2022年7月12日 14:00
私、「こじらせ女子」かも!? ドキドキ「5タイプこじらせ診断」と原因の解説。「脱こじらせ」事例と方法も紹介
文:おおしまりえ
先日、ふと「こじらせ」というテーマについて、首をかしげることがありました。
ちょっと不器用な恋愛をしていたり、結婚を焦っていたり。恋愛にさまざまな問題を抱える女性たちを、「こじらせ」と簡単に片づける。
一括りにされがちな「こじらせ」ですが、パターンがいくつかあります。そして実は、パターンごとに異なる「悩み」や「原因」が隠れているのです。
この記事では代表的な「5つのこじらせ女子タイプ」を解説していきます。が、その前に「こじらせ」の定義と仕組みをお話しします。
「恋愛下手」と「こじらせ」は別物。こじらせは「歪んだ強い思い込み」が絡む
こじらせ女子と恋愛下手は一緒に語られることが多いですが、厳密には困り方の度合いが異なります。
恋愛下手が、単純に恋愛の経験不足からくる失敗や悩みであるのに対し、こじらせ女子はそこに「歪んだ強い思い込み」が絡んでいます。
強い思い込みは自覚していないことも多いですが、その思い込みを正しいものとして恋愛を進めてしまう。結果、同じような失敗を繰り返してしまうのです。
偉そうに言ってしまいましたが、私も実は「強い思い込み」による「こじらせ」に悩まされる一人でした。それが今となっては、「こじらせ」を「愛すべき不器用」だと考えるようになりました。
こじらせ女子タイプ別診断5つ
ここでは代表的なこじらせ女子をタイプ別に5つご紹介します。
こじらせの"強度"によって、こじれ方もさらに複雑になっていきます。
1.いい感じになると急に冷める「カエル化女子」
好きな人ができて、相手も自分のことを好きかも・・・とわかってきた途端、気持ちがスーッと冷めていく女性がいます。
彼女たちの中にある思い込みは、ズバリ「これ以上親密になるのが怖い」というものです。
傷つかないようにと、自分の気持ちを無意識にコントロールしてしまっているんですね。具体的には、あえて好きな人を避ける「好き避け」も、カエル化女子の特徴です。
カエル化女子のこじらせ行動
・告白された瞬間、気持ちが冷めたことがある
・好きが募ると、ある日突然気持ちが途切れる
・好きな人ができたタイミングが一番幸せ
2.話がちょっと合うだけで運命を感じる「シンデレラ女子」
相性の良し悪しって、皆さんはどこで見分けるでしょうか。普通は会話の中で、自然と「合うなー」と湧き上がるものですが、このシンデレラ女子は、あえて「合う!」「運命だ!」という要素を探しにいきます。
彼女たちの心には「劇的な運命の出会いはある」という夢への憧れがあります。
それを持って恋愛をスタートさせると、「やっぱり違う」と思う要素を相手に見つけた途端、冷めて別れてしまうケースも多いです。
シンデレラ女子のこじらせ行動
3.自分の価値を"モテ"だけで測って疲れる「モテこそ正義女子」
「異性からモテることが、恋愛で幸せになる条件」という価値観もありますよね。でも、幸せとモテの数は比例しないと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
「モテこそ正義女子」は、前者のタイプ。異性から女性として褒められることやモテることが自分の価値のすべてであり、幸せである。そんな「モテへの強い憧れ」を持っています。
その結果、ひたすらモテを求めた行動を取り、本来自分を愛してくれる人や、相性のいい人との恋愛が叶わない状態にあります。
もちろん、「モテることが生きがいで、心から幸せ」という人は、何も問題ありません。けれど、少しでも「苦しさ」を感じる場合は、「こじらせ」のひとつと言えます。
無駄モテ女子のこじらせ行動
・モテ続けることが、価値のあることだと思っている
・常に異性に対して女子っぽさを過剰にアピールしがち
・奢ってくれたり褒めてくれたりするような、わかりやすいアピールに弱い
4.親密になること自体が恐怖「貝がら女子」
異性と親密になることって、誰だって怖いものです。でも臆病な貝がら女子たちは、そもそも恋愛自体を全避けし、自分の安全な世界の中だけで生きようとします。
無理に恋愛する必要はまったくありませんが、異性を過剰に怖がったり避けたりした結果、職場や学校などの日常生活に支障が出る・・・というのも、ちょっとヘルシーではありませんよね。
彼女たちの心の特徴は、「私なんかが愛されるはずない! 恋愛できるはずない!」と強く思うことです。
できるはずないから、チャレンジする前に逃げてしまう。そんな繊細さが引き起こした行動なのです。
