好きな人の「恋愛対象」に躍り出るための3つのing。フィーリングがタイミングとハプニングを引き寄せる

自分が好きな人の「恋愛対象」に入ってない----そんな現実って、残酷なほどよく伝わるよね。

それでも、一度好きになった人。彼の恋愛対象に入ってないとしても、自分の想いは変わらない・・・。

恋の成就に必要な3つの"ing"として、フィーリング、タイミング、ハプニング,とはよく言われるけど、私もこれは大いにあると思っている。

ただね、女の子って恋をすると、ものすごく気持ちが盛り上がるからか、この3つが最初からトントン拍子に揃ってないと「ああ、脈なしだ・・・」「どうせ好きになってくれない」とあきらめちゃう子が多い気がするの。

でもね、私としてはあなたが彼と「フィーリングが合う！」と思ったら、その気持ちを何より信じてほしい。

だって相手を好きというパワーこそが、なにより恋を実らせるから。

では、今のところ相手の「恋愛対象」になってない女性が、フィーリングを信じて彼の恋愛対象内にダイブするためにできる行動や、考え方とは、一体どんなものでしょう。

私の身の回りで起こった「恋愛対象外からの逆転＆スピード婚を果たした女の子」のケースを参考に、恋を成就させるアイデアをお伝えしていくね。

最近、後輩の女の子が、好きな男に2回告白するも振られ、3回目にしてようやくOKをもらい、付き合うことになった。

それだけでもすごいんだけど、このカップル、1年も経たないうちにめでたく結婚したんです。

その後輩女子ちゃんが、彼のことを好きだったのは、周りから見ても一目瞭然。なんたって彼に絡みまくるし、いじりまくるし、ひっつき回ってる。

私も「彼のことが本当に好きなのね」と思っていました。

後輩女子ちゃんはとても明るくて、ハツラツとした積極的なタイプ。一方、彼の方は、どこかアーティスティックな雰囲気をまとっていて、口数もそんなに多くない、いわゆる繊細くんタイプ。

後輩女子ちゃんの押しの強さやいじりに、いつも苦笑いで応えていた彼の姿が記憶に残っています。

一度、その彼から「後輩女子ちゃんに告白されたんですけど、好きとかいう感じではなくて・・・いじられるのも嫌だし・・・」と、ポロッと打ち明けられたことも。

だから「あら、うまくいかないのかしら・・・」なんて思っていた矢先、あっという間に付き合って結婚。

これにはさすがに驚いた。人って一度「恋愛対象じゃない」と認識した相手のことって、なかなか好きになりづらいじゃない。フィーリングを感じていない相手なわけだから。

でも、彼女は彼からの好意とか何より、自分の「好き！！」ってフィーリングだけ、信じたわけ（笑）。

彼女のそのスタンス、私はいいなって思うの。

フィーリング（感覚的にお互いが"合う"と感じること）って、恋愛が始まるには一番大事な要素とされがちなんだけど、恋って不思議なもの。

「この人とはないでしょ〜」って思う相手でも、一緒にいればなんとなくリズムが合ってきたり、新たな共通点を発見したり、凸凹がうまい具合にフィットしたり、相性の良さを見つけたりすることもある。

時間が経つにつれて、フィーリングが合ってくるんだよね。

だから、彼は後輩女子ちゃんのこと、タイプでもなかったし、コミュニケーションの取り方もしっくりきてなかったみたいだけど、結果的にいえば、付き合って、結婚にも至った。

相手が感じた「俺たち違うよ、合わないよ・・・」というフィーリングって、案外アテにならない。相手よりも自分のフィーリングが強かったとき、案外ひっくり返せるものなのよね。

