やりとりする人数や本命に絞るタイミング以外にも注意すべきことがあります。特にコミュニケーションをとるうえでの注意点や、自分にとって最適な活動をするための注意点を解説します。
一人一人とのコミュニケーションを疎かにしない
マッチングアプリで同時進行する時の最大の注意点は、一人一人とのコミュニケーションを真剣にすることです。相手の質問に対して受動的な返事ばかりしたり、メッセージの返信が遅すぎたりすると、相手から「やる気がない」と思われてフェードアウトされてしまうこともあり、本末転倒です。
メッセージでのやり取りに疲れてしまう場合は、アプリ内のビデオデート機能を駆使して気分を変えたり、同時進行する人数を少なく絞るなどの工夫が必要です。相手への質問など積極性が伝わる内容を含む、1日2往復以上のメッセージをするのに、自分が疲弊しすぎない程度の人数を同時進行するようにしましょう。
相手のプロフィールや会話内容を覚える
同時進行をしていても、それぞれ相手とメッセージして会話した内容や年齢、職業、住んでいる場所などの基本的なプロフィールは覚えておきましょう。すべての人の情報を一度の丸暗記するのは難しいですが、メッセージを送る前には相手のプロフィールを見直して、その人としかできない会話を意識します。
デートの前にも相手のプロフィールやメッセージの履歴を見直し、前に質問したことをまた聞いてしまったり、一度話した内容をもう一度話さないように注意しましょう。会話やプロフィールを忘れていると、たくさんの人と同時進行していることがあからさまに伝わってしまい、相手と真剣に向き合っていないと思われてしまう場合もあります。
重視する条件をぶらさない
マッチングアプリで複数の相手と同時進行でやり取りする場合こそ、重視する条件をぶらさないことが重要です。やり取りの人数が増えると、相手ごとに惹かれるポイントが目移りしやすくなり、本来大事にしたい条件や価値観が曖昧になりがちです。
その結果、時間をかけても最終的に自分に合わない相手を選んでしまうリスクがあります。最初に「これだけは譲れない」という条件を決めておき、ブレずに判断することで、効率的に理想の相手に近づけます。
自分の中で優先順位をつける
マッチングアプリで同時進行する際は、早い段階で優先順位をつけましょう。
メッセージでは「デートに行けるかどうか」を見極め、1回目のデートではライフスタイルや価値観を確認して次につなげるか判断します。デート後も「継続して会いたい人」と「そこまでではない人」を分けることで、やり取りの人数が増えすぎるのを防ぎ、時間やお金の負担、マッチングアプリ疲れを回避できます。
デートのスケジュール・予算管理をする
マッチングアプリで同時進行する人数は、自分のスケジュールと恋活に使える予算に合わせて調整しましょう。
デート相手が増えると休日が埋まり、時間やお金の負担が大きくなります。短期集中で動く場合は予定を優先的に組み、長期で続ける場合は無理なくこなせる範囲に絞ることが大切です。特に2回目以降のデートは飲食費や移動費がかさむため、続ける人数は余裕を考慮して決めましょう。
マッチングアプリは1つに絞らない
マッチングアプリは1つに絞らず、複数を併用することで効率的に出会いの幅を広げられます。アプリごとに利用者層やコンセプトが異なるため、メインとサブを使い分けることで自分に合った相手を見極めやすくなります。
特に男性はコストを抑えるため、有料アプリをメインにしつつ、無料アプリをサブとして活用するのがおすすめです。ただし、複数を使うことで片方が疎かになるなら、無理せず1つに集中する方が成果につながります。
同時進行におすすめのマッチングアプリ
マッチングアプリによってコンセプトやターゲット、機能が異なります。ここでは、複数人と同時進行しやすいマッチングアプリを紹介します。
【Pairs】幅広い異性と多様なマッチングを求める人におすすめ
Pairs(ペアーズ)
運営会社:株式会社エウレカ(The Match Group)
マッチング方法 | 詳細検索形式 |
年代 | 20〜30代がボリュームゾーンで、幅広い |
利用目的 | 恋活〜婚活 |
料金 | 女性:無料 男性:男性:基本プラン最安1,650円〜(※12ヶ月契約の場合) 1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/12ヶ月の利用期間ごとの料金設定、有料オプションプランあり |
本人確認 | 公的書類による確認必須 |
累計会員数 | 2,000万人 |
アプリ内通話機能 | あり |
特色 | コミュニティ機能と通話機能、プロフィール項目が豊富 |
Pairs(ペアーズ)は累計登録数が2,000万人を突破している、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリです。Pairsは恋活から婚活まで、幅広い目的で利用することができます。 Pairsを通じて 70万人以上のカップルが交際や結婚に至っている実績があります。
Pairsは恋活〜婚活と幅広い用途で利用できるマッチングアプリかつ、会員数が多いことが大きな特徴です。自身の価値観や好きなものを共有できるコミュニティ機能があり、マッチングの幅を広げてくれます。さらにプロフィール項目も豊富で、検索機能も充実しているため、多様な側面からマッチング候補を探すことができます。色々な人と同時進行して、自分に合うタイプの人を見つけたい人に特におすすめです。
【with】同時進行に疲れ気味な方におすすめ
マッチング方法 | 詳細検索形式 |
年代 | 20代がボリュームゾーン |
利用目的 | 恋活〜婚活 |
料金 | 女性:無料 男性:基本プラン最安1,833円〜(※クレジットカード決済で12ヶ月契約の場合) 1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/12ヶ月の利用期間ごとの料金設定、有料オプションプランあり |
本人確認 | 公的書類による確認必須 |
累計会員数 | 1,000万人 |
アプリ内通話機能 | あり |
特色 | プロフィール項目と心理テスト機能が充実、利用者増加率業界No.1 |
with(ウィズ)は1日10万組以上がマッチングしている、恋活・婚活マッチングアプリです。2023年に利用者増加率がNo.1のマッチングアプリとなり、心理テストを中心に独自のコンテンツを展開しています。
withの独自心理テスト機能は、AIが精密な相性を診断してくれるのが大きな特徴です。診断テストの結果から分かる潜在的な相性を確認しながらのマッチングに加えて、詳細な検索機能による条件重視のマッチングも期待できます。
条件重視になりがちなマッチングを避けたい人や、性格タイプを客観的に判断しながらマッチングしたい人に特におすすめです。心理テストは恋愛や結婚の価値観を診断してくれるものも多いため、同時進行しながらも、価値観が全く合わない人とのマッチングをなるべく避けたいという人にもぴったりです。
【ブライダルネット】同時進行のコツをアドバイスして欲しい人におすすめ
マッチング方法 | 詳細検索形式 |
年代 | 30代がボリュームゾーンで、幅広い |
利用目的 | 真剣な婚活 |
料金 | 男女有料 月会員プラン:3,980円/月 年会員プラン:2,000円/月 (2年目以降は結婚するまで使い放題) |
本人確認 | 公的書類による確認必須 |
年間マッチング数 | 200,000件 |
アプリ内通話機能 | なし |
特色 | プロの婚活コンシェルジュによるサポートあり、払いきりプランあり |
ブライダルネットは、婚活業界最大手の株式会社IBJが運営するマッチングアプリです。真剣な婚活を望む30代から50代を主なターゲットとしており、結婚を見据えたお相手を探している方が98%を占めています。年間200,000件マッチングしており、実績も豊富です。
ブライダルネットは、プロの婚活コンシェルジュによるサポートがあることが他にない特徴です。有料会員であれば、誰でも「婚シェル」という有人サポート機能を利用することができます。婚活に関することであればなんでも相談できるので、マッチングアプリに関する的確なアドバイスを受けることもできるでしょう。
同時進行する人数を減らしたい、本命1人に絞りたい時なども、状況に合わせたアドバイスをもらうことができます。1人での活動に不安がある方、複数人と同時進行してのやりとりに自信がないという人にぴったりです。
マッチングアプリの同時進行で「上手くやった」人の経験談
マッチングアプリで上手く同時進行し、成婚した人の経験談もインタビューしてきました。
高樹さん(仮名・30歳)は、これまでに3度マッチングアプリで恋人を作ってきました。しかし、2度は結婚には至らず、1度は同棲と婚約を解消することになってしまいました。
「今までの自分の価値観では、結婚できる相手を見つけることはできないのかもしれないと考え、よりたくさんの人と出会って、まずは自分の価値観を確かめ直したい気持ちがありました」
高樹さんは1ヶ月で10人程度の人とマッチングし、同時進行でやりとりを進めていきました。
しっかり選別しながらマッチングしたおかげで、どの人もメッセージの段階で興味を持つことができたという高樹さん。デートのタイミングが合わなかったことでフェードアウトされてしまった人もいたそうで、最終的に7人の相手とデートに行きました。
「プライベートの時間も大切にしたいタイプなので、7人の方とデートに行くだけでもかなり大変でした。無駄なデート時間を増やさないためにも、初回デートで相手に聞くことはある程度決めておき、自分の中で許せること、許せないことを確かめていきました」
次から次へマッチングしていくと、次こそはいい人がいるのではと変に期待してしまいそうだったので、有料課金は1ヶ月だけにしました。
「もちろん、2回目のデートで決心がつかなければ、もう一度課金することも検討していましたが、幸い居心地がいい1人に気持ちを絞ることができたので、3回目のデートで猛アタック。結婚を前提にしながらお付き合いをスタートできました」
活動の仕方を自分で管理しながら同時進行できたことで、コスパ・タイパがいい活動でマッチングアプリを退会できた高樹さん。よい同時進行ができた例ですね。
マッチングアプリの同時進行で「やらかした」人の経験談
中には、同時進行のデメリットばかりを大きく感じてしまう人もいます。香織さん(仮名:33歳)は、結婚を見据えた恋人探しのためにマッチングアプリで活動していました。
「結婚はしたいけど、好きになれる人としたいという思いが強く、とにかく数をこなすしかないと考えていました」
香織さんは、「ちょっとでもいいなと思ったらとりあえずマッチ」という基準でいいねを選別していました。その結果、30人以上とマッチングしていましたが、同人進行する人数が多すぎて、全員のプロフィールを把握できていませんでした。
多くの人とマッチングしても、1人の相手としっかり向き合う前にフェードアウトを繰り返してしまうため、なかなか関係が安定しません。メッセージの数が多いため、自然と内容が受動的になり、相手からフェードアウトされることも多いそう。
自分の理想に向かって突き進む香織さんですが、平日も毎日アプリを開いてメッセージに返信し、デートにも行く生活を半年以上続けているため、最近はマッチングアプリ疲れを感じてきたとのことです。
「デートの予定も直前で行きたくなくなってしまうことがあり、ドタキャンしてしまうようになりました。相手に通報されてしまったり、悪態をつくようなメッセージが届いて嫌な思いをすることもあります。デートが多いため美容にもお金を使うようになり、貯金の浪費も気になってきました」
同時進行しすぎることで本来の目的を見失ってしまった、悪い例ですね。
マッチングアプリの同時進行は管理を徹底すべし
マッチングアプリでの同時進行は、自身で管理せずになんとなく行うと、思わぬトラブルを招く場合もあります。人数管理を間違えて一人一人とのコミュニケーションを怠ると、出会いそのものを楽しめなくなり、マッチングアプリ疲れの状態にも陥りやすくなります。
マッチングアプリでの活動を時間の無駄にしないためにも、自身の活動や出会いたい人の像に指針を設け、計画的に活動しましょう。