貝がら女子のこじらせ行動
・ 現実の異性を前にすると警戒心がうんと強くなる
・恋愛はしたいと思わないorきっと無理だと諦めているけど、友人に彼氏ができると心がザワつく
・異性と話す場面では、自信のなさから、つい自虐してしまう
5.自分のプライドを満たすために恋愛をする「エベレスト女子」
エベレスト女子は、自分の中の高いプライドを恋愛で満たそうとしています。その結果、肩書や行為、他人より優れた(ように見える)恋愛に、心を奪われがちです。
その心にあるのは「私はもっといい恋愛ができるはず」という思い込みです。ここでポイントなのは、彼女たちが言う「いい恋愛」は「自分の本音からの恋愛」ではないという点です。
人から羨ましがられるような恋愛、またそういったお相手と交際することを「いい恋愛」と定義することが多いこのタイプ。実は、自分の性格に合った恋愛がどんなものかを知りません。
そのため、恋愛経験を積むごとに求める条件が高くなり、だんだんと相手探しに苦戦する悪循環の中にいます。
エベレスト女子のこじらせ行動
・異性を見る際、年収や学歴などいわゆるスペックが最重要ポイント
・友達に恋人や恋愛自体を「すごい」と言われると、とても気分がいい
・自分にはもっとハイスペックな人が合うはずだと漠然と思っている
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「こじらせ」を脱出して幸せな人生を歩むために
ここまで「5つのこじらせタイプ」を紹介しましたが、これらの原因となる思い込みは、性格に関係なく「過去の経験」から偶然作られたものです。
この思い込みは自分を守るために作られたものであり、それが行動として現れたものがこじれです。
そう考えると、こじらせというのは、自分を守るために起こしている行動であり、愛すべき不器用な個性のひとつなんです。
とはいえ、人生に想定外の影響を生み出すこじらせは、無理なく解消していきたいもの。その一歩は、今回紹介したような思い込みや、思い込みを生み出した原体験に意識を向けていくことです。
「脱こじらせ」した、元エベレスト女子の事例
筆者の周りにいる、脱こじらせ女子の例をひとつご紹介します。
元々、彼女は男性をスペックで判断する、気の強い「エベレスト女子」であり、同時に高学歴でバリバリ仕事をするようなタイプでした。
「自分に見合った相手と結婚したい」。そんな思いから婚活を続けていたものの、同じようなキャリアを築いている男性との恋愛は上手くいかず、彼女も頭を抱えていました。
「親を満足させる理想」を掲げていたと気づいた
そんなとき、彼女は自分が掲げていた異性に求める条件が、「自分自身の理想の条件」ではなく「親が満足する条件」だったと気づきます。
きっかけは、同じく親から結婚を心配されていた妹が、親の理想と全然違う相手と授かり婚をしたことでした。
親は反対するどころか初孫に大喜び。その姿を見た彼女は、今まで疑うことのなかった幸せの理想像がゆらぎ、恋愛の仕方も少しずつ見直すようになったそうです。
そんな気づきをへて、現在彼女は映像系の仕事をする男性と付き合っています。これまで重視していた学歴や有名企業出身といった肩書きではなく、仕事への情熱や行動力を重視した結果です。今でも心地よさを感じているそう。
今までの条件では絶対に一緒にはなっていない相手ということで、彼女は脱こじらせを果たしました。
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無理せず、少しずつ、自分の気持ちと向き合ってみて
このように、明確な気づきを日常で見つける人もいます。今回の記事や友達からの指摘、大きな失恋がきっかけで、突然気づくこともあるかもしれません。
経験を重ねるほど、今までの恋愛パターンを変えることに対し、怖さが伴うものです。だからこそ、無理せず、少しずつ。
時には休憩をはさみつつ、自分の中の気持ちや過去を、紐解いてみましょう。
著者プロフィール
おおしまりえ
コラムニスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士などを経験後、20代で結婚と離婚を経てコラムニストとして活動を開始。「モテることより、いい恋愛をして人生幸せにする」をモットーに、自身の体験や取材の中で得た学びと心理学を用いて、恋愛だけでなくその人自身の成長につながる情報発信を目指している。
※2021年3月5日おうね。にて公開
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