脈あり？付き合ってる？曖昧な関係を「大人ジャブ」ではっきりさせる方法。振られるリスクなしで彼の気持ちは確かめられる

文：トイアンナ

気になる人ができた----人生の色がこれほど塗り変わる瞬間ってあるでしょうか。
　
青空は普段より青く、空気はいつもより清々しく。
LINEの文面ひとつ返信するのに「これでいいのかな」と悩む時間まで愛おしい。
その瞬間を、ちぎりパンにして永遠に食べていたい。
　
でも、大人になると、激情に身を任せている場合ではないっていうか・・・。付き合う前に確認したいことがありませんか。

【悲劇】付き合う前に「彼も結婚を考えているでしょ」と思い込んでいた

友人の話をします。彼女は31歳で恋をしました。気になる相手もいい感じ。
　
たまに長時間LINE通話をしたり、ふたりきりでランチもしたり。そのまま体の関係もできたり、友達に紹介されたり。
　
彼女は33歳になりました。
　
そこでふと「なんかおかしくない？」と思ったわけです。さすがに結婚の「け」くらい出てきてもいいんじゃない？それでもここまで待っていれば、プロポーズしてもらえるんじゃない？
　
そう思って、彼女は待ち・・・ませんでした。なぜなら、私がそこで「いや、絶対確認したほうがいいよ」と声をかけたからです。
　
LINEで「私、そろそろ結婚したいんだけど」と彼女から切り出させました。
　
彼の返答は「てか、俺ら付き合ってたの？」でした。
　
彼女はそこから、泣いて泣いて、そして彼とは他人になりました。

付き合う前の「大人のジャブ」が後の悲劇を防ぐ

この悲劇は、付き合う（と認識する）前に「結婚とか恋愛とか、将来どう考えてる？」と聞けば済んだ話で。とはいえ、女性が聞きづらい質問のひとつじゃないかと思います。
　
でも、付き合う前だったら他人じゃなくて、友達に戻れたのに・・・という質問でもあります。
　
それも、「私。あなたと付き合いたいんです。結婚は来年中には決めたいです。どうですか」

なーんて、カンペを片手に聞くのではなくって、

だらだら通話しているときや、のんびりデートの最中に「そういえば、将来◯◯したいって言ってたけど、結婚とかどうしたいと思ってる？」なんてさらりと聞いて、素敵なジャブを放つ大人を目指したいものです。

初心者はこういう「相手のビジョンを聞く」形式がおすすめ。自分のことは語らず、相手の話を深堀りしている体裁で本音を聞けるからです。
　
慣れてきたら「◯◯さんと一緒にいると、◯◯さんみたいな人が彼氏だったらいいのになって思うんです」みたいな。
　
大人の恋は、付き合う前のジャブの打ち合いがキモになります。
　
「好きです」じゃなくて「◯◯さんといると、居心地いいんだよね」と言って。
　
「私と結婚する気ある？」じゃなくて、「私って、3年後くらいには結婚したいんだよねー」と相談する体裁で意思表示して、反応を見て。
　
そうして、ダメだったらお友達に戻ればいいのです。ジャブはお友達に戻るチャンスを与えてくれるから。

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ジャブなら振られても、友達に戻れる

私も少し前、ちょっと気になる人へ「◯◯さんが彼氏だったらすごくいいなって思いますよ」とLINEを送りました。
　
そして彼から「うれしいです！僕も好きな人がいるから励みになります」と返事が来て。ああ、これはお断りだな、と「またみんなでご飯しましょうね！」で締めくくり、あっさりと友達に戻りました。
　
友人は、「ねえ、ここまでいっしょにいるなら、もう私って彼女みたいじゃない」と笑いながら話しかけて、「じゃ、付き合おうよ」の一言を彼から引き出しました。
　
付き合う前のジャブなら、友達に戻れます。
付き合っている（つもり）になってからの確認は、もう直球ストレートしかない。
　
だから、恋愛ではジャブを打ちましょう。

【対応案】相手からトリッキーな返しが来たときは

そして。ジャブを打つと、たまに「それって、俺のこと好きってこと？」と言ってくる人がいます。
　
上級者は、沈黙します。そして、次の話題に切り替えます。そうすると、相手はあなたの気持ちが気になって、焦り出すからです。
　
それでも食い下がってきたら、「そうねー、返答次第かな？」と、笑って返せたらお手の物。
　
そこまで勇気がない方は、「ふふ」とだけ返信しましょう。「ふふ」とLINEで打てば、相手はそれ以上突っ込みづらくなります。
　
世の乙女よ。あなたの武器はほほえみです。LINEに「ふふ」と打って返しましょう。
　
ジャブによって大人の恋を手に入れたあなたが、素敵なパートナーとお付き合いできますように。心の底から応援しています。

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