2022年8月 5日 17:33
「結婚=幸せ」ではない。それでも愉快な年下彼氏とずっと一緒にいたいと思えた4つの理由
文:しょこ
他人と末長く一緒にいるなんて、考えられなかったのに
結婚とは元々は他人だった人と、「これからずっと死ぬまで一緒にいようね」と誓い合うことなら、これほど怖いことはないと思う。
他人なんて、未知数すぎる。
いきなり裏切りに遭うかもしれない。突然「仕事辞めてきた」と言い出すかもしれない。「実はずっと隠してたんだけど・・・」と重大な秘密を打ち明けてくるかもしれない。
家庭環境も、育った場所も、味の好みも、好きだと思うアーティストも全部違う。だって他人だから。
数年前、「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」なんて、広告が話題になった。自分もそんな風に思えたら、素敵だとは思うけれど。
今、相手が何を考えているか、正確にわかるときなんて1度たりともない。そんな他人とずっと一緒にいるのは怖いし、いつかしんどくならない保証もない----私はそう考えている。
それでもなぜか、今の年下彼氏とは一緒にいたいな、結婚したいなと思うようになった。そんな4つの理由を綴りたい。
年下彼氏と一緒にいたい理由その1.腹が立っても「面白い」に落ち着くから
今まで彼に対し何度も腹が立った。数え切れないくらいイラッとしている。3日に1回はイライラしているかも。
何にイラつくのかというと、例えば、私が嫌がるのをわかっていながら、私のお腹を触ってくるとか、軽いいたずらをされたとき。
しかも、彼は私がイラッとしたのをわかっても止めない。むしろ「お? まだいけるか?」と言って、私がガチギレするまで続ける始末。
まるでお母さんに構ってほしい幼い男児のよう・・・。こういうときは相手にしたらダメだと無視する。すると、さらに悪化する。もう、私お手上げ。こんなループがある。
でも途中で、私は諦めて、むしろ開き直って笑えてくる。それを見た彼もうれしそうに笑う。しまいには「なんだこれ?」と面白くなって、ふたりで笑っている。
イライラが面白さに変わるのは初めての経験で、こんなことあるんだと驚いた。もしかしたら彼だからそう思えたのかもしれない。
最後に笑えてしまう彼であれば、少しくらいイライラしたとしても、一緒にいても良いのかもと思えたりする。
年下彼氏と一緒にいたい理由その2.素直に努力する姿がすごいと思うから
喧嘩をすると、私が怒ることが多い。小さなイライラが溜まると、さすがに怒らずにはいられない。
同棲を始めた頃は、家事をしない彼に怒って喧嘩も増えて、同棲を解消したいと何度も思った。
彼は反論してくる。さらに私も詰める。お互いが納得するまで話をする。結果的に、だいたいは「彼側に原因がある」となって決着することが多かった。
私が「何か言うことがあるでしょ?」と聞くと、「ごめんなさい」と身長180cm超の大人が、子どものように肩を震わせて素直に謝る。え、意外と素直。そしてちょっとかわいい。
次の日から本当に改善しようと気をつける彼。でも、しばらくすると忘れて無邪気に遊んでいる。
私が睨みつけると「あ! 違うねん! 今からやろうと思っててんで!」と慌てて言い訳しながら動き始める。面白い。
すごいと思った。人間ってなかなか変われないのに、素直に努力する姿勢がすごいと思った。
年下彼氏と一緒にいたい理由その3.いつも笑顔でいられるから
どちらかといえば、私はマイナス思考で、自分の中であれこれ思いを巡らせてしまうタイプ。仕事で失敗した日には自分を責めて1日落ち込んでしまうし、元気なんてとてもじゃないけど生み出せない。
そんな私に構わず、彼は隣でいつも馬鹿なことをしている。
一緒に入ったお風呂で「大きな栗の木の下で〜」を替え歌で歌い出した。まるで「クレヨンしんちゃん」のような動きをしながら歌っているので、思わず「小学生みたい」と呆れた。
彼、うれしそうにケラケラ笑う。つられて私も笑う。一緒に「大きな栗の木の下で」をお風呂でふたり歌い出す。
あ、そういえば私落ち込んでたんだっけ? となるくらい、彼のおかげで笑っていられる日々だ。
年下彼氏と一緒にいたい理由その4.彼と家族になる未来も楽しい、と想像できるから
友達夫婦と話していたとき、「子どもは女の子と男の子どっちがいい?」という話になった。
私が「女の子なら私に似そう。『パパ、すぐにパンツ脱ぐのやめて』って、私とそっくりの嫌そうな顔して言ってくれそう」と言うと、
彼は「めっちゃ想像できる(笑)。あと男の子だったら一緒に馬鹿なことやって、一緒に怒られてそう(笑)」と言った後、「いいね、そんな家族楽しそう」と穏やかに笑った。
なにそれ。絶対楽しくて毎日笑ってそうじゃん。
彼といると笑顔が増えて、クヨクヨする時間が減った
ひとりで住んでいたときも、たくさんの友達と遊んでいたし、仕事も忙しくて充実していた。
まったくモテないわけではなかったので、男の人ともそれなりに接していたし、不満はなかった。でも正直「このままひとりなのかなぁ」と不安に駆られる夜もあった。
ただ、彼と一緒にいるようになってからの暮らしは、それまでとは全然違う。彼といれば毎日が楽しい。これは確実に言えること。
彼と出会ってから、私が笑う回数は明らかに増えた。対して、クヨクヨと悩む時間は格段に減った。
もともと、私はいろいろなことに深く悩み、考え込むクセがある。考えすぎて疲れるときもあるくらいに。
でも、彼と出会って初めて、「毎日しょうもないことでこんなに笑って、こんなにも楽しく過ごせるんだ」と知ったのだ。
私と全然違う他人だから、一緒にいられるのだと思う
他人だから、自分と違って当たり前。彼と私なんて全然違う。
価値観の違いから起こるフラストレーションによって、パートナーの存在をストレスに感じる人もいるだろう。
でも、彼は私の怒りや笑いを内側から引き出して、言いたいことを素直に言える引き金を作ってくれる。
彼には感情をそのままぶつけられて、素の自分を出せるようになった。彼は私のそれを受け止めた上で、一緒にバカなことをして笑ってくれる。
ひとりだったら塞ぎ込んで悩んで寝付けない夜も、彼となら笑ってストレスを吹き飛ばして、楽しい気持ちで布団に入り、ぐっすり眠れる。
私ひとりだけでは、それは叶わなかったと思う。私と全然違う彼だからこそ、一緒にいられるのだと思った。
もし彼が明日急に仕事を辞めてきたら、私は感情を素直に出して怒った上で、この先どうするかを一緒に考えて、ときには考え込みすぎないように、笑わせてもらうのだろう。
無理に誰かと一緒にいる必要はないと思う。でもあえて自分とは違う他人と一緒にいる意味を見つけられて、ありのままの自分で一緒に笑って過ごせる人がいれば、今よりもっと生きるのが楽しくなるかもしれない----。
このコラムを読んで、そんなふうに思ってくれる人がいたらうれしい。
※2021年4月16日おうね。にて公開
******
結婚チャンステストなら、2分であなたとマッチングするお相手のプロフィールが見られます!希望の条件を入力して運命のお相手候補をチェックしませんか。