大事なのは、後輩女子ちゃんの「私は彼が好き！ 私たち、付き合ったら絶対楽しいよ！（楽しくするよ！）」という自信だったと思う。

そんな謎の自信と「好き」という想いを持ち続ける勇気が何より素敵よね。女としてパワーあるじゃない。そんなパワーが、繊細男子くんを引っ張っていったんだと思うわ。

一回でも振られたら（しかも女子が）、結構落ち込むし、自信もなくすし、「それなら諦める方向で、気持ち切り替えようかな・・・」って思っちゃうよね。

でも彼女は、諦めたくないっていう自分の気持ちに正直だったし、「好き」は変わらないから！ って愛が深かった。「彼がその気になるまで待てますけど」精神で、メンタルがとても強かったよね。

それができる女は、なかなか少ないと思う。

自分自身の「彼が好き」って気持ちをピュアに信じ切る力。そして、彼に無鉄砲にアタックし続けるその勇気。

「恋愛を考えすぎずに気持ちで進める」現代の"賢くなりすぎ"な世の中に、改めて必要な力なんじゃないかしら。

私も「これは片想いなんだろうなー！」っていう恋愛の始まりはあるよ。

私自身、あまり気長じゃないし、すぐ結果が欲しいタイプ。でも好きな人に「私が好きになったんだから、あなたもすぐ私のこと好きになってよ」って求めるのも違うじゃない？

そもそも「ほんとに人間性が合わない」って人を私は好きにならないし、「他人なんだから価値観なんて違って当然。

でも、付き合っていれば、お互いにハマるところがあるでしょう」と考えて待つことにしている。

フィーリングを大切に「私たちは合うよ。大丈夫だよ」って、謎の根拠を勝手に持ち続ける。そうすると、タイミングとハプニングが後押ししてくれる瞬間が訪れることがあるから。

タイミングでいうと、相手が恋愛したいモードになっていないときもある。

仕事に集中したいとか、今は特定の恋人を作らずに遊びたいとか、グッと好きになれる人なんてそうそう見つからないし・・・と恋愛を半ば諦めている人もいるね。

それでも、人生にはいろいろな瞬間がある。ひどく落ち込んでいるときに、慰めてくれたくれた女の子に恋した男性もたくさん見てきた。

グレーな関係だったけど、彼女がずっと自分への愛を持ち続けてくれて、なんとなく自分も結婚したい年頃になってたから、パッと結婚した人も知ってる。

私のケースでいえば、積極的に遊んだり、ちょっとしたデートをしたりして、関係を温めてた人がいたんだけど、なかなか深い関係にはなれなったの。

ある日、ちょっとした距離を車で送ってもらって別れた後、彼の車に携帯を忘れたことを、バイバイして30分後くらいに気づいて。申し訳なく思いつつも、届けてもらったのね。

結構な時間をかけて、戻ってきてもらったもんだから、すぐ別れるのもなんだし・・・と思って、夜遅くまでドライブすることになったの。

そこから勢いでキスして、男女の仲が始まって、付き合うことに・・・なんてこともあった。そんなのもハプニングだよね。

お互いのタイミングを合わせるというのは、もう「あなた私といつ付き合えるの？」って押すときもあれば、「わかりました。今は付き合えないのね」と引くときもある。

そうやって「ぶつかり稽古」するしかないよね。

そんなぶつかり稽古ができるかどうか----それが恋愛成就に必要な「勇気」だから。

私の後輩女子を見習って、「一切傷つかずに、恋を進めよう」なんて思わないように。

勇気と愛の深さは持ち続けてほしいし、大切にしてほしい。それが恋の醍醐味だし、結果として相手を落とすパワーになるから。

そんな女に、神様はハプニングという恋のサプライズを届けてくれますから。

著者プロフィール

エマちゃん

独自の恋愛観や生き方論、美容情報を中心に発信。現在Twitterフォロワー数10万人超え。スキャンダラスな恋愛戦士時代を経て、「運命の人」である夫と出会い、幸せな結婚生活を築いた自身の経験を基に、複数の媒体で恋愛コラムも執筆中。「愛すること」や「相手を思い遣ること」の大切さを説いている。2020年3月下旬に初の著書『愛され革命～運命の彼を一生恋させる"女神女子"になる』（大和書房）を刊行。

※2021年8月23日おうね。にて公開

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