2022年10月 5日 16:40
今行け。"運命"を言い訳にしちゃダメ。片想いに時間をかけるメリットなんてないんです
文:妹尾ユウカ
私自身が恋愛と向き合うとき、「今が楽しいかどうか」を大事にして、先のことを考えることはあまりありません。
そうしていると、恋愛や恋愛対象に対して過度にストレスを溜めることもなく、執着心もなく生きられると気づきました。
私なりに考えてきた、「相手に依存せず、自由に、いい意味で自分勝手に恋愛を楽しみ、ひいては人生そのものをできるだけ面白くする」術をお届けしていきます。
今からいつにも増してエラそうなことを言いますが、恋愛なんて相手にどう思われるかを考えるよりも、自分がどうしたいかを見失わないことの方がよっぽど重要だと思うんです。
だって、"相手にどう思われるか"を考えたところで、ほとんど意味なんてないですからね。
もちろん、人の気持ちを考えるのは対人関係において大切なことですが、私がどんなに誰かの気持ちを考えたところで、導き出される答えはあくまで"その人の立場になって考えた自分の気持ち"に過ぎないんです。
だからこそ、私は相手にどう思われるかを考えることに、多くの時間を費やすのはもったいない気がするんです。
それに、"相手にどう思われるか"を強く意識しなくてはならない相手とは、どうせ長くは続きません。自分が疲れるし、それは相手にも伝わるものだから。
相手のことを思っていたつもりが、想いは全然届いてなかった
このことに気がついたのは数年前のぬるい夏でした。私は相手のことを好き過ぎるがあまり、すべてを相手のペースに合わせる恋を2年ほどしていました。
その恋を終わらせた半年後の夏に、たまたまその男性からまったく用件のない電話が突然かかってきたんです。
そのとき、私はお酒に酔っていたので、話の途中でいきなりヤケクソな発言をしました。「てか、私めっちゃあなたのこと好きでしたよね(笑)」と。
すると相手からは「え? そんな好きじゃなかったでしょ(笑)。もちろん嫌われてるとは思ってなかったけど、どちらかというと、俺のことちょっと苦手寄りだと思ってた」と言われたんです。
酔いが一気に覚めましたね。
相手を思うつもりで、すべてを合わせて全力の好意を寄せていた相手から、"好き"どころか"苦手寄り"だと受け取られていただなんて。
今でもあの約2年間を「無駄な時間だった」と思いたくはないけれど、いつまでも核心に迫らないままダラダラと時間をかけるにつれて、ただ自分の中で想いが膨らんでいっただけに過ぎず、相手には全然届いちゃいなかった。
私の未来の時間を無駄にするのはもったいない
あんなにも相手の気持ちを考えていたつもりだったのに、見当はずれもいいとこだった。
こんなことになるのなら、もっと早く彼に好きという気持ちをぶつけて、物事の本質に迫って、大怪我でもなんでもすればよかった・・・。
本当にショックを受けたので、電話を切ってからすぐ、大酒を飲んでやりました。
それにね、今思い返すと約2年間の片想いのうち、純粋に彼を好きだったのって最初の1年だけだと思うんです。
1年を過ぎたあたりで、他の綺麗な女からも彼が好意を寄せられていることを知ったり、「彼を想ってもう1年が過ぎてしまった」「1年半が過ぎてしまった・・・」と、自分が勝手にかけてきた時間の長さに対して、意地になっていた部分がありました。
でも、冷静に考えると、彼にかけてきた時間よりもこれから私が生きる予定の時間の方がよっぽど長いんですよね。
だから、もっと早く想いを手放せたらよかったのに。そのための核心に迫ればよかったな。なんてことを今になって思います。
じっとして悩んでいてもチャンスなんてない
今もいい恋なんかしちゃいないけれど、あの頃よりはずっとマシな気がしています。
昔は「こんなにグイグイ行ったら嫌われるんじゃないか」とか、相手からLINEの返信がないだけでいちいちヘコんでいました。
それが今では、「返信がないならもう1通送ればええやん」という私の中に住む強気な関西人のささやきにより、追い討ちのもう1通を送れるようになりました。
だって、それで嫌われるくらいならば、じっとしていたところでチャンスがあるはずないですからね。
ましてや、多くの男性は新鮮なものに惹かれやすい生き物だと思います。だからこそ、核心に迫るまでの時間を長く設けることは、勝率を下げるのと比例する部分があると考えます。
一度でも"友達"というカテゴライズをされると、それを覆すことは難しいので、時間をかけるメリットって本当にないです。
誰にとっても今日が一番若い日。だから考えすぎないでガンガン行けばいい
ディズニープリンセスを見て育ってきている我々は、運命的な出会いや恋に憧れを抱いてしまいがちですが、"運命"を何もせず指をくわえて、ただじっとしていることの口実に使ってはいけません。
そのとき相手を本気で好きだったとしても、1年も経てば「ああ、そんなヤツいたね(笑)」となるのは恋愛の常ですし、そんなに考えすぎないでガンガン行けばいいじゃない。
どうせダメなら早い方がいい。私たちはこの先の人生で今日が一番若い日だから。
別に若さ至上主義じゃないけれど、恋愛市場において、若さは価値あるもののひとつだからね。若いうちの方が心の傷も治りは早いし。
※2020年12月24日おうね。にて公開